
他人から見れば目立たない白髪も自分のこととなると気になりますし、鏡の前でナーバスになってしまうもの。皆さんはその白髪、どのようにケアしていますか?以前は白髪というとカラー剤で染めるのが主流でしたが、最近ではカラートリートメントによるケアも雑誌や口コミで人気を集めています。
今回はカラートリートメントがどういったものなのか、どのくらいの頻度で使用したら良いのか、またその使用方法までご紹介します。
◆ 最終更新日:2020年4月7日
1 カラートリートメントとは
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カラートリートメントとはその名の通り、カラー染料の入ったトリートメントのことです。シャンプー後にトリートメントをする要領で使用することで、髪を染めていきます。一般的なヘアカラータイプの白髪染めが薬剤でキューティクルを開き、脱色してから染料を髪内部に浸透させるのに対し、カラートリートメントでは髪の表面に染料を浸透させることで色をつけていきます。
1-1 カラートリートメントを使うメリット
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カラートリートメントによる白髪ケアにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
1-1-1 髪を傷めない
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1番の大きなメリットは髪を傷めないことです。ヘアカラータイプはキューティクルを1度開きます。開いたキューティクルはすぐに回復することができないので、髪へのダメージが非常に大きいのです。しかし、カラートリートメントはキューティクルを開く必要がないので、髪を傷めることがありません。
1-1-2 トリートメント効果
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カラートリートメントという名前の通り、髪の補修成分も配合されています。髪を傷めないだけでなく、すでにある傷みも同時にケアしてくれるのです。トリートメント効果で傷んだ髪をサラサラにしながら染めることができるのはうれしいですよね。
1-1-3 手軽に使用できる
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自分で薬剤を混ぜて液を作る必要もなく、チューブから必要量を手にとり塗布するだけ。とても簡単に使用することができます。入浴時、シャンプー後にトリートメントをする要領で使用することができます。
1-1-4 肌にやさしい
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カラー剤に含まれるアルカリ剤や酸化剤などの刺激の強い成分が配合されていないので、肌にやさしいです。肌が敏感な方やカラー剤が合わず、かぶれてしまったという方にもおすすめです。
1-1-5 自然な染め上がり
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おしゃれ染めであれば、知人や友人から「あれ、髪染めた?」と気付かれるのも嬉しいのですが、白髪染めとなると逆に気付かれたくないもの。ヘアカラータイプの白髪染めのようにバチッと染まらず、使うたびに徐々に白髪に色が入っていくので不自然さがなく、周囲に気付かれにくい点も支持されるポイントです。
2 カラートリートメントの活用方法
カラートリートメントには2つの活用方法があります。自分に合った使い方で白髪ケアに取り入れてみましょう。
2-1 カラートリートメントだけで染める
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1つ目はカラートリートメントをメインの白髪染めアイテムにするものです。使うたびに少しずつ色がついていくので、自然な感じに徐々に染めていきたい方に向いています。また、髪や頭皮への刺激も少ないので、カラー剤が合わなかった方や敏感肌の方、髪のダメージが気になる方にもおすすめです。
2-2 カラー剤と併用する
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2つ目はメインではカラー剤で染めて、その後の部分染めなどメンテナンス的な役割としてカラートリートメントを活用する方法です。白髪は一気に染めたいけど、髪のダメージも気になるという方におすすめです。頻繁にカラー剤を使用していると髪はどんどん傷んでしまいます。そこで、髪が伸びて新たに目立ってきた白髪をカラートリートメントでカバーするとカラー剤の使用間隔を伸ばすことができるのです。
3 どのくらいの頻度で使用したら良いのか
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カラートリートメントにはアルカリ剤や酸化剤などの刺激が強い成分が入っていないので、毎日使用しても問題ありません。また、トリートメント効果により、使えば使うほど髪にうるおいやツヤも出てきます。少しの白髪も逃さずにカバーしたいという方は毎日使っても良いでしょう。では実際にどのくらいの頻度で使用すると上手に白髪をケアできるのでしょうか。
3-1 染めはじめ
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デメリットでもご紹介しましたが、1度の使用で理想の色に染めることはできません。思ったほど染まらなかったと諦めるのではなく、継続して使うことが大切です。初めて使う時は特に、最低でも連続して5日間は使用するようにしましょう。
5日間ほど連続使用すると下地ができ、ヘアカラートリートメントの色が髪に定着しやすくなりますので、より染まった感を強く感じられます。
3-2 色を持続させる時
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下地ができ、髪に色が入った後も放置していると色はどんどん抜けてしまいます。定期的な使用を習慣づけましょう。間隔は髪質や併用されているシャンプー、また汗をよくかく、かかないなどの生活習慣による影響もあるので一概に言えないのですが、下地ができあがれば週1~2回の間隔でもきれいな髪色をキープしやすくなります。
3-3 カラー剤と併用する場合
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カラー剤と併用して使う時には、次にヘアカラータイプの白髪染めで染めるまでの間、どのようにカラートリートメントを取り入れていくのかがポイントになります。
3-3-1 カラートリートメントを始めるタイミング
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カラー剤で染めた後、根元などに白髪が目立ってきたらカラートリートメントでのケアを取り入れていきましょう。個人差はありますが、カラーから2~3週間後程度になるでしょう。
3-3-2 カラートリートメントを休止するタイミング
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カラー剤で染める1週間~10日前には使用を休止しましょう。カラートリートメントが髪をコーティングして染まりにくくなったり、カラー剤の染料との相性が悪く、きれいに発色しなかったりするためです。美容室で白髪染めをする場合には、事前に相談しておくと良いでしょう。
4 カラートリートメントでしっかり染める5つのポイント
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使用するにつれて徐々に色が濃くなっていくとはいえ、できることなら1回の使用でもしっかり色がつき、長持ちしてほしいですよね。ここではカラートリートメントで白髪がよく染まる方法をご紹介します。
4-1 乾いた髪に塗布する
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濡れた髪よりも乾いた髪の方がしっかり染まります。この場合、髪に皮脂や整髪剤が付着していると染料が浸透していきません。少し手間にはなりますが、染める直前にシャンプーをしてドライヤーで乾かした後に使用するとよりきれいに染めることができます。時間を作る余裕がなく、入浴時に行いたい場合には、シャンプー後にしっかりとタオルドライして余分な水分を取り除いてから使用しましょう。
4-2 たっぷり使用する
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トリートメントはたっぷりとまんべんなく塗布しましょう。少量だと十分に浸透させることができず染めムラの原因になります。贅沢にたっぷりと使用してしっかり染めましょう。
4-3 放置時間をしっかりとる
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商品ごとに推奨されている時間は異なりますが、少なくともパッケージに記載されている時間は必ず置きましょう。しっかり染めたい方は記載時間よりも長めに放置しても良いでしょう。ただし、1度既定の時間で使用してかゆみやかぶれなどの異常が出なかったことを確認してから試してください。
4-4 温める
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髪は温かい方が染まりやすいです。室温が20℃以上の温かい状態を保ち、使用しましょう。塗布後にはシャンプーキャップをかぶる、ラップを巻くなどして、さらにその上に蒸しタオルを頭に巻いたり、ドライヤーなどで温めるとより染まりやすくなります。
4-5 十分に乾かす
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カラートリートメント使用後に染料を流したら、しっかり乾燥させましょう。髪が濡れた状態を放置しているとせっかく髪に浸透した染料がどんどん出ていってしまいます。タオルドライ後にはドライヤーも使用してしっかり乾かし、色が流れ出ないようにしましょう。
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