
さらっさらで艶やかな髪はそれだけで周りの人を魅了し、道ですれ違う際にも見とれてしまうことでしょう。そんな美髪、実は日々のケアによって手に入れることが出来るのです。つまり、あなたにも美髪になるチャンスはあるということです。今回はそんな誰もが羨むような美髪を手に入れられる日々のヘアケア方法にスポットを当ててみます。
あなたのケアとどこが違うのか、何が足りなかったのか、再認識を兼ねてチェックを行い、美髪を手に入れるきっかけにしてください。
Contents
1 日々のケアをもう一度見直そう
美髪を手に入れようとしているのにヘアパックやエステじゃなくて毎日のヘアケア?そう思われた方も少なくないのではないでしょうか。確かにパックやエステをすると、する前とした後では手触りも指通りも良くなり、1回やっただけでその違いを実感されると思います。ただしそれは表面的な改善であって、本質の変化は全くありません。そのため、数日間シャンプーを繰り返すと元の髪質に戻ってしまいます。では髪そのものを美しくしていくにはどうすれば良いのか、それは特別じゃない毎日のケアこそが重要になってくるのです。そこで今回は洗う、乾かす、アフターケアといった日々のヘアケア方法についてご紹介していきます。
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2 正しいシャンプー方法を見直そう
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2-1 良いシャンプーを使おう
まずシャンプーは大きく3つに分けられます。
- 高級系アルコール
- 石けん系
- アミノ酸系
2-2 シャンプーについて特徴を知ろう
2-2-1 高級系アルコール
メリット | デメリット |
○原料価格が抑えられるので販売価格が抑えられる。
○泡立ちが良い。 |
●刺激が強いため、肌が弱い方には不向き。
●洗浄力が強く、必要なものまで取れ過ぎてしまう。 |
2-2-2 石けん系
メリット | デメリット |
○洗浄力が高く毛穴の汚れもスッキリ洗える。 | ●洗浄力が強く必要以上に皮脂を落とす。
●髪が傷みやすい方には向かない。 |
2-2-3 アミノ酸系
メリット | デメリット |
○低刺激
○パーマやカラーリングをしている方におすすめ。 |
●洗浄力がやや弱い。
●主原料の原価が高いので、高価なシャンプーが多い。 |
2-3 オススメは何系シャンプー?
価格、知名度、主原料、低刺激…選ぶ基準によって異なりますが“健やかな頭皮や美髪を手に入れるためのヘアケア”という観点であれば、間違いなくアミノ酸シャンプーをオススメします。理由は髪や頭皮に刺激が少なく、シャンプーの際にアミノ酸を補給することもできるからです。必要な皮脂を取り過ぎることなく余分な汚れを落とし、髪や頭皮を健康な状態で維持することが出来ます。
出典:https://t3.ftcdn.net
関連記事:アミノ酸シャンプーが選ばれる理由とおすすめ市販シャンプー9選
2-4 可能ならばアミノ酸系でなくアミノ酸シャンプーを!
オススメするアミノ酸シャンプーとアミノ酸系やアミノ酸配合シャンプーはまったく異なります。その違いはアミノ酸の含有比率。近年アミノ酸シャンプーの人気に便乗するカタチでアミノ酸をほんの少しだけ混ぜ、配合シャンプーとして高価で販売しているシャンプーを見かけますが、アミノ酸とは名ばかりで主原料は高級アルコール系の界面活性剤や石鹸で使用感もオススメするアミノ酸シャンプーとは別物です。
出典:http://fundo.jp/
2-5 オススメしたいアミノ酸シャンプー2種
インターネットで“アミノ酸シャンプー”と検索しているのにアミノ酸配合シャンプーやアミノ酸系シャンプーばかりヒットしてしまい、なかなかアミノ酸シャンプーに辿り着けない。そんな声が多いので、美髪を目指すあなたにオススメしたいアミノ酸シャンプー2種をご紹介します。
2-5-1 ナノアミノ シャンプー RM(しっとり・やわらかタイプ)
やはり良いものは値段が高いですが、品質や効果も別格でオススメです。アミノ酸をナノサイズまで小さくし、浸透力を高めたシャンプーです。
参考価格:3,984円(平成29年4月14日Amazon調べ)
内容量:1000ml
2-5-2 フラガールシャンプー
ヘアサロンやエステなどプロに向けたヘアケア化粧品を専門に研究・開発を行ってきたメーカーが開発したアミノ酸由来洗浄成分100%の髪と頭皮に刺激の少ないシャンプーです。
販売価格:2,160円
内容量:250ml
3 見直そう、正しいシャンプー方法
ちゃんと正しくシャンプーしていますか?どんなに良いシャンプーで洗っても、間違った洗い方をしていてはまったく意味がありません。それどころか、逆に無意識のうちに頭皮や髪にストレスやダメージを与えてしまっていることもあるのです。そこで正しいシャンプー方法をご紹介しますので、現在のシャンプー方法と照らし合わせてみてください。
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3-1 ブラッシング
髪を濡らす前に丁寧にブラッシングを行いましょう。これにより髪表面に付着した汚れや抜け毛を浮かします。
3-2 予洗い
シャワーを38℃前後のちょっとぬるめの温度に設定し、そのぬるま湯だけで指の腹を使いながら頭皮をマッサージするイメージで約3分、髪を洗います。※この工程で大方の汚れを洗い流すことが出来ます。
3-3 シャンプーで洗う
シャンプーを出したら両手に取って軽く泡立て、髪を掻き分けながら馴染ませて頭全体に塗布します。そして指の腹を使って頭皮をマッサージするように揉み込みながら洗ってください。
3-4 洗い流す
前工程までがどんなに良くともこの工程次第で全てが台無しになります。ぬるま湯をかけ、指の腹でマッサージするようなイメージで1分以上かけて、ゆっくり洗い流しましょう。また襟足や耳上、生え際など洗い残しやすい場所は念入りに洗い流しましょう。
4 しっかりケアする正しいトリートメント方法
4-1 トリートメントをつける
まずトリートメントを頭皮に付かないように注意しながら、髪の中央から毛先に向かって髪全体にムラにならないように馴染ませます。
4-2 更にまんべんなく塗るには
前後左右あらゆる方向にくしを入れ、塗り残しやムラがないようにトリートメントを塗っていきます。
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4-3 浸透を待つ
約5分または、商品裏面などに記載されている時間に従ってトリートメントを放置し、浸透を待ちます。トリートメントをより、浸透させたい場合は、トリートメント後にシャワーキャップやラップを被り、それらの上から蒸しタオルやドライヤーで加熱するとより浸透します。
5 ドライヤーを見直そう
続いてドライヤーです。この作業も案外間違った方法でしている人が多くいます。チェックしてみましょう。
5-1 タオリング
髪や頭を優しく包むようにタオルを被り、ドライヤーをかける時間を短縮させる目的で水気をとっていきます。
5-2 ドライヤーで根元中心に乾かす
内側にも風を入れながら髪全体を乾かします。最後に風を毛先に向かうように真下方向に当てながらブラシで毛流れを整え、ツヤを出したら完了です!ドライヤーは頭から約15~20cm離しましょう。この距離をキープしながら、髪の毛をかき分け内側に風が入るようにし、頭皮や生え際に直接風をあてるようにしてドライヤーをかけていきます。1箇所に集中しないよう、ドライヤーを揺らしながら風をあてていけば、頭皮が乾燥しすぎることもなくなります。
5-3 仕上げはCOOLに
7~8割くらい乾いてきたら、冷風(涼風)に切り替えます。仕上げは冷風によってキューティクルを冷やし、引き締めましょう。
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6 仕上げはブラッシング
乾いたら、最後はブラシで髪を整えます。ドライヤー中にブラッシングしてしまうと髪を傷める原因となるのでブラッシングは髪の毛が乾いたあとに行いましょう。
以上、この基本方法を習慣にすれば確かな美髪を実感できますよ!
7 さらに美髪に近づくためのとっておきケア
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7-1 スカルプマッサージ
頭皮をほぐすと頭皮の代謝や血行促進はもちろん、額のしわや顔全体のたるみ予防にも効果的です。
7-2 マッサージしてみよう
- まず両手の指の腹を使い、生え際から頭頂部にかけ、円を描くようにグリグリと揉みほぐします。
- 生え際から後頭部にかけ、同様にマッサージします。頭皮全体をほぐすイメージで行いましょう。
- リンパ節のある耳の裏側から襟足、顎のラインにかけ、ゆっくりと指の腹でやはりグリグリと円を描くようによく揉みます。
- 両手の(親指を除く)8本の指の腹で、側頭部から掴み、頭皮を上に持ち上げるようにしてマッサージします。
- 百会(ひゃくえ)という頭頂部にあるツボを指で垂直にゆっくり指圧していきます。
7-3 気軽、手頃な自宅ヘッドスパ
炭酸を使うものもありますが、今回はオイルマッサージをお教えします。オイルでのヘッドスパは、シャンプーでもなかなか落とせない汚れを浮き上がらせてすっきり落としてくれたり、髪にうるおいを与える効果があるのでオススメです。
7-3-1 準備するものはオイルのみ
オイル:椿油、ホホバオイル これらがなければ料理用のオリーブオイルでもOKです。
7-3-2 オイルマッサージしてみよう
- 頭皮、髪の生え際にオイルを塗っていきます。
- 指の腹で、頭皮全体を気持ち良いと思う強さでマッサージします。
- マッサージで使用したオイルはぬるま湯で流します。
- いつもより念入りにシャンプーをします。
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8 ホント?ウソ?ヘアケアの都市伝説に迫る
8-1 ドライヤーが髪を傷める?
そんなことはありません。ただし、あまり髪に近づけてしまうと熱によってダメージを受けることもあるので、頭から約15~20cm離して使用したり、同じところに集中してあたらないように気を付けて使用しましょう。逆に自然乾燥は頭皮の雑菌の繁殖や傷みに繋がるのでオススメしません。
8-2 朝シャンって髪に良くないの?
そんなことはありません。頭皮や髪を清潔にすることは悪くありません。ただ、1日に何度もシャンプーをしてしまうと頭皮を守ったり健康な髪を生成する上で必要な皮脂なども取ってしまい、それが余計に皮脂分泌につながることもあります。シャンプーをするのは1日1回と決め、朝シャンはぬるま湯のみで洗うようにするなど工夫をしましょう。
8-3 毎日シャンプーはだめ?
これも間違いです。シャンプーには刺激の強い成分が入っているので、毎日使ってはいけないという常識を信じている人がいませんか?確かに昔は界面活性剤の体への影響が懸念されたこともありましたが、今はシャンプー自体も良くなってきており、髪と頭皮に優しいものを選べばその影響は受けません。逆に、シャンプーをしないと頭皮にどんどん皮脂や汚れ、フケなどが貯まり、雑菌が増えたり、かゆみの原因にもなるので、それらのリスクを考えると毎日洗う方が髪に良いのです。シャンプーによる刺激が気になるのであれば、シャンプー自体を見直す方が良いかもしれません。
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8-4 秋は抜け毛のシーズン?
これも間違いです。秋は抜け毛のシーズンだからといって必ず髪の毛がたくさん抜けるわけではありません。人は季節で髪が生え変わる動物ではありませんので、秋に抜け毛が増えているのであればそれは季節によるものでなく、夏場のダメージが秋に出てきているだけのことなのです。逆に夏場に頭皮を強い紫外線などから守れば、秋の抜け毛を防ぐことが出来ます。
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9 まとめ
美髪を取り戻すためには毎日の正しいヘアケアが重要であることから、日常のシャンプーやドライヤーなどのヘアケアについて、また自宅でも気軽にできるとっておきのケア方法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
もう既に実践されていることはそのまま継続して頂き、間違っていたことや足りなかったことは修正して頂いたら、あとは継続あるのみです。日々のケアをきちんと行い、この機会に誰もが憧れる素敵な美髪を取り戻しましょう。