
俳優の塚本高史さんは、若白髪であることを公表していますがよく似合っていますね。全体的に白髪のようですが老けて見えず、まったく違和感を感じません。ちなみに2児のパパだそうです。
45歳から55歳くらいの男性の白髪対処法でおすすめなのは、実は白髪染めで真っ黒な黒髪にする方法ではなく、「白髪をぼかす方法」なのです。この記事を読んだ後には、あなたのご主人をカッコ良い自慢の夫に変えられる、そんな情報をご紹介します。
◆ 最終更新日:2020年7月7日
1 元理容師に聞きました「白髪ぼかし」とはなんですか?
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「白髪ぼかし」とは方法のことなのか、商品の種類なのか、曖昧ですよね。そこで理容師歴20年、現在は某ヘアケアメーカーに勤務されている方に白髪ぼかしとはどういうものなのかを聞いてみました。
1-1 白髪ぼかしとはなんですか?
元々は理容室の男性客のニーズをくみ取った方法のことです。主に理容師に施術してもらうヘアカラータイプの薬剤を使用します。最近では自宅でできるセルフケアタイプも出てきて、どちらも白髪ぼかしという言葉を使っているので混同されるようになっています。
1-2 どのような状態にするのですか?
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白髪ぼかしとは、髪全体を黒髪は白く、白髪は黒に寄せることで髪全体をグレーにする方法です。時間が経過しても境目を中間色にすることで、白髪染めでよくある白い部分と黒い部分の境目が、くっきりしてしまうという問題を解決してくれます。
実は理容室では昔からあるメニューで、一般的な白髪染めよりも安く、短時間で仕上がります。施術時間はわずか10分程です。
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1-3 どうして早く、安くできるんですか?
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ヘアカラー同様、髪の内部に染料を入れて染色するタイプのものですが、どうして通常のヘアカラーと同じなのに安く、早く仕上がるのでしょうか?元理容師さんに聞いてみました。
「男性はヘアカラーの長い放置時間を嫌がるんです。」
そのようなことを言われる理容師さんの声を聞いた美容薬剤メーカーが、通常のヘアカラーよりも少ない時間で切り上げれば真っ黒になるまでにはいかない、グレーの状態になるじゃないか、ということで開発された方法のようです。短時間で洗い流すため、施術する理容師さんの人件費もお客様の時間も節約することで早く!安く!を実現しています。男性が苦手とする長い放置時間をなんとかしたい、という思いから生まれた素晴らしい手法と言えます。
所ジョージさんや小堺一機さんのように、全体を金色にして白髪との色の差を縮める、あれも白髪ぼかしの一種の方法です。
1-4 白髪染めよりも「白髪ぼかし」の方がおすすめですか?
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なぜ黒髪でもない、グレーにする必要があるのでしょうか?それは年代相応の髪色というものがあるからです。年代とそれに適した髪色がズレていることで周りに違和感を与えてしまうのです。
【違和感のない髪色】
20代まで :黒色、茶色
30~40代 :黒色
40代後半~60代:グレー
70代以降 :白
この中で一番難しいのが40代後半~60代です。白髪が多くなり、黒髪の中でまばらになることが多いため、何もケアをしていないとだらしない印象を持たれてしまいます。
最近は時代背景からか、内助の功という言葉を見聞きしなくなったように思います。共働き夫婦が増えていることで夫のケアにまで構っていられないということかもしれません。毎日嫌でも顔を合わせる夫ですから、少しでもきれいにしてあげると自分のためにもなります。自分への美容投資の一部と思って、夫を変えていきましょう。
2 白髪ぼかしのメリットとデメリット
2-1 白髪ぼかしのメリット
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徐々に白髪が黒髪になっていくので、「真っ黒に白髪を染めました!」という急激な印象の変化がなく、年齢相応の自然な髪色にすることができます。
2-1-1 年代相応の素敵なグレイヘアになる
2-1-2 白髪染めより時間、費用がかからない
理容室でも白髪染めにかかる時間の10分の1程度でできます。料金も控えめです。
2-1-3 主に理容室でしてもらえる
2-1-4 白髪染めに比べてダメージが少なく済む
2-1-5 ムラになっても目立たない
2-2 白髪ぼかしのデメリット
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2-2-1 色落ちが早い
通常の白髪染めと比べて、仕上がりが早い分、色落ちも早いです。対策としては次の理容室での施術との合間に市販されているヘアカラーシャンプーやトリートメントを併用することをおすすめします。
2-2-2 髪へのダメージはゼロではない
白髪染めに比べるとダメージは少ないですが、白髪ぼかしも短時間で着色するので、ダメージはあります。理容室によってはアルカリを除去したり、ダメージを少なくするオプションもあるので気になる方は組み合わせてもらうのが良いでしょう。
3 自宅でできる白髪ぼかしセルフケア商品12選
美容室で美容師さんに施術してもらうとムラなくきれいに仕上がりますが、時間と費用もかかります。そこで今回は自宅でできる白髪ぼかしのセルフケア商品をご紹介します。
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