目立ってきた白髪をあなたはどうしていますか?毎回美容室に通うのは費用も時間もかかってしまうので、スーパーやドラッグストアで販売されている市販品を使ってセルフカラーで行っているという方も多いのではないでしょうか?
自分で染める時に気になるのが染め残しや染めムラ。今回はセルフカラーで綺麗に仕上げるポイントをお教えしますから、そのポイントを押さえ、失敗のない白髪のセルフケアをしましょう。
Contents
1 白髪染めカラーリングの基本
白髪染めにもさまざまな方法がありますが、多くの方は広範囲を短時間で染めることができるヘアカラータイプの白髪染めを使用されているのではないでしょうか。
今回はこのヘアカラータイプの白髪染めにスポットを当ててお話します。
出典:Pixta
1-1 仕組み
白髪を染める場合も基本的な仕組みは普通のヘアカラーと大きく変わりません。
どちらも酸化染料やアルカリ剤が入っている1剤と酸化剤が入っている2剤で構成されています。この2つを混ぜた液を混合液と言います。髪に塗ると1剤のアルカリ剤が髪のキューティクルを開いて混合液を髪の内部に浸透させ、酸化染料が発色することによって髪を色づけていきます。
1-2 種類
白髪染めといってもいろいろなタイプがあります。特徴を知り、自分に合ったタイプのものを使用しましょう。
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1-2-1 液状、乳液タイプ
液状、乳液タイプは伸びが良いのが特徴です。髪全体になじませやすく、広い範囲を染めるのに向いています。液体なので垂れやすいというデメリットもありましたが、最近ではクリーミーで垂れにくいものも増えてきています。
このタイプは原則使い切りとなっており、残った分をとっておくことができません。時間が経つと染毛効果がなくなったり、ガスが発生したりする場合もありますので残ったものはすぐに廃棄しましょう。
1-2-2 泡タイプ
泡タイプはすでに混合液の状態になっているものが多く、自分で1剤と2剤を混ぜる必要がないので手軽に使うことができます。
泡状なので垂れる心配もなく、扱いやすいので初心者にも簡単です。分け目や生え際から、隠れている内側の白髪にも根元までしっかり揉み込み染めることができるので、全体染め・部分染めの用途を選びません。
また、残りはそのままとっておけるものが多く、経済的です。
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1-2-3 クリームタイプ
クリームタイプは薬剤が白髪部分に密着するので、しっかり染めたい方におすすめです。
染めたいところにピンポイントでつけることができるので、根元や生え際の部分染めをするリタッチにも適しています。しかし、髪全体に使用する場合には、慣れていないとムラなく均等に塗ることが難しいです。
必要な分だけ混合液を作ることができるので、1剤と2剤それぞれのキャップをしっかり締めておけば保存することができます。
2 上手に染めるための5つのテクニック
白髪染めはただ薬剤をつければ良いと言うものではありません。何も気にせず適当に染めていると、やはりムラが出てきてしまいます。
やり方1つで仕上がりの美しさに差が出ますので、これからご紹介する5つのポイントを押さえて丁寧に行いましょう。
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2-1 髪を綺麗にする
油分やほこりなどで髪が汚れていると薬剤が均等に髪に入らず、上手に染めることができません。
白髪染め前の下準備としてワックスやムースなどのスタイリング剤はもちろんのこと、汗や皮脂などの汚れは洗い落とし、自然で綺麗な状態の髪に整えておきましょう。
また、水分も薬剤が浸透する妨げになります。しっかりと乾かしておきましょう。
2-2 使用量を守る
薬剤の使用量が少ないと十分に染めることができません。もったいない・・・と使用量をケチっても良いことはありません。
パッケージに記載されている量を守り、髪の長さや量に合わせてたっぷり使用しましょう。
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2-3 染まりにくい場所から染める
髪全体を染める場合、最初に薬剤を塗布した箇所と最後に塗布した場所では浸透させるための放置時間に差が出てきます。
髪は場所によって染まりやすさが違いますので、染まりにくい順に塗布していき、放置時間の差を有効に使いましょう。
2-3-1 染める順番
フェイスラインやこめかみなどの生え際は目立ちやすい上に染まりにくい部分です。1番先に薬剤を塗るようにしましょう。
それ以降は分け目、襟足、生え際、頭頂部、後頭部、毛先の順に染めていきましょう。
髪を染める前にそれぞれの箇所をクリップで留め(ブロッキング)しておくと染める際にスムーズにです。
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2-4 放置時間を調整する
髪質によって染まりやすい人と染まりにくい人がいます。パッケージに目安となる放置時間が記載されていますが、同じ時間放置していても仕上がりには個人差が出てしまいます。
自分の髪質に合わせて時間を調整するようにしましょう。
2-4-1 柔らかく細い髪
柔らかく細い髪質の場合は薬剤が浸透しやすいです。この場合は記載されている時間を目安として良いでしょう。
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2-4-2 しっかりとした髪
硬く太い、しっかりとした髪は薬剤がなかなか入らず、染まりにくいです。
美容室でカラーやパーマを行う時にも何度も状態を確認されて長く時間がかかった経験のある方も多いのではないでしょうか?
セルフで行う時には記載されている時間よりも5分程度長めに放置するようにしましょう。
2-5 温める
髪は温度が高い方が染まりやすいという特性があります。室温は20℃以上が良いので、寒い日などは部屋を暖かくして行いましょう。
また、頭皮から放出される体温で蒸らされてパックを行っている状態になりますので、薬剤を塗布した後はラップで頭を巻いたら、蒸しタオルやドライヤーなどを使って外側から温めるようにしましょう。
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3 タイプ別のおすすめヘアカラー9選
白髪染めヘアカラーはドラッグストアなどで市販の商品を手軽に購入することができます。
ここでは各タイプから3種ずつ、計9種類のおすすめ白髪染めヘアカラーをご紹介します。
出典:Pixta
3-1 液状、乳液タイプ
3-1-1 ロレアルパリ / エクセランス
クリーミーで液垂れしにくく、髪にしっかり吸着して手早く簡単に染めることができます。
アフターカラートリートメントのコラーゲンを配合しており、潤いを補って艶やかな髪色へ導きます。
販売価格 :¥1,728(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全9色
3-1-2 サロンドプロ / 無香料ヘアカラー早染め乳液
においのない無香料の白髪用ヘアカラー。
コネクター成分配合で髪の生え際や分け目まで綺麗に染めることができます。
販売価格 :¥1,047(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全13色
3-1-3 シエロ / ヘアカラーEX ミルキー
海洋コラーゲンやアミノ酸など5つのケア成分を配合し、髪の状態を整えながら自然な艶のある美しい髪色に染め上げます。
販売価格 :¥950(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全16色
3-2 泡タイプ
3-2-1 シエロ / ムースカラー
5つのケア成分で髪の状態を整えながら染めるので、艶やかでなめらかな仕上がりになります。
クリーミーなムース状の泡なので、ムラなく染めることができます。
販売価格 :¥759(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全16色
3-2-2 サロンドプロ / 泡のヘアカラーエクストラリッチ
混ぜる手間なしのワンプッシュタイプです。
気になる分け目や見えない後ろの髪にもスッとなじんで密着するので、ムラなく染めることができます。
販売価格 :¥756(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全15色
3-2-3 ブローネ / 泡カラー
泡が消えずにとどまるパワフル密着で、染めにくい後ろや内側にもしっかり浸透し、美しい髪色に染めてくれます。
販売価格 :¥704(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全22色
3-3 クリームタイプ
3-3-1 ロレアルパリ / エクセランス
染める前・中・後のケアで髪をいたわりながらムラなく染め、コラーゲン配合で潤いを補いながら艶やかな髪色に仕上げます。
販売価格 :¥1,728(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全18色
3-3-2 ウエラ / ウエラトーン2+1
植物由来の3つのトリートメント成分とウエラ独自のミクロ粒子処方により、なめらかで輝くような艶のある染め上がりに仕上げます。
販売価格 :¥1,246(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全24色
3-3-3 サイオス / オレオクリーム
あらかじめクリームの中に高品質のピュアオイルを配合した2剤式の白髪染めです。
いつもと同じ染め方で、贅沢な色艶のある髪色を実現することができます。
販売価格 :¥565(税込) ※2018年3月 Amazon調べ
カラー展開:全11色
4 初期白髪ならヘアカラートリートメントがおすすめ
最近のヘアカラーは素人でも失敗が少ないように成分が調整されていたり、また、トリートメント効果により、染めた時に受けたダメージを補う機能を含んだものなど日々改良されていますが、染める際に受ける代償は小さくありません。
また、その時に受けたダメージがさらなる白髪を招く原因にもなりますし、そうして負のループに陥ってしまうこともありますから、まだ生え始めのチラホラ白髪であればヘアカラータイプの白髪染めでなく、髪を傷めない白髪ケアコスメとして最近話題のヘアカラートリートメントの使用をおすすめします。
出典:Pixta
4-1 ヘアカラートリートメントとは?
カラー成分を含むトリートメント剤のことで、シャンプー後に普段のトリートメント代わりに使用することで、白髪が徐々に色づいていきます。
ヘアカラーとは異なり、髪の表面に色を吸着させるので髪を傷めません。数回使用することによって徐々に染まるので、自然な染め上がりです。また、その名の通り、トリートメント効果があるのでダメージどころか髪の保護、補修も同時に行えます。
4-2 ヘアカラートリートメントをおすすめする理由
初期白髪の段階であればヘアカラータイプの白髪染めでなく、ヘアカラートリートメントをおすすめする8つの理由についてお話しましょう。ヘアカラートリートメントの魅力は、ただ髪が傷まないだけではありません。以下のようなさまざまなメリットを持っています。
1.自宅でのセルフケアが簡単
2.不慣れでも失敗リスクがほとんどない
3.頻繁にケアをしても髪を傷めない
4.髪の補修や保護機能がある
5.染め上がりが徐々になので自然で周囲に気付かれにくい
6.肌がセンシティブな方でも安心して使える
7.シャンプーの後の濡れた髪にも乾いた髪にも使える
8.インターネットショッピングやドラッグストアなどで簡単に入手できる
出典:Pixta
4-3 デメリットも知っておこう
メリットも多くありますが、デメリットのない商品は存在しません。過剰に期待したばかりに期待外れにならぬよう、使用を検討する前にデメリットを3つ挙げますので理解しておきましょう。
1.1度の使用では色づかず、連続使用が必須となる
2.黒髪には色づかない
3.色の維持が1~2週間と短く、色をキープするには頻繁に行う必要がある
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4-4 人気のヘアカラートリートメント10選
そう言われてもどれを選べば良いか分かりにくと思います。そこでヘアカラートリートメント愛用者の中でも評価が高い、人気の商品を10商品ご紹介しましょう。
4-4-1 フラガール / カラートリートメント リッチ
ハワイアンボタニカルとして、マカデミアナッツやココヤシ果実エキスが配合されています。
先端が細くなったとんがりチューブと専用コームで、手が汚れにくくなっているのが特徴です。
通常価格:¥3,456(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :170g
カラー :5色(ブラウン・ダークブラウン・ブラック・ディープブラウン・ディープアッシュ)
4-4-2 スカルプDボーテ / ヘアカラートリートメント
アルガン・ホホバ・ツバキオイル配合でやさしく染めながら、美しい艶のある髪へ導いてくれます。
販売価格:¥2,800(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :200g
カラー :4色(ナチュラルブラック・ダークブラウン・マロンブラウン・ローズブラウン)
4-4-3 利尻 / ヘアカラートリートメント
髪にうるおいを与えながら保湿するアルギン酸などの天然利尻昆布エキスを配合。髪にしっとり感を与えてくれます。
販売価格:¥3,240(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :200g
カラー :4色(ライトブラウン・ナチュラルブラウン・ダークブラウン・ブラック)
4-4-4 ラボモ / スカルプアロマ ヘアカラートリートメント
美容保湿成分で髪の艶と指どおりをなめらかにし、アロマの香りで癒されながら白髪を染めることができます。
販売価格:¥2,916(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :200g
カラー :3色(ナチュラルブラック・ダークブラウン・ブラウン)
4-4-5 ルプルプ / ヘアカラートリートメント
優れた保湿力と自己修復力を持つカゴメ昆布「フコイダン」を配合。頭皮と髪をいたわりながら白髪をケアします。
販売価格:¥3,240(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :200g
カラー :5色(ブラウン・モカブラウン・ダークブラウン・ナチュラルブラック・ソフトブラック)
4-4-6 DHC / Q10 クイックカラートリートメント
コエンザイムQ10配合。年齢を重ねた髪を艶やかな美髪にしつつ、白髪を染め上げてくれます。
販売価格:¥2,883(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :235g
カラー :3色(ダークブラウン・ライトブラウン・ブラック)
4-4-7 ラサーナ / ヘアカラートリートメント
髪の内側と外側をダブルで染める2種類の染色成分が配合され、髪内部までしっかり浸透し、退色しにくくなっています。
販売価格:¥2,883(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :235g
カラー :1色(ダークブラウン)
4-4-8 レフィーネ / ヘッドスパ トリートメントカラー
髪を染めながら地肌もしっかりクレンジングし、綺麗な髪だけではなく健やかな頭皮環境も整えてくれます。ポンプタイプで使いやすいのも魅力です。
販売価格:¥3,600(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :300g
カラー :5色(ダークブラウン・ライトブラウン・マロンブラウン・ローズブラウン・ナチュラルブラック)
4-4-9 ポーラ / グローイングショット カラートリートメント
髪のダメージを補修して、ハリとコシのある髪に整えてくれます。毎日使用しなくても色づくので、コスパが良いという愛用者からのレビューが多く見られます。
販売価格:¥3,132(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :300g
カラー :2色(ブラック、ブラウン)
4-4-10 ドクターシーラボ / ヘアカラートリートメント スピード3
皮膚の専門家がこだわった白髪ケアとして、髪や頭皮に優しいことを特徴としています。
染毛時間が従来の10分から3分へと短縮され、3回ほどの使用で綺麗な色に染まったと実感することができます。
販売価格:¥3,456(税込) ※2018年3月 公式サイト調べ
内容量 :235g
カラー :3色(ダークブラウン、ライトブラウン、ソフトブラック)
5 まとめ
白髪が増えて目立ってくるとどうしても避けて通れない、白髪染め。定期的に行うものだからこそ、自宅で簡単に、そして綺麗に染めたいですよね。
今回ご紹介したコツを押さえておくことで、染めムラをなくし、上手に染めることができます。失敗するかもという心配をなくし、自分で気軽に白髪のケアを行っていきましょう。