
ほうれい線があるだけで、老けて見えてしまいます。できることならつくりたくないですよね。今回は、そんなほうれい線をつくらないために、自分でできる対策を一緒に考えていきましょう。また、ほうれい線ができる原因や、できてしまったときのケアについても一緒にご紹介していきます。
1 ほうれい線とは
出典:Pixta
ほうれい線とはご存じの通り、小鼻から口角にむかってできるしわのことです。なぜ、ほうれい線はできてしまうのでしょうか?その人のライフスタイルや年齢によって原因は異なります。ご自身で、気をつけるべきところを意識してみてくださいね。
1-1 ほうれい線が出来る3つの原因
1-1-1 たるみ
出典:Pixta
肌の真皮や皮下組織が衰えると、深いほうれい線になることが多いようです。なぜなら年齢とともに、肌内部でハリを出す働きのコラーゲンと弾力を出してくれるエラスチンの量が減少してしまうので、肌がたるみやすくなるからです。また、頬の毛穴が丸ではなく、しずく形に開いているという方もたるみが原因です。肌がたるむことによって、開いた毛穴が縦に伸びてしまうのです。ほうれい線がまだない方でも、この毛穴が気になり出したらほうれい線対策をする良いタイミングかもしれませんね。
1-1-2 乾燥
出典:Pixta
肌が乾燥した状態が続くと、小じわができてしまいます。特に、目元や口元は乾燥しやすいという方も多いのではないでしょうか?その乾燥した状態を放っておくと、肌の奥の方にまで影響し、徐々にほうれい線へと進行します。まだほうれい線は出来ていないから、と安心している方も乾燥から徐々に進行してしまうと気づきにくいので、注意してください。元々乾燥肌という方はさらに要注意です。
1-1-3 血行不良
出典:Pixta
肩や首が凝る、または足や顔がむくみやすいというのは、血行が悪くなっている危険サインです。ほかにも、運動不足や睡眠不足も、血行が悪くなる原因になります。血行が悪いと老廃物がうまく排出されずに溜まってしまいます。そうすると顔がむくみ、頬が下がるのでほうれい線ができてしまいます。
1-2 ほうれい線が出来ると…?
1-2-1 年齢より老けて見られる
出典:Pixta
口元に大きなしわが出来るため、口角が下がって見え、老けて見られてしまいます。
1-2-2 1度出来たほうれい線は消しにくい
出典:Pixta
ほうれい線=しわ
ですので、しっかり入ってしまったほうれい線は、手術やヒアルロン酸注入をしない限り、大きな改善は望めません。そのため、しっかり予防しておくことが大切なのです。
2 ほうれい線を予防!日常生活で注意したい7つのこと
普段意識せずに行っているクセが、ほうれい線を深くする原因になっているかもしれません。もし、今してしまっていることや、できていないことがあれば、少しずつ意識していくようにしましょう。
2-1 毎日のスキンケアに力を入れる
出典:Pixta
スキンケアで重要なのは、肌を乾燥させないこと。しっかり保湿されていると、他の肌トラブルも起こりにくくなります。忙しくて、じっくりスキンケアをする時間がないという方も多いと思いますが、パックをしたまま家事をするだけでも、肌の水分量はグンと増えます。(長時間、パックを肌に貼り続けるのは逆効果です。パッケージ記載の使用時間は守ってください。)
2-1-1 スキンケアの選び方
・ヒアルロン酸
・プラセンタ
・レチノール
などが含まれているものをおすすめします。なかでもしわ対策として有名なレチノールは、コラーゲンやエラスチンの作られるスピードを早めてくれます。毎日のケアに取り入れることで肌にハリがでてくる、とても魅力的な成分です。特に美容液は肌悩みの集中ケアができるものなので、最初に取り入れるなら美容液がおすすめです。また、さまざまなメーカーからしわ対策の美容液が販売されていますが、配合されている成分、濃度によって使用感や値段が違ってきます。ぜひ店頭で確かめてみてください。
●肌研 極潤 ヒアルロン液
出典:Amazon
容量:170ml
価格:¥1,040 ※2017年10月 Amazon調べ
●つむぎ プラセンタ美容液 (国産馬プラセンタ)
出典:Amazon
容量:30ml
価格:¥2,678 ※2017年10月 Amazon調べ
●リフトモイストEX エッセンスA (小じわ対策美容液)
出典:Amazon
容量:15g
価格:¥1,082 ※2017年10月 Amazon調べ
2-1-2 マッサージ方法
クリームを塗るときなどにマッサージをすると、血行が良くなり、むくみが気にならなくなります。今回は、シンプルなマッサージ方法をお教えします。
1.クリームを顔全体にのばし、額の中央に中指と薬指を置き、こめかみに向かって指をスライドする。(内から外へ老廃物を流すイメージで)
2.目元や頬からこめかみへ、同じようにスライドする。
3.あご先から耳の下にスライドする。
4.あごを少し上げる。指をすべて使い、首から鎖骨へ向かってスライドする。
5.鎖骨の中央から外側へ向かってスライドする。
この動きで、老廃物が排出されやすくなります。目がむくんでしまった時にもおすすめです。強くこすると刺激になりますので、優しく行ってください。
2-2 姿勢を正す
出典:Pixta
猫背になったり、同じ姿勢をずっと続けていると血行が悪くなる原因になります。携帯電話やパソコンを使うときにも下向きになることが多いと思いますので、休憩を挟むのを忘れないようにしてください。
特に携帯電話を使うときは、どうしても下向きになることが多く、また画面に集中するので目も疲れやすくなります。そんな時は背筋を意識して伸ばしたり、たまに首をぐるっと回すだけでも違いますよ。なるべく身体を正しい姿勢で保つこと、同じ姿勢で固まったままにしないことを意識しましょう。
2-3 お風呂に浸かる
出典:Pixta
毎日の溜まったむくみや老廃物を流すためにも、週に一度はお風呂に入る、など自分の中でルールを決めるのも良いかもしれません。また、お風呂に浸かりながら顔や身体を軽くマッサージをするのも、老廃物が流れやすくなりおすすめです。
2-4 口輪筋を鍛える
出典:Pixta
口輪筋は、他の表情筋と大きく関わってくるため、ここを鍛えると顔の印象が変わってきます。リフトアップ効果のほかに、顔のむくみが解消されたり、唇の血色が良くなる効果もあります。口輪筋を鍛える方法は以下になります。
1.口を閉じ、頬をふくらませます。このとき、頬にハリが出るくらいしっかりふくらませてください。
2.その状態を10秒キープします。
これだけです。すごく簡単ですよね。これを朝晩行います。途中で口の周りや頬が痛くなってくるので、しっかり効いているのがわかりますよ。簡単なので、手が空いた時間でもさっと出来るのが嬉しいですよね。
また、グッズを活用するのもおすすめです。
●MTG FACIAL FITNESS PAO フェイシャルフィットネス パオ
出典:Pixta
価格:¥13,820 ※2017年10月 Amazon調べ
2-5 舌で内側からほうれい線をなぞる
次に、直接ほうれい線に働きかけをする方法です。手順をご紹介していきます。
1.頬の内側から、ほうれい線を押し上げる。
2.そのまましばらくキープする。
3.ほうれい線に沿って、上下にゆっくり舌を動かす。
1日に、左右1セット×5回ほど行うのがおすすめです。最初は舌を動かすのに少しコツがいりますが、慣れればすごく簡単です。舌を動かすと同時に、外側から指で優しくなぞるとより効果的です。そのとき、強くこすらないように注意してください。
2-6 舌回し運動
出典:Pixta
次は舌を回す運動です。舌を動かすことにはさまざまな効果があり、筋肉の血行が良くなる、皮膚の新陳代謝が良くなるといった効果も期待できます。その結果、シミやしわの予防につながったり、顔のゆがみを治すのにも効果が期待できます。では、手順をご紹介していきます。
1.口を閉じたまま、舌を上の歯に沿って左から右へ動かす。
2.下の歯の右から左へ動かす。(口の中をぐるっと一周するイメージで)
3.これを20回繰り返す。
4.舌を上の歯に沿って右から左へ動かす。(最初と逆回りになるように)
5.下の歯の左から右へ動かす。
6.これを20回繰り返す。
左右を1セットとして、1日に3セット行うのが理想です。最初慣れないうちは、自分で回数を調整してみてください。
2-7 食事内容を見直す
出典:Pixta
食事内容を見直すのも大切です。なかでも、肌の保湿力やハリを保つのに効果的な食べ物をご紹介していきます。
2-7-1 納豆や豆腐
出典:Pixta
イソフラボンが多く含まれており、コラーゲンを増やし、肌にハリを出すことに期待が出来ます。
2-7-2 鮭や金目鯛
出典:Pixta
アスタキサンチンが含まれています。アスタキサンチンは抗酸化作用が高く、肌の老化を遅らせることに期待が出来る成分です。
2-7-3 緑黄色野菜
出典:Pixta
ベータカロテンが含まれており、体内で吸収されるとビタミンA(レチノール)に変わり、皮膚や粘膜の調子を整えてくれます。
2-7-4 ナッツ類
出典:Pixta
ビタミンEが豊富で抗酸化作用が高く、血行促進効果もあります。肌のくすみや新陳代謝の促進に効果的です。
普段の生活でも取り入れやすい食材が多いですよね。肌の調子を整えてくれるのはもちろん、これらを食事に取り入れることは、身体にも良い効果がたくさんあります。バランスの良い食事を心がけて、肌も身体も健やかな状態を目指しましょう。
3 まとめ
いかがでしたか?今回は、ほうれい線の出来る原因やその対策方法をご紹介してきました。今はほうれい線が気にならないという方も、早めに対策をしていくことで将来の肌の状態が変わってくるので、少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した方法は、簡単にできるものが多いです。毎日忙しいママにも試してもらいやすいので、ぜひ隙間時間を見つけて試してみてください。ほうれい線だけでなく、美肌や健康にもつながるので、試してみる価値がありますよ。