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2 色見本通りの髪色にならないのはなぜ?
染める前に見た色見本や参考写真と、仕上がりの髪色が違うと思ったことはありませんか?
それにはさまざまな要因がありますが、大きく分けて「髪質(内面的な問題)」と「光(外面的な問題)」が挙げられます。
自分が元々持っている色素とカラー剤のマッチングや、どの環境で髪色を見るか、そしてその他にもさまざまな要因で染まり方や見え方が変わってきます。
2-1 髪質
出典:https://pixta.jp/
皆同じように見える黒髪でも、赤みが強い髪や黄味が強い髪など含まれている色味は人それぞれです。そのため、同じカラー剤を使ったとしても仕上がりには違いが出てきます。
2-2 光
光の種類によっても見え方が変わってきます。
2-2-1 自然光
出典:https://pixta.jp/
自然光の下では比較的イメージ通りの髪色に見えますが、時間帯によっても異なります。
午前中は最も透明に近い光で髪色本来の色に見えますが、午後~夕方になるにつれて黄色~オレンジ~赤味を帯びた光になります。
2-2-2 蛍光灯
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蛍光灯は青みが多い光なので、アッシュやマットなど寒色系の色味がハッキリと引き立って見えます。半面、赤系の色味は見えづらくなります。
2-2-3 白熱灯
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カフェなど落ち着いた雰囲気の場所は白熱灯のような温かい光を使用していることが多いですよね。
白熱灯は黄味が多い光なので赤味が強くなり、暖色の色味がよく見えます。
蛍光灯よりも自然光に近い状態で髪色が見えますが、黄味加減によっては赤味がより強調されることもあります。
3 自分に似合うヘアカラーの探し方
無難な色や雑誌のモデルと同じ色に染めていませんか?
髪は顔に一番近いところにあるので、見た目の印象に大きな影響を与えます。本当に自分に似合うカラーを探してみましょう!
3-1 自分のパーソナルカラーを知る
出典:https://pixta.jp/
パーソナルカラーとは、あなたの肌や目、唇の色などを引き立てる色です。
イエローベースかブルーベースか、ソフトな印象かハードな印象かで春・夏・秋・冬の4つのカラータイプに分類できます。
3-1-1 春
出典:http://www.kakimoto-arms.com/haircolor/personal_color/spring.html
【肌の色】
クリーム系で透明感のある肌。
【目の色】
瞳が明るい茶色できらきらしたガラス玉のような印象。
【イメージ】
華やか。軽快で親しみやすい。柔らかい。
【似合う色】
イエローベースの色、はっきりとした暖色、透明感のある色。
【ヘアカラー】
明るめでクリアな色味のヘアカラー。サーモンピンク・ゴールドブラウン・オリーブブラウン・チェスナットブラウン。
3-1-2 夏
出典:http://www.kakimoto-arms.com/haircolor/personal_color/summer.html
【肌の色】
色白で頬にピンク系の赤みを持つ。
【目の色】
こげ茶でソフトな印象。白目と黒目のコントラストが弱く、やわらかい印象。
【イメージ】
エレガント。優しくソフトな感じ。
【似合う色】
ブルーベースの色・明るいパステルカラー・グレイッシュで上品な色。
【ヘアカラー】
明るめでソフトな印象のヘアカラー。ピンクベージュ・ラベンダー・ローズブラウン・ライトアッシュブラウン。
3-1-3 秋
出典:http://www.kakimoto-arms.com/haircolor/personal_color/autmun.html
【肌の色】
オークル系でマットな感じの肌。
【目の色】
茶とグリーンが混ざったような深い色の瞳が特徴。
【イメージ】
洗練された理知的な印象。落ち着いた印象。
【似合う色】
ゴールドベースの色・深みのある色や彩度の低い色。
【ヘアカラー】
深みのある落ち着いた色味のヘアカラー。マットブラウン・カッパーブラウン・マロンブラウン・チョコレートブラウン。
3-1-4 冬
出典:http://www.kakimoto-arms.com/haircolor/personal_color/winter.html
【肌の色】
ピンク系~オークル系まで幅広い。
【目の色】
瞳が黒くコントラストが強い。
【イメージ】
きりりとしたドラマティックな印象。クール、おしゃれな印象。
【似合う色】
ブルーベースの色。はっきりした鮮やかな色。
【ヘアカラー】
コントラストの強いカラーなど個性的なヘアカラー。パープル・ワインレッド・バイオレット・アッシュブラウン。
4 オフィスにもフィットするヘアカラー
出典:https://pixta.jp/
日本人の黒髪の平均は4~5レベルですが、元々明るい髪色の人なら6レベルくらいの人もいます。
ヘアカラーの基準は企業によっても違うようですが、大体は8レベルくらいまでに留めた方が良いようです。また、企業によっては〇レベルまで、と上限を決めているところもあるようです。
4-1 「6レベル」を採用基準にしている企業
6レベルはカラーをしているのかどうかわからないくらいの明るさです。
金融関係や航空会社などの「安心、安全、信頼」などのイメージを重視している企業などがこのレベルを上限とすることが多いようです。
出典:https://pixta.jp/
4-2 「7レベル」を採用基準にしている企業
7レベルはナチュラルな明るさで、過度な華やかさ・派手さはありません。しかし、その分上品で、どの年代からも好感を持たれます。
ホテル業界、病院など人と接することが多い企業などがこのレベルを上限とすることが多いようです。
出典:https://pixta.jp/
4-3 「8レベル」を採用基準にしている企業
8レベルでは華やかさや明るさのイメージが強まります。
デパートなどの接客業、大手通信会社などがこのレベルを上限とすることが多いようです。
出典:https://pixta.jp/
5 まとめ
ヘアカラーの特徴を分かっていると、より具体的にカラーを選びやすくなります。
「室内では大丈夫だったけれど、日が差したらすごく派手に見えてしまった!」なんて失敗はもうすることもなくなるでしょう。
ヘアカラーの基本を知って、次回からは理想のイメージに合わせて色味や明度を選びましょう!
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