
髪のダメージを補修してくれるトリートメントは、ヘアカラーや紫外線などで髪を傷めつけている現代人にとっては欠かせないものです。髪に浸透させるものですから、やはり髪にも頭皮にもやさしいものを選びたいですよね。そこで今回は、市販で買えるおすすめのオーガニックトリートメントを10商品ご紹介します。
オーガニックといってもどんなものを選べば良いのか、また、オーガニックトリートメントのメリットやデメリットなども詳しく説明していきます。
◆ 最終更新日:2020年11月24日
Contents
1 オーガニックトリートメントとは
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一般的に、農薬や化学肥料を使わずに植物を育てる「有機栽培」で育った植物のことをオーガニックと呼んでいます。そして、このオーガニックの植物を主成分として作られたトリートメントがオーガニックトリートメントです。
ただ、オーガニックにおける世界共通の定義はなく、それぞれの国やオーガニック認定機関によって基準は異なっています。日本では、農林水産省が認定する「有機JASマーク」がつけられた農産物、畜産物、加工食品に関してはオーガニックと表記しても良いことになっていますが、化粧品に関しては配合率などの明確な基準がないのが現状です。
2 オーガニックとボタニカルの違い
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最近、オーガニックと似た「ボタニカル」というトリートメントやシャンプーがたくさん登場していますが、これはオーガニックとどう違うのかご存知でしょうか。
ボタニカルとは「植物の」「植物由来の」という意味で、植物由来の成分を少しでも配合しているものはボタニカル商品と呼ばれています。そのため、植物由来を成分とするオーガニックも大きく分類するとボタニカル商品なのです。その配合されている植物成分が、単なる植物由来のものなのか、オーガニックの基準を満たしている成分なのかによって「ボタニカル」と「オーガニック」とが違ってくるのです。
3 オーガニックトリートメントのメリット&デメリット
オーガニックのトリートメントには、肌にやさしいなどのメリットがたくさんありますが、デメリットもあることを忘れてはいけません。それぞれを知った上で、自分には合っているかどうかを判断するようにしましょう。
3-1 オーガニックトリートメントのメリット
3-1-1 敏感肌やアレルギー体質の方におすすめ
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天然由来の成分を使っているので、化学物質に対して敏感な方やアレルギー体質の方にもおすすめです。オーガニックトリートメントの成分は、化学肥料を使わずに育てた植物由来のものなので、子供にも安心して使えるのも嬉しいですね。
ただし、植物アレルギーのある方は肌に合わない場合もあるので、かぶれなどが出た場合はすぐに医療機関で診てもらうことをおすすめします。
3-1-2 髪や頭皮にやさしい
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化学物質は長年使い続けると、少しずつ髪や頭皮に蓄積され、頭皮環境が悪化する原因にもなりかねません。しかし、オーガニックトリートメントは髪や頭皮にやさしく、毛穴の詰まりを起こすこともありません。トリートメント成分なども浸透しやすくなり、髪や頭皮を健康的にしてくれます。
3-1-3 髪本来の美しさを取り戻せる
オーガニックトリートメントは使い続けることで、髪内部に必要な栄養素や水分を届けてくれ、髪が本来持っている美しさや艶を取り戻すことができます。ハリやコシがあり、若々しく健康的な髪への生まれ変わりも期待できます。
3-2 オーガニックトリートメントのデメリット
3-2-1 価格が高め
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天然の植物由来成分を使用していることから、価格が通常のトリートメントより高くなってしまいます。しかし、やはり良い物はそれだけ希少であり価格に反映するものなので、健康な髪を手に入れることを考えると、高いととるか安いととるかは考え方次第でしょう。
3-2-2 はじめはきしみやパサつきを感じることも
通常のトリートメントは指通りを良くする成分などを入れているので、オーガニックトリートメントを使うと、少しきしみやパサつきを感じることもあります。しかし、使い続けると髪本来の美しさを引き出し、サラサラとした手触りに変わってきます。
また、最近のオーガニックトリートメントには、きしみやパサつきを感じないような成分を配合しているものもたくさん出ていますので、それほどストレスに感じることはないかもしれません。
4 トリートメントとコンディショナーの違いも知っておこう
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ここで、トリートメントとコンディショナーについてなにが違うのかを押さえておきましょう。
基本的に髪の内部に浸透し、ダメージを補修してくれるものがトリートメント、髪の表面をコーティングして指通りを良くしてくれるものがコンディショナーになります。カラーリングなどで傷みが激しい場合は、内部から補修するトリートメントを使うことをおすすめします。併用しても問題はありませんが、その場合は内部に浸透するトリートメントを使用した後に表面をコーティングするコンディショナーを使うようにしましょう。
最近はトリートメントでも表面をコーティングする機能を併せ持った商品も多いので、シャンプー&トリートメントだけでも十分にヘアケアができるようになってきています。
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