ヘアカラーをする人が増えるとともに、髪のダメージケアにも注目が集まっています。
なかでも、アウトバストリートメントの需要が増えていて、サロン品質と同じくらいの仕上がりが期待できるホームケア商品が発売されています。
Contents
1 アウトバストリートメントとは
出典:PIXTA
お風呂の外で使用する、洗い流さないタイプのトリートメントのことを言います。
洗い流さないので、髪表面を膜で覆うようなバリア機能を果たしてくれ、外的刺激から髪を守ってくれたり、パサつきや広がりを抑えてくれます。
反対に、お風呂の中で使用し、しばらく経ったら洗い流すタイプのトリートメントはインバストリートメントと言います。こちらは栄養を髪の内部奥深くへ送り届けて修復する働きをしてくれます。
インバストリートメントについて詳しくはこちらを参照ください。
2 アウトバストリートメントのメリット
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前述したように、髪の内部に栄養を与えるインバストリートメントに対して、アウトバストリートメントは、髪の保護を重視した役割になります。
紫外線、ドライヤーやアイロンの熱、ホコリなどの外的刺激から守ってくれるのが一番のメリットです。
もちろん、傷んだ髪の修復や保湿といった点でも、洗い流さない分じっくり浸透してくれるのも魅力です。
髪のダメージがひどい人であれば、インバストリートメントで髪の内部に栄養を入れ、さらにアウトバストリートメントで髪の表面をコーティングして補修&保湿と、ダブルでケアを行うのが最も理想的でしょう。
3 アウトバストリートメントの種類
市場にはさまざまなタイプのアウトバストリートメントがありますが、そのなかでもよく目にするものをご紹介します。
3-1 オイルタイプ
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髪表面のコーティング力に優れていて、ドライヤーやアイロンの熱から髪を守る効果が最も高いのが特徴です。
ダメージを修復するというよりは、これ以上髪を傷めないように保護するために使用するものと考えてください。
髪のボリュームを抑えたい人や乾燥で髪がパサつく人、湿気で髪が広がる人、また髪にツヤが欲しい人には特におすすめです。
オイルタイプのアウトバストリートメントに関して詳しくはこちらを参照ください。
3-2 ミルクタイプ
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高い保湿力と毛髪に必要な成分を配合している商品が多く、潤いを与えつつ、髪質の向上も期待できるタイプです。
オイルタイプだと物足りない人や癖毛、剛毛で悩んでいる人におすすめです。逆に髪の量が少ない人や細い人には、重くなりすぎることもあります。
ドライヤーやアイロンの熱から髪を守る力は弱いので、オイルタイプで熱から髪を守った後に、栄養補給として使うのが理想的です。
3-3 クリームタイプ
水分や油分を与えて髪を保湿し、パサつきや髪の広がりを抑えてくれます。また、配合されている栄養素によって髪質の改善も期待できます。
髪の量が多くて硬い人やパサついている人でオイルのベタつきが苦手な人は、仕上がりの軽いクリームタイプの方がおすすめです。
クリームタイプのアウトバストリートメントに関して詳しくはこちらを参照ください。
3-4 ジェルタイプ
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シリコンやポリマーが含まれるものが多く、髪をしっかりとコーティングして皮膜を作り、栄養を外に逃がさないキューティクルのような役割をしてくれます。
ちなみに、ノンシリコン処方が流行っていますが、シリコン=「悪」ではありません。シリコンにはコーティング力があるので、髪の傷みが激しい人は、シリコン入りのトリートメントの方がおすすめです。
3-5 ミストタイプ
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トリートメント成分が水に溶けたもので、ドライヤーの熱に反応して髪の補修に効果を発揮してくれます。
霧状なので重くなりにくく、髪の量が少ない人、髪が細い人、ボリュームがない人におすすめです。
手軽にいつでもつけられ、手を洗う手間もないので、寝ぐせ直しのスタイリング剤として使えば、さらさらと指通りの良い状態に仕上がります。
4 アウトバストリートメントの理想的な使い方
4-1 ドライヤーで髪を乾かす前に使う
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ドライヤーの熱から髪を守ってくれるので、お風呂やシャワーで髪を洗い、しっかりとタオルドライをした髪につけましょう。
ダメージが気になる人やよりしっとりした髪質にしたい人は、ドライヤーで髪を乾かした後にもう一度、少量のトリートメントをつけるとより効果が実感できます。
夜につけることで、寝ている間に起こる枕や布団との摩擦からも髪を守ってくれるのも嬉しいですね。
4-2 朝のスタイリング前に使う
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朝のドライヤーでのブローやヘアアイロンを使う前にも、髪の保護のためにトリートメントをつけましょう。
ただし、ヘアアイロンはトリートメントをつけてドライヤーで髪を乾かしてから使用するようにしてください。
髪の水分が残った状態でヘアアイロンを使うと、一気に蒸発して髪にダメージを与えてしまいます。
朝にトリートメントをつけておくことで、日中の紫外線やホコリなどから髪を守ってくれますよ。
4-3 アウトバストリートメントの適量とつけ方
頭皮につかないように根元を避け、髪の毛先から中間部分、内側の順に髪に揉み込むようにつけていきましょう。揉み込むことで、トリートメントが髪の内部に浸透しやすくなります。
洗い流さないので、つけすぎるとベタつく原因になるので、髪質や量に合わせて少しずつ様子を見ながら使用しましょう。
5 最新のアウトバストリートメント5選
5-1 ベルーガアウトバストリートメント 3種類
サロン品質のアミノ酸美容液シャンプー「BELLUGA(ベルーガ)」シリーズから、アウトバストリートメント3種類が登場しました。
「HOME de サロン」をコンセプトに家庭でケアできるヘアケアを提案。
MINX銀座二丁目店代表の中野太郎氏がスタイリング法を監修し、ミストで髪を保湿&ミルクで髪をコーティングするW使いで、より理想のヘアスタイルに導いてくれます。
出典:http://www.cosme.net/
ベルーガ ダメージリペア ヘアミルク
どんな髪質の人にもおすすめ。髪の内部にまで潤い成分を届け、潤い・ハリ・ツヤのある髪に仕上げてくれます。
150ml/¥1,814 ※2017年9月 Amazon調べ
出典:http://www.cosme.net/
ベルーガ ボリュームアップ ヘアミスト
髪の根元を中心につけると、髪と頭皮の両方にアプローチしてくれます。
ハリやコシがない細い髪の人は、このミストをつけた後にダメージリペア ヘアミルクを重ねるのがおすすめです。
150ml/¥1,814 ※2017年9月 Amazon調べ
出典:http://www.cosme.net/
ベルーガ ダメージリペア ヘアミスト
アミノ酸系の美容液成分とヒアルロン酸で、ダメージや乾燥、うねりが気になる髪を健やかな髪へと修復してくれます。
特に痛みが気になる人は、ヘアミルクを重ねるのがおすすめです。
150ml/¥1,814 ※2017年9月 Amazon調べ
5-2 ハニーチェ ハニーリッチオイル
出典:http://www.cosme.net/
ハチミツを配合したハニーヘアケアブランド「ハニーチェ」から、オイル系のアウトバストリートメントが発売されました。
厳選されたオーガニックハチミツと天然フラワーオイルを贅沢に配合し、超しっとりなのにベタつかない使用感が魅力です。
ドライヤーなどの熱、ヘアカラー、紫外線という3大ダメージから髪を守ってくれます。
100ml/¥1,814 ※2017年9月 公式サイト調べ
5-3 ベーネ プレミアム ブルーリア ディープリペアヘアミルク
出典:http://www.cosme.net/
地肌ケアブランドの「ベーネ プレミアム ブルーリア」から登場したヘアミルクは、ダメージケアと保湿力に優れたアウトバストリートメント。
髪の1本1本を潤いヴェールで包み込んで、パサつかずまとまりのあるツヤ髪に仕上げてくれます。
115ml/¥972 ※2017年9月 公式サイト調べ
5-4 シュワルツコフ ビオロジー トリートメントブースター
出典:http://schwarzkopf-henkel.jp/brand/schwarzkopf/beology.html
ヘアサロンのヘアケア製品として人気の「シュワルツコフ」が、初めて自宅でのサロンクオリティを提供する新たなヘアケア商品「ビオロジー」を発売しました。
同シリーズのアウトバストリートメントとして、ミルキータイプのトリートメントをご紹介。ダメージを修復し、毛先までパサつきのない、まとまりあるヘアにしてくれます。
60g/¥1,944 ※2017年9月 Amazon調べ
5-5 シュウウエムラ エッセンス アブソリュ
出典:http://www.shuuemura.jp/?p_id=HEA001
スキンケアやメイクアップで人気の「shu uemura(シュウ ウエムラ)」は、創業者である植村秀(Shu Uemura)の“髪と顔は、不離一体である”という哲学を具現化し、今年の6月にヘアケアブランド「シュウ ウエムラ アート オブ ヘア」を発売しました。
アウトバストリートメントとして、オイル系の「エッセンス アブソリュ」が登場しています。
髪に必要不可欠な脂質の一部であるオレイン酸をたっぷり含み、保湿感を高めて滑らかでまとまりある仕上がりが実現します。
150ml/¥4,428 ※2017年9月 公式サイト調べ
6 まとめ
お風呂上がりの髪だけでなく、日中も外的刺激から守ってくれるアウトバストリートメント。
毎日のヘアケアの基本として取り入れ、健やかな髪を作りましょう。