
最近、頭皮が脂っぽい。
頭皮に触れた時に、これまでとは違う感覚がする。
そんなお悩みを抱えていませんか?
それは頭皮の皮脂や使用するシャンプーが問題かもしれませんよ?
この記事でその症状のメカニズムを理解し、今日から対策をしてストレスのない日々を過ごしましょう。
1 頭皮が脂っぽい、その原因を探る
出典:http://www.tonychacha.com/entry15.html
まずは頭皮が脂っぽくなるそのメカニズムに迫ってみたいと思います。
1-1 脂っぽくなる原因は皮脂にあった!
原因の結論からお伝えすると、
〇頭皮の洗いすぎ
〇頭皮の皮脂を取りすぎている
〇使用するシャンプーの種類
〇偏食が多く、バランスの良い食事が摂れていない
〇糖分・脂肪分・コーヒー・アルコールなどの摂取が多い
〇日常的にストレスを抱えている
以上の6点です。
頭皮の皮脂は、頭皮と髪の毛の保護膜を作る役割があります。
ですので常に頭皮には皮脂が適当量ないといけません。
この皮脂が少なくなることで以下のような流れで、頭皮が脂っぽくなってしまいます。
〇シャンプーでの洗いすぎにより、皮脂を必要以上に取ってしまう
↓
〇頭皮を守る保護膜が作られなくなってしまう
↓
〇頭皮が正常の皮脂量を守ろうと、いつもの倍以上に皮脂を分泌してしまう
↓
〇皮脂の分泌量が過剰に増え、頭皮が脂っぽくなる
1-2 頭皮皮脂の分泌量
頭皮の皮脂の分泌量は、一般的な顔の分泌量の約3倍だと言われています。
顔にはクリームや乳液などを塗ってケアする必要がありますが、頭皮にはその必要はありません。
角質や皮脂を必要以上に洗い取られ、頭皮のバリア機能が低下していけば3倍程度ではなく4倍、5倍と分泌するようになります。
また、頭皮は汗腺も発達しています。
同様に汗の分泌も多くなるため、「何とかして頭皮を守り抜こう!」という働きが頭皮への過剰な分泌につながります。
1-3 フケが多くなる可能性も
出典:https://pixta.jp/
実は皮脂が足りなくなることが、必ずしも皮脂分泌を活発化させるわけではないのです。
こういった頭皮が乾燥環境にあるとき、未熟な状態の角質は乾いてカサカサと剥がれかけます。
これをフケと呼んでいます。(顔であれば皮むけ・粉ふきと呼びます)
フケに脂っぽさが加わり、カサブタのような垢がついたような状態になることもあるので注意が必要です。
このような肌を俗に「オイリードライ」、「インナードライ」とも呼んだりします。
2 洗髪する時のシャンプー選びも重要
出典:http://newmediapress.up.n.seesaa.net/
頭皮が脂っぽくなる原因が「洗いすぎによる皮脂の取りすぎ」であることをご説明しました。
その洗髪の際に利用するシャンプー選びも非常に重要です。
シャンプーにも様々な種類があるので、しっかりと確認しておきましょう。
2-1 シャンプーが脂っぽさの原因となる
シャンプーが原因で頭皮が脂っぽくなることは往々にして起こります。
以下の原因を理解しておきましょう。
- シャンプーが自身の肌タイプに合っていない
- シャンプーの洗浄力が強すぎる
- 1日あたりのシャンプーの回数が多い
- 間違ったシャンプー方法で頭皮の皮脂汚れがしっかりと落ちていない
- 髪の毛ばかり洗って頭皮が洗浄できていない
2-2 やってしまいがちなシャンプー方法
頭皮に脂が溜まりがちな方の間違ったシャンプーへの理解は以下の通りです。
- どこにでも売っている安価なシャンプーを使用している
- 自分の頭皮のことや肌のタイプを気にせずシャンプーを選んでいる
- 洗浄力が強いさっぱり系のシャンプーを使用している
- 1日に2回以上シャンプーをしている
どうですか?少し思い当たるところはありませんか?
2-3 シャンプーの種類を知ろう
シャンプーの代表的なものは3種類に分けられます。
出典:https://pixta.jp/
2-3-1 高級アルコール系シャンプー
アルコール分子に含まれる炭素数が多い、ということで高級と呼ばれています。
決して値段が高いから高級というわけではありません。
一般に市販で販売されているシャンプーは、ほとんどがこの種類のシャンプーです。
泡立ちが良く、洗浄力も強いというのが特徴です。
2-3-2 石鹸系シャンプー
アルカリ成分を配合しているため、洗浄力がとても強く、しっかりとした洗い心地が特徴です。
天然の原料も使用しているので自然志向のシャンプーですが、刺激が強いという欠点があります。
2-3-3 アミノ酸系シャンプー
上記2種類のシャンプーと比べても、一番頭皮に優しく、刺激が少ないシャンプーです。
人間の肌とも相性の良いアミノ酸が配合されているのが要因です。
肌が弱く敏感な人や乾燥しやすい頭皮の方にはおすすめです。
しかし洗浄力が弱いので、しっかりとした洗い心地を求めている方には物足りないかもしれません。
ですが頭皮に脂を溜めないことを目的とするなら、一番おすすめのシャンプーです。
2-4 アミノ酸系シャンプーおすすめの2商品
ここではアミノ酸系シャンプーの中でもおすすめ2商品をご紹介します。
2-4-1 スカルプD ボーテ シャンプー
出典:https://www.amazon.co.jp/
あの有名なスカルプDから発売されている女性向けのシャンプーです。
医療をもとに医師と共同開発し、女性ホルモンにも着目した女性の年齢にも合わせた商品です。
頭皮環境を整えることにも特化していて、余分な頭皮の皮脂を抑え、頭皮環境を正常な状態にしていきます。
販売サイト:Amazon
相場価格:3,900円(350ml)
2-4-2 黒髪スカルプ・プロ
haruシャンプーと言えば多くの人が分かるかもしれませんね。
100%天然由来の低刺激なアミノ酸シャンプーの代表格で、頭皮環境を整えることで頭皮のベタつきが改善されます。
今注目の成分「キャピキシル」など贅沢な成分を使っていますが、リンスが必要ないのでコスパが高いことも嬉しいシャンプーです。
販売サイト:公式サイト
価格:3,600円(400ml)
3 シャンプーを使った脂を溜めない正しい洗髪の方法
出典:http://www.beauty-co.jp/news/dbn/cosme/NW000140/
この記事の最後の説明として、アミノ酸系シャンプーを用いた適切な洗髪の方法をお教えします。
メカニズムと商品理解だけではまだ物足りません。
しっかりと日常生活に取り入れられる方法も見につけ、実践していきましょう。
3-1 予洗いをする
まずはお湯で頭皮と髪を予洗いをします。
この予洗いを約3分くらい行うことでかなりの割合で汚れを落とすことが出来ます。
その結果、シャンプーを節約することもできます。
3-2 シャンプーの時間
出典:https://pixta.jp/
シャンプーで洗う時間は1~2分で十分だと考えられています。
ポイントは頭皮とシャンプーの接触時間が長くならないことです。
接触時間が長くなると角質が剥がれやすくなるので注意が必要ですね。
3-3 シャンプー中の指の動き
シャンプーの泡によって、髪との摩擦が少なくなった時に髪に両手の指を入れ、1~2分優しくなで回すだけで大丈夫です。
頭皮の脂やフケを完全に除去するためにゴシゴシ力強くやらないと、、、と勘違いされる方が多くいらっしゃいますが、それでは頭皮を傷つけてしまうだけです。
脂やフケに関する問題は一朝一夕に解決する問題ではなく、改善された頭皮が徐々に除去してくれるという考え方を持って頭皮には接していきましょう。
3-4 すすぐときにはシャワーのみ
出典:https://pixta.jp/
シャワーでシャンプーを洗い流す時には、すすぎのみ行ってください。
このとき、指でゴシゴシと動かすと、摩擦により頭皮を傷める原因になります。
3-5 お湯は38℃程度が理想
洗髪に使用するお湯は熱すぎないものにしましょう。
体温より若干高い38℃程度が肌にも優しく、安心です。
3-6 シャンプー後
トリートメントやコンディショナーは頭皮に付ける必要はありません。
毛の修復と保護が役割なので、毛の根元部分においては修復も保護もほとんど必要ありません。
4 まとめ
頭皮の脂に関するまとめ記事、いかがでしたでしょうか?
脂の根本原因は「皮脂の取りすぎ」にあり、その意識とシャンプーの改善が必要不可欠であることを理解いただけたと思います。
決して短期間で解決しようとしないことです。焦ると逆効果をもたらしてしまいます。
日常生活の改善と日々取り入れられる事を実践し、1日でも早い頭皮ストレスフリーな状態を目指しましょう。