
一般的に女性の白髪が生えはじめる平均年齢は35歳だそうです。
まだ数本だから、と抜いてしまって「見なかったふり」をしていないでしょうか?
30代は仕事に、子育てにと女性にとって人生で一番忙しい時期ですが、だからといってケアを怠ると後悔することになります。
そこで今回は白髪があることによるデメリット、白髪が生えてくる仕組み、今から取り組むべき対策の3つをご紹介します。無理なく出来るところから始めてみましょう。
Contents
1 白髪が数本あるだけで印象が大きく変わります
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1-1 人は半分以上「見た目」で判断される
- 7%・・・話す内容
- 38%・・・口調や話の早さ
- 55%・・・「見た目」
アメリカの心理学者メラビアン氏の研究によると、人の行動がどの程度他人に影響を及ぼすかという実験で、上記の結果が出ました。
1-2 初対面から2秒で印象が決まる
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人は初対面から最初の2秒ほどに感じた印象が、その後ずっと続くそうです。
たった2秒で見られる部分といえば主に服装、顔、そして「髪」です。
1-3 たった数本、、、だから目立ちます
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スキンケアやメイク、洋服に気を遣っているあなたは、周囲の人からはきっと実際の年齢よりも若く見られているはずです。
ですが、たった数本の白髪があるだけで実際の年齢よりも数年分、老けて見られているとしたらどうでしょうか?
次の章からは白髪が生える主な原因と、対策をご紹介します。
あまりお金をかけずに毎日の心がけ次第でできることも多くありますのでどれか1つだけでも試してみてください。
2 白髪になる原因と過程を知りましょう
2-1 白髪になる原因とは
髪の毛に黒色をつける機能が低下していることが主な原因です。
実は髪の毛が生まれる時は「無色」です。
そこに「メラニン」という色素が入ることで黒色になります。
白髪になるのは、その「メラニン色素」を作り出す「メラノサイト」という細胞のはたらきが低下することが主な原因です。
ちなみにメラニン色素は2種類あり、日本人に多いのは「ユーメラニン」という黒褐色系の色素です。
髪の毛の内部はほとんどがタンパク質ですが、ほんの5%程の割合で入っている「メラニン色素」で色が決まります。
2-2 白髪が増えていく過程
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髪の毛は「毛周期」というヘアサイクルで生え変わっています。
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抜け落ちた後は新しい髪の元(毛球)が生まれるのですが、その時の頭皮の状態によってはメラノサイトの機能が不十分な場合があります。
髪の毛に色をつける機能が損なわれているため、色のついていない髪の毛、つまり白髪が伸びていきます。
このような過程からすると、白髪は生まれた時から白髪であって、急に白くなる、ということはないことが分かります。ちなみに毛周期は髪の毛、眉毛、まつ毛など、部位によって異なります。
3 キレイな人がしている4つの対策(内側のケア編)
3-1 頭皮ケアは若いうちから
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頭皮の状態が良くないと髪の毛に色をつける機能も弱まります。
外から見えない頭皮のケアは見落としがちですが、髪の毛に大きく影響することがお分かりいただけたと思います。
若いうちにケアをする習慣をつけて、年齢を重ねても健やかな頭皮を保ちましょう。
3-1-1 毎日のシャンプー時に頭皮マッサージをする
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毎日のシャンプー時、指の腹で頭皮を引っ張るようにマッサージをしながら洗いましょう。
凝り固まった頭皮をほぐすようにマッサージをすることで血行が良くなり、栄養分が行き渡りやすくなります。
肩や首のマッサージを受けた後、顔の血行が良くなってくすみがなくなったり化粧ノリが良くなる感じがしますよね。
頭皮も首の皮に近いため、同じようにマッサージをすることで状態を良くすることができます。
◆ 関連記事:頭皮マッサージは自宅で出来る!美容師が教える簡単なやり方やコツまとめ
3-1-2 美容家電
頭皮マッサージ機を使うとさらに効果的です。
マッサージは自分でやっても効果が感じられない、という方には頭皮マッサージ機の使用をおすすめします。
◆ 関連記事:自宅でできる頭皮エステで抜け毛を撃退!マイナス10歳の髪に
3-1-3 美容室のヘッドスパを利用する
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費用はかかりますがそれだけの効果はあります。
「毎月そんなに美容室に時間を割けない」という忙しいあなたの場合でも半年に1回程度であればできるかもしれません。
忙しいからとケアを怠ったことで後悔しないよう、忙しくても出来る範囲でのケアを心がけましょう。
3-2 栄養バランスを整える
黒髪が生えやすい頭皮環境をつくるのに効果的と言われているのは次の3つです。
・ヨード :髪の成長、メラノサイトの活性化に大切な役割があります。海藻類、青魚、たまごに多く含まれます。
・チロシン :髪色(メラニン色素)の素となる栄養素です。チーズ、果物、ナッツ類に多く含まれています。
・銅 :メラニン色素が働きやすい環境をつくる事に必要不可欠です。ゴボウなどの根菜類、そば、イカ・エビ等の甲殻類に多く含まれています。
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◆ 関連記事:白髪予防におすすめな食べ物&必須栄養素3選
栄養のことまで気が回らない!というあなたには補助としてサプリメントの利用も検討してみましょう。
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◆ 関連記事:【必見!】サプリメント初心者の白髪予防のススメ!
3-3 睡眠時間をしっかり確保する
毎朝5時に起きて家族みんなのごはんを作って、という忙しい毎日を送っているあなたはきっと睡眠時間が不足しているはず。
睡眠は髪や肌を活性化させる成長ホルモンが分泌される大切な時間です。
「美容は良い睡眠から始まる」と言っても過言ではありません。
◆ 関連記事:健康な髪を手に入れる“良質な睡眠”とは
3-4 ストレスを溜めこまない
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家庭でも職場でも、ストレスはどうしても避けられませんよね。
自分の健康は家族にも大きな影響がありますのでできるだけ早めに解消できるよう心がけましょう。
”働く人の「こころの耳電話相談」”
平日の遅い時間や土日にもフリーダイヤルで相談ができる電話相談窓口もあります。
月・火曜:17~22時/土・日曜:10時~16時 (祝日、年末年始は除く)
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4 キレイな人がやっている2つの対策(外側のケア編)
白髪が生え始めの方、まだ5%ほど、白髪染め歴ウン10年など、さまざまな状況があります。
それぞれに適した方法を試してみてください。
4-1 本数の少ないうちはハサミでカット
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まだ数本の場合はハサミで根元をカットするのが良いでしょう。抜いてしまうと頭皮にダメージを与えることになりますので絶対に止めましょう。
4-2 増えてきたら白髪染めを
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白髪が気になる回数が増えてきたら白髪染めを始めてみましょう。
自宅、美容室、それぞれの特徴がありますのであなたの生活スタイルに合わせて方法を選ぶと良いですね。
4-2-1 自宅でできるヘアカラーのメリットとデメリット
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4-2-1-1 メリット
しっかり染まり、長持ちします。まとまった時間が取れる日がある方に向いています。
4-2-1-2 デメリット
しっかり染まる半面、液が肌についてしまうと取れにくいです。実施後にパサつくこともあるので、トリートメントでしっかり補修することをおすすめします。
最近は薬液の品質が向上しているので、昔ほど悪いイメージがなくなってきました。
4-2-2 自宅でできるカラートリートメントのメリットとデメリット
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4-2-2-1 メリット
毎日お風呂で行うトリートメントを変えるだけの手軽さがあります。小さな子供がいる場合は、1剤2剤タイプよりも取り組みやすいでしょう。
4-2-2-2 デメリット
色落ちしやすいですが、乾いた髪に使用したり、放置時間を長くすることで解消することができます。
◆ 関連記事:もう迷わない!カラートリートメントおすすめランキング
4-2-3 美容室で白髪染め
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美容室での白髪染めは費用や時間がかかりますが、カラーバリエーションが多かったり、色持ちが良く、ダメージを抑えることもできます。
また、「まだ量は少ないけど白髪が気になってきた」、「流行りのおしゃれ染めをしつつ、白髪も染めたい」、「これから毎月白髪染めをすることになるの?」など気になることがあれば美容師さんに相談してみましょう。あなたにとって最適な方法を教えてくれるはずです。
5 まとめ
白髪が人に与える印象は大きいものです。仕組みを知って正しいケアを続ければ、実年齢より若い髪や頭皮環境を手に入れることができます。