ベッドの枕まわりや、浴室、フローリング、、、と最近ご自身の抜け毛が気になっていませんか?
ストレスや心理的なダメージ由来の一時的なものであれば時間が解決することもありますが、原因が異なる場合、対策しないと抜け毛のスピードが加速し、薄毛という次のステップに進んでしまうこともあります。
抜け毛の要因には、ホルモンバランスや頭皮環境、栄養バランスなどの悪化や冷え性などがありますが、それら多くの要因が生活習慣に潜んでいることが多いです。抜け毛にドキッとしたら、まず原因について勉強し、直ぐに取り組めそうな対策をとることがとても重要です。
1 頭皮ダメージ
健やかな髪を維持するには、頭皮を健康な状態にしておくことが必要不可欠です。
頭皮のダメージはなかなか本人が気付かないことが多いのですが、何気ない日常生活でもいつの間にか頭皮にダメージを与えてしまっていることは意外と多く、またそれらのダメージケアをせず、そのままにしてしまうことで、頭皮の環境が悪くなり、健やかな髪を維持できず、抜けてしまうことがあります。
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1-1 日常生活に潜む髪ダメージを与える要因とは
では実際に日常生活の何が原因でどんなダメージがあるのか、ご紹介しましょう。
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1-1-1 紫外線
体で一番太陽に近い場所が頭ですから、太陽からの紫外線の影響を一番受けているのも頭なのです。
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1-1-2 頭皮を傷つける
洗浄力の強いシャンプーを使ったり、間違ったヘアケア方法を行うことによって、頭皮にダメージを与えてしまっていることも少なくないようです。
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1-1-3 頭皮に負荷をかけるヘアスタイル
ギュッと強く引っ張るヘアスタイルは、同じ場所を継続的に引っ張ることになり、頭の血行が悪くなり、髪に十分な栄養が供給できず、頭皮が栄養失調になってしまうのです。
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1-1-4 パーマ・カラー
最近は薬剤が良くなったとはいってもやはり、刺激やダメージは決して小さくありません。
頻繁にパーマやカラーを繰り返すことによって、頭皮や毛根がダメージを受け、抜け毛の原因となってしまいます。
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1-2 対策しよう
日常生活に潜むダメージの要因についてご紹介しましたが、実際にそれらの要因からどのように髪や頭皮を守ったら良いのでしょうか。ここではその予防方法など対策についてご紹介しましょう。
1-2-1 紫外線
紫外線は夏だけではなく、実は1年中その危機にさらされているのです。
それも晴れている日だけでなく、曇りの日も十分に紫外線を浴びているので、油断せず、日傘や帽子などの対策をして紫外線から髪を守りましょう。
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1-2-2 正しいヘアケアをしよう
朝晩2回以上シャンプーをしていませんか?過度なシャンプーや洗浄力の強いシャンプーを使用していると頭皮の汚れだけでなく、髪や頭皮を健やかに保つうえで本来必要な皮脂や保湿成分までも洗浄してしまって、頭皮が荒れたり、乾燥してしまう原因になります。
また洗い方も重要で、爪を立ててゴシゴシ洗ってしまうと頭皮を傷つけてしまいますし、シャンプーのすすぎ残しやドライヤーで髪を乾かさずに自然乾燥させてしまうのも頭皮の雑菌が繁殖しやすく、ダメージだけでなく痒みなど肌トラブルに繋がってしまいますので、正しいシャンプー方法やヘアケアが重要になるのです。
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1-2-3 実践しよう正しいシャンプー方法
1-2-3-1 ブラッシング
髪を濡らす前にブラッシングし、表面のホコリ、汚れ、抜け毛を取り除きます。
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1-2-3-2 予洗い
シャンプーはつけず、ぬるま湯だけで3分ほど入念に頭皮を洗っていきます。
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1-2-3-3 十分泡立てる
次にシャンプーを手のひらにとり、しっかりと泡立て、頭皮にムラなくつけていきます。
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1-2-3-4 シャンプー
指の腹を使って、頭皮を中心にマッサージするように洗います。
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1-2-3-5 すすぎ
すすぎが足りず洗浄成分が頭皮などに残ってしまうのもダメージに繋がります。特にすすぎ残しをしやすい耳周りやおでこの生え際、襟足などは入念にすすぎましょう。
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1-2-4 シャンプー(トリートメントやコンディショナー)の後
タオルでゴシゴシと拭き取るのは今すぐ止めましょう。
濡れた状態の髪は髪表面を保護しているキューティクルが開いたままで、とてもデリケートです。そこをゴシゴシとタオルで擦ってしまうと髪表面が傷ついてしまいます。
タオルドライの際は絶対に擦らず、大きめのタオルで頭全体をスッポリと包み込んで、指の腹で頭皮をマッサージするように頭皮の水分を除きましょう。その後は髪に付着した水分をタオルに移すイメージで、指の腹を使って頭皮の水分を拭き取っていきましょう。
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1-2-5 ダメージはトリートメントでしっかり補修する
ダメージヘアは表面を保護するキューティクルが剥がれ、たんぱく質が流れ出してしまっていることが多いので、トリートメントを髪の内部までしっかり浸透させて、髪の表面を保護させましょう。
また、洗い流さないトリートメントを2、3日毎に乾いた髪に使用し、ダメージをケアしましょう。
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2 血行不良
頭皮にはたくさんの毛細血管が通っています。髪はこの毛細血管と繋がって血液から必要な栄養を得て育つので、血行不良を起こしてしまうと髪は十分な栄養を得ることができず、栄養失調を起こしてしまい、髪が痩せてしまったり、抜け毛になってしまいます。
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2-1 血行促進は内外から改善しよう
頭の血行を促すのは、外側からのマッサージによるものと運動などで内側から促進させるもの、その2つの併用をおすすめします。
2-1-1 頭皮マッサージ
血行を促して、毛母細胞の働きを活性化させます。血行が良くなることで頭皮まで栄養が行き渡ります。
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2-1-1-1 側頭部
こめかみに小指、親指を襟足、首と頭の間あたりにあてて、側頭部をクリクリと円を描くように頭皮をマッサージします。
2-1-1-2 後頭部と頭頂部
襟足から後頭部にかけてのマッサージです。 耳の後ろからアゴにかけ、襟足から後頭部へと移動していくとより効果的です。後頭部も側頭部のようにクリクリと円を描きながら押しまわしながら頭頂部へ向けてマッサージします。
2-1-1-3 全体マッサージ
頭皮をグラグラと動かすイメージで、こめかみ、耳上から頭全体を両手で包みながら、上に持ち上げてマッサージします。
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2-1-2 適度な運動
運動によって筋肉の緊張もほぐれる上、血流も改善するので、今の生活に運動を取り入れてみましょう。
運動といってもスポーツジムやホットヨガのような本格的な運動となると“今日から直ぐに”とはいかないですよね。大掛かりな運動でなく、お買い物を車じゃなく自転車やウォーキングにしたり、お風呂上がりにTVを見ながらストレッチしたり、まずは生活に取り入れやすい軽いものからでいいので取り入れてみましょう。
また運動は血行を促進させるだけでなく、ストレスの発散や代謝を促進させる効果もあります。
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3 ストレス
ストレスも、健やかな髪を維持するにあたって必要な、栄養を頭皮に届ける際の妨げ、原因になってしまうことがあります。ストレスによって体が緊張状態になりますが、頭皮だって同じく硬くなってしまいます。せっかく栄養を摂っていても、頭皮が硬くなると髪に栄養が行き渡りにくくなって、上手く栄養を供給できず、それが抜け毛を引き起こしてしまうのです。
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3-1 ストレスを溜めない
“ストレスをなくす”これは理想論で無理な話です。全くストレスをなくすのは無理でも、溜めないようにすることは出来るかもしれません。家族に協力してもらって運動やリラックスできるような趣味、時間を作りましょう。そこまでの時間が作れないという方は、お風呂に入る際にお気に入りのアロマオイルや入浴剤を入れたり、好きなテレビ番組を観たり、音楽を聴くだけでも体内のストレスが大きく軽減するはずですから、無理なく取り入れられそうなものを生活に取り入れ、ストレスはできるだけ解消して溜めないようにしましょう。
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4 偏食やダイエット
髪だって栄養は、食べ物から摂るのが基本。
偏った食生活やダイエットによって、本当に必要とされている栄養が十分に摂れないと、頭皮が健康な髪が維持できなくなり、髪が抜けてしまうこともあるようです。
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4-1 食事バランスを見直そう
髪を生成するにあたって、アミノ酸、亜鉛、ビタミンの3大栄養素を積極的に摂るというのも悪くはないのですが、偏ってしまっては意味がないので、色々な栄養をバランス良く摂るほうが良いと思います。
肉、魚、野菜、果物、雑穀類、海藻、炭水化物をバランスよく摂ること。また塩分や脂肪分が高いファーストフードやインスタント食品はできるだけ控え、和食中心の食事が良いとされています。また、食べ過ぎも内臓への負担や成人病など他の病気を引き起こしやすくなりますので、食事も適量を意識しましょう。
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5 良質な睡眠がとれていない
就寝中に成長ホルモンが分泌され、体の成長を促してくれます。これは髪だって同じことです。逆に睡眠時間が不足したり、良質な睡眠がとれていないと成長ホルモンの分泌が不足し、髪が育ちにくい状態や、維持ができずに抜け毛が増えてしまう原因ともなります。
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5-1 ゴールデンタイムに睡眠をとろう
成長ホルモンの分泌が一番活発になる時間帯を髪のゴールデンタイムと呼ばれていて、夜の22時~翌2時までの4時間の時間帯がそれにあたります。
忙しい中で22時に就寝するは厳しいと思いますが、この4時間のうちに1分でも多く、良質な睡眠がとれるように心掛けましょう。
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5-2 良質な睡眠をとるために
ベッドに入ってストレッチをするのもおすすめです。ストレッチによって体温変動が起こって、副交感神経を睡眠モードに切り替える働きがあったり、筋肉をほぐす効果もあるので、リラックスした状態で就寝できます。
また、スマートフォンの液晶画面から出るブルーライトは、脳を醒まさせる効果があるため、良質な睡眠には悪影響となってしまいますので、スマートフォンはベッドルームには持ち込まないように気をつけましょう。
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6 お酒やたばこ
アルコール類を摂取すると体内で分解する時に、メチオニン、システインなど髪を生成するのに必要な成分を消費してしまいますし、たばこに含まれるニコチンも血管を収縮させてしまうので、血行不良と同じく必要な栄養が頭皮に十分供給できなくなり、抜け毛に繋がってしまいます。
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6-1 禁酒・禁煙しなきゃダメ?
たばこは百害あって一利なしなので、抜け毛に悩んでいるこの機会に止めてしまう方が良いのですが、実はアルコールに関しては異なり、血行促進やストレス解消のようなメリットもあるので、適量、頻度を考えて過剰摂取を控えましょう。
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7 まとめ
今回は日常の生活に潜む抜け毛の原因とその対策方法について、お話ししましたが、ご自身の生活で思い当たる項目はありましたか?
原因が見つかったという方は、ぜひ今日から対策し、改善してみましょう。もしも思い当たる箇所がないという方は早めに毛髪の専門医に受診、相談してみるとよいかもしれません。
さぁ、今日からできそうなものから、改善に取り組んで、抜け毛の悩みを1日も早く解消しましょう。