
毎朝、前髪のくせ毛と格闘していませんか?前髪は印象を左右する重要なパーツなので、思い通りにスタイリングしたいですよね。今回はそんな前髪くせ毛への対策方法をお教えします。くせ毛と仲良くなってその悩みから解放されましょう。
◆ 最終更新日:2020年7月2日
Contents
1 くせ毛になってしまう原因
まずはくせ毛になってしまう原因から見ていきましょう。
1-1 毛根のゆがみ
直毛の人は、毛根が頭皮面から真っ直ぐに近い状態で存在しているのに対し、くせ毛の人は、頭皮下で毛根自体が曲がっています。つまり、直毛なのかくせ毛なのかというのは、毛根の形状で決まってくるのです。
1-2 遺伝
出典:PIXTA
両親のどちらかがくせ毛である場合、その子供もくせ毛になりやすいと言われています。なぜなら、くせ毛の遺伝子の方が強く影響されるからです。
両親のどちらかがくせ毛の場合は70%の確率でくせ毛に、両方がくせ毛の場合は90%の確率でくせ毛になるようです。また、両親とも直毛なのにくせ毛がある場合は、隔世遺伝の場合があります。
1-3 生活環境
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・ストレス
・睡眠不足
・喫煙
・栄養不足
これらは、血行不良や新陳代謝が悪くなる原因です。これにより、頭皮まで必要な栄養素が行き渡らなくなり、健康な髪が育ちにくく、くせ毛の原因になってしまいます。
1-4 髪質の変化
髪は女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)という頭髪発育因子による影響を大きく受けます。主にホルモンが活発化する思春期頃に髪質の変化が起こることが多いです。また、女性は妊娠や出産を機にホルモンバランスが変わり、髪質が変化することがあります。
1-5 毛穴の汚れ
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頭皮の毛穴の汚れを放置すると、毛穴が狭くなり髪が生えてくる際に影響が出ます。汚れで毛穴が圧迫され、押し出されて生えてくる髪がゆがんでしまうのです。
1-5-1 毛穴の汚れの原因
・シャンプーやトリートメントのすすぎ残し
・頭皮を洗いすぎることによる皮脂の過剰分泌
・食事の偏りによる皮脂の過剰分泌
・外のチリやほこりなどの汚れ
1-6 湿気と水分
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髪はダメージを受けると水分が不足していくため、広がっていきます。髪が傷んでいると、外の湿気から水分を吸収して髪が膨らみ、くせがでやすくなるのです。
2 前髪くせ毛のタイプ
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2-1 うねりタイプ
正式には「波状毛(ばじょうもう)」と呼ばれ、髪自体が波打っています。全体だと波打つ部分が重なり、うねりとして見えます。
膨らみやすく、広がりが出やすいのが特徴で、日本人の髪に多く見られるタイプです。前髪の内側やこめかみの辺りが強くうねる人が多いです。髪質にもよりますが、軟毛の人はブローで改善することが可能です。髪が硬くて強いくせの人は縮毛矯正などをした方が早いかもしれません。根元からうねるくせは特に目立ち、1番に目がいってしまうところです。
2-2 くるくるタイプ
カール毛タイプ、正式には「捻転毛(ねんてんもう)」と呼ばれます。大小のウェーブが混じり合い、ボリュームがかなり出やすいのが特徴です。
なかにはウェーブパーマをかけたような外国人風のカール毛も見かけます。軟毛の人に多いくせ毛のタイプです。うまく扱うことができればくせ毛を活かした髪型にすることも十分可能です。
2-3 根元ぱっくりタイプ
前髪が根元からぱっくり割れているこちらの原因は、分け目の根元の生えぐせです。生え際を自然乾燥させてしまうと、くせがそのまま出てしまうのです。
くせをなくすのに大切なのは「お風呂から上がったら1分以内に髪をブローする」ことです。髪が濡れているうちにブローする習慣をつけましょう。また、タオルターバンは変なくせがつきやすいのでやめましょう。タオルはサイドや後ろの髪の水分を拭き取るために使ってください。
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