
自宅で白髪を染めているとき、知らないうちに薬剤が鏡や壁にはねてしまい、後になって気づいたために汚れを落とせなかった、という経験はありませんか?もちろん、漂白剤やメラミンスポンジなどで落とせる場合もありますが、落としきるにはとても労力が必要です。
今回は、白髪染めをするときに汚れを防止する方法と、シャンプーをすることで白髪が染まる白髪シャンプーの人気商品をご紹介します。
◆ 最終更新日:2020年5月22日
Contents
1 白髪染めで汚れを防止する8つの方法
白髪染め(ヘアカラー)をする前に準備をしっかりとすることで汚れを防ぐことができます。
1-1 家財の汚れを防ぐ
汚れがついても構わない使い古しを有効活用します。
1-1-1 ふき取り用タオルを用意する
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乾いた布よりも濡れた布の方が汚れを落としやすいです。鏡や壁のほかにも塗っている間に垂れた薬剤をふき取るときや、薬剤を洗い流した後にドライするときにも使いますので数枚用意しておきましょう。
1-1-2 新聞紙で覆う
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薬剤が飛び散ってもいいように、足元や壁などを予め新聞紙で覆っておくと心配がありません。
1-1-3 大きなごみ袋を用意しておく
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薬剤がついたものを入れるため、入り口が大きい袋の方が結ぶ部分に汚れがつきにくくなります。
1-2 身の回りの汚れを防ぐ
1-2-1 ケープで覆う
美容室でかけてもらうようにケープで衣服をすっぽり覆うことで、薬剤がつきにくくなります。白髪染めだけでなく、子供の散髪にも使えるので便利です。
■ fieldlabo / 散髪 毛染め用ケープ
1-2-2 ボタン付きの服を着る
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薬剤を洗い流すときにボタンを外し、首回りを大きく開けることで洋服を全て脱がなくてもよくなります。
1-2-3 手袋をつける
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手袋はヘアカラー商品に付属していることが多いですが、できるだけ手にフィットするものをおすすめします。大きすぎると思わぬところに薬剤がついてしまうことがあります。
また、使い捨てタイプも良いですが、繰り返し使えるタイプは洗濯・乾燥もOKなので長く使うのであればそちらがおすすめです。
1-2-4 イヤーキャップをつける
イヤーキャップをつけることで耳周りに汚れをつきにくくします。
■ KEWEIT / イヤーキャップ
1-2-5 ラップをする
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眼鏡をつけている場合は、レンズやフレーム部分をキッチン用ラップで覆うことで汚れを防止することができます。
また、汚れ対策ではありませんが薬剤を塗った後、頭を覆うことで温度が高くなり、より早く染まります。
2 もし汚してしまったら
白髪染め(ヘアカラー)を使っているときに誤って鏡や壁、洗面台に薬剤をつけてしまった場合、どのようにすると汚れが落とせるのでしょうか。
2-1 鏡
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ほとんどのケースはふき取ることができます。汚れに気付くまでに時間が経ってしまった場合は、透明な食器用洗剤を5倍に薄めてコットンに含ませ、汚れてしまった部分に貼り、ラップで覆います。1時間程放置した後に水気のある布でふき取ります。
※詳しくはご使用の鏡メーカーのホームページなどでご確認の上、行ってください。
2-2 壁
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白い壁紙の場合は漂白剤を使って落とします。事前にマスクと手袋をつけ、風通しを良くしておきましょう。漂白剤をタオルに含ませ、汚れをポンポンと叩くようにして落とします。
※壁自体が色落ちする可能性があるため、先に目立たない箇所で試してください。
2-3 洗面台
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こちらも漂白剤を使います。シンクはすでに細かな傷があり汚れが入り込むため、鏡や壁よりも汚れを落としにくいです。細かい傷はつきますがメラミンフォームに漂白剤をつけてこするとより落ちやすくなります。
※シンク自体が色落ちする可能性があるため、先に目立たない箇所で試してください。
2-4 じゅうたん、畳
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じゅうたんや畳など吸水性のある素材の場合、すぐに染み込んでしまうため汚れを取ることが難しくなります。いずれの場合も汚れがついてすぐなら取れやすく、時間が経つと取れにくくなります。しかし、1章でご紹介したような事前の準備で汚れる可能性を大きく減らすことができます。白髪染め(ヘアカラー)はしっかり染まる反面、汚れがつくと厄介なので入念に準備をしておきましょう。
よく染まることより、もっと手軽に白髪染めができる方法はないの?と思ったあなたには次の章でご紹介する「白髪染めシャンプー」がおすすめです。
3 白髪染めシャンプーとは
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白髪染めシャンプーは、通常のシャンプーの代わりに使います。髪を洗うシャンプーそのものが白髪染めになっていて、染めている間の待ち時間もなく、使うたびに徐々に色がついていきます。
白髪染めシャンプーは、ヘアカラー・ヘアダイ・白髪染め・おしゃれ染め、と呼ばれる酸化染毛剤とは違って、ヘアマニキュアタイプの半永久染毛料の化粧品に分類されます。つまり、髪や頭皮にやさしい白髪染めなのです。当然シャンプーなので、素手で扱うことができます。
3-1 メリット
・お風呂場が汚れない
・普段の洗髪と同じ手順なので簡単
・準備時間、放置時間がない
・素手で使用できる
・ジアミン系の酸化染料を含まないため、皮膚炎やアレルギーのリスクが少ない
・髪のダメージを補修する有効成分が多く含まれており、使うたびに髪がきれいに艶やかになっていく
3-2 デメリット
・一度では染まりにくい
・色の定着までには約7~14日ほどかかる
・普通のシャンプーに比べると価格が高い
3-3 白髪染めトリートメントとの違い
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白髪染めトリートメントは、通常のトリートメントの代わりに使い、一般的なリンスやコンディショナー、トリートメントのように使います。一度の使用でもある程度染まりますが、白髪染めシャンプーとは異なり放置時間がかかります。
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