かつらだってレンタルする時代

髪は女性の命といわれるほど女性にとっては重要なもの。ただ、それだけに女性の髪に対するコンプレックスは計り知れません。そんなコンプレックスと向き合うにあたって、救世主となるのがかつら(ウィッグ)です。「でも高いから・・・」と諦めている方も少なくないのではないでしょうか。

家具に家電、自家用車など今や何でも買わずにレンタル、リースする時代。意外かもしれませんが、かつら(ウィッグ)だって例外ではありません。購入すると高いものならば、レンタルしてしまえばいいのです。今回は悩めるあなたにかつら(ウィッグ)のレンタルについてご紹介します。

これを読んだら、あとは実行あるのみです。いつまでもそんなコンプレックスと仲良くしていないで、前に進みましょう！

1 かつら(ウィッグ)への先入観を捨てよう

出典：http://www.channelweb.co.uk/

1-1 かつらは高い

かつら(ウィッグ)も最近ではファッションの一部となり、帽子感覚で楽しめるファッションウイッグも増え、3万円前後で素敵なかつら(ウィッグ)を購入することも出来るようになりました。しかし採寸やカウンセリング、診断をしてご自身に合ったものをオーダーするとなると10万円、30万円、高いものだと100万円以上してしまいます。オーダーメイドのものは相変わらず手軽に買えるようなものではありません。

しかしレンタルであれば初期費用もほとんどなく、手軽な価格で利用出来るものも数多くあるので、気軽に手を伸ばすことが出来ます。

1-2 レンタルといえ実際は…

レンタルとはいっても貸し回しをする一般的なレンタルではなく、実際は着用者の髪型などに違和感なく溶け込むように、貸出時にカウンセリングし、スタイリストにカットやカラーをしてもらうなど調整まで行ってくれるものもあります。(舞台用や着物用などのようなイベント用・衣装用のものは除く。)つまり、名目だけは借り物ですが、実際は自分仕様にカスタマイズしてくれた私物同然のものですから、衛生面のストレスもまったくないのです。

2 買うの？借りるの？

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2-1 検討する際のポイント

買うのか、借りるのかを悩むにあたって、コスト面以外のもう一つの選定基準が利用期間ではないでしょうか？購入ほど高価でなく、日額だと缶ジュース1本分程度から出来るレンタルですが、長期間利用となると購入してしまった方が費用を抑えることが出来る場合もあります。そのため、検討する際には下記の選定基準を持つとより良いのではないでしょうか。

短期的に利用にしたいのか、長期的に利用したいのか
初期費用を抑えたいのか、利用期間での総合価格を抑えたいのか

3 かつら(ウィッグ)の種類を知ろう

かつら(ウィッグ)を分類すると以下の3つに分けられます。

タイプ（かつらのカバー範囲）
材質
長さ

［3.長さ］は、髪の長さです。次からは［1.タイプ］［2.材質］にどのようなものがあるのかをご解説しましょう。

3-1 かつら(ウィッグ)の【タイプ】で分けてみよう

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3-1-1 ヘアウィッグ(全かつら)

髪全体をカバーすることができるものを指します。医療用やコンプレックス対策のみならず、帽子感覚のファッションウイッグとしても使用出来ます。

普段はなかなか踏み切れないヘアスタイルや髪色を楽しむことができます。

出典：http://www.thailand-innovativecompanies.com/

3-1-2 ヘアピース(部分かつら)

特に頭頂部や部分的な薄毛、生え際の白髪カバーなど、ワンポイントをカバーすることができるタイプです。

出典：http://item.rakuten.co.jp/reizvoll-shopping/r01bp02/

3-1-3 七分かつら

名前の通り、頭の7割（主に頭頂部〜後頭部の後ろ側）をカバーするかつらです。

耳元や襟足はご自身の毛をそのまま活かすので不自然さがなく、それでいて広範囲をカバーすることが出来ます。

出典：http://www.hair-salon-wave.com

3-2 使用されている毛の【材質】で分けてみよう

3-2-1 人毛

各メーカーが専属契約している提供者から集められた毛を殺菌処理し、それぞれの色に染めていきます。日本人向けの人毛は主に毛質が似ている中国人より提供されています。

メリット

太さに種類があり、感触も毛艶もとても自然です。自毛に馴染みやすく、風になびいたときは自毛のような動きをします。

デメリット

耐久年数が短く、傷み始めると絡みやすくなってしまったり、毛のハリがなくなり、ペタッとしてきます。またシャンプーやブローも絡みやすかったり、ケアが難しいという面もあります。また価格も高いものが多いです。

3-2-2 人工毛

主成分にポリエステル系の化学繊維が用いられます。耐熱性も通常のものでも～150℃、高温に強いものだ180℃以上の高温に耐えられるものもあります。

メリット

軽くて絡みにくく、お手入れが簡単なところが人気です。

デメリット

人工毛といっても品質がそれぞれあり、それによるのですが、手触り、艶、風合いなどが不自然なものがあったり、静電気に弱い点です。

どうでしょう？どちらにも長短所があるので選びにくいですよね。

ただし、実際は人毛にしろ人工毛にしろ、どちらかが100％ではなく人毛80％人工毛20％などそれぞれのメリットを合わせたものもあるので、ご自身の使用方法や予算などからじっくり選んでみましょう。

4 選ぶにあたり

それでは続いて、かつら（ウイッグ）を選ぶにあたって注意した方がいいポイントを2つお教えしましょう！

出典：https://kickitlikemom.com

4-1 慣れたヘアスタイルに

初めて使用する場合はご自身の以前していた髪型に一番似たスタイルのものをおすすめします。理由は周囲が違和感なく受け入れられ、バレたり指摘され難いからです。またスタイリングし慣れているので、手慣れたセット方法によって、かつらとご自身の髪の差や段になる部分を解消できるということもあります。

4-2 お手入れ・セットが楽な「素材」を選ぶ

毛質もかつら（ウィッグ）には大切です。やはり装着時間が長いですから、洗濯のし易さや洗濯後のケア・セットのし易すいものを選びましょう。

5 どこでレンタルするの？

出典：http://mcr.doingbusiness.ro/　

5-1 無料カウンセリング活用のすすめ

カウンセリングに行くのは恥ずかしいから通販で済ませたい、というお気持ちも分かりますが、やはり頭の形状や商品によっての向き不向きといった、あなたに合ったかつら（ウィッグ）を選んでいただきたいので、ここは各メーカーが実施している【無料】カウンセリングに行ってみることをおすすめします。インターネットや電話で行える簡易カウンセリングをされているメーカーもありますが、往訪して直接カウンセリングや採寸してくれるものをおすすめします。

なぜ手間のかかる往訪タイプをおすすめするか。それはプロの手によって正しい方法で採寸してもらえるので仕上がりの完成が良くなることやカウンセリングによりコンプレックス自体を他人に理解してもらえるからです。また、ご自身が気にされている部分ではない、もっと深刻な部分や予備軍を指摘してもらえたり、ヘアケア方法のアドバイスをもらえることもあり、往訪の煩わしさを越えるメリットがあると考えるからです。

5-2 絶対に1か所で決めない

カウンセリングをする毎にレンタルに誘導してくるはずですが、そこで意識しておきたいルールが「1か所で決めないこと」です。理由は簡単で、初めてである以上、相場や商品のスペック、アフターフォロー等のサービスの相場も未知ですから、例えば価格も「お客様ですと日額230円で～」と説明されてもそれが高いのか安いのか分からないのではないでしょうか。毎日使用するものですから気持ち良く納得されたカタチでレンタルしていただくのが理想です。

少し大変だとは思いますが、私がおすすめしたいのは最低3社。カウンセリング～商品説明～見積もりを貰いましょう。3社揃ったらそれらを並べ、信頼出来るところ、廉価なところ、アフターサービスの良いところなど優劣をつけ、選んでいただきたいと思います。