枝毛やパサつきが気になる、という方は多いですよね。
髪が傷むことによって状態が悪化し、相手に与える印象が悪くなってしまうことも。
今回は髪が傷んでしまう原因やその対処方法を現役の美容師さんに教えてもらいました。
髪が傷む原因と対処方法を教えてくれたのは・・・
MINX 銀座中央通り店
トップデザイナー 小林 篤史さん
【PROFILE】
ヘアケア、前髪カット支持率ナンバーワン!
髪質、輪郭、悩みに合わせたデザインカットや前髪、顔周りの似合わせカットに定評があります。
また、「ヘアケアマイスター」、「オージュアソムリエ」等、ヘアケアやトリートメントの資格も複数所持しており、ヘアケアに関しても数多くのお客様からの信頼が厚いです。髪にお悩みの方は是非ご相談ください。
Contents
1 「髪が傷んでいる」とはどういう状態?
出典:https://unsplash.com/
髪に艶がなくパサついて見えたり手触りが悪い、まとまりにくい、アレンジが決まりにくい、ヘアカラーが長持ちしない、枝毛が気になるという状態は「髪が傷んでいる状態」と言えます。
1-1 髪が傷んでいる状態を放置しているとどうなる?
基本的に髪が傷むと、内部の栄養がなくなり、切れやすい状態になってしまいます。
枝毛や切れ毛が典型的なもので、髪を伸ばしたくてもなかなか伸びなかったり、左右が合わなくなってしまったり、髪が短くなってしまったりします。
また、ひどい場合だと少し引っ張るだけで切れたり、熱ダメージで髪が溶けたり、焦げたようにチリチリになったりしてしまいます。そうならないために、傷みの状態がひどくなってしまう前のしっかりとしたヘアケアの継続が大切なのです。
2 あなたの髪は傷んでいる?5つの方法で確認してみましょう!
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2-1 方法①
人差し指と親指で髪をはさみ、根元から毛先にかけて指を通します。
そのときにざらっとし始めたところが傷みの始まり部分になります。
2-2 方法②
髪を1本取り、毛先の方を爪で折ります。
あとがついてしまい、元に戻らなければその部分は傷んでいると言えます。
髪に栄養があり、芯もあれば髪の弾力があるので元に戻ります。
2-3 方法③
濡れているときに髪を1本取り、毛先を引っ張ります。
髪は水で軟化しますが、このときゴムのように伸びすぎる状態は傷みです。
2-4 方法④
髪を指に巻きつけて髪の戻りを見ます。
健康な髪は勝手に指から外れてくれますが、傷んでいると指に巻きついたままになります。
2-5 方法⑤
毛先に枝毛や切れ毛がないかを確認しましょう。
枝毛や切れ毛は、典型的な髪の傷みと言えます。
3 髪が傷んでしまう7つの原因
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3-1 乾燥
空気やエアコンによる室内の乾燥により、髪の水分が奪われてしまうため、傷みの原因になります。
3-2 静電気
髪に静電気が起きると、髪内部の成分が壊れて栄養や水分が流れ出ます。
それにより髪はもろくなり、枝毛や切れ毛が増えてしまいます。
3-3 海水
海水によりキューティクルが剥がれ、髪の栄養が流れ出てしまうことで髪が傷んでしまいます。
3-4 ヘアカラーやパーマ
ヘアカラーやパーマ剤によって科学的なダメージを髪に与えてしまいます。
3-5 熱ダメージ
ヘアアイロンやコテ、ドライヤーの熱ダメージは髪の水分が蒸発してしまい、髪が傷んでしまいます。
3-6 シャンプー剤
洗浄力が強いシャンプー剤は頭皮や髪の健康維持に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、髪のダメージになることがあります。
3-7 自然乾燥
髪が濡れるとキューティクルが開きます。
キューティクルが開いた状態が続くと、髪の栄養が流れ出てしまい、ダメージになります。
また、髪が乾ききらないまま寝てしまうと枕との摩擦が起き、髪が傷みます。
4 傷んだ髪は治せるの?
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傷みの進行具合や原因によっても対処方法が違うのですが、基本的に元の状態に戻すことや完全にダメージをゼロにすることは不可能です。
ただ、傷みの原因によっては治すことができる場合もあったり、限りなく良い状態にすることが可能ですのでご相談ください。
5 傷んでしまった髪への対処方法5選
5-1 シャンプー剤&トリートメント剤を見直す
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自分の髪質やダメージの状態に合ったシャンプー剤&トリートメント剤を使うことで髪の傷みが改善することがあります。
自分に合うものがわからないという場合は美容師さんに相談してみることをおすすめします。
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5-2 アウトバストリートメントを使う
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アウトバストリートメントにはさまざまなタイプのものがありますが、そのなかでも傷んだ髪にはミルクタイプとオイルタイプの使用がおすすめです。
ミルクタイプは水分系なので、乾燥やパサつきが気になる方におすすめです。
また、オイルタイプは髪をコーティングするので熱や紫外線などの外的ダメージから髪を守ります。両方を併用することでよりしっとりまとまる髪に導くことができます。
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5-3 髪をしっかり乾かす
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お風呂上がりの濡れた髪をしっかりと乾かすことで髪のダメージはもちろん、頭皮の健康状態も良くなります。
濡れた髪を放置せず、なるべく早く乾かすようにしましょう。
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5-4 ヘアアイロンやコテの使い方を見直す
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ヘアアイロンやコテを180℃に設定して使用すると、髪は10秒まで耐えられると言われています。それ以上の時間だとたんぱく質変性が起こり、髪が硬くなってしまったり、傷みにつながってしまいます。
また、160℃では30秒ほど耐えられると言われています。
かなり差があるように感じますが、毎日使用している場合はやはり傷みにつながりかねません。熱の温度に関係なく、出来る限り短い時間で使用した方が髪への負担は減ります。
ヘアアイロンやコテを使うのが苦手、という方は160℃以下で使用することをおすすめします。毎日使っているなどの上級者は180℃でサッと巻いても良いでしょう。
ただし、200℃では髪は2~3秒しか耐えられないと言われているので、そこまで温度を上げて使用することはおすすめできません。
5-5 ヘアカラーやパーマ剤は髪質に合った薬剤を使う
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ヘアカラーやパーマ剤にも多くの薬剤が存在します。
できる限り少ないダメージで施術をするため、自分の髪質や状態に合った薬剤を美容師さんに選んでもらいましょう。
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今回ご協力いただいたのは…
『MINX 銀座中央通り店』
◆ 住所 ◆
〒104-0061
東京都中央区銀座6-9-7 近畿建物ビル2F
◆ 電話番号 ◆
03-3573-3002
◆ 営業時間 ◆
【月~金】11:00〜21:00
【土 曜】10:00〜20:00
【日・祝】10:00〜19:00
◆ 定休日 ◆
火曜*
※ 祝日の場合は営業