
傷まない白髪染めということでカラートリートメントを使用したけれど「なかなか染まらない」「上手に染められない」とお悩みではありませんか?今まで使用していたトリートメントを白髪染めができるトリートメントに変えるだけ、という簡単なものではあるのですが、カラートリートメントというものを理解し、ポイントをつかんで使用するだけでもっときれいに白髪を染めることができ、満足度が高まるはずです。
そこで今回は、施術前準備から放置時間など、カラートリートメントともっと上手に付き合うための14個の注意点、ポイントをお教えします。
◆ 最終更新日:2021年3月11日
1 カラートリートメントのメリット&デメリット
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カラートリートメントの使用にはメリットとデメリットがあります。それらを理解せずに使用してしまうとデメリットばかりが気になり、使用を継続することができなくなってしまったり、ストレスを抱えてしまいます。
1-1 カラートリートメントのメリット
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1-1-1 髪にダメージを与えず、補修もしてくれる
一般的な白髪染めとは違って脱色をせず、また、ジアミン系の成分を含まない天然染料によって染めるので、髪や頭皮にほとんどダメージがありません。さらにカラートリートメントはその名の通り、染料を含んだトリートメントなので、日々の生活で無意識に髪が負ったダメージもトリートメントをするたびに補修します。
1-1-2 手軽
美容室に行って白髪染めをするとなると、予約や施術など時間的な負担がありますが、カラートリートメントは自宅で使用するので忙しい方でも簡単に白髪をケアすることができます。
1-1-3 敏感肌の人でも使える
アレルギーを引き起こしやすいジアミン成分を含まないので発症リスクも少なく、頭皮にもやさしいです。そのため、敏感肌の人でも使用することができます。
1-1-4 生え際のケアができる
定期的に白髪染めをしていても、すぐに生え際の白髪が気になってしまう方も多いのではないでしょうか。入浴時のカラートリートメントを習慣化すると、生えてくる白髪もその都度ケアできるので、生え際白髪も気にならなくなります。
1-1-5 刺激臭がない
白髪染めや2剤式ヘアカラーのような刺激臭がありません。
1-1-6 経済的
美容室での施術時間や手間だけでなく、コストも大幅に抑えることができるのでとても経済的です。
1-1-7 自然に染めることができる
ヘアカラーだと一度の使用でも周囲から染めたことが分かってしまうほどしっかりと染まりますが、カラートリートメントであれば徐々に色づいていくので、職場など周囲の人にも気づかれることなく自然に染めることができます。
1-2 カラートリートメントのデメリット
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1-2-1 一度使用しただけでは染まらない
脱色させたところを染めていくヘアカラーとは異なり、一度の使用でしっかりと白髪が目立たなくなるわけではありません。初めて使用される際は、特に集中的に連続使用する必要があります。
1-2-2 ケアを習慣化しなくてはいけない
2剤式のカラーリングとは異なり色持ちも弱いので、習慣的に使用する必要があります。
1-2-3 黒い髪は明るく染められない
実際は黒い髪にもカラー成分は付着しているのですが、脱色をせずにカラー成分を上から入れていくので、黒い髪だとそれ以上に明るい色に染めることができません。
1-2-4 シャンプーによって使用感が異なる
カラートリートメントを使用する前にシリコンやポリマーを含むシャンプーを使用していると、コーティングされた状態に髪が仕上がるため、カラー成分がなかなか髪に入らず、染まりにくさを感じることがあります。
1-2-5 トリートメント効果が弱い
カラートリートメントは染料成分を含むトリートメントなのですが、白髪を染めることを目的に作られているので、ダメージ補修を目的とした従来のトリートメントと比較するとダメージの補修力、トリートメント効果は劣ってしまいます。物足りなさを感じる場合は、いつも使っているコンディショナーやアウトバストリートメントを併用しましょう。
2 白髪をきれいに染めるための14のポイント
「よく染まらない」と言われることの多いカラートリートメントですが、注意点やポイントを抑えておけば不満に感じることなく使用できます。
2-1 パッチテストをする
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カラートリートメントはアレルギーや皮膚刺激が起こりにくいですが、100%起こらないとは言い切れません。使用後に後悔しないためにも使用前にパッチテストを行いましょう。テスト方法は簡単で、腕の内側など目立たないところにカラートリートメントを薄く塗り、そのまま2~3時間放置して肌荒れなどの異常が起きないかチェックするだけです。
2-2 最初は連続で使用する
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白髪が目立たなくなるといっても白髪染めやヘアカラーのように一度使用しただけでしっかりと染めることはできません。何度も連続使用することで徐々に髪の表面内部に染料が入って染まっていきます。髪質や環境によっても異なりますが、使い始めたら最低でも5日間は連続使用することをおすすめします。
2-3 シリコンシャンプーに注意する
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シリコンなどのコーティング剤が配合されたシャンプーで髪を洗っている方の場合、髪がコーティングされた状態になるので、染料がキューティクルに吸着、浸透することができず、なかなか染まりません。いつも使っているシャンプーにシリコンやポリマーなど髪をコーティングする成分が含まれていないかをチェックしましょう。
2-4 整髪料はしっかり洗い流す
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ヘアワックスのような整髪料やヘアオイルが髪についたままの状態だと、なかなか染まりません。また、色ムラになってしまうこともあるので整髪料を日常的に使用している場合は使用前にしっかり洗い流しておく必要があります。
2-5 たっぷり使用する
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商品の裏面に記載されている推奨の使用量を使っているのに満足に染まらないことがあります。説明書に書かれている使用量は、日本人女性の平均的な毛量を基準としています。長さや量は人それぞれなので、記載されている使用量で満足のいかない染め上がりの場合は、それよりも多い量をたっぷり使用しましょう。特に生え際の白髪は目立ちますので、重点的にたっぷりの量で染めましょう。
2-6 ブラッシング
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整髪料などを使用していない場合は乾いた髪にそのまま塗布できますが、髪にほこりが付着していたり、髪が絡まっていると色ムラになり、うまく染めることができません。そのため、塗布する前にブラッシングをしてほこりや汚れを除去しましょう。
2-7 塗布する順番
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カラートリートメントを塗る順番にもポイントがあります。まず最初は、自分が一番気にしている箇所から塗りましょう。塗る順番が早いということは、洗い流すまでの放置時間が一番長くなり、結果的に一番よく染まるからです。
その次は、生え際やこめかみに塗りましょう。ここはシャンプーをする際に退色しやすい部分で、ドライヤーによる熱でダメージを受けやすい箇所でもあります。また、見た目にも一番目立ちます。それ以降は、前髪、頭頂部、後頭部の順で塗っていきましょう。
2-8 乾いた髪に使う
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トリートメントの代わりに使用するものなのでシャンプーをした後の濡れた状態の髪に塗ることが基本ですが、実は髪に水分が残った状態だと水分が膜になってカラー成分が髪につきにくいのです。濡れた髪に使用して染まり具合に不満がある場合、髪を乾かしてから染めてみましょう。
2-9 室温を上げてみる
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季節によって染まり方に差が出ると感じたことはありませんか?これは、低い温度下では染まりにくいという、カラー成分の性質があるからなのです。また、染まりやすさだけではなく、寒いとカラーを入れても発色しにくくなります。カラートリートメントの効果を引き出すならば、部屋や浴室の室温を25℃前後に温めておきましょう。
2-10 ブラシを使う
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ムラなく塗っているつもりでも髪一本一本の隙間にまで塗り忘れがないように均等に塗り広げることは難しく、どうしてもケアができていない部分やムラができてしまいます。そうした染め残しやムラなどを防ぎ、まんべんなく塗布する際のポイントとなるのが、ブラシやコームです。
カラートリートメントを塗布したら目の粗いのブラシやコームで縦、横、斜めにブラッシングをして髪と髪の隙間や生え際にもアプローチをし、均等に塗り広げていきます。
2-11 よく染めたい時には温めよう
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室温のところでも挙げましたが、温めることによってカラー成分の髪への定着、浸透効果を向上させることができます。まんべんなく塗れたら、塗布した頭を100円ショップなどで購入できる使い捨てのシャワーキャップやサランラップなどで包み込み、外側から蒸しタオルやドライヤーなどを使って、温めていきます。温めることでカラーだけでなく、トリートメント効果もさらに期待することができます。
2-12 放置時間を長めにする
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放置時間は長ければ長いほど良いというわけではありませんが、塗布して洗い流すまでの時間をたっぷりとった方が髪はよく染まります。おすすめしたいのは30分~1時間ほどです。
そうはいっても忙しいとなかなか放置時間を長めにとることは難しいかもしれません。そんなときはシャワーキャップやサランラップをして、前開きの服を着ると放置時間も家事や趣味など有意義に使用することができます。
2-13 シャンプーでなくお湯で洗髪する
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シャンプーだと洗浄力が強く、カラー成分が髪に留まりにくくなってしまうので、カラートリートメントを洗い流す時は、シャンプーではなくお湯で洗い流すようにしましょう。特にカラートリートメントを使用し始めてから数回はお湯で十分にすすぐようにし、色を定着させましょう。
2-14 すすぎは念入りに
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カラートリートメントの色がバスタオルや枕カバーについてしまって困ったという声もありますが、これは単にすすぎが不十分だったためです。通常のトリートメントは無色なので気にならないのに対してカラートリートメントは色がついているので、自分のすすぎの不十分さが目立ってしまいます。カラートリートメント使用時はお湯が透明になるまで、十分にすすぎましょう。
3 染まりやすいと評判のカラートリートメント10選
染まりやすさといっても自分の髪との相性、使用方法、使用環境、選んだ色によって全く違った感想になるはずですが、ここではカラートリートメント愛用者から特に評価の高い10ブランドをご紹介します。
3-1 ポーラ / グローイングショット カラートリートメント
5分放置するだけでしっかり色づき、色持ちも良いという声が多数あるカラートリートメントです。白髪を染めるだけでなく、髪のダメージを補修してハリとコシのある髪に整えてくれます。シトラスを効かせたスパイスフローラルの香りでリラックスしながら白髪を染めることができます。
販売価格:¥3,190(税込)
内容量 :200g
カラー :全2色(ブラック、ブラウン)
※編集部調べ
3-2 利尻昆布 / ヘアカラートリートメント
京都の料亭でも使われている利尻昆布を原材料に使った無添加のカラートリートメントです。髪にうるおいを与えながら保湿するアルギン酸などの天然利尻昆布エキスを配合。髪にしっとり感を与えながら白髪もしっかりと染め上げます。
公式サイトからの購入で 初回限定価格 2,300円(1,000円OFF)!
販売価格:¥3,300(税込)
内容量 :200g
カラー :全4色(ブラック、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、ライトブラウン)
※編集部調べ
3-3 ラボモ / スカルプアロマ ヘアカラートリートメント メイリー
たった3分で白髪を染めるカラートリートメントです。こだわり抜いた18種類の美容保湿成分をセレクトし、絶妙な配合バランスで今までのハリコシツヤはもちろん、毛先までしっとりうるおい、より指通りの良いなめらかな質感に仕上げます。
販売価格:¥3,740(税込)
内容量 :200g
カラー :全3色(ナチュラルブラック、ダークブラウン、ブラウン)
※編集部調べ
3-4 レフィーネ / ヘッドスパ トリートメントカラー
白髪染め&ヘッドスパ&トリートメントの3役が叶うカラートリートメントです。12種類の頭皮ケア成分と3種類の髪を補修する成分を配合。白髪をしっかり染めながらツヤのあるサラサラの髪に仕上がります。また、髪だけでなく健やかな頭皮環境に整える効果もあります。
公式サイトからの購入で 初回限定価格 1,980円(24%OFF)!
販売価格:¥2,610(税込)
内容量 :140g
カラー :全5色(ナチュラルブラック、ダークブラウン、ライトブラウン、マロンブラウン、ローズブラウン)
※編集部調べ
3-5 フラガール / カラートリートメント
マカダミアナッツオイルやココヤシ果実エキスなどを配合し、保湿力が高く、髪にうるおいを与えて傷みにくくしてくれます。さらに豊富なオーガニック成分も配合し、頭皮の皮脂を調節することで髪だけでなく頭皮環境も整えてくれるカラートリートメントです。パラベン、エタノール、シリコンフリー。
販売価格:¥2,200(税込)
内容量 :200g
カラー :全6色(ナチュラルブラック、ダークブラウン、ナチュラルブラウン、ローズブラウン、アッシュブラウン、グレーベージュ)
※編集部調べ
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3-6 スカルプDボーテ / ヘアカラートリートメント
11種の天然植物由来成分を配合。さらに3種の白髪ケア成分も配合し、やさしく白髪を染めることができます。また、独自の「ディープモイスチャーカラー設計」でうるおいを与えながらしっかり染め上げ、すぐに落ちにくい色持ちが実現します。
販売価格:¥2,852(税込)
内容量 :200g
カラー :全4色(ナチュラルブラック、ダークブラウン、マロンブラウン、ローズブラウン)
※編集部調べ
3-7 ルプルプ / ヘアカラートリートメント
髪と頭皮にやさしい植物由来の天然色素(ベニバナ、クチナシ、藍の葉・茎)などを使用。髪や頭皮に負担をかけることなく、やさしく美しく白髪を染め上げます。肌の弱い敏感肌の方でも安心して使用することができます。
販売価格:¥3,300(税込)
内容量 :200g
カラー :全6色(ナチュラルブラック、ソフトブラック、ダークブラウン、モカブラウン、ブラウンベージュ、ブラウン)
※編集部調べ
3-8 ラサーナ / ヘアカラートリートメント
髪の内側と外側をダブルで染める2種類の染色成分が配合されていて、髪内部までしっかり浸透し、退色しにくくなっています。シトラス&フローラルのさわやかな香り。
販売価格:¥3,080(税込)
内容量 :180g
カラー :全1色(ダークブラウン)
※編集部調べ
3-9 ナチュリア / クラシック カラートリートメント
手軽さ、染まりやすさ、やさしさに徹底的にこだわったカラートリートメントです。髪の内側と外側両方から染める2種類の染色成分を配合。染色成分の配合を調整した独自処方にて、使用回数を重ねるごとに色をしっかり定着させます。髪と頭皮をいたわる6つの植物エキスで白髪をやさしく染め上げます。
販売価格:¥3,000(税込)
内容量 :200g
カラー :全3色(ナチュラルブラック、ダークブラウン、ナチュラルブラウン)
※編集部調べ
3-10 ドクターシーラボ / ヘアカラートリートメント スピード3
皮膚の専門家がこだわった、髪と頭皮にやさしいカラートリートメントです。髪にやさしい3種の植物系色素と、5種の植物オイルを配合し、しなやかな髪に整えます。また、3大保湿成分(コラーゲン、ヒアルロン酸、セラミド)が髪にうるおいを与え、しっとりと艶のある髪に仕上げます。
販売価格 :¥3,520(税込)
内容量 :235g
カラー :3色(ダークブラウン、ライトブラウン、ソフトブラック)
※編集部調べ
4 まとめ
いかがでしたでしょうか?ヘアカラーよりもダメージなく白髪がケアできるカラートリートメントを、たった数回の使用で染まらないと諦めてしまってはもったいないです。
メリット同様、カラートリートメントの弱点も理解すると同時にここで書いたポイントを取り入れながら、カラートリートメントの効果を最大限に引き出して使うことで、染め上がり、色持ちなど、満足感は増すはずです。今日からあなたもカラートリートメントで頭髪にやさしい白髪ケアを始めましょう!