白髪染めには欠かせない要素って沢山ありますよね??
白髪について色々調べていたら常に目にする「ヘナ」「ヘナ」「ヘナ」。
ヘナってなに??何故そんなに話題になっているの?
今回はそんな疑問に全て答えていきたいと思います。
この記事を通してヘナの全貌が把握でき、自分に適しているか判断する事ができますよ!
1 ヘナのことがよく分かる3つのキーワード
最初にヘナについての基本情報をご案内します。
この内容を理解してから次のステップに進みましょう。
1-1 熱帯地域で育つミソハギ科の植物
出典:https://pixta.jp/
ヘナは熱帯地域と呼ばれる、インドや北アフリカ、西アジアなどの場所で育つミソハダ科の植物。
標高の高い場所で、3~6メートルまでに成長します。
芳香のあるシコウカ(指甲花)という植物を粉末にしたものです。
1-2 染まる理由はヘナの葉に含まれるローソン
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では、何故ヘナが白髪染めとしての効果が高く染まるんでしょうか?
それは『ローソン』と呼ばれる赤色酵素色素が含まれています。
そのローソンがタンパク質の分子と結びつくことにより発色するという構造です。
これにより、髪は勿論のこと肌や爪も染まります。
植物の色素で染めるので、優しさを感じる染め上がりとなっています。
1-3 歴史深く、あのクレオパトラも使用していた
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歴史も深く、遡るとメソポタミア文明では既に栽培されていたそうです。
かの有名な古代エジプト最後の女王であるクレオパトラも、爪を塗ってオシャレを楽しんでいたと言われています。
また抗菌作用もあるので、アラブや古代インドではやけどや皮膚病の治療薬としても使用されていたそうです。
ヘナの素晴らしさを歴史も証明していますね。
2 ヘナは抜群の白髪染め効果がある
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ヘナの基本情報はご理解頂けたでしょうか??
ここからは実際のヘナの効果や効用についてご説明します。
2-1 ヘナの効果
植物性のヘナは自然豊かな素晴らしい効果もあり、体にも優しいと言われています。
この優しいとはどういう意味なのか?
ポイントは以下の通りです。
2-1-1 ダメージを補修する
ダメージの補修は、髪のタンパク質を補修する効果で髪内部の保水力を高める作用があります。
2-1-2 体に優しい
毛穴の洗浄効果、頭皮をみずみずしい状態に導く効果があるので、頭皮に優しく作用していると言えます。
2-2 万能のトリートメント効果
ヘナの人気や評価が高いのは、『数多くのタイプ髪の悩み』『あらゆる髪質』に万能のトリートメント効果を発揮します。
◆髪にハリを与えボリュームアップする
◆くせ毛やごわつく髪にはまとまりやすい髪に変化
◆パサついた髪には潤いを与える
ヘナが素晴らしい点は“染めれば染まるほど”髪が健康になっていきます。
いわゆる市販等の染色剤は髪や頭皮を傷つけますが、ヘナは本来の健康な髪質に整えます。
3 ヘナを使うメリットとは
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3-1 ダメージで傷んだ髪を修復し、ツヤのある髪にする
ヘナを使う事で得られる最大の効果が「頭皮を健康に保つこと」です。
1章で説明したローソンがケラチンと結合することで、傷んだ髪をリペアします。
コシがある自然な髪質になり、髪の水分を保持しやすくなります。
3-2 コンディショニング効果
つやつやでサラサラの髪の毛になった!
というコンディション効果が非常に高いというのもメリットです。
普段髪を洗った時に髪の違和感がある場合には、ヘナを併用してお湯シャンプーをすると更に効果が高いです。
フケも出にくくなるという使用者の声が多数あります。
3-3 環境に良い
植物から生成する天然成分なのできわめて安全ですし、環境への負荷もほとんどありません。
3-4 デトックスとリラックス効果
ヘナを使い続けていると体内から毒が抜けていきます。
正確には毛穴から老廃物を除去します。
身体的な不調が改善されるという効果もあります。
3-5 お財布に良心的な値段
美容院に通って染める、通常の市販よりも料金的にも安いです。
100円均一で購入できるヘナも存在します。
3-6 一度染めると色が抜けにくい
ヘナは長時間かけて染める工程ですので、きちんと染まります。
一度色が入ると通常の白髪染め染料よりも色が抜けにくいです。
4 ヘナを使うデメリットとは
4-1 準備~染めるのに時間がかかる
実はヘナを利用した白髪染めは時間が多くかかるというデメリットがあります。
準備だけで約1時間、髪染めで2,3時間も要します。
最低でも髪染めで1時間は放置しないと色が入りませんし、初めての方はもっと色が入りにくいです。
まとまった時間が取れる時に作業しましょう!!
4-2 カラーで明るく染められない
専用の白髪染めとして使用するので、カラーを入れることは出来ません。
あくまで白髪を黒くするという目的なので勘違いして購入しないよう注意です。
4-3 くせの強いにおい
ヘナは独特な臭いを発します。
その匂いは生草っぽく、苦手な方にとっては耐えられないほどの臭いとなります。
アロマオイルの「ユーカリ」を数滴落とすとかなり軽減されます。
4-4 冬は体が冷える
ヘナのペーストを頭に塗るととてもひんやりします。
夏場は気持ちがいいのですが、冬になると体感的にも寒く感じてしまいます。
風邪を引かないような恰好や態勢で臨みましょう!
4-5 個々人により副作用が発生することも
まず植物アレルギーを持っている方は「パッチテスト」を必ず行ってください。
リラックス効果が非常に強いというメリットが仇となる事もあります。
翌日中も「眠たくなる」という事もあるそうです。
5 初めての方必見!ヘナの使い方講座
ヘナの使い方の手順を紹介していきたいと思います。
5-1 髪を濡らす
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お湯で髪の毛を濡らします。
水気は軽く拭き取って待機します。
5-2 ヘナの粉にお湯を入れてペーストする
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お風呂で利用するよりも少し暑い45℃程度のお湯を利用します。
ヘナの粉にお湯を加え混ぜ合わせることで、柔らかめのペーストを作ります。
少しダマが残っていても問題ありません。
ペーストのために使用する粉とお湯の目安量は以下をご確認ください。
髪型 | 粉 | お湯(45℃ほど) |
ショート | 30~50g | 90~150cc |
セミロング | 50g~ | 150cc~ |
ロング | 100g~ | 300cc~ |
5-3 準備したヘナのペーストを塗る
白髪が気になる生え際や根元からしっかりと塗りましょう。
ロングヘアーの方は頭頂部から塗っていき、だんご状に巻きつけていくのがコツです。
生え際やこめかみ等々の白髪が気になるところには、集中してたっぷりペーストを塗りましょう。
その部分をティッシュで押さえたら塗る作業は終了です。
5-4 保温して時間を置く
髪の乾燥を防ぐためにサランラップを利用します。
保温して約1時間~2時間待ちます。
ラップの上からドライヤーで2,3分暖め、保温性の高いキャップを被るとより効果的に染め上げることが出来ます。
5-5 洗い流す
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最後に塗ったペーストを綺麗に流せば完了です。
5-6 参考になる動画
5章でまとめた内容を分かりやすくまとめた動画があるので、参考にご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=BdB6k6quFE8
6 まとめ
ヘナに関する情報をまとめた今回の記事、いかがでしたでしょうか??
ヘナを利用するメリットやデメリットを感じ取って頂けたでしょうか?
記事の中で挙げたような素晴らしい効用や効果もありますが、デメリットもしっかりと理解した上で使用して頂きたいです。
是非一度はヘナで白髪染めを行ってみてください。