いつもあなたを悩ませている白髪問題。
白髪のことを考えるのに、いい加減疲れてはいませんか?
そんなあなたに知ってほしい、白髪を対処するための9つの方法があるのです。
これを機会にその方法を知り、日常生活に取り入れることで今後の白髪ケアの面倒が減るかもしれません。
Contents
1 食生活の改善
出典:https://pixta.jp/
白髪の対処をする上で、食生活を改善することは非常に重要性が高いです。
白髪となりうる原因のほとんどは体外から摂取する食べ物で対処をすることができます。
栄養の偏った食生活で顕著なのが、外食やコンビニでの食事、欧米化してきた食事による食生活の変化です。
次からは髪の色素を復活させる食材と美しい髪を作る食材をご紹介します。
1-1 メラニン色素不足を解消する食材
白髪となる大きな原因は、『メラニン色素』が欠如することによる髪の黒い色素不足です。
このメラニン色素を生成するのに必要な「チロシン」と呼ばれる要素を含む食材の摂取を心掛けましょう。
1-1-1 チロシンを多く含む食べ物
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・バナナ、リンゴなどの果物
・豆腐、納豆などの大豆製品
・牛乳、チーズなどの乳製品
・かつおぶし
・しらす
1-2 メラノサイトの働きを助ける食材
先ほど説明したメラニン色素を生成する上で「メラノサイト」という細胞が働かないと、メラニン色素は生成されません。
このメラノサイトの活性化には「ヨード(ヨウ素)」を含む食べ物が有効であると言われています。
1-2-1 ヨード(ヨウ素)を含む食べ物
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・昆布、昆布加工品
・海藻類(ひじき、わかめ、のり、寒天、トコロテン、もずく)
・飲料(昆布茶、十六茶、スポーツ飲料)
・牛乳
1-3 メラニン色素を生成する上で必要なチロシナーゼの活性化を行う食材
チロシンはアミノ酸物質です。
アミノ酸物質はチロシナーゼという働きによって、メラニン色素を生成します。
このチロシナーゼを活性化させるためには『ミネラル』を含む食べ物が有効です。
1-3-1 ミネラルを含む食べ物
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・魚類(桜えび、牡蠣、カニ)
・豆腐、納豆などの大豆製品
・切り干し大根
・わかめ
2 栄養不足の改善
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1章で数々の食材をご紹介しましたが、栄養不足の解消も非常に大きな要因になります。
以下の栄養成分は日常的に摂取したいですね。
2-1 ビタミンB12
ビタミンB12は、以下に効果を発揮します。
・メラノサイトの活性化
・メラニン色素の増加
これによってビタミンB12と一緒に血液を作ってくれるのが葉酸です。
そしてこの血液は、チロシンを運んでくれる重要な仕事を持っています。
2-1-1 ビタミンB12を含む食べ物
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・魚介類(赤貝、牡蠣、はまぐり、ほたるいか)
・焼き海苔
2-1-2 葉酸を含む食べ物
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・ほうれん草、かぼちゃ、ブロッコリーなどの野菜類
・うに、ほたてなどの海鮮類
2-2 チロシンを作るフェニルアラニン
チロシンはアミノ酸の一種ですが、人間の体内で生成することが出来ない成分です。
フェニルアラニンはメラニン色素を生成してくれるチロシンを生成します。
2-2-1 フェニルアラニンを含む食べ物
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・大豆、豆腐、高野豆腐
・チーズ
・肉類
・魚介類
3 栄養素の摂取
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この栄養素というのは「抗酸化作用のある栄養素」を指しています。
抗酸化作用とは活性酸素の酸化を防ぐことです。
これにより白髪の原因の大きな理由であり、活性酸素の一種である過酸化水素の蓄積を防ぐことができます。
3-1 抗酸化作用のある栄養素
次の栄養素を摂取するようにしましょう。
3-1-1 ビタミンC
ビタミンCには、アンチエイジングや美白美肌の効果が高い成分が含まれています。
また、免疫力の向上にもつながり、貧血も予防することができます。
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・パプリカ、パセリ、レモン、ピーマン、芽キャベツなど
3-1-2 ビタミンE
ビタミンEには強い抗酸化作用があり、老化を遅らせる効果があります。
また、美肌効果や生活習慣病の予防にもつながる成分が豊富に含まれています。
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・アーモンド、いわし、たらこ、オリーブオイル、鮎など
3-1-3 セレン
セレンは甲状腺のホルモンを活性化する酵素で、重要なミネラルです。
ガン予防や脳血栓、心筋梗塞の予防にもつながる役割を持っています。
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・干しエビ、明太子、イワシ、青のり、ごまなど
4 運動で成長ホルモンの分泌量を増やす
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加齢によって成長ホルモンの分泌量が減少することにより、白髪の量は増えていきます。
その成長ホルモンの分泌量を増やすためには、一定の負荷をかける無酸素運動が有効だと言われています。
ではなぜ、簡単な運動が成長ホルモンの分泌を促してくれるのでしょうか?
それは運動をすることによって、成長ホルモンの分泌を促す「乳酸」が増えるためです。
ちなみに有酸素運動では白髪の対処に有益な成長ホルモンは増えないので注意してください。
5 睡眠不足の改善
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睡眠不足が白髪の原因に直結する理由は『新しい細胞を作る時間を損失している』からです。
メラニン色素を生成する色素細胞も死滅や再生を繰り返しています。
一般的な説として根強いのが、『夜22時から深夜2時の間が体が最も回復する時間』というものです。
なかなか難しいことだとは思いますが、出来るだけこの時間に睡眠を取るように心掛けましょう。
6 病気の可能性と改善
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白髪になるのには、これまでご紹介した原因以外にも「病気」という可能性もあります。
この章では代表的な病状をご紹介しますので症状と原因を理解しましょう。
6-1 白斑
髪だけでなく、肌や皮膚にも色素がつきにくい病気です。
メラニン色素が生成されないので、生えてくる髪は白髪になります。
6-1-1 白斑の考えられる原因
・先天的な遺伝
・化粧品に含まれる成分の影響
6-2 甲状腺機能低下症
女性への発症率が男性の10倍にもなる病気です。
甲状腺ホルモンの分泌量が減少することにより白髪が発生します。
その他、皮膚の乾燥やむくみ、便秘、無力感などの症状が表れることもあります。
6-2-1 甲状腺機能低下症の考えられる原因
・先天的な遺伝
・ヨード(ヨウ素)不足
7 ストレスを回避する
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ストレスの影響による身体の変化はさまざまありますが、特に白髪の原因となるストレスには以下の2通りの現象が挙げられます。
7-1 副腎
副腎へのストレスの原因は以下の通りです。
・タバコ
・コーヒー
また、感覚的な原因は以下の通りです。
・危険を感じる
・不安になる
・恐怖を感じる
・怒りが込み上げてくる
7-2 メラニン細胞
メラニン細胞へのストレスの原因は『紫外線』です。
紫外線から肌を守ろうとするタイミングで分泌されます。
8 禁煙を心掛ける
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今現在、喫煙をしている方限定です。
喫煙をしている方としていない方で比較すると「白髪の発生率が4倍以上違う」という研究結果が発表されています。(出典:アメリカサイエンス)
原因として考えられるのが、下記の2つです。
・ビタミンB12を破壊(メラノサイト活性化に寄与)
・ビタミンCを破壊(過酸化水素の分解に寄与)
9 適切なヘアケア製品を選ぶ
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・ブリーチ(髪の脱色を促す)
・市販のシャンプー、コンディショナー、ヘアスプレー
・歯のホワイトニング剤
こういった製品にはもれなく「過酸化水素」が含まれています。
生活をする上で欠かせないこともありますが、商品の選択を吟味し、自分に合ったヘアケア製品を見つけることが重要です。
10 まとめ
白髪の対処で大切なのは、以下の3点です。
・食べ物の効用を理解する
・生活習慣の改善を心掛ける
・白髪原因を理解する
日々の生活から対処できるものばかりですので、ぜひ実践し、白髪に悩まない日々を過ごしましょう。