
空気が乾燥していると、唇が荒れてきませんか?
カサカサしているなーと思っていた矢先、笑った瞬間に唇が切れてしまった・・・そんな経験はありませんか?
唇は印象を決める大切なパーツです。うるおいのある健康的な状態を維持させたいですよね。
今回は、唇が荒れる5つの原因とその対策方法5つをご紹介したいと思います。ぜひ対策方法を実践して、荒れ知らずの唇を手に入れましょう。
Contents
1 唇が荒れる5つの原因
いつの間にかカサカサになってしまう唇。お手入れをしているつもりでもすぐに荒れてしまうという方も多いのではないでしょうか。一口に唇荒れと言ってもその原因はさまざまです。まずはどのような原因があるのか見ていきましょう。
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1-1 乾燥
唇荒れの原因として1番に思い浮かぶのが乾燥です。唇は角質層が薄く非常に繊細です。
そして皮膚と違い、皮脂腺や汗腺がないのでうるおいを保ちにくく、乾燥しやすいのです。ではその乾燥はどのようにして引き起こされるのでしょうか。
1-1-1 空気の乾燥
湿度が低く、空気が乾燥していると唇も乾燥してしまいます。寒い季節になると暖房によって室内がさらに乾燥してしまうので注意が必要です。
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1-1-2 口呼吸、唇を舐める
口呼吸や唇を舐める癖がある方は唇が乾燥しやすくなるので要注意です。口呼吸では唇に空気が触れる状態が続きますし、唇を舐めると唾液が蒸発する際に唇の水分も一緒に奪ってしまい、乾燥してしまうのです。
1-1-3 紫外線
紫外線は唇にも影響を与えます。紫外線をたくさん浴びて日焼けをした唇は内部の水分が蒸発し、乾燥してしまいます。唇は肌と違い、メラニン色素がありません。そのため、紫外線に対するバリア機能が弱く、ダメージを受けやすいのです。夏場の紫外線が強い時期はもちろんのこと、冬場でもスキー場など紫外線の多いところに行く際には注意しましょう。
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1-1-4 水分不足
体内の水分量が不足すると唇の水分も不足してしまいます。涼しくなってくると水分を取る量が減ってきますが、喉の渇きを感じていなくても適度に水分を取らないといつの間にか唇も乾燥してしまいます。
1-2 唇の汚れ、摩擦
唇は非常に繊細です。そのため、汚れが付着していることや摩擦などの刺激によっても荒れてしまいます。メイクのポイントとして欠かせない口紅などのリップメイクですが、洗顔時にきれいに落とせていないと唇が荒れてしまう原因になってしまいます。また、きれいに落とそうとゴシゴシこすり洗いをすると、唇に必要以上に摩擦を与えてしまい、これもまた荒れる原因になってしまいます。
1-3 アレルギー
アレルギーにより唇が荒れることもあります。金属や黄砂、服薬している薬との相性などアレルギーの原因はさまざまですが、代表的な例としては以下のようなものがあります。
1-3-1 口紅やリップの成分
口紅やリップに配合されている成分によって接触性皮膚炎を引き起こす場合があります。ヒマシ油や蜜蝋は口紅やリップに一般的によく使用されているものなのですが、人によってはこれらの成分が合わずに荒れてしまうのです。
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1-3-2 花粉症
鼻水や目のかゆみをいう印象が強い花粉症ですが、唇の荒れとして症状が現れることもあります。春先など花粉の季節に唇荒れが気になる場合には花粉症も疑ってみましょう。
1-4 ストレス
ストレスによる不調は唇にも表れます。ストレスにより自律神経が乱されると胃腸が正常に働かなくなってしまいます。胃腸は口にそのまま繋がっています。そのため、胃腸の働きが落ちてくると唇も荒れてしまうのです。
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1-5 ビタミン不足
ビタミン不足は肌が荒れると言いますが、同様に唇荒れの原因にもなります。特に健康な細胞を作ってくれるビタミンB2や皮膚の抵抗力を高めてくれるビタミンB6などのビタミンB群が不足すると荒れてしまいます。飲酒やストレスによって消費されたり、偏った食事による摂取不足になったりすることがビタミン不足の原因になります。
2 5つの予防方法
唇はいつの間にか荒れてしまっていることが多いからこそ、普段から荒れないように気をつけておきたいですね。では、どのように気をつければよいのでしょうか。まずは予防方法を見ていきましょう。
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2-1 乾燥防止
まずは乾燥しないようにすることが1番です。乾燥対策はしっかり行いましょう。
2-1-1 口呼吸をしない、唇を舐めない
口呼吸や唇を舐めることが乾燥の原因になっている場合、癖になっている方が多いです。癖なのでなかなか難しいですが、意識してやめるようにしましょう。風邪などで鼻が詰まっている時はどうしても口呼吸になってしまいます。その時にはマスクを着用すると唇が乾燥するのを防ぐことができます。
2-1-2 加湿
涼しくなったこれからの季節は空気も乾いてきます。加湿器を使用するなどして、外からの乾燥対策もしっかり行いましょう。
40〜60%が乾燥を感じず、カビなどの心配もない最適な湿度と言われています。寒くなってくると暖房機器の使用も増えてきますので、室温だけでなく、湿度にも注意したいですね。
2-1-3 紫外線対策
唇も紫外線対策を行いましょう。普通の口紅でも紫外線をカットする効果はありますので、日常ではリップメイクでも紫外線対策は十分かもしれません。しかし、紫外線が多い場所に出かける際には念入りに対策する必要があります。UVカット用のリップクリームを使用してしっかりと保護しましょう。
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2-1-4 水分補給
適度な水分補給を心がけましょう。喉の渇きを感じていなくても身体は水分を欲している場合があります。
涼しくなってくると水分を取る量が減ってしまいがちですので、意識して水分補給を行い、唇までしっかり水分を行き渡らせましょう。
2-2 清潔に保つ
唇は汚れを残さず、きれいにしましょう。食事の後に汚れを拭き取るのはもちろんですが、歯磨きの際の歯磨き粉、リップメイクも落とし残しがあると荒れの原因になりますので、しっかりと落としましょう。また、見えない汚れとして花粉もあります。花粉症で悩んでいる場合には、帰宅後には洗顔をして花粉もきれいに落としましょう。唇を拭き取る時やメイク落とし、洗顔時にゴシゴシ力任せにすることは厳禁です。唇は繊細です。摩擦を与えることで新たな荒れの原因を作ることになってしまいます。優しく丁寧に、を心がけましょう。
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2-3 口紅、リップの見直し
口紅が合っていないように感じたり、リップで保湿しているのに荒れが治らなかったりする場合には使用している口紅やリップを疑ってみる必要があります。口紅やリップによく配合されているヒマシ油や蜜蝋は人によっては体質に合わない場合がありますので、これらの成分が配合されていないかを確認して違うものに変えてみましょう。敏感な方は無添加やオーガニックなど刺激の少ない物を使用すると良いでしょう。
2-4 ストレスを溜めない
夜更かしや睡眠不足などは身体の不調を引き起こします。このような生活を続け、生活リズムが崩れていくとストレスとなり、胃腸の働きも悪くなってしまいます。早寝早起きをして健康的な生活を送りましょう。また、適度な運動や気分転換を取り入れ、ストレスを溜めないようにしましょう。
2-5 食生活の見直し
偏った食事を続けていると唇をきれいに保つビタミンB群が不足してしまいます。サプリに頼るのもいいですが、ビタミンB群は納豆やまぐろ、バナナ、卵などに含まれており、普段の食事でも十分摂取することができます。バランスの良い食事を心がけましょう。また、暴飲暴食は胃腸への負担が大きくなります。1日3食の食事をしっかり取り、暴飲暴食は避けるようにしましょう。
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3 ケア方法
唇が荒れてしまった時にはどのようにケアしたらよいのでしょうか。ケア方法を見ていきましょう。
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3-1 リップクリーム
多くの方が使用されていると思いますが、唇の保護にはやはりリップクリームが効果的です。薬用の物や色付きの物など多くの種類がありますが、唇が荒れている時には保湿がメインの物を選びましょう。リップクリームは横に引くように塗りがちですが、荒れている時には唇への負担を減らすように唇のシワに沿って縦塗りをするのがおすすめです。
3-2 リップパック
より念入りに手入れをしたい場合にはリップパックをしてみましょう。
手持ちのリップクリームでもできますし、天然素材を使用したい場合には保湿効果のある蜂蜜やオリーブオイルで行うこともできます。
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3-2-1 唇を温める
蒸しタオルを用意して、唇に乗せて温めます。この時タオルを熱くしすぎないように気をつけましょう。
3-2-2 リップを塗る
唇が温まり、柔らかくなったら、リップクリームを塗ります。
唇に負担をかけないよう、縦塗りで塗っていきましょう。リップクリームを蜂蜜やオリーブオイルなどに代えても大丈夫です。
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3-2-3 ラップをかぶせる
最後に唇にラップをかぶせます。押し付けたりせず、ふんわりとかぶせましょう。
3-2-4 優しく拭き取る
10分ほどパックをしたら、蒸しタオルで拭き取ります。ゴシゴシ拭き取ると唇に負担がかかりますので、優しく丁寧に行いましょう。
3-3 医療機関で受診しよう
唇荒れが長く続く時には、一度病院を受診してみましょう。口唇ヘルペスなど病院での治療が必要な場合や、怖い例では口唇ガンなどの病気が潜んでいる場合があります。なかなか荒れが改善しない、症状が酷いと感じる時には、内科や消化器科などを受診しましょう。
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4 まとめ
いつのまにかカサカサしている唇。そんな敏感な唇が荒れる原因はさまざまです。女性ならうるおった健康な唇でいたいですよね。そのためにも乾燥など外的要因への対策はもちろんのこと自分自身の体調の管理もしっかり行い、心も身体も唇も健康で美しくなりましょう。