
ダメージを与えずに髪を染めることができると注目を集めているカラートリートメント。今回はそんなカラートリートメントの使い方や人気の商品などをご紹介します。気になってはいたけどなかなか手を出せなかったという方はこれを機会に是非カラートリートメントを試してみてください!
◆ 最終更新日:2020年5月18日
1 カラートリートメントとは
出典:PIXTA
カラートリートメントとは、トリートメントに染料が配合されているもので、トリートメントでケアしながら髪の表面に染料を浸透させ、徐々に髪を染めることができます。いつも使っているトリートメントと同じ要領で使うことができるため、手軽で簡単にカラーケアができると人気を集めています。
1-1 通常のヘアカラー剤との違いは?
ドラッグストアなどで売られているヘアカラー剤や美容室で行うヘアカラーは、髪のキューティクルを開いて脱色(ブリーチ)をし、その部分から髪の内部に染料を入れて浸透させ、色をつけます。色持ちも良く、個人差はありますが約2ヶ月ほど持たせることができます。
また、明るい髪色にしようとすればするほど使う脱色剤の量も増えるため、髪へのダメージが大きくなってしまいます。
1-2 ヘアマニキュアとの違いは?
へアマニキュアは、脱色剤の配合されていないヘアカラー剤で髪の表面から内部に徐々に染料を浸透させます。そのため、ヘアカラーに比べてダメージが小さいのですが、黒髪にはほとんど発色しません。こちらも個人差はありますが色持ちは約1ヶ月ほどです。
2 カラートリートメントを使うメリット
出典:Unsplash
2-1 髪を傷めずにヘアカラーができる
1番の大きなメリットは髪を傷めずにヘアカラーができることです。
ヘアカラーはキューティクルを開いて染料を浸透させるため、髪へのダメージが大きいです。しかし、カラートリートメントはキューティクルを開かずに髪の表面に染料を浸透させて徐々に染めていくため、髪を傷めることがありません。
2-2 トリートメント効果がある
カラートリートメントという名前の通り、髪の補修成分も配合されています。髪を傷めないだけでなく、すでにあるダメージも同時にケアしてくれるのです。トリートメント効果でダメージケアをしながら髪を染めることができるのはうれしいですよね。
2-3 自宅で簡単手軽に使うことができる
自分で薬剤を混ぜて液を作る必要もなく、チューブから必要な量を手にとり塗布するだけなので誰でも簡単に使うことができます。シャンプー後にいつも使っているトリートメントと同じ要領で使うことができるのも簡単に使えるポイントです。
2-4 肌の弱い方でも安心して使うことができる
ヘアカラー剤に含まれているアルカリ剤や酸化剤などの刺激の強い成分がカラートリートメントには配合されていないので肌にやさしいです。そのため、肌が敏感な方やヘアカラー剤が合わずにかぶれてしまったことがある方にもおすすめです。
2-5 気軽に髪色を変えることができる
ヘアカラーは髪にダメージを与えてしまうため、頻繁に髪色を変えることは難しいです。
しかし、カラートリートメントであればダメージなく髪を染めることができる上に色落ちも早いので気軽に髪色を変えることができます。
3 カラートリートメントの基本的な使い方
出典:PIXTA
カラートリートメントには白髪を染めるタイプのものと若年層向けの豊富なカラーバリエーションを揃えたものがありますが、そのどちらも基本的には「髪を染める」ことに使います。
3-1 基本的な使い方はシャンプーの後に使う
いつも使っているトリートメントと同じ要領で、シャンプー後の濡れた髪にカラートリートメントを伸ばして、商品に記載してある時間放置して洗い流します。
先ほどもご説明しましたが、カラートリートメントは一度の使用では理想の髪色に染まらないため、初めは5日間ほど継続して使うようにしましょう。色が定着してきたら週に1~2回ほどの使用で髪色を保つことができるようになります。
3-2 しっかり色を入れたい場合はシャンプー前の乾いた髪に使う
始めからしっかり色を入れたい場合は、シャンプー前の乾いた髪にカラートリートメントを伸ばして塗っていきます。乾いた髪では伸びがあまり良くないため、色ムラができないようにクシを使って伸ばしていきましょう。その後、放置して洗い流します。
また、乾いた髪に使う場合はトリートメント効果が弱まるというデメリットがあります。髪は濡れるとキューティクルが開くのですが、その開いた部分からトリートメント成分が髪の内部に浸透し、ダメージを補修します。しかし乾いた髪はキューティクルが閉じている状態なのでトリートメント成分が髪に浸透しないため効果が弱まってしまいます。
4 その他のおすすめの使い方
4-1 ヘアカラーの色落ちを防ぐ
出典:Unsplash
カラートリートメントを定期的に使うことでヘアカラーの色落ちを防ぐことができます。特に人気のアッシュ系のカラーなどは色持ちが悪く、すぐに色が落ちてしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか?
色落ちしてしまったからといってヘアカラーを繰り返すことは髪にダメージを蓄積することにもつながります。そんなとき、ヘアカラー後に1~3日に1回ほどカラートリートメントを使うことで、髪にダメージを与えずに色落ちを防ぐことができるのです。
4-2 髪の黄味や赤味を抑える
出典:Unsplash
日本人特有の黒髪は、単純な黒髪ではなく黄色や赤色の色素が多く入っています。そのため、脱色をすると黄味や赤味が出やすく、色が落ちてきたり髪にダメージが蓄積するとそれがさらに目立ってきます。そしてその状態をそのまま放置していると光に当たってキラキラして見えてしまうことも。
カラートリートメントはそんな黄味や赤味を抑えることもでき、黄味を抑えたい時はブルー系、赤味を抑えたい時はグリーン系のカラートリートメントを使うと良いでしょう。
5 使う際のポイント
5-1 シリコン入りシャンプーの使用を避ける
出典:PIXTA
シリコンは髪をコーティングし、洗い上がりの髪の手触りを良くする効果があります。しかし、そのコーティングによってカラートリートメントの染料が髪に浸透されづらくなってしまうため、カラートリートメントを使う際はシリコンが入ったシャンプーの使用を避けましょう。
5-2 使う量はたっぷりと
使う量が少ないと十分に髪に塗布することができず、染めムラの原因になります。カラートリートメントは量をたっぷり使い、染めたい部分にしっかりとまんべんなく塗布しましょう。
5-3 放置時間をしっかりとる
出典:PIXTA
商品に記載されている時間、放置します。商品ごとに推奨されている放置時間は異なりますが、約30分~1時間程度置くと良いです。しっかり染めたいという方は記載されている時間よりも長めに放置しても良いでしょう。しかし、一度既定の時間で使用してかゆみやかぶれなどの異常が出ないことを確認してから試してください。
5-4 放置中は温める
染料は温めることで髪に浸透しやすくなります。塗布後にはシャンプーキャップをかぶったりラップを巻くなどした上に蒸しタオルを巻いたり、ドライヤーで温めるとより染まりやすくなります。
5-5 髪をしっかり乾かす
出典:PIXTA
カラートリートメントを流した後は髪をしっかり乾燥させましょう。
髪が濡れた状態はキューティクルが開いてしまうため、せっかく浸透した染料がどんどん流れ出ていってしまいます。タオルドライ後はなるべく早くドライヤーで髪を乾かし、染料が流れ出ないようにしましょう。
- 1
- 2