
最近人気のアミノ酸シャンプーを使って、髪がきしんで困っていませんか?髪のダメージが軽減されて、美しく健やかな髪になることを期待して買ったはずなのに、キシキシした手触りになってしまうととてもショックですよね。
今回はアミノ酸シャンプーによって髪がきしんでしまう3つの理由と改善する方法を4つ、また、きしみをケアするアウトバストリートメントやおすすめしたいシャンプーをご紹介します。
◆ 最終更新日:2020年10月6日
Contents
1 アミノ酸シャンプーとは
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アミノ酸シャンプーとは、アミノ酸系の界面活性剤が使われたシャンプーのことです。アミノ酸は、私たち人間の皮膚や毛髪と同じ弱酸性なので、刺激が少なく、どんな人でも使えるのが特徴です。また、配合されているアミノ酸成分によって髪の栄養分となるたんぱく質を補い、ダメージヘアの補修効果や保湿効果も期待できます。
1-1 普通のシャンプーとの違い
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アミノ酸シャンプーと他のシャンプーとの違いは、やさしい洗浄力と保湿力です。安価なシャンプーに多く見られる石油系の界面活性剤を使った高級アルコール系シャンプーは洗浄力が強く、頭皮の油分を完全に洗い流してしまいます。これにより皮脂の過剰分泌や乾燥肌、荒れるなどのトラブルを招いてしまうケースもあります。
反面、アミノ酸シャンプーは洗浄力がやさしく、皮脂を取りすぎるということがなく、保湿性も高いので頭皮環境を荒らさないなどといった大きな違いがあります。
1-2 髪を健やかにする
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私たちの髪はドライヤーやヘアアイロンによる熱、乾燥、紫外線、ヘアカラーやパーマなどさまざまな原因によって日々ダメージを受け、内部の栄養分がどんどん抜け出てしまっています。そこに高級アルコール系シャンプーを使ってしまうと、その洗浄力の強さにより、さらに傷みを悪化させてしまう可能性が高いです。
そこで、毎日の洗髪をアミノ酸シャンプーに変えることで、刺激を与えずに洗えるだけでなく、ダメージ補修まで行うことができるのです。そのため、シリコンなどで誤魔化さなくても、徐々に美しい状態に導くことができます。
2 アミノ酸シャンプーで髪がきしむ3つの理由
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では、髪を健やかにできるはずのアミノ酸シャンプーでなぜ髪がキシキシしてしまうのでしょうか?ここからは、その理由について見ていきましょう。
2-1 ノンシリコンだから
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一般的な高級アルコール系シャンプーと違って、大抵のアミノ酸シャンプーにはシリコンが配合されていません。その理由は、髪をコーティングしなくても使い続けるうちにアミノ酸成分が浸透して本来の美しさを取り戻すことができるためです。
ただ、使い始めてすぐは付着していたシリコンが除去され、まだ毛髪補修効果が出ていない、傷みが残った状態の髪が露呈してしまいます。そのため、一時的にキシキシとした手触りになってしまうのです。
2-2 汚れを落としきれていない
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アミノ酸シャンプーは洗浄力がマイルドなので、これまで使用してきたシャンプーと同じように使ってしまうと、汚れが落としきれない可能性があります。特に整髪料を使っている場合は、それらの洗い残しが原因となり、髪がごわついたり指通りが悪くなったりすることがあります。
2-3 アミノ酸の配合量が少ない
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選んだ商品によっては、アミノ酸成分の配合量が少ないことも考えられます。そのため、毛髪補修効果や保湿効果を思うように得られず、髪がきしんでしまいます。
2-3-1 アミノ酸配合シャンプーに惑わされないで!
アミノ酸シャンプーは、成分表の上位にアミノ酸系の界面活性剤が記載されているのが特徴ですが、なかにはアミノ酸が少し配合されているだけで、洗浄成分自体には石油系の界面活性剤が使われているという“アミノ酸配合シャンプー”も存在します。
さらにそのような商品は、一般的な高級アルコール系シャンプーと同様に髪を傷めるにも関わらず、聞こえの良さだけでノンシリコン処方であることも。そのため、ダメージもカバーできず、結果的に髪がきしんでしまうのです。
3 きしみは改善するの?
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今まで高級アルコール系シャンプーを使っていた場合、アミノ酸シャンプーに変えてから1~2ヶ月ほどは、髪がきしんでも仕方がありません。しかしそれは、ダメージを一時的にカバーしていたシリコンが洗髪によって除去できた証拠であり、シリコンがなくなったおかげで吸収しづらかったアミノ酸成分の吸収力がアップしていくでしょう。
そのため、3ヶ月ほど使い続ければシリコンで表面的なカバーをしなくとも指通りの良い健やかな髪を手に入れることができるはずです。
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