
かゆくて仕方がないカサカサ頭皮。シャンプーだって毎日しているし、ケアもしているはずなのに…乾燥?シャンプーが合わない?原因になりそうなことは思い浮かぶけれど、どれがホントの原因かも分からないですよね。でも、よく考えてみてください。頭皮だって皮膚の一部、乾燥により外部からの刺激に弱くなり、普段であれば問題なく使用できるものでも過敏に反応してかゆみが出ることだってあります。今回の記事は頭皮が乾燥する原因を追究しながら、潤いのある健康な頭皮に導くための正しいケア方法をご紹介していきます。
1 カサカサ頭皮になってしまう6つの原因
頭皮がカサカサしてしまうのは、必要な皮脂や水分までも失ってしまい、乾燥してしまったためです。ではなぜ頭皮が乾燥してしまうのか考えてみましょう。実は6つほどカサカサ頭皮となる要因があります。1つずつ見てみましょう。
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1-1 季節と環境変化による乾燥
冬は乾燥が気になる季節です。湿度も低く、その上暖房を使用するので空気が乾燥状態になります。この影響によって皮脂の分泌が減ってしまうことがあります。屋外にすれば冬限定の要因のように思いますが、エアコンを使用している場合は冷房の使用によって乾燥を引き起こすので夏でも油断はできません。
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1-2 間違った洗髪方法による乾燥
習慣的に1日2回以上シャンプーする方がいらっしゃいますが、実は過度なシャンプーよって頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまうこともあるようです。気持ちが良いからと、爪を立てて洗うのも頭皮を傷付けたり、ストレスを与えることに繋がり、余計に乾燥が進んでしまう可能性もあります。
1-3 栄養不足による乾燥
栄養素が頭皮に十分に行き届かないと、頭皮が固くなり血行も悪くなります。血行が悪化すると頭皮は乾燥し、健やかな働きが出来ない可能性があります。忙しくて、ついファーストフードやインスタント食品、コンビニのお弁当ばかり食べているという方は特に注意してください。
1-4 体質や病気による乾燥
遺伝的や体質により頭皮が乾燥することもあります。これは予防する範疇を越えてしまうものもありますので、専門医への受診をおすすめします。
1-5 紫外線
紫外線を浴びることにより皮脂が酸化し、頭皮が過敏になることによって乾燥が進みます。紫外線が原因とはいえ日焼け止めが塗れる場所ではないで、紫外線ケアが難しいですが日傘や帽子を活用し、予防しましょう。
1-6 ブラッシングのやり過ぎ
頭皮にくしがあたると角質層がダメージを受けてフケの原因になります。くしは髪に付いたホコリを浮かしたりやヘアスタイルを整えるものですので過度なブラッシングには注意しましょう。
2 今日からできるカサカサ頭皮対策
カサカサ頭皮を招く要因がわかったら、それらを対策していきましょう。今日からすぐに始められるカサカサ対策を3つお伝えします。
2-1 室内を加湿する
室内が乾燥する原因はほとんどがエアコンや暖房によるものです。暖かい部屋や涼しい部屋にするというよりは、着るもので温度調節をして冷暖房の使用は最低限に抑えましょう。それでも乾燥する場合は加湿器で加湿しましょう。お風呂上がりに使用したバスタオルや洗濯物を部屋干ししたりすると加湿器代わりにもなりますよ。
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2-2 化粧水で保湿を
顔は保湿をするけど、頭皮はそのままという人がほとんどだと思いますが、シャンプーし、ドライヤーで乾かしたあと、化粧水で使って保湿しましょう。頭皮だって顔や体と同じ皮膚ですから同じように水分を補ってあげることが大切なんです。専用のものも市販されていますが、普段使用されている化粧水でも構いませんし、100円ショップで販売されている化粧水でも良いと思います。ただし、アルコールが多く含有されているものは逆に水分を奪って蒸発してしまうので避けましょう。それを適量手に取り、指の腹を使ってマッサージするように馴染ませて下さい。
2-3 栄養バランスの良い食事&お水
栄養が不足したり偏ったりという栄養バランスの乱れは頭皮にも大きく影響します。栄養バランスをきちんと考えた食事を摂るようにしましょう。カサカサ頭皮の解消に効果が期待できる食材を食事に積極的に取り入れ、サプリメントではなく、なるべく食事から摂取するようにしましょう。
2-3-1 コラーゲン
乾燥対策に大きな効果が期待できるコラーゲンですが、多く含む食材として、鶏皮や手羽先、豚足などがあります。乾燥が気になる場合には、これらの食材を意識して摂るようにしてみましょう。
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2-3-2 ビタミンC
フルーツや野菜などに多く含まれています。
2-3-3 鉄分
レバー・納豆・小松菜・ほうれん草・パセリなどに多く含まれています。
2-3-4 ビタミンB6
わかめ・昆布などの海藻類・キャベツ・バナナなどに多く含まれています。
2-3-5 植物性油
ミックスナッツやゴマなどに多く含まれています。
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また、お水を摂取すれば顔の肌同様、頭皮の保湿も促してくれます。積極的にお水を飲むようにしましょう。
3 シャンプーで健やか頭皮にしよう
頭皮が喜び、健やかになるシャンプー方法を実践してみましょう。
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3-1 ポイント
爪を立てて洗うのではなく、4本の指腹(人差し指・中指・薬指・小指)で頭皮を傷付けないよう優しく洗います。シャンプーの泡で毛穴を包みながら、頭皮をもみほぐします。高温で頭皮をすすぐと、必要な皮脂まで洗い流してしまうのでぬるま湯ですすぐようにします。
3-2 頭皮想いのシャンプーを選ぼう
洗浄力が強いと必要な皮脂まで洗浄してしまうため、乾燥した頭皮の人はアミノ酸系の刺激が弱いシャンプーを選びましょう。
頭皮の乾燥に絶大の効果を発揮するシャンプーとお湯の力に関する記事はこちら↓↓
3-3 6ステップでできる健やかシャンプーのすすめ
- 髪をくしでとかし、絡みを整えます。
- 頭皮がしっかりと濡れるよう、指で毛と毛の間を広げるようにしながら濡らします。
- シャンプーは、手にとって泡を立てます。
- 頭皮全体に馴染ませて、髪につけます。
- 両手の指の腹で頭皮をマッサージするイメージで洗います。
- 流す際はぬるめのお湯でマッサージするように頭皮を指の腹でしっかりと洗い流します。
3-4 ドライヤーは低温で
シャンプー後は、皮脂も減ってしまい頭皮から水分が奪われやすくなってしまいます。濡れたままだと臭いやかゆみの原因となる雑菌が繁殖しやすいため、自然乾燥させずに必ずドライヤーで乾かしましょう。頭皮に良くないドライヤー方法になっていないか、再度確認してみて下さい。
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- タオルで髪をタオルに挟み、ポンポンと軽くたたくようにして水分を取ります。
- 拭きあがったら毛の流れに逆らうことなく指先を動かしながら整えます。
- ここでドライヤーの登場ですが、温度設定が何段階か設定できる場合は少し低めの温度で頭皮から約15~20cmほど離して使用しましょう。
- 1箇所に集中しないよう、全体に風が当たるようにして、角度や位置を動かしながら根元を乾かします。
- 髪の表面や裏側もしっかりと乾かしてください。
- 8割くらい乾いたら、最後は冷風に切り替えましょう。熱による負担を緩和させ、頭皮のクールダウンになるほか、髪に艶が出てきます。
4 簡単セルフマッサージで健やか頭皮にしよう
ご自身でも手軽に出来る頭皮マッサージの推奨です。これにより頭皮の血流・血行が良くなり、活性化しますので、かゆみやフケ、抜け毛までも防ぐことが出来るのです。頭皮が活性化すると髪に艶も出てきます。ただし、強く擦ったり、力を入れすぎたり、やり過ぎないよう、時間を決めて行うようにしましょう。
4-1 7ステップで出来るセルフヘッドスパの方法
- 髪や頭皮は乾いた状態で始めます。
- 髪をブラッシングしてホコリなどの汚れを落とします。
- オイル(ヘアオイルや椿油)を頭皮に塗っていきます。
- 指の腹を使って頭皮全体に馴染ませていきます。何度かに分けて、たっぷり塗るのがポイントです。
- 指の腹を使って、後頭部、耳の後ろ、つむじ周辺、こめかみ、前頭部の順にグリグリと円を描くイメージでマッサージしたり、頭全体を両手で上に持ち上げるようにします。
- マッサージ後はシャワーキャップまたはラップをし、その上にホットタオルを被って5分程度置きます。
- 5分経ったらお湯でオイルをシャンプーで落とします。これを週1ペースで継続すると潤いのある健やかな頭皮になり、艶やかな髪に生まれ変わってきますので、是非やってみてください。
出典:http://www.letmegroom.com/
5 まとめ
この記事では頭皮が乾燥してしまう原因と、乾燥した頭皮を正しくケアして潤いのある頭皮に導く方法をご紹介しました。これらを正しく実践していただくことで、潤いのある髪と頭皮に生まれ変わることができます。