
白髪染めをしてもすぐに色が抜けてしまったり、根元の白い部分がキラキラと浮き出てしまったりして困っていませんか?しっかり染めたはずなのに色持ちが悪いとがっかりしてしまいますよね。
今回は、白髪染めの色持ちが悪くなる原因と、長持ちさせるにはどのような対策をしたら良いのかなどをご紹介します。
◆ 最終更新日:2020年7月16日
Contents
1 白髪染めの色持ち期間はどれくらい?
白髪染めの持ちの悪さに悩んでいる女性はとても多く、なかにはまだ1週間ほどしか経っていないのに白髪が浮き出てしまって困っている人もいるようです。しかし、どのくらい色味をキープできたら長持ちと呼べるのか、その目安が曖昧ですよね。
そこでまずは白髪染めが色持ちする期間について一緒に見ていきましょう。
1-1 トーンにより異なる
出典:123RF
カラーリングをする際によく耳にするトーンとは染め上がりの明るさのことです。1~10の数字で表現され、数が大きいほど明るい色に仕上がります。白髪染めは、日本人の地毛と同じ5~6トーンほどで染めれば、基本的には何ヶ月経っても色が落ちてしまうことはありません。
一方で、8~9トーンの明るい色だと、1ヶ月半~2ヶ月ほどで染料が徐々に抜けてしまうと言われています。
1-2 髪のコンディションによる
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ただし、毛髪の状態によっては、5~6トーンほどの暗めの色でもすぐに色落ちする可能性があります。同様に明るく染めてからまだ1~2週間程度しか経っていないのに、白髪が浮き出たり色褪せてしまうこともあります。
髪がどのようなコンディションだと、白髪染めの色持ちが悪くなってしまうのでしょうか?
2 髪のコンディションにより色持ちが変わる
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私たちの毛髪を保護する役目を担っているキューティクルは、内部に浸透させた白髪染めの染料が抜けないようにするために欠かせないものです。しかし、さまざまな原因により髪がダメージを受けることで、剥がれ落ちたり、めくれたりしてしまいます。その結果、そのすき間から染料が抜け出ていってしまうのです。
そのため、白髪染めの色持ちを良くするためにはまず、キューティクルを引き締まった健やかな状態にすることが重要です。
3 色持ちが悪くなる原因
ここからは、キューティクルにダメージを与えて、白髪染めの持ちを悪くしてしまう具体的な原因について見ていきましょう。
3-1 紫外線
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髪は体の中で一番太陽に近い位置にあるため、紫外線の影響を多く受けているパーツです。顔と比べると、およそ5倍ものダメージを受けていると言われています。さらに、皮膚と違って再生することもないため、その損傷を修復することなく、どんどん蓄積してしまいます。
3-2 ドライヤー
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髪を乾かすとき、15~20cm以上離れたところからドライヤーの温風を当てるよう心がけていますか?温風の温度はドライヤーから出た時は100℃前後。髪は55℃以上の熱に当たると乾燥し、ダメージを受けてしまうと言われています。
また、ヘアアイロンも同様で、使いすぎや温度設定が高すぎる場合にも注意が必要です。
3-3 シャンプーによる刺激
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ドラッグストアなどで売られている一般的なシャンプーには、刺激の強い石油系洗浄成分が使われています。洗浄力や脱脂力が強いため、使い続けているとキューティクルに大きなダメージを与えるだけでなく、髪内部に定着していたはずの白髪染めの成分をごっそり取り除いてしまいます。
3-4 整髪料の使い過ぎ
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染めた直後から整髪料をたくさん使ってしまうと、その成分によって白髪染めの染料を落としてしまうことがあります。また、整髪料を洗い落とそうとシャンプーに時間をかけすぎることも色が抜ける原因になります。
3-5 パーマや白髪染めで使うアルカリ剤
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パーマや白髪染めをするときに使うアルカリ剤には、キューティクルを強引に開く効果があります。これにより薬液や染料が髪内部に浸透しやすくなり、しっかりパーマをかけたり、きれいに色づけたりすることができるのです。
しかし、アフターケアをしっかり行わないと、キューティクルが開いたままの状態になってしまいます。
3-6 摩擦
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私たちの髪は、思っている以上にもろいものです。洗髪後にタオルドライをしすぎたり、ヘアアレンジをするときに逆毛を立てたりする機会が多いと摩擦によって切れ毛や枝毛が増え、毛先から染料が抜け出ていってしまいます。
3-7 水で濡れた状態でいること
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キューティクルは濡れると膨張して開く性質があります。そのため、汗や雨で髪が濡れてしまったり、入浴時に長時間お湯に浸したりすると、その隙間から白髪染めの染料が抜けていく場合があります。
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