
最近よく目にする「ノンパラベン(パラベンフリー)」。シャンプーにも配合されていることが多いパラベンを、刺激が強い、体に影響を与える、と避けている方もいると思います。
今回は、そんなノンパラベンシャンプーのメリット&デメリットや人気のあるおすすめのノンパラベンシャンプーをご紹介します。
◆ 最終更新日:2020年6月19日
1 パラベンとは?
出典:PIXTA
パラベンは、防腐剤の1種です。(正式名称:パラオキシ安息香酸エステル)
化粧品や食品、医薬品にも幅広く使用されているためよく耳にする防腐剤ですが、一部でその刺激性を問題視する情報が出回り、最近ではノンパラベン(パラベンフリー)を推す商品も多くなってきました。
しかし、パラベンは80年以上も前から使用されており、刺激性はゼロではないものの、他の防腐剤と比べて安全性が高い防腐剤です。化粧品に配合しても良いとされるパラベンの量は1%未満と決まっているのですが、商品の処方によって異なるものの実際に入っているのは、0.1~0.5%ほど。そのため、体に大きな影響を及ぼす成分ではないのです。
2 ノンパラベンシャンプーとは?
出典:PIXTA
ノンパラベンシャンプーとは、パラベンを配合していないシャンプーのことです。
しかし、「パラベンが入っていない=防腐剤が入っていない」というわけではなく、パラベン以外の防腐剤が使用されていることがほとんどです。
シャンプーには使用期限の記載はありません。その理由は、3年を経過しても安全面や有効性が変わらず、使用に問題がないものに関しては、使用期限を記載しなくても良いということが薬機法(旧:薬事法)に規定されているためです。
シャンプーの使用期限の目安は、未開封だと約3年、開封した場合は半年から1年程度と短くなります。しかし、防腐剤が入っていない場合は、さらに短い使用期限となってしまいます。
3 ノンパラベンシャンプーのメリットとデメリット
出典:PIXTA
3-1 メリット
パラベンは低刺激で肌への負担も少ない成分です。しかし、人によってはパラベンが刺激となってしまうことがあるので、ノンパラベンのシャンプーを使用することをおすすめします。
また、パラベンに対して危険なものだという意識を持っている人にとっては心理的な安心感があるのもメリットのひとつです。
3-2 デメリット
先ほどご紹介した通り、パラベンが配合されていないシャンプーは、それ以外の防腐剤が使用されていることがほとんどです。パラベンは大丈夫でも、その他の防腐剤が肌に刺激となってしまう可能性があります。
また、パラベン以外の防腐剤も一切使用していないシャンプーもありますが、使用期限が短く、保存方法も決められている場合が多く、手間がかかるというデメリットがあります。
- 1
- 2