
自然派志向や安心を求める人が増えているのに伴い、コスメ関係もナチュラル志向の商品が増えています。シャンプーもそのひとつ。フケやかゆみ、抜け毛や薄毛、白髪など、頭皮トラブルの原因とも言われているシャンプーこそ、余計な成分を含まないオーガニックシャンプーが求められているのです。
今回はそんなオーガニックシャンプーの中でも、日本のメーカーが手掛ける国産のものに注目してご紹介します。
Contents
1 日本におけるオーガニックシャンプーとは
1-1 日本のオーガニックの認識
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現在のところ、日本における化粧品などのオーガニックについては、配合率などの明確な基準がないのが現状です。そのため、オーガニック成分が少しでも入っていれば、オーガニックと名乗っても良いことになっています。例えば、オーガニック成分は微量しか含まず、化学成分を大量に配合している商品でも、オーガニック商品とうたっているものもあるということです。
しかし、海外のオーガニック認定を受けたり、独自に厳しい基準を設けてオーガニックシャンプーを作っているメーカーもたくさんあります。それらを見極めるのは、最終的には消費者側になるので、宣伝文句だけで判断するのではなく、実際の配合成分やメーカーの活動などをHPなどで調べてみるのもひとつかもしれません。※農林水産省が認定している「有機JASマーク」は、農産物、畜産物、加工食品に関してのみの規定です。
1-2 国産オーガニックシャンプーと海外オーガニックシャンプーとの比較
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日本のメーカーによって作られたオーガニックシャンプー(化学成分の界面活性剤や着色料、香料を一切使用していないもの)は、海外製品のオーガニックシャンプーと比べて、どんな違いがあるのか見ていきましょう。
1-2-1 国産オーガニックシャンプーの方が日本人の髪質に合っている
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日本人の髪は一般的に黒くて太く、ハリやコシがあり、クセがつきやすい髪質です。一方で、欧米人の髪は細くてハリやコシがなく、やわらかくてクセがつきにくい髪質の人が多いです。キューティクルの数も違い、日本人の方が少なくダメージも受けやすいと言われていて、これらのことからも日本人と欧米人とでは髪質が全く異なるということが分かります。
海外のオーガニックシャンプーは、やはり海外の人の髪質に合わせて作られているので、配合されているものが良くても日本人の髪質にぴったり合うとは限りません。その点、国内メーカーで作られているオーガニックシャンプーは、日本人の髪質を基本として作られているので、オーガニックの中でも日本人の髪質に合った成分配合がされているのです。
1-2-2 国産オーガニックシャンプーは香りが日本人好み
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生活スタイルや環境が違うと、香りの好みも変わってきます。現に、身につける香水でも海外と日本とでは好きな香りに違いがあります。オーガニックシャンプーも然りで、海外製のものは香りがきつい商品も多々あります。その点、国産オーガニックシャンプーは、日本人が好むようなほのか香りのものが多く作られています。
1-2-3 海外オーガニックシャンプーの方が厳しい規定をクリアしている
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海外には日本よりも厳しい審査基準を設けた有機認定機関が多数あり、それらの厳しい基準をクリアした商品にのみオーガニックの認定マークがつけられています。
配合成分の栽培方法から配合割合なども厳しく審査されているものが多いので、海外のオーガニック認定を受けたシャンプーは、日本のオーガニックと呼ばれているものよりも成分がしっかりしていると言えるかもしれません。特に世界的に有名な有機認定機関として、ISO、NaTrue、BDIH、ECOCERT、COSMEBIO、ACOなどがあり、これらのマークがついたコスメは、オーガニックとしても非常に厳しい基準をクリアしている商品であると言えます。
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