
乳液をきちんと使っていますか?乳液は肌の水分や油分を整えるのにとても大切です。「化粧水をたっぷりつけたから大丈夫!」「脂性肌だから乳液はつけない方がいい」と思っている方は必見です!今回はデパートコスメの乳液に注目。とにかくやみつきになるつけ心地をあなたも体験してみてください。
◆ 最終更新日:2020年8月13日
Contents
1 乳液とは?
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乳液には肌の保湿バランスを整え、角質をやわらかくする効果があります。角質がやわらかくなると、保湿成分が肌によく浸透してうるおいをキープすることができます。
1-1 乳液とクリームの違い
乳液には水分と約10~20%の油分が含まれていますが、クリームには約25~50%と乳液よりも多くの油分が含まれているのが特徴です。基本的に乳液との役割は似ているので、必ずしも両方同時に使う必要はないでしょう。
乳液は水性の成分が多いのでさっぱりとしたうるおいが特徴で、クリームはしっとりするので冬の乾燥対策にも使われます。乳液とクリームは、肌質や肌の状態、好みの使用感で使い分けましょう。
2 乳液の種類
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乳液には主に3種類あります。用途に合わせて使い分けましょう。
2-1 保湿乳液
一般的な乳液です。主に保水、保湿の目的で使います。
2-2 UV乳液
通常の保湿に加え、紫外線対策もできる乳液です。朝使うことによって日焼け止めの代わりにもなります。
2-3 ティント乳液
色がついていて化粧下地成分が入っているので、メイクの時間が短縮できます。また、ティント乳液だけでナチュラルなメイクに仕上げることもできます。
3 乳液の使い方
3-1 ニキビが気になる
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ニキビ肌にも保湿は重要です。ニキビは余分な皮脂が毛穴に詰まることで起こります。これはオイリー肌だけに限ったことではなく、乾燥して溜まった角質と皮脂が混ざり合うことでもニキビができる原因となります。
乳液は肌をやわらかく保つ役割もあるので、乾燥ニキビに悩む方はしっかりと保湿をしてくれるセラミドが配合されたものを選ぶと良いでしょう。脂性肌のニキビにはトラネキサム酸などの炎症を抑える成分がおすすめです。
3-2 脂性肌でベタつく
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ベタつくのが嫌で乳液は使いたくないと思っていませんか?年齢とともに肌は水分を保つ力が弱まってきます。Tゾーンはとてもベタつくのに、ほうれい線や目尻のシワが目立つ、頬がカサついているといった場合は脂性肌ではなく乾燥性脂性肌(インナードライ)を疑ってみましょう。
脂性肌と勘違いして収斂化粧水やふきとり化粧水を使っていると、肌はさらに乾燥して皮脂が過剰に分泌されるようになります。間違ったケアでインナードライ肌になってしまう前に乾燥を改善しましょう。
皮脂の分泌が過剰な肌に油分が多いタイプの乳液を使うとニキビなどのトラブルの原因になりますので、インナードライ肌にはさっぱりした乳液やジェルタイプの乳液がおすすめです。
3-3 敏感肌でヒリヒリする
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乳液をつけると痛かったり、肌に沁みてヒリヒリしたりすることはありませんか?この原因の一つとして、乳液に含まれる乳化剤によるものがあります。乳化剤は水と油が分離しないように混ぜ合わせる働きをするのですが、肌が敏感な方には合わない場合があります。
また、乳液を使うと赤く炎症を起こしてしまう方は、乳液に入っている油分(脂肪酸)にアレルギーがあるとも考えられます。そういった方はオイルフリーの乳液を使ってみましょう。美容液やクリームと一緒に重ねづけをするのが苦手な方もオイルフリーの乳液ならベタベタしないのでおすすめです。
3-4 シミが増える
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保湿だけでなく、美白効果が期待できる乳液もあります。成分としては、アルブチンやビタミンC誘導体が美白に有効です。
ただ、美白とはシミやそばかすを予防することで、すでにあるシミを消すことではありませんので、長く使い続けることが大切です。自分にとって無理なく続けられる価格帯のものを選びましょう。
3-5 季節によって調子が変わる
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肌は季節ごとに乾燥具合や皮脂の分泌量が変わるので、乳液は少なくとも夏と冬、できれば季節ごとに変えましょう。もったいないからといって1年中同じ乳液を使っているとトラブルの原因になります。
また、一度開封したものは成分が酸化したり、雑菌が繁殖してしまうこともあります。余った乳液は半年後にまた使うのではなく、ボディケアに使用しましょう。
4 つける順番
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保湿のキーポイントとなる乳液はつける順番が違うだけで効果も変わってきます。
4-1 基本の順番
洗顔後は、「化粧水」 → 「美容液」 → 「乳液」→ 「クリーム」 の順番が良いと言われています。
まずは化粧水で肌を潤して美容液の成分をよく浸透させ、その後に乳液やクリームで油分を足していくことで肌を保護して、潤いを持続させます。
4-2 乳液先行
メーカーによっては洗顔後すぐに乳液をつけるスキンケアが推奨されています。
順番は、「洗顔」 → 「乳液」→ 「化粧水」 → 「クリーム」 です。
乳液を先につけることによって肌が柔らかくなると、化粧水がより浸透しやすくなるので乾燥肌に効果的と言われています。この場合は普通の保湿乳液ではなく、乳液先行用のものを使いましょう。
5 乳液ピーリングとは?
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乳液は角質をやわらかくする働きがあるのを利用して、ピーリングができるということをご存知ですか?毛穴パックやピーリング剤だと刺激が強いものが多いのですが、毎日使っている乳液なら肌に合わないことがないので安心です。
5-1 乳液ピーリングのやり方
①いつも通り洗顔をして、顔の水分を拭き取る。
②多めの乳液で肌をやさしくマッサージする。
②温めたタオルを顔に数分間のせる。
③タオルでやさしく拭き取る。
ただし、ピーリングのやり過ぎは肌を傷めてしまうので、週1回程度にしましょう。
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