ママ友とうまくお付き合いできていますか?
子供が幼稚園や保育園に通うようになるとママ同士の交流も活発になったり、コミュニティが形成されたりします。子供を通じて繋がっているので、ママ友とは良い関係を築きたいところですが、実際は多くのママがトラブルを抱え、悩んだ経験があると言います。
今回はママ友トラブルの事例や原因、そしてトラブルに遭った時、どうしたらよいか、その対策についてお話ししたいと思います。
1 ママ友トラブルの実態
ママ友間のトラブルといっても実際にどのようなものがあるか想像がつきますか?そこで、まずはどんなトラブルがあるのか、事例の多い3つのトラブルについてお話ししましょう。
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1-1 仲間はずれ
トラブル事例が最も多いのが仲間はずれです。その名の通り、今まで属していたママ友グループから1人だけ孤立させられてしまうことです。
最近ではママ友間の連絡にグループLINE(ライン)を使います。今まで使用していたグループ間でのやりとりが急になくなり、自分がメッセージを送っても未読のまま・・・この時、あなたを除くママたちだけで別のグループを作って、そちらでやり取りされていたり、グループママの子供のお誕生会が自分の知らないところで行われていたり、こちらから誘うとグループ全員からそれぞれウソの理由をつけて、断ってくるのです。
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1-2 無視
「おはよう~」と挨拶をしても返してくれなくなったり、話しかけても急に聞こえないふりをして離れていったり、こちらの方が明確なので「あ、やられているな」と実感、確定しやすいのです。
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1-3 嘘やデマを流される
仲間はずれや無視であれば、精神的にはつらいですが自分がジッと我慢すれば済むことかもしれません。ただ、事実であっても捻じ曲げられたり、尾びれ背びれをつけて誇張されたり、また事実でないことを広められてしまうと、精神的なダメージは大きいです。
また、その嘘が原因で「え、そんな人だったんだ・・・」と余計にトラブルが大きくなってしまうこともあります。
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2 ママ友トラブルを招く6つの原因
そもそもママ友トラブルの原因は何なのでしょうか?まったく心当たりがないまま、トラブルの渦中にいることもありますが、ママ友トラブルの原因になりやすい理由があるようです。
ここではその原因について6つ実例を出して、お話ししましょう。
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2-1 子供同士のケンカ
まだ幼いので子供同士のケンカはつきものですし、これをしたら相手がどうなるかというのも探りながら学んでいる幼少期なので多少のケガをしたり、させられたり、相手のおもちゃを壊してしまうことだってあります。でもその時の対処がきっかけとなり、ママ友トラブルに発展するケースも少なくないようです。
謝っても謝罪が足りない、誠意がないととられたり、いつまでも根に持たれたり、逆にケガをさせておきながら子供同士だから仕方がないと、謝罪すらしてくれないこともあるようです。
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2-2 悪口
特定のママの話を他のママにしたことが、トラブルを招く引き金になることもあるようです。こちらが悪口と意識していなくても、話し相手の尺度があなたと同じという訳ではありませんし、特にその手の話は誇張されやすいので軽い気持ちで言ったことが人を介す度に少しずつ話が大きくなり、あなたが言った悪口として拡散してしまうこともあります。
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2-3 誤解
最近はLINE(ライン)やメールといった顔が見えない手段によるコミュニケーションがメインであるために相手に意図したニュアンスとは異なったカタチで伝わってしまったり、事実とズレて伝わってしまったりします。
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2-4 教育方針の違い
教育方針は家庭によりそれぞれ異なりますし、その異なる価値観を強引に相手に押しつける必要もないので、尊重し合えばいいのですが、中には価値観が違うことが受け入れられず、敵視してしまう方もいます。
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2-5 お誘いのキャンセル
予め決めておいたスケジュールでも子供がいると体調不良などの都合で、ドタキャンせざるを得ないこともあると思います。そうした理由であってもキャンセルされたことや誘いを断ったことがきっかけで相手の気分を損なってしまうことがあるようです。
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2-6 ママカースト
人は他人と比べ、優劣をつけたがるものです。服装や装飾品、住んでいる場所や車、子供の習い事や普段から何気なく交わしている旅行や日用品の買い物の話からも女性同士であれば、大体の生活水準の見当がつくでしょう。そうして自らの家庭事情と比較して、うちよりも下と判断すると見下し、上だと妬みの対象となってしまうこともあります。
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3 トラブルを起こさないための7つの対策
小学校ともなると親が顔を突き合わせる機会は減りますが、幼稚園や保育園だと嫌なら関わらなければいいというわけにはいきません。ママ友とのトラブルを起こさないためには、どのような対策をすればいいのでしょうか。
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3-1 必要以上に仲良くする必要はない
ママ友と仲良くしないといけないと思っている人が多いのですが、別に付き合わなければいけないわけではありません。
ママ友と無理に距離を詰める必要もないので相手の人となりが分かるまでは少し距離を保ち、笑顔で挨拶を交わす程度にすることで、平穏には過ごせるはずですし、無理のない付き合いをするうちに気の合う人とは自然に話をする機会が増えます。そうして気が合う人と仲良く付き合えば良いのです。
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3-2 礼節をわきまえる
ママ友は今までの学生時代の友人とは全く別物だということを忘れてはいけません。礼節を重んじた接し方をしましょう。仲良くなったつもりで油断してしまうと気がつかないうちに相手を傷つけたり、無礼な言動と捉われたりします。
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3-3 話題に配慮しよう
価値観は人それぞれです。あなたにとっては普通でも、ママ友によっては特別なことだと感じたり、自慢話と捉えられたりします。捉え方は相手の価値観や境遇によって、それぞれなので、話題の選択にはくれぐれも注意しましょう。
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3-4 自宅の行き来は控える
過度にプライベートを見せてしまうとママカーストを助長することになります。双方の家を行き来する関係になると、生活水準や世帯収入の詮索が容易にできるような多くの情報を開示することになります。妬みやあらぬ噂を避けるためにも、カフェやファミレスなどで合うようにし、自宅にママ友を招くことは極力避けましょう。
また、外の方が時間をハッキリと区切ることもできます。
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3-5 その場にいない人の話はしない
悪口を言わないというのは言うまでもありませんが、他のママ友の発した悪口に乗るのも注意しましょう。また、その場にいない人の話をすること自体、避けたほうが良いです。
言った本人はそのつもりがなく発した言葉でも捉え方は人それぞれ、自分の本意とは異なって伝わることもあり得るので本人がいない場で、話題にするのはやめましょう。また相槌を打っただけでも同調していたと解釈されることがあるので、ママ友がそういった話題を出してきた際には、あなたが席を立つか話題を変えるようにしましょう。
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3-6 子供の評価に繋がる話はしない
とてもデリケートな容姿や成長といった子供の評価に繋がる話題は、不快に感じるママ友も意外と多いので、避ける方が無難です。どうしてもその話題になってしまった際には表現方法や言葉に配慮しましょう。
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3-7 SNSには注意しましょう
最近は、ママ友トラブルにもSNSが絡むケースが増えています。使い方には気をつけましょう。
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3-7-1 ママ友とは繋がらない
SNSでママ友と繋がるのは止めた方が良さそうです。プライベートを映すSNSでは、あなたにはそのつもりがなくても写真から身に着けている装飾品や旅行先などママ友に妬まれるようなものや経済的な面を詮索される話題も少なくないはずです。SNSで繋がり、余計なトラブルの種を増やす必要はありません。
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3-7-2 写真の取り扱いに注意しよう
幼稚園の行事や仲の良い家族でのパーティーやお出掛けなど写真を撮る機会も多いでしょうし、ついその写真をSNSにアップしたくなるでしょう。でも中には自分の子供の写真を勝手にSNSにアップされることを不快に感じるママもいて、トラブルの原因になることも少なくありません。
SNSにアップしたい時は、承諾を得るか画像加工アプリなどで、画像を処理して誰だか特定できないようにするといった配慮をしましょう。
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3-7-3 SNSをやっているか聞かれた場合
やっていないふりをしても登録されている電話帳との照合でやっていることはすぐにバレてしまいます。やっていないと言ったのにやっていることがバレてしまうのも気まずいですし、「教えたくない」とハッキリ断るのもトラブルを招く可能性があるので、スマホやデジタルものに弱くて、あまり投稿していないといったやんわりとした理由で断りましょう。
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4 まとめ
よく起こりうるママ友トラブルと対策についてお話してきましたが、いかがでしたか?
ママ友は、これまでの友人関係とは異質の友達なので、とても繊細で付き合いが面倒なことも多々あると思います。ここで挙げた対策はちょっとドライだと感じられるかもしれません。でもそれは最初だけ、トラブルなくゆっくりと互いの距離を縮めていけば、いずれはママ友という括りではなく、本当の友人関係が築けるはずです。
同じような時期に最愛の命を授かった同士であるママ友ですから、最初は誤解やトラブルにならないよう、互いにちょっとだけ努力して、人生にとり素敵な親友になれるようにしましょう。