ママ友同士が集まれば、必ずといっていいほど習い事の話題になりますよね。「うちの子、最近ピアノをはじめたの」「うちの子は、2歳から水泳を習っているのよ」。そんな会話を耳にすると、うちもそろそろ何かはじめなきゃ、と焦ってしまうママもいるのではないでしょうか?ですが、世の中にはさまざまな習い事があって、子供に何を習わせたらいいのか分からない、という声を時々耳にします。あれもこれもと欲張ってしまえば、子供のストレスになりそうで心配ですよね。ということで、今回は今どきの子供の習い事事情に迫ってみようと思います。
Contents
1 いつから始める?子供の習い事
1-1 3歳頃に習い事をスタートする子供が多くいます!
何を習うかによって違いはありますが、習い事は3歳頃からはじめるのが一般的なようです。ですが、幼いうちはまだ落ち着いて先生の指示を聞くことが出来ない子供も大勢います。こんな状態で習い事なんかはじめて大丈夫?と不安を持つママもいますが、回数を重ねるうちにいつの間にかじっとするようになるものです。最初の頃はママが付き添うかお友達が一緒だと、溶け込むのも早いようです。
1-2 低年齢で始められる、親子一緒の教室もあります
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まだ幼いけど、何か習い事をさせてあげたい!そんな時は、リトミックやピアノなど、親子で習える教室もありますので、お住まいの地域で探してみましょう。
同じ年齢の子供を持つ親同士のコミュニケーションになり、ママのストレス発散にもなります。
2 人気の習い事12選
それでは、皆どんな習い事をしているのでしょう?定番から最近注目を浴びているものまで、見ていきましょう。
2-1 定番の習い事3選
まずは、迷った時はコレ!の定番の習い事を3つご紹介します。習っている子供の数が他に比べて多く、この3つさえおさえておけば他の子供に遅れをとる心配はないでしょう。教室もすぐに見つかるので、スタートを切りやすいという利点もあります。
2-1-1 英語
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2020年度以降、英語は小学3年生から必修化されます。英語を習う前にアルファベットの読み書きぐらいは出来るようにしておきたい、と考えているママも多く、英語教室は今まで以上に注目されています。完璧な発音を目指すなら、赤ちゃんの頃から通信教育で馴染んでおくのがベストでしょう。3歳くらいから通える英語教室もたくさんあり、歌ったり踊ったりと、遊び感覚で英語と触れ合うことができます。子供の初めての習い事には、もってこいなのではないでしょうか?
●英語を習うときの月謝・・・6,000~8,000円+教材代
グループレッスン、プライベートレッスン、ネイティブ講師の有無などで、月謝は変わります。
また、英語を習った後の子供たちの展開として、サマーキャンプや親子留学など、別途に費用がかかる場合もあります。
2-1-2 水泳
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水泳も、比較的低年齢からはじめることが出来ます。就園前はママと一緒に習うベビースイミングが主流ですが、3歳を過ぎる頃には母子分離型になります。1ヶ月に1回昇級テストがあるところがほとんどで、成果が見えやすく、持続しやすいのが特徴です。送迎バスを備えた施設も多いので、送り迎えの手間もかかりません。
●水泳を習うときの月謝・・・5,000~8,000円+道具代
教室によっても違いがありますが、週1回のレッスンの費用相場です。水着などは成長に合わせて購入していくので、定期的に費用がかかりますが、水泳教室はバスで送迎している教室も多く、ママの手間がかからないのは嬉しい限りですよね。
今後の展開としては、選手コースになると、月謝がUPする教室がほとんどです。また、試合に出場するための遠征費などの費用が発生します。
2-1-3 ピアノ
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音感は幼い頃から育む方がよく、ピアノも3,4歳頃からはじめる子供が多いようです。ですが、個人レッスンは大人しく座って先生の話を聞くことが前提になりますので、じっと出来ない子供にはまだ難しいでしょう。そんな時は、複数人で行うリトミック教室からスタートすることをおすすめします。歌ったり打楽器に触れたりしてまずは音楽に触れさせ、そのうち個人レッスンに移行していきましょう。
●ピアノを習うときの月謝・・・7,000~10,000円+楽譜代
他の習い事に比べると、少し相場が高めのピアノ。ですが個人教室であれば、5,000円から教室を開いている場合もありますので、ご近所で調べてみてください。
家に練習用のピアノが必要になったり、コンクールへの出場、音楽大学への進学、ヨーロッパへの留学・・・と夢が広がる習い事でもあります。女の子はドレスを着れる喜びもありますが、レンタルでも意外と費用がかさみますので、ご注意を。
2-2 身体を動かす習い事6選
幼いうちから子供にスポーツをさせることは、体力はもちろん脳の活性化にも繋がります。スポーツ系の習い事は集団でするものが多いので、ママ友が増えやすいのもポイントです。ここでは、特に人気の高いものをピックアップしてみました。
2-2-1 バレエ
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エレガントな振る舞いが身につくことで、女の子ママに大人気のバレエ。こちらも、3歳前後から習うことが可能です。ですが、発表会にお金がかかるとの声もちらほらと耳にします。バレエをはじめる際は、費用面の心づもりをしっかりとしておきましょう。
●バレエを習うときの月謝・・・7,000~10,000円+道具代
女の子の夢が詰まった習い事、バレエ。カルチャースクールが行っている教室では、バレエ団が教えてくれる教室より月謝が安めの傾向にあります。
レッスンが進み、発表会に出演できるようになると、衣装代などの費用がかさみます。1回の発表会で5~10万円程度、大きな役を演じる程に金額もかさみますので、覚悟が必要な習い事です。
2-2-2 体操
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体操は、集団行動を身につけることが出来ます。市や幼稚園でやっている教室も多く、はじめやすいのも特徴です。2歳頃から通える教室もありますので、外で遊ぶ機会の少ない子供には身体を動かす絶好の機会になるでしょう。
●体操を習うときの月謝・・・4,000~6,000円
地域のカルチャー教室などでも習うことが出来る体操。最近は女の子だけでなく、男の子からの人気も高まっています。
2-2-3 サッカー
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プレイ中も常に集団行動を心がけないといけないサッカーは、社会性も学べるメリットがあります。地元のサッカークラブに所属することによって、友達が自然と増えるのも良いところです。集団で動くことの大切さが分かるようになる、5歳頃からはじめると良いでしょう。
●サッカーを習うときの月謝・・・2,000~3,000円+道具代
地域の少年団などに入ると、比較的安価に始められるサッカー。クラブチームに入ると、5,000~7,000円ほどになります。
試合のために遠征費用が発生したり、ママたちも応援のために一緒に遠征!なんてこともあるようです。
2-2-4 空手
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空手は技だけでなく礼儀も学べるので、やんちゃな男の子におすすめです。4歳頃から通うことが出来て、昇級テストや試合も多く、自己肯定感を育むチャンスにも恵まれています。近頃は水泳教室に併設されているケースもあり、より人気が高まっているようです。
●空手を習うときの月謝・・・2,000~5,000円+道具代
地域のスポーツ少年団でも教室が開かれており、手軽に始められるスポーツです。洗濯は大変になりますが、礼儀を学んでくれるのは、ママとして嬉しい限りです。
2-2-5 ダンス
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数年前に、中学の必修科目になったことから注目を集めているダンス。特に、ヒップホップやチアなどのダンス教室が年々増えているようです。リズム感や運動能力だけでなく、生き生きとした笑顔も育んでくれるのがダンスの良いところ。華やかでかっこいいイメージがあり、人前に立つのが好きな子供にはとりわけ人気があります。逆に人前に立つのが苦手な子供は、自分を解放することの喜びを知る良いきっかけになるでしょう。
●ダンスを習うときの月謝・・・5,000~8,000円+衣装代
有名ダンサーが教えてくれる本格的な教室だと、もう少し値がはります。月謝制ではなく、チケット制の教室も多くあり、都合に合わせて通いやすい習い事です。
発表会や、地域のイベントでダンスを披露する機会を得たり・・・お揃いの衣装やメイクを、チームスポーツとして楽しめます。
2-2-6 ボルダリング
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3年後の東京オリンピックから、スポーツクライミングが正式競技に追加されます。ボルダリングはスポーツクライミングの一種で、壁に取り付けられた小さな岩に足を引っかけて登って行く、ロッククライミングに似た競技です。あまり知られていませんが、体力を鍛えるだけでなく、ルートを見極めることによって思考能力も育む優れたスポーツです。近年はボルダリングが出来る施設も増えており、親子で楽しめることから習いはじめる子供も増えています。
●ボルダリングを習うときの月謝・・・7,000~9,000円
ボルダリングは人気がありますが、教室が少ないのが実情です。スクールとして扱わず、チケット制などで教室を実施しているところもあります。道具はレンタル出来る教室もあります。
2-3 文系の習い事3選
誰だって、自分の子供には成績優秀になってほしいと望んでいることでしょう。小学校受験を視野に入れているママもいるのではないでしょうか。そのためには、早くから勉強の準備をしておくのがマストです。ここでは、就学前からはじめることが出来て、効果の期待できる勉強関連の習い事を挙げていきます。
2-3-1 公文
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公文は知識だけでなく、学習の習慣が身につくことが大きなポイントです。教室に通うのは週2回で、家でも毎日宿題をしなければいけません。コツコツと同じ問題をくり返すことで、習ったことを確実に頭にインプットさせます。0歳から始めることが出来ますので、勉強に力を入れたいママは早くから取り組みましょう。
●公文を習うときの月謝・・・6,480円(幼児・小学生1教科あたり)
公文は全国一律の金額が設定されています。1教科習うにあたり
・幼児・小学生・・・6,480円
・中学生・・・7,560円
・高校生以上・・・8,640円
です。自分のペースで進めることができます。
2-3-2 そろばん
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アナログなイメージが強いそろばんですが、習い事としての人気は衰える気配がありません。その秘密は、効果の高さにあります。脳内でそろばんをイメージすることによって右脳が鍛えられ、驚異的な暗算力と記憶力が身につくのです。また、比較的安価な月謝で週に複数回通えるので、気負わずにはじめられるのも良いところです。小学校入学前後から習う子供が多いですが、効果を期待するならより低年齢からスタートさせると良いでしょう。
●そろばんを習うときの月謝・・・6,000~12,000円+道具代
東京都の平均は、6,000円程のようです。教室によって、大きく違いがありますが、1時間×週2回程で展開している教室が多くあります。
2-3-3 ロボットプログラミング
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近年、ロボット産業の躍進はとどまるところを知りません。そんな中で注目を集めているのが、子供向けのロボットプログラミング教室です。特に男の子は、喜んで夢中になるでしょう。将来はロボットプログラマーなんてことも、夢ではありません。年々教室も増え続けており、夏休みなどには短期講習もしているので、気になったママはトライしてみてください。
●プログラミングを習うときの月謝・・・6,000~12,000円+パソコン機器
最近人気が高まっていますが、まだ教室数が少ないのが実情です。そのため、月謝も高めに推移しています。パソコンはレンタル出来るけれど、USBメモリなどが別に必要など、教室によって別途費用が掛かる場合もあります。また、夏の短期講習ではパソコンレンタル付きのコースを展開している教室もありますので、チェックしてみてください。
3 習い事の組み合わせ、どうしたらいいの?
ところで、いったい何個くらいの習い事を掛け持ちするのが普通なのでしょうか?これに関しては個人差があり、一概には言い切れません。参考までに、ここではよくある選択肢のパターンをご紹介したいと思います。
3-1 文武両道型
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英語と水泳、またはピアノと水泳というように、文系とスポ-ツ系の習い事を均等に選ぶパターンです。女の子ならバレエとピアノ、男の子ならそろばんとサッカーなども人気の組み合わせです。幼稚園児なら、このパターンで2個程度の習い事をしている子供が最も多いようです。ですが、子供によって学習のキャパシティも異なりますので、しっかりと様子を見て無理はさせないようにしましょう。
3-2 一点集中型
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習い事を、一つに絞るパターンです。たった一つで大丈夫なのかと不安になるかもしれませんが、集中した方が飲み込みも早くなる上に、遊ぶ時間がたっぷり確保出来ます。幼いうちは、外でしっかり遊ぶことも大切な教育です。小学校に入り、他にやりたい習い事が出てきたら、子供と相談しつつ増やしていくと良いでしょう。
4 まとめ
習い事によって得た能力は、子供にとっては何ものにも代えがたい財産です。大切なのは、途中で投げ出さないことです。もしも子供が壁にぶち当たった時は、その気持ちに寄り添い、全力で尽くしてあげましょう。あなたとの信頼関係もまた、かけがえのない心の財産になるでしょう。子供には、無限の可能性があります。真っ白な未来にレールを敷いて、輝かしい人生へと導いてあげられたらいいですね。