「いよいよ、白髪染めが必要かな…」
「気が付くと、白髪が増えている気がする…」
鏡を前に、毎日こんなことを考えていませんか?
確かに「白髪染め」で見た目をごまかすことは簡単です。でもちょっと待ってください!
「染める」以外にも、白髪の改善方法があるんです!
いつもの生活習慣を少し変えるだけで。
いつもの生活習慣に少しの努力を加えるだけで。
「日々の生活から白髪改善」を目指しましょう!
1 白髪の原因となる4つの生活習慣
「食事」「運動」「洗髪」「睡眠」どれも、毎日の生活に欠かすことのできない事柄です。
この記事では、髪の毛の色素を作る「メラノサイトの働き」にフォーカスします。
日々の生活の中で、当たり前のことをどのくらい当たり前に出来ていますか?
今一度、自分の生活を振り返ってみましょう。
1-1 食事
「炭水化物」「脂質」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」の5大栄養素は、バランスよく摂取することが第一です。
3食しっかり摂ること、決まった時間に摂取すること、腹8分目で終えること、も大切です。
メラノサイトがよく働き、活性化させるための食材選びが、白髪の改善に繋がります。
逆に、偏った食事や栄養不足は、メラノサイトの働きを弱め、白髪を促進させてしまいます。
1-2 運動
出典:http://www.photo-ac.com/
運動というと、何かスポーツをやらなければいけないようなイメージですが、そこまでの必要はありません。
体を動かし筋肉量が増えると、代謝量が上がり血流が良くなります。
血流が良くなることが、メラノサイトの働きを活性化させることに繋がるのです。
有酸素運動で心拍を上げることも、血行促進に繋がります。
逆に、激しい運動を連続的に行うことは、心身にとって大きなストレスとなり、メラノサイトの働きに影響を及ぼすこともあるので注意しましょう。
1-3 洗髪
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白髪の進行を少しでも抑えるためには、頭皮環境を整えることが必須です。
頭皮が凝り固まったり、傷ついたり、汚れていると、頭皮の血流が悪くなります。
頭皮の血流が悪くなるということは、つまりメラノサイトの働きが弱まるということです。
頭皮の血行を促進させるコツは、ずばり洗髪の「方法」にあります。
シャンプーだけでなく、洗髪の前後にも、頭皮ケアのコツがたくさんあるんです。
フケが気になっている人、いつも頭を掻いている人、要チェックですよ!
1-4 睡眠
出典:http://www.photo-ac.com/
メラノサイトはいつ働いているのか?それは、身体が眠っている間です。
よく言われている「お肌のゴールデンタイム」。これはメラノサイトの働きにおいても同じくゴールデンタイムです。
体内時計でいえば、22時~2時は、メラノサイトの活動が最も活発化する時間帯なのです。
加えて、このゴールデンタイムにいかに「快眠」するかも重要です。
また、睡眠不足も頭皮環境においては重大な問題です。
日中頭がぼーっとすることはありませんか?これは、頭皮の血行が悪くなっている証拠です。
何度も述べますが、血行不良はメラノサイトの働きを弱めてしまいます。
睡眠時間の確保と質の良い睡眠を心がけましょう。
2 食事
髪の毛はタンパク質で生成されていて、皮膚の一部が変化したものです。
つまり、体内で生成されるものであり、身体の健康状態が如実に出る部位であるということです。
また髪の毛は血液から一番最後に栄養素が回ってくる部位なので、絶対的に栄養が足りてない場合、確実に影響を受けます。
メラノサイトの活性化において必要不可欠なのが、チロシナーゼという酵素です。
チロシナーゼの働きが、メラノサイトの活動を左右します。
この章では、チロシナーゼやメラノサイトの働きに関わる栄養素について、どのような食事内容が影響を与えているのかを見ていきます。
2-1 白髪に悪い食事
2-1-1 偏った食事
身体の良し悪しに関わらず、偏った食事は何かしらの栄養素の不足を招きます。
「お肉大好き!」「コンビニ大好き!」なんて方は、要注意です。
また盲点なのは、ダイエットです。カロリーを気にするあまり、野菜中心の食生活になりがちです。
髪の毛に栄養が行き渡らないと、白髪だけでなく、ハリコシのない細い毛になってしまったり、脱毛の恐れもあります。
2-1-2 塩分の過剰摂取
塩分の摂り過ぎがなぜ白髪に影響するかというと、肝臓の働きが悪くなってしまうからです。
肝臓はたんぱく質の生成を担う部位であるため、この機能に不具合が生じることは髪の毛にとっては死活問題です。
また、肝臓は体内の栄養配分の配分を担っている臓器でもあります。
他の部位に栄養が足りていなければ、髪の毛は後回しになりますし、司令塔である肝臓自体が機能しなければ、メラノサイトの機能も低下していきます。
「週の半分は外食で済ませている…」「味の濃い食べ物が好き!」なんて方は要注意です。
2-1-3 糖分の過剰摂取
糖分の過剰摂取は、血液の流れを阻害します。
血液は、体内に栄養素を届けるため働きをしているため、血流が悪くなると、当然髪の毛にも栄養が行き届かなくなります。
血行不良はメラノサイトの働きを鈍らせます。つまり白髪に繋がります。
また、盲点なのが飲み物です。
何気なく飲んでいるジュースや缶コーヒーには、想像以上に砂糖が入ってます。
「スイーツは別腹!」「炭酸ジュース大好き!」なんて方は要注意です。
2-1-4 アルコールの過剰摂取
アルコールは肝臓で分解・吸収されます。アルコールを取るほどに、肝臓の疲労は増します。
肝臓に大きな負担がかかり、肝機能の低下を起こしてしまいます。
「酒は百薬の長」なんて言葉がありますが、これは適量な場合を指しますのでご注意を!
2-2 白髪に良い栄養素
2-2-1 チロシン
メラノサイトがどんなに頑張って働いても、メラニン色素がなければ髪は黒くなりません。
そのメラニン色素の原料となるのが、チロシンです。
チロシンをチロシナーゼ酵素の働きで酸化させることで、黒いメラニンが生成されます。
◆チロシンが多く含まれている食材◆
◇チーズ◇ ◇バナナ◇ ◇青魚◇
2-2-2 カルシウム
カルシウムはメラノサイトの働きを助けてくれます。
◆カルシウムが多く含まれている食材◆
◇海藻類◇ ◇大豆製品◇ ◇モロヘイヤ◇
2-2-3 銅
銅は、チロシナーゼを活発に活動させることが出来ます。
また、体内で生成することが出来ないので、食事などで摂取するしか方法はありません。
◆銅が多く含まれている食材◆
◇玄米◇ ◇エビ・カニ◇ ◇プルーン◇
2-2-4 ビタミンE
ビタミンEは、血流を良くする働きがあります。別名「若返りビタミン」とも言われ、美肌効果も期待できます。
◆ビタミンEが多く含まれている食材◆
◇アーモンド◇ ◇オリーブオイル◇
3 運動
運動と言っても、何かの競技を目いっぱい行うことではありません。
要は、体内の血液を循環させ、血流を良くすることが、白髪を抑制させる上で必要なのです。
メラノサイトの働きにおいては、日常の行動でも十分効果を発揮します。
食事によって作られた、きれいな血液を、運動によってしっかり頭皮に行き渡らせることが、メラノサイトの働きを良くすると言えるでしょう。
3-1 白髪に悪い生活スタイル
出典:http://www.photo-ac.com/
・休みの日はほとんど家から出ない
・移動手段は車か電車がほとんど
・階段ではなく、必ずエスカレーターやエレベーターを使う
・猫背
・デスクワーク
この中で1つでも思い当たる節がある方はメラノサイトの働きを妨げている可能性大です。
体を動かし筋肉を使うことで代謝量が上がり、血流が良くなります。
この血流が、メラノサイトの働きを活性化させることに繋がるのです。
姿勢が悪いだけで、消費エネルギーが3割減少するとも言われています。
正しい姿勢をとるだけでも、代謝は上がります。
3-2 白髪に良い生活スタイル
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・週に2~3回、適度な運動を30分行う。
・1日中なるべく体を動きを止めない生活をする。
・少し強度のある運動を入れると、なお良い。
適度な運動は少し息が荒くなる程度の運動をさし、会話ができる程度です。
30分とは、断続的でもかまいません。
例えば、移動を自転車にするとか、大股で歩くようにするなどでも、十分「適度な運動」です。
時間に余裕があるときに、最寄り駅の1つ手前から歩くのも、良いですね。
強度のある運動といっても、家で出来る簡単なトレーニングで十分です。
「ながらダイエット」が流行しましたが、そのような感覚で出来る内容が継続しやすそうですね。
3-3 毎日5分☆おすすめエクササイズ
◆かかとの上げ下げ◆
⇔
◇動作方法◇
かかとを上げたり下げたりする。
◇効果◇
ふくらはぎや足首が引き締まる。むくみ、冷えが改善する。代謝量が上がる。
◇ステップアップメニュー◇
・床ではなく、階段の淵など段差を使って、かかとを深く下げる。
・「上げる」「止める」「下げる」それぞれの動作を3秒ずつかけてゆっくり行う。
◆腹筋のストレッチ◆
⇒
◇動作方法◇
うつぶせになり、両腕を立てて上半身を起こす。深呼吸をする。
◇効果◇
早期の疲労回復、全身の血行促進や便秘の解消。
◇ステップアップメニュー◇
・両肘とつま先の3点で体を支える。
・腕を使わずに、腹筋の力だけで上半身を起こす。
4 洗髪
頭皮を健康に保つことこそが、健やかな髪の毛への第一歩です。
食事や運動によって、どんなにメラノサイトが良い働きをしても、頭皮という土壌が整っていなければ黒髪は育ちません。
毎日の洗髪を、今一度見直してみてください。
4-1 白髪に悪い洗髪方法
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・シャンプーの原液を直接頭皮につける。
・爪を立てて、頭をかくように洗う。
・髪の毛を重点的に洗う。
・予洗い~すすぎまで3分以内で終了する。
・ドライヤーをしない。
思い当たる点は、いくつありましたか?
シャンプーの原液は刺激が強いので、頭皮には負担が大き過ぎます。
爪を立てると、頭皮が傷つき、炎症を起こすきっかけになる危険があります。
髪の毛の汚れは、予洗いで十分に落とすことが出来ます。頭皮を念入りに洗いましょう。
予洗いとすすぎで、それぞれ2~3分が目安です。トータルで10分程度を目指しましょう。
頭皮が濡れたままということは、生乾きの洗濯物を放置しているのと同じと心得ましょう。
4-2 白髪に良い洗髪方法
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・髪を濡らす前に、丁寧にブラッシングをする。
・シャンプーは、泡立ててから塗布する。
・指の腹を使って、頭皮を動かすようにマッサージをする。
・洗い残しがないように、髪がキシキシするくらいまで洗い流す。
・頭皮をかわかすようにドライヤーをする。
ブラッシングと予洗いで、髪の毛の汚れを落とし、頭皮の脂を浮かせることが出来ます。
泡は皮脂汚れを絡め取ってくれます。
頭皮マッサージは、誰でも出来る血行促進の方法です。
洗い残しとは、皮脂汚れだけでなく、シャンプーも指します。
頭皮に余計な水分が残らないようにしましょう。
4-3 いつものバスタイムに☆おすすめヘアケアアイテム
◆サクセス 頭皮洗浄ブラシ◆
出典:https://www.amazon.co.jp
◇使用方法◇
シャンプーを塗布した後、ブラシで頭皮をマッサージするように洗います。
◇効果◇
指では落としにくい毛穴の汚れをしっかり落とし、洗いながらのマッサージで血行促進効果もあります。
◆バサル コールドシャワーEX2◆
出典:https://www.amazon.co.jp
◇使用方法◇
タオルドライ後、先端を頭皮に当ててプッシュし、その後指の腹でマッサージをします。
◇効果◇
-10℃の瞬間冷却で頭皮を引き締めます。
血行促進、脱毛予防、育毛効果がある頭皮の薬用スキャルプローションです。
5 睡眠
メラノサイトの働きが活発になるのは、身体が寝ている時です。
お肌と同じく、髪の毛のゴールデンタイムも「22時~2時」です。
この時間を確実に、睡眠に当てることが必達です。
さらに、より質の高い睡眠をとることで、メラノサイトを効率よく働かせたいですね。
5-1 白髪に悪い睡眠
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・睡眠不足
・ゴールデンタイムに起きている
・不規則な睡眠サイクル
・身体が冷えている
・睡眠前に、スマホやテレビを見る
睡眠不足で、日中頭がぼーっとする時、それは頭に血が行き届いていない証拠です。血行不良は、メラノサイトの働きが鈍くなります。
ゴールデンタイムに睡眠が取れていても、睡眠のサイクルが不規則では、その効果は見込めません。
睡眠の質においては、よりリラックスした状態で血流を良くして、睡眠に入ることが大切です。
5-2 白髪に良い睡眠
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・ゴールデンタイムに睡眠を確保する。
・7~8時間の睡眠時間が望ましい。
・規則正しい睡眠サイクルにする。
・湯船に浸かる。
・睡眠に入る1時間程度前から、テレビやスマホは控える。
まずは絶対的な睡眠時間の確保が先決です。
さらに、毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるというサイクルを目指しましょう。
身体が冷えると血流が悪くなります。湯船に浸かり、身体を温めてから睡眠に入りましょう。
睡眠導入時にリラックスできていると、眠りの深さも圧倒的に違います。
5-3 目指せ快眠☆おすすめ睡眠アイテム
◆めぐりズム 蒸気でGood-Night◆
出典:https://www.amazon.co.jp
◇使用方法◇
おやすみ前の30分、目元に装着します。
◇効果◇
約40℃のたっぷり蒸気で首もとを心地よく温めることで、深いリラックス気分に誘います。
じんわりとした温かさが30分程度持続します。
◆音楽◆
◇おすすめCD◇
・おやすみなさい、心地良い眠りのための音楽
出典:https://www.amazon.co.jp
・DREAMS~快眠CD~
出典:https://www.amazon.co.jp
6 まとめ
「食事」「運動」「洗髪」「睡眠」について、日々の生活から分かることがたくさんありましたね。
「染める」前に、今一度、自分の生活を見直してみてください。
いつもの生活習慣を少し変えるだけで。
いつもの生活習慣に少しの努力を加えるだけで。
「白髪改善」を目指しましょう☆