
あなたは髪をどこで染めていますか?
近年、日本人女性のおよそ7割が髪を染めていると言われています。
しかし、ヘアカラーをするとどれだけ髪が傷むか、どうすればダメージを抑えることができるか、きちんと知っている人は少ないのではないでしょうか。
今回は、セルフカラーよりも美容室の方がダメージを抑えられるかどうかを分かりやすくお伝えしたいと思います。
Contents
- 1 ヘアカラーが髪にダメージを与える理由
- 2 ヘアカラーができる場所とそのメリット・デメリット
- 3 おすすめはやっぱり美容室でのヘアカラー
- 4 ヘアカラーによるダメージを極力抑えたい人は
- 4-1 日頃からヘアケアに気を配る
- 4-2 ダメージケアにおすすめのヘアコスメ15選
- 4-2-1 おすすめインバストリートメント10選
- 4-2-1-1 ケラスターゼ RE ソワンド フォルス
- 4-2-1-2 ヘアグランス トリートメント
- 4-2-1-3アロマキフィ ダメージケア プレミアムヘアマスク(ローズ&ジャスミン)
- 4-2-1-4 ヴェレダ オーガニック ヘアトリートメント
- 4-2-1-5 ジョンマスターオーガニック ラベンダー&アボカドインテンシブコンディショナー
- 4-2-1-6 コタ アイケアトリートメントK
- 4-2-1-7 オブ・コスメティックス トリートメントスパオブヘア・S2
- 4-2-1-8 ケラスターゼ ニュートリティブ NU マスク オレオ リラックス
- 4-2-1-9 モルトベーネ ロレッタ とくべつな日のトリートメント
- 4-2-1-10 シュワルツコフ BCクア カラーセーブ ヘアマスク
- 4-2-2 おすすめヘアオイル5選
- 4-2-1 おすすめインバストリートメント10選
- 4-3 ヘアカラーの頻度を見直す
- 4-4 極端に明るい髪にはしない
- 4-5 ヘアエステを利用する
- 5 まとめ
1 ヘアカラーが髪にダメージを与える理由
ヘアカラーをすると髪が傷むことは、誰でも知っていると思います。しかし、どうして髪がダメージを受けるのかまでご存知の方はあまりいないのではないでしょうか?
そこで、まずはヘアカラーが髪に与えるダメージ理由についてみていきましょう。
出典:Pixta
1-1 キューティクルを壊す
髪の表面は、キューティクルという成分でコーティングされています。キューティクルは、水分やタンパク質が奪われないよう、外部の刺激から髪を守っています。また、同時に髪にツヤを与える役割も担っています。
しかし、ヘアカラーをする時は、このキューティクルを薬剤で無理矢理開いて、髪内部に染料を入れなければなりません。そのため、キューティクルは本来の働きが出来なくなり、水分を失うことによって髪がパサパサになってしまうのです。
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1-2 頭皮・毛根のコンディションが悪化する
ヘアカラーは、髪だけでなく頭皮にも強い刺激を与えます。そのため、ヘアカラーを繰り返すと、頭皮のコンディションが悪化します。そして、影響が毛根まで及び、髪の生まれ変わるサイクルに支障をきたしてしまうのです。
将来的に、抜け毛が増えたり薄毛が目立つようになったりと、深刻な問題を引き起こしかねません。
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2 ヘアカラーができる場所とそのメリット・デメリット
ダメージを防ぐには、ヘアカラーはどこでするのが正解なのでしょうか?
ヘアカラーはパーマと違って、市販のものが多く出回っており、必ずしも美容室でしないといけないわけではありません。ヘアカラーを自宅でする人もいれば、美容室でする人もいるでしょう。それでは、それぞれのメリットとデメリットを踏まえ、考察していきたいと思います。
出典:Pixta
2-1 自宅
ドラッグストアやスーパーマーケットにずらりと並ぶ市販のヘアカラーやブリーチ。
「ダメージを抑える」、「綺麗に染まる」といったキャッチコピーを目にすると、つい惹かれてしまうものです。
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2-1-1 メリット
市販のヘアカラーやブリーチを使うと、美容室より圧倒的に価格がお手頃です。また、美容室で行うとなると予約が必要になり、時間的な制約や負担が大きいですよね。けれども、自宅ならいつでも都合が良いときに行うことができます。
2-1-2 デメリット
セルフカラーは、後頭部のように塗りづらい部分の塗り忘れや、ムラなど上手にできない点が悩みどころでしょう。また、薬剤で洗面所や浴室が汚れてしまうため、掃除の手間がかかります。その上、カラー後に髪がダメージを受けてパサパサになるのが1番の難点なのではないでしょうか。
2-2 美容室
ヘアカラーはカットと一緒に毎回美容室でするという方もたくさんいるでしょう。美容室で行うのメリットとデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
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2-2-1 メリット
美容室で行った方が、色ムラなく綺麗に染まり、サラサラに仕上がりますよね。専門家に安心して任せることができるのが、1番のメリットでしょう。それに、日々子育てや家事に追われているからこそ、ヘアカラーの時ぐらいは美容室でゆっくり息抜きしたいですよね。
2-2-2 デメリット
美容室でヘアカラーをすれば、自宅よりもお金がかかります。また、カットと合わせると平均して3時間は必要なので、時間が制約されてしまいます。忙しいママは、そういった面で不便さを感じているのではないでしょうか?
3 おすすめはやっぱり美容室でのヘアカラー
前述したことを踏まえると、時間や金額などのデメリットはあるにしても、髪のダメージを避けたいならやはり専門家のいる美容室に行く方が賢明でしょう。それでは、どうして美容師が行うヘアカラーは髪が傷みにくいのかを具体的に説明したいと思います。
出典:Pixta
3-1 市販のものとは薬剤が違う
市販のヘアカラーは、素人が使ってもよく染まるように強力な薬剤が使われています。そのため、髪が傷みやすくパサパサになりやすくなってしまいます。なかでも、ブリーチや泡カラーは刺激が強いので避けた方が良いでしょう。一方、美容室で使われているサロン専用のヘアカラーは、市販のものより薬剤が強くありません。ですが、美容師は低刺激の薬剤を上手に調合し、髪をしっかりと染めてくれます。そのため、美容室のヘアカラーの方が髪はダメージを受けにくく、色も落ちにくいのです。
出典:Pixta
3-2 髪の状態に合わせて調整してくれる
髪が細かったり太かったり、色素が薄かったり濃かったりと、髪質は人によって異なります。美容師は髪質を見て薬剤を調合し、1番ダメージの少ない方法で望み通りの髪色にしてくれます。また、髪の傷みから染まり具合を想像し、薬剤の強度を変えることもできます。素人ではこの判断が難しく、無駄に髪にダメージを与えたり、思うように染まらなかったりするのです。
出典:Pixta
3-3 根元と毛先で薬剤を使い分ける
髪は、毛先は染まりやすく、根元は染まりにくいとされています。市販のヘアカラーの場合、根元だけ時間を置いてから塗布しますが、美容室ではそれに加え、薬剤の種類を変えてくれます。毛先は染まりやすいので低刺激の薬剤が、根元は染まりにくいのでやや強めの薬剤が使われます。そうすることによって、最低限のダメージで全体の仕上がりを均一に保つことができるのです。
出典:Pixta
3-4 アフターケアが充実している
ヘアカラーのあと、美容室ではサロン専用のシャンプーが使われます。こういったシャンプーは、髪に低刺激で色が落ちないように作られています。また、トリートメントもサロン専用の特別なものが使われます。
美容師は、髪の状態に合わせて最も適したトリートメントを選び、カラーリングによって傷んだ髪を素早く保湿してくれるのです。
出典:Pixta
4 ヘアカラーによるダメージを極力抑えたい人は
ヘアカラーをする時は、自宅でするより美容室に行った方がダメージを最小限に抑えることができることはお話ししました。ですが、ヘアカラーによって髪が傷むことには変わりありません。
ここでは、ヘアカラーによるダメージをより軽減させたい人にアドバイスをします。
出典:Pixta
4-1 日頃からヘアケアに気を配る
ヘアカラーをした髪は、ヘアケアを怠るとどんどん劣化していきます。
そこで、紫外線やエアコンを避ける、ドライヤーは低温で使用し熱を当て過ぎない、髪をタオルでゴシゴシ拭かないといったように、日頃から髪にダメージを与えないよう気を配りましょう。また、ヘアトリートメントやヘアオイルなどのヘアコスメを使って、日頃からしっかり髪を保湿することも大切です。
出典:Pixta
4-2 ダメージケアにおすすめのヘアコスメ15選
4-2-1 おすすめインバストリートメント10選
ヘアカラーによるダメージをより軽減させるためには、日々のケアがとても大切です。
まずはシャンプー後にする洗い流すタイプのトリートメント、インバストリートメントからおすすめの商品を10点、ご紹介しましょう。
出典:Pixta
4-2-1-1 ケラスターゼ RE ソワンド フォルス
出典:Amazon
ヘアカラーのし過ぎで弱ってしまった髪を補修してくれる、デイリートリートメント。髪の表面を補って、ダメージの進行を防いでくれます。
内容量:200g
価格 :¥3,000(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-2 ヘアグランス トリートメント
出典:Amazon
しっとりとしたツヤを実現するサロン仕様のトリートメントです。天然由来成分を配合し、傷んだ髪を保湿・補修します。フローラル・ムスクの香りがやさしく漂う新感覚のフレグランストリートメント。
内容量:600g
価格 :¥6,320(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-3アロマキフィ ダメージケア プレミアムヘアマスク(ローズ&ジャスミン)
出典:http://www.cosme.net/
シリコン配合のような質感が味わえるプレミアムヘアマスクは、髪の内側に栄養を補強することで、失われた髪のハリ、コシ、ツヤを与え、毎朝スタイリングしやすいハリとコシを生み出す集中トリートメントです。
トリートメントに比べ、有効成分の濃度が多く配合されているため、特に傷んだ髪の方におすすめです。
内容量:180g
価格 :¥1,990(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-4 ヴェレダ オーガニック ヘアトリートメント
出典:Amazon
天然成分によって髪を集中補修し、光沢とハリ・コシのあるスタイリングしやすい美髪に導いてくれるトリートメントです。保水力に優れた有機オーツ麦や有機ホホバ種子油、有機シアオイルなどの効果で集中補修を行います。さまざまな髪質に合い、どこまでもやさしく潤い、しっかりと補修していきます。
内容量:150ml
価格 :¥2,376(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-5 ジョンマスターオーガニック ラベンダー&アボカドインテンシブコンディショナー
出典:Amazon
ラベンダーがやさしく香る、アボカド油をはじめ12種類の植物成分を配合したコンディショナーです。髪にハリ・コシを与え、細くて元気のない根元もふんわりと仕上げます。また、髪にたっぷりと潤いを届け、ダメージを受けにくい髪質に整えてくれます。
内容量:207ml
価格 :¥3,980(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-6 コタ アイケアトリートメントK
出典:Amazon
髪の太さや毛量によるおさまりの悪さ、くせによるスタイリングのやりにくさ、傷みといったの髪の悩みを解消し、希望の仕上がりを実現します。
内容量:520g
価格 :¥3,710(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-7 オブ・コスメティックス トリートメントスパオブヘア・S2
出典:Amazon
サロントリートメントのしなやかな質感を自宅で再現できるトリートメント。パーマやカラーにより傷んだダメージヘアにさまざまな補修成分が多角的にアプローチするスペシャルトリートメントです。ダメージによる広がりを防ぐ18-MEA&ハイブリッドシルクポリマー(補修成分)やなめらかな髪に整えるアミノ酸・尿素・キトサン・ヒアルロン酸の誘導体(保湿成分)を配合。潤いを閉じ込めるリピジュア®NA(保湿成分)や植物エキス、セラキュート®-G(補修成分)などが贅沢に配合されており、輝く髪へと導いてくれます。
内容量:210g
価格 :¥3,780(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-8 ケラスターゼ ニュートリティブ NU マスク オレオ リラックス
出典:Amazon
パサつきやくせ、傷みで髪が広がりやすい人、髪をよりまとまりやすくさせたい人におすすめのマスクトリートメント。髪をボリュームダウンさせ、軽くサラサラ感のある仕上がりになります。
内容量:200g
価格 :¥4,000(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-9 モルトベーネ ロレッタ とくべつな日のトリートメント
出典:Amazon
ナノ化ロイヤルゼリーと豊富な植物のうるおい成分で髪をうっとり、つやつやにスペシャルケアします。驚くほどしっとり、まとまりのある仕上がりにしてくれるトリートメントです。
内容量:150g
価格 :¥1,668(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-1-10 シュワルツコフ BCクア カラーセーブ ヘアマスク
出典:Amazon
ヘアカラー後のダメージケアに加え、色持ちもキープしてくれる集中トリートメントです。サロン後の上質な仕上がりを長期間保ちたい時におすすめです。
内容量:200g
価格 :¥3,978(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-2 おすすめヘアオイル5選
ヘアオイルは、髪をコーティングして外部の刺激から守ってくれます。ドライヤーの前にヘアオイルを髪に馴染ませておくと、ヘアカラー後の髪のダメージの進行を抑えることができます。また、表面に軽くつけるだけで、紫外線や乾燥した空気からの刺激を防ぐ効果もあります。
出典:Pixta
4-2-2-1 フラガールヘアオイル
出典:http://www.hula-cosme.jp
マカデミアナッツ・ククイナッツなど数種類のオイルを配合。髪を乾燥から守り、手触りの良い艶髪にしてくれます。髪が細く、ふわっと軽やかに仕上げたい人におすすめです。ハイビスカスの香りも癒されます。
髪が太い人向けにはしっとり艶やかタイプのフラガール リッチヘアオイルもあるので髪質に合わせて選びましょう。また、こちらの商品はヘアカラーをした髪も綺麗に保たせることができます。
内容量:150ml
価格 :¥2,484(2017年11月 公式サイト調べ)
4-2-2-2 モロッカンオイル オイルトリートメント
出典:楽天市場
常に良い口コミが安定しているオイルトリートメントです。アットコスメのベストコスメアワードにも輝いています。抗酸化作用を持つビタミンEを豊富に含むアルガンオイルを配合。エキゾチックなバニラムスクの香りです。価格は少し高めですが、リピートする人が多い商品です。
内容量:100ml
価格 :¥4,300(2017年11月 楽天市場調べ)
◆ モロッカンオイルの詳細についてはこちら >> いまさら聞けない「モロッカンオイル」を徹底解説
4-2-2-3 デミ パタゴニックオイル イセベルグ モイスト
出典:Amazon
髪に柔軟性を与えてうねりを抑え、まとまりのある髪に仕上げます。髪にツヤが出て、スタイリングもしっかり決まります。硬毛・太毛でゴワつきやすい髪の方におすすめです。
内容量:100ml
価格 :¥2,179(2017年11月 楽天市場調べ)
4-2-2-4 ウエラ オイルリフレクション スムーズニング オイル
出典:Amazon
オイルなのにベタつかずさらっとした感触で、ダメージを受けた髪の毛1本1本にまで浸透し補修してくれます。使用後は、驚くほど髪がサラサラになると評判です。
内容量:100ml
価格 :¥1,569(2017年11月 Amazon調べ)
4-2-2-5 ロレアル パリ エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル ボタニカル オイル
出典:Amazon
大人気のロレアルから生まれたヘアオイル。カラーの繰り返しでダメージを受けた髪に、潤いを取り戻してくれます。優しい香りに包まれて、リラックス効果も期待出来そうです。
内容量:100ml
価格 :¥2,052(2017年11月 Amazon調べ)
4-3 ヘアカラーの頻度を見直す
ヘアカラーをすると、1ヶ月もすれば髪が伸びて根元の毛が目立ってきます。ヘアカラーの頻度は、綺麗に保ちたいなら1ヶ月、一般的には2ヶ月ごとが理想です。けれども、ダメージを抑えたいならこの頻度を見直しましょう。出来るなら、2ヶ月ごとに根元だけを染めてください。日頃からきちんとヘアケアをしていればダメージによる脱色を防ぐことができるので、頻繁に全体を染め直す必要もなくなるでしょう。
出典:Pixta
4-4 極端に明るい髪にはしない
アッシュ系のカラーは傷みやすいと思われがちですが、そうではありません。どんなカラーにしようと、髪が受けるダメージは同じです。しかし、明るさによってダメージの大きさは異なります。髪を明るくしようとすればするほど髪へのダメージは大きくなるので、派手な髪色はなるべく避けた方が無難でしょう。
出典:Pixta
4-5 ヘアエステを利用する
定期的に美容室でヘアエステを利用するのも良いでしょう。ヘアエステは、普段手の届かない頭皮のクレンジングをしてくれるだけでなく、傷んでパサパサになってしまった髪に高保湿のトリートメントで潤いを与えてくれます。まるで髪が生まれ変わったようにサラサラになるだけでなく、リラクゼーション効果もありますので、気になった方は是非試してみてください。
ですが、美容室によって行っているところとそうでないところがありますので、問い合わせが必要です。所要時間は、パーマやカラーをするなら4時間はみておいた方が良いでしょう。料金は美容室の場所や施術内容によって異なりますが、10,000~15,000円が相場といわれています。
出典:Pixta
5 まとめ
ヘアカラーが髪にどれほど悪影響かを知ると、怖くなってしまいますよね。けれども、髪を染めることをやめようとは思わないでください。プロの美容師にお任せし、日頃からヘアケアに気を配っていれば、恐れる必要はないのです。女性として生まれた以上、何歳になってもオシャレは楽しみたいもの。子供や夫にとっての自慢のママでいられるよう、ダメージ知らずの美しい髪を目指して、日々頑張りましょう!