
年齢を重ねると出てくる白髪の悩み。40代になって白髪が気になり始めたという方も多いのではないでしょうか?
そのまま白髪を放置してしまうと、周りの人からはどうしても老けて見られがちになります。
若々しい自分をキープするためにも、40代から白髪対策を始めてみませんか?
Contents
1 白髪の原因
白髪の原因は髪を黒くするメラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)の働きが悪くなることにあります。
40代になると加齢が原因と思いがちですが、加齢以外にもメラノサイトの働きを低下させる原因は多くあります。重複して白髪の原因となっていることもありますので、チェックしてみましょう。
1-1 加齢
出典:https://pixta.jp/
加齢により、体が老化し細胞の機能が低下します。細胞の再生や分裂が滞ることにより、メラノサイト自体が減少したり、働きも弱くなり白髪が増加する原因となります。
1-2 栄養不足
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食事などから摂取した栄養は、生命維持に必要な器官に優先して運ばれるようになっています。ダイエットや偏食で栄養が不足すると、髪などの優先順位が低い場所に栄養を届けるのが後回しの状態になってしまい、メラノサイトも機能しにくくなります。
1-3 血行不良
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頭皮や髪への栄養は血液により運ばれています。頭皮が硬くなり血行が悪い状態では、頭皮や髪にまで栄養が届かなくなり、メラノサイトが上手く働かなくなります。
長時間同じ姿勢をしている方は、肩こりから頭皮への血流が悪くなっていることもあります。
1-4 ストレス
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ストレスを受けると交感神経が優位になり、筋肉や血管を緊張させ、血行不良に繋がります。
他にも、ストレスを受けると通常よりも栄養素の消費が激しくなるため、メラノサイトまで栄養が届かなくなる原因にもなります。
1-5 睡眠不足
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睡眠時に分泌されるホルモンには、傷ついた細胞の修復をしたり、新陳代謝を促す効果があります。そのため、睡眠不足でホルモンが分泌されなくなると白髪や抜け毛の原因にもなります。
また、睡眠で脳を休ませないと、脳の疲れからストレスも感じやすくなります。
2 白髪の対策方法5選
2-1 白髪染めをする
白髪の対策として、一番に考えられるのが白髪染めです。
既に生えてしまっている白髪を黒くするためには、白髪を染める方法しかありません。一般的なヘアカラーや髪を傷めにくいカラートリートメント、さっと白髪に色をつける一時染めなどがあります。自分に合った種類の白髪染めで染めましょう。
2-1-1 ヘアカラー(グレイカラー)
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ヘアカラーは髪のキューティクルを開き、染料を髪内部に浸透させて染めます。そのため、一度染めた部分は2ヶ月ほど色持ちします。全体的に白髪が生えている方や、一度で染めたい方におすすめの種類です。
強い薬剤を使用するため、セルフカラーだと特に髪が傷みやすいデメリットもありますが、美容室で施術をすれば傷みを抑えつつ染めることもできます。
▶ 関連記事:【美容師が教える】グレイカラーで白髪を明るく染める方法と気になる価格
2-1-2 カラートリートメント
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カラートリートメントは、髪の表面に着色するタイプの白髪染めです。色が入りにくいですが、トリートメント効果で髪を補修しながら染めることができます。
手で使用できるなど染料が肌に優しいものが多く、アレルギー体質の方にもおすすめです。シャンプーをするたびに徐々に色が落ちていくため、その効果を持続させるためには継続的に使用する必要があります。
▶ 関連記事:【選び方・使い方ガイド付】あなたが知らない白髪染めトリートメントの世界
2-1-3 一時染め
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お出かけ前などに短時間で気になった部分だけを染めることができます。その日限りの白髪染めですが、シャンプーで簡単に落とすことができるので、頭皮や髪への負担も最小限に白髪を隠すことができます。
2-2 バランスのとれた食事を摂る
これからの白髪対策として重要になってくるのは、新しく生えてくる白髪を減らすことです。
栄養バランスのとれた食事をすることで、白髪の予防に繋がります。そのなかでも、不足しがちでぜひ取り入れていただきたい3つの栄養素を紹介していきます。
2-2-1 亜鉛
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亜鉛はたんぱく質の合成や細胞の新陳代謝に必要な酵素を作ります。お酒が好きな方は、アルコールの分解にも亜鉛が消費されるため、特に取り入れて欲しい栄養素です。
牛肉、豚レバーなどの肉類や、牡蠣、たらば蟹、するめなどの魚介類、卵、チーズ、大豆製品などに多く含まれています。
2-2-2 ビタミンC
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ビタミンCには強い抗酸化作用があり、体の老化の原因にもなる活性酸素を分解して排出してくれる働きがあります。また、体への吸収率が悪い亜鉛や鉄の吸収率も上げてくれる効果があります。
柑橘類やいちごなどの果物や、ピーマン、ブロッコリー、トマトなどの野菜に多く含まれています。
2-2-3 ビタミンE
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ビタミンEはビタミンCと同じく抗酸化作用があります。他にも、毛細血管を広げて血流を良くしてくれるため、冷えの改善や細胞の新陳代謝も促進してくれます。
アーモンド、ピスタチオ、ピーナッツなどのナッツ類や、ヒマワリ油、サフラワー(べにばな)油など植物油に多く含まれています。
2-3 質の良い睡眠をとる
睡眠の間にメラノサイトは活発に働きます。そのため、メラノサイトがしっかりと働くためには、質の良い睡眠をとることが重要となります。質の良い睡眠をとるポイントを次にまとめます。
2-3-1 自分に合った寝具を使う
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枕が変わると眠れなくなると言われるように、寝具が睡眠の質に影響します。
自分に合った寝具を使うことで、体温調節やスムーズな寝返りが打てるようになり、深い眠りにつくことができるようになります。
▶ 関連記事:美容と健康にもつながる!正しい枕選びの4つのポイント
2-3-2 体内時計のリズムを整える
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朝に起きて、夜に眠るという体内時計のリズムが乱れると、夜間の眠気を誘うメラトニンというホルモンが分泌されるリズムも崩れ、不眠の原因に繋がります。
体内時計を整えるには、体内時計のズレをリセットするために朝の時間帯に明るい光を浴びましょう。光を浴びることで、約15時間後にメラトニンが分泌され、その後1~2時間で頭を覚醒から睡眠へと切り替えてくれます。また、朝食をとることも脳への刺激となり、体内時計を整えてくれます。
2-3-3 眠れる環境を整える
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就寝前の温度と明るさをコントロールしましょう。体内部の温度が下がると自然と眠さを感じるようになります。そのため、就寝の1~2時間前にお風呂を済ませて体を温めておき、就寝するときには体温が下がるように調整をしましょう。
また、明るさにより体のホルモンの分泌が変わります。寝る前にはスマホやテレビなど明るい光は避け、間接照明などで室内を暗くし、眠りに入りやすい環境も整えてあげましょう。
2-4 血行を良くする
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頭皮や髪に栄養や酸素を届けているのが血液です。そのため、血行を良くしてあげることで、十分な栄養や酸素が行き渡るようになり、白髪の改善に繋がります。
血行を良くするには、マッサージや入浴、軽い運動などを取り入れ、体の冷えを改善しましょう。
▶ 関連記事:血行を改善して健やかで美しい髪を手に入れよう
2-5 ストレスを解消する
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ストレス解消法は人によってそれぞれです。自分に合ったストレス解消法を見つけて、リラックスする時間を増やしましょう。
ストレス解消方法をいくつか紹介しますので、参考にしてみてください。
○カラオケに行く
○友人とおしゃべりをする
○旅行に行く
○ペットと触れ合う
○スポーツジムで汗を流す
○お気に入りのアロマオイルやインセンスを焚く
○好きな音楽を聴く
○読書
他にも、食事・睡眠などを十分にとり、体のメンテナンスをしてあげることが、ストレスの予防にも繋がります。
3 まとめ
白髪は年齢だから仕方ないと諦めずに、食事・睡眠・生活習慣などの白髪対策を始めて、白髪に悩まない美しい髪を取り戻していきましょう。