
年代問わず、最近人気のヘアカラーに「アッシュ」があります。おしゃれ染めはもちろん、白髪染めでもアッシュにする方が増えているようです。さらに、髪に優しいカラートリートメントでも「アッシュ」が少しずつ出てきています。
今回はカラートリートメント「フラガール」か出した、新色の「アッシュブラウン」について、実際にどのように染まるのか検証してみました。
◆ 最終更新日:2019年11月8日
Contents
1 アッシュとはどんな色味?
アッシュとは英語で灰のことで、灰色を指します。日本人のヘアカラーにおけるアッシュとは、くすみがかった色味のことを指し、アッシュベージュ、アッシュピンク、アッシュグレーなど、さまざまな色をアッシュにすることができます。
アッシュは柔らかいふんわりした印象を与えられるので、外国人のようなスタイルにしたい人にもおすすめです。
2 カラートリートメント「フラガール」の使い方
2-1 濡れた髪に使ってトリートメント効果を発揮
シャンプー後にタオルで水気を十分に切ってから、いつものトリートメントの代わりとして使用します。使用量は髪の長さにもよりますが、目安としてショートヘアでピンポン玉1個分を髪全体に馴染ませましょう。
髪が濡れているとキューティクルが開いた状態なので、トリートメント成分が髪の内部に浸透しやすく、髪の補修効果が高まります。
2-2 乾いた髪に使って染まりをよくする
濡れた髪に使って放置時間を長めにとるのも染まりをよくする方法ですが、乾いた髪に使うのも染まりをよくするポイントのひとつです。濡れた髪は水分が髪を覆っていますが、乾いた髪だと直接毛髪表面にカラートリートメントが付着するので、より染毛力の効果を発揮してくれます。
ただし、乾いた髪に使用した場合は、その後のすすぎをよりしっかり行うようにしましょう。シャンプーですすぎ落とすのもひとつです。
3 フラガール「アッシュブラウン」を使ってみた!
実際にどのくらい染まるのか、白髪率30%の人毛を使って検証してみました。フラガールがおすすめしている使い方の、濡れた髪に使った場合と乾いた髪に使った場合の2パターンを行いました。
また、普段使う状況とできるだけ近づけるために、どちらも次に使う前には一度シャンプーを行いました。
【Before】
【手に取るとこんな色味】
見た目はかなり黒っぽく感じましたが、手に取ると少しブラウンっぽい色味だと感じました。また、開けた瞬間からいい香りがして、ツーンとした感じは全くせず、使用中も香りに癒されました。
【たっぷりめに塗ってみる】
たっぷりめに髪に馴染ませ、粗い目のコームで梳いて全体にカラートリートメントが行き渡るようにしました。
3-1 濡れた髪に使用した場合
【1回目】
【2回目】
【3回目】
【4回目】
【5回目】
【6回目】
濡れた髪に使うとトリートメント効果が高いというだけあって、使うたびにさらさらとなめらかな手触りになっていきました。
また、2回目くらいからかなり白髪が目立たなくなってきたように感じます。シャンプーをすると泡が茶色っぽくなるので、色が落ちているのかなと思いましたが、乾かした後に前回よりも白髪が目立つということはありませんでした。
多少は色落ちしますが、使い続けていれば髪は少しずつ着色されているようで白髪も目立たなくなっているように感じました。
3-2 乾いた髪に使用した場合
【1回目】
【2回目】
【3回目】
【4回目】
【5回目】
【6回目】
乾いた髪に使った方がよりしっかり染まるということでしたが、このサンプルの量だからか、濡れた髪に使っているのとさほど差は感じませんでした。乾いた髪に使っていても、トリートメント力は感じられ、手触りが良くなるのを実感しました。
こちらも、2回目くらいから白髪が目立ちにくく感じ、何回も繰り返すごとにきれいなアッシュブラウンに染まっていきました。
4 フラガール「アッシュブラウン」のメリット
4-1 キューティクルを傷めず白髪を染めてくれる
出典:PIXTA
フラガールはカラートリートメントであり、キューティクルを意図的に開かせて髪内部から着色するヘアカラー(おしゃれ染めや白髪染め)とは違います。
そのため、髪への負担が少なくダメージもほとんどありません。ジアミンなどによるアレルギーの心配もないので、敏感肌の方やジアミンアレルギーなどの方でも安心して使うことができます。トリートメントでありながら、髪表面に着色して白髪を染めてくれる商品なのです。
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4-2 トリートメント成分でなめらかな髪に導いてくれる
ハワイアンボタニカル成分のマカデミアナッツ油、ココヤシ果実エキスをはじめ、シアバター、マンゴー種子油などのトリートメント成分で、髪にうるおいを与え、なめらかで健康的な髪に導いてくれます。
4-3 アッシュだから白髪が目立ちにくくなる
白髪を黒などの濃い色に染めると、また白髪が生えてきた時にそのコントラストで目立ってしまいます。
しかし、くすんだ色味のアッシュブラウンなら、生え際の白髪はもちろん、染めている段階の白髪も馴染んでくれて、全体的に目立ちにくいのがメリットのひとつです。
4-4 ツーンとした匂いが気にならない
出典:PIXTA
ラベンダーやローズマリーなどのオーガニック認証を受けたハーブエキス配合で、ヘアカラー剤のような鼻につく匂いはなく、優しい香りでリラックスした時間を過ごすことができます。
4-5 こだわりの3つのフリーで刺激が少ない
ヘアカラーではないのでジアミンなどの酸化染料は一切使用していません。さらに、パラベンフリー、エタノールフリー、シリコンフリーの3つのこだわりで、毎日使っても髪に影響がないのも特徴です。
パッチテストも実施していて、刺激が少ないことが確認されています。(※全ての人にアレルギーが起きないわけではありません。)
5 フラガール「アッシュブラウン」のデメリット
5-1 染毛力に即効性はない
髪の内部に浸透するわけではないので、1回でしっかり染まるものではありません。使うたびに徐々に髪に着色し、白髪を染めてくれるものです。
5-2 使い続けないと褪色する
出典:PIXTA
髪の表面を着色しているので、シャンプーをするたびに少しずつ色が落ちます。そのため、使い続けなければ、2~3週間で色落ちして元の髪色に戻ってしまいます。
6 フラガール「アッシュブラウン」の詳細
フラガール カラートリートメント アッシュブラウン
販売価格:¥2,200(税込)
内容量 :250g
配合成分:水、セテアリルアルコール、セトリモニウムクロリド、ミリスチルアルコール、ジメチルステアラミン、PG、ベヘニルアルコール、スクワラン、シア脂、マンゴー種子油、マカデミアナッツ油、アジピン酸ジイソプチル、ミリスチン酸、ヘキシルデカノール、ココイルアルギニンエチルPCA、乳酸、フェノキシエタノール、BG、加水分解コンキオリン、ローズマリー葉エキス、アルテア根エキス、セージ葉エキス、タチジャコウソウ花/葉/茎エキス、ラベンダー花エキス、ココヤシ果実エキス、トコフェロール、香料、(+/-)HC黄4、HC青2、塩基性青75、塩基性茶16
※2019年11月 公式サイト調べ
7 まとめ
カラートリートメントでアッシュブラウンは今までありそうでなかった色味です。明るくなりすぎず、真っ黒でもなく、今っぽいくすみ感を持たせた色味がおしゃれですよね。また、ヘアカラーと違って髪に優しいので、ダメージが気になる人は一度試してみてはいかがでしょうか。
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