「最近、頭皮の臭いが気になることが増えた」「もしかして周りにも気付かれてる!?」そんな不安は早く解決させたいですよね?
今回はそんな悩みの種になっている頭皮の臭いを解消する方法をお教えします。この記事を通して不安のない生活を取り戻しましょう。
◆ 最終更新日:2018年5月10日
1 周りにも気付かれているかもしれない頭皮の臭い
出典:https://unsplash.com/
実は頭皮の臭いはかなり強い、ということを知っていますか?
1-1 頭皮の臭いはザリガニの〇倍!?
まずは下記の表をご覧ください。
出典:http://news.mynavi.jp/news/2012/10/23/181/
これはアンファーが臭気測定器(ニオイセンサー)を用いて調査した各項目の臭いの強さを表した表です。同機器で20~30代女性の頭皮の臭いの測定を行ったところ、
臭いの平均値は、シャンプーをした約24時間後で「59」
出典:アンファー調べ
という結果が出たのです。アメリカザリガニの約6倍もの臭いがあり、生のさんまよりも臭いが強い、ということが分かる衝撃の結果です。
1-2 好感度にも大きく左右する
女性の頭皮の臭いに関して男性からは以下の回答が。
男性に対しても「女性の頭皮の臭い」について気になったことがあるかを聞いたところ、47%と約半数が「ある」と回答。
出典:アンファー調べ
それに対する女性への好感度は以下のような結果に。
出典:http://news.mynavi.jp/news/2012/10/23/181/
81%の男性が頭皮の臭いによって、相手への好感度が下がると回答しています。また、42%が「好きという気持ちが盛り下がる」と答えたほか、「別れたいと感じる(18%)」という回答もありました。
上記2つからも分かる通り、頭皮の臭いは思っている以上に周囲に気付かれている可能性が高く、気付かれてしまった時の影響は大きなものとなって自分に返ってきてしまうのです。
2 対策をする前に!頭皮の臭いの原因とは?
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頭皮の臭いを発生させてしまう原因には以下の4つが考えられます。
2-1 汗と皮脂が混ざって臭う
頭皮に元々付着している皮脂。皮脂は全てが悪ということではなく、常にある程度の量がないと頭皮環境が悪化する原因にもなります。
しかし、この皮脂と汗が合体することによって頭皮から臭いが発生してしまうのです。
2-2 皮脂の分泌量が多くなる
皮脂分泌のコントロールが正常に働いていないと分泌量が多くなります。先ほどお伝えした通り、「適切な量の皮脂」は必要ですが、「過剰」になると臭いの原因になります。
特に男性ホルモンが多いと分泌量が多くなると言われています。また、ストレスや生活環境の変化によりホルモンバランスが崩れることが原因にもなります。
2-3 増えすぎた雑菌や常在菌
頭皮の皮脂を栄養にしている常在菌(マラセチア菌)が増殖し、その菌が排出した脂肪酸が頭皮の臭いの原因になります。
2-4 古い角質
年齢とともに増えていく角質。この角質が正常に除去されていないと、歳を重ねながら蓄積し、臭いの原因となる場合があります。
3 頭皮の臭いを解消する8つの対策方法
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ではここからは今日からすぐに実践できる頭皮の臭いを解消する対策方法をご紹介します。
3-1 シャンプーは1日1回にする
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シャンプーをしすぎると頭皮を健康に保つために必要な皮脂までも取り除かれてしまい、頭皮だけでなく髪の成長も妨げることになってしまいます。基本的に、シャンプーは1日に1回にしましょう。
▶ 関連記事:理想的なシャンプーの頻度と回数は?1日1回が多い場合も!
3-2 正しい方法でシャンプーを行う
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- 間違った方法でシャンプーを行っていると、頭皮環境の悪化だけでなく、髪にダメージを与えてパサつきなどの原因にもつながります。あなたは正しいシャンプー方法を実践できていますか?確かめてみましょう!
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3-2-1 髪が乾いた状態でブラッシングをする
- シャンプーをする前のブラッシングで、髪についたほこりや汚れを表面に浮かせて洗い落としやすくすることができます。
- また、同時に髪の絡まりをほどくことでシャンプーの泡立ちも良くなります。
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3-2-2 38℃程度のぬるま湯で予洗いを行う
- シャンプーをつけず、38℃程度のぬるま湯で頭皮をマッサージするように洗います。
- この予洗いでほとんどの汚れが洗い落とされるためさらにシャンプーの泡立ちが良くなり、頭皮と髪の汚れがすっきり落ちます。
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3-2-3 シャンプーは泡立てる
- シャンプーを泡立てずにそのまま頭髪につけてしまうとすすぎ残しの原因にもなり、頭皮や髪にダメージを与えてしまうため必ずしっかりと泡立てましょう。
- また、髪ではなく頭皮を洗うということを意識しましょう。このとき、爪を立ててゴシゴシ洗うのではなく、指の腹で優しく丁寧に洗うようにしましょう。
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3-2-4 すすぎは丁寧に行う
- すすぎが不十分だとシャンプーが頭皮や髪に残ってしまい、頭皮トラブルの原因になる場合があります。シャンプーをした時間の2~3倍の時間をかけて丁寧にすすぎましょう。
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3-2-5 トリートメントは毛先につける
- トリートメントは毛先につけ、頭皮にはつけないようにしましょう。理由は油分の多いトリートメントは、頭皮のべたつきの原因になるからです。また、トリートメントのすすぎもシャンプー同様に丁寧に行いましょう。
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3-2-6 ドライヤーできちんと乾かす
- 髪を濡らしたままにしないようにしましょう。頭皮の湿度が高くなると雑菌を増やす原因になります。また、髪が濡れた状態はキューティクルが開いているため、外的ダメージを受けやすくなってしまいます。
- ドライヤー前にはタオルドライで水分をしっかり取ります。ドライヤーは頭皮から約15~20cmほど離し、熱によって頭皮や髪を傷めないようにしましょう。ドライヤーで髪を乾かすまでがシャンプーの工程です。
3-3 髪をしっかり乾かして就寝する
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髪を乾かして寝るのは、髪や頭皮を蒸らさないようにすることが目的です。上記でもご説明しましたが、髪や頭皮が蒸れると雑菌が繁殖しやすくなり、臭いを発生させてしまいます。
また、皮脂と角質が頭皮にくっついてくせがついてしまうことも。出来る限り髪をしっかり乾かしてから寝るようにしましょう。
3-4 頭皮クレンジングを行う
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頭皮クレンジングをすることで、余分な皮脂や汚れ、シャンプー&トリートメントなどのすすぎ残しを洗い流すことができます。
シャンプー前の乾いた頭皮に専用のオイルをつけて指の腹を使ってマッサージを行い、洗い流した後に通常のシャンプーを行います。頻度としては1週間に1回程度で十分です。
▶ 関連記事:頭皮クレンジングがおすすめ!頭皮をスッキリさせる方法とおすすめオイル
3-5 頭皮マッサージを行う
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皮脂の過剰分泌や古い角質が溜まることが頭皮の臭いの原因となりますが、頭皮マッサージをすることでこれを改善する効果が期待できます。また、美容室などで行うヘッドスパでも同様の効果を得ることができます。
●頭皮マッサージの方法
1.両耳の上に親指を、他の指を頭頂部や側頭部に当てる。
2.指の位置はそのままで、頭皮を前後左右にゆっくりと動かす。
3.同じ動きを2~3分繰り返したら、指の位置を動かして気持ち良い部分を探りながらマッサージをする。
3-6 帽子はこまめに取る、髪は結びすぎない
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帽子などの被り物は頭皮の蒸れに直結します。蒸れた状態が続いてしまうと臭いにつながることはもちろん、かゆみや炎症を起こす可能性もあります。
また、髪を長時間結んで同じヘアスタイルをキープすることは、頭皮や髪に強い力で負担をかけることになるためなるべく避けましょう。
3-7 生活習慣を見直す
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睡眠をしっかりとる、規則正しい生活をする、食生活を見直すといった生活習慣の改善を行うことが大切です。体の中から健康になることで皮脂の分泌量が正常になり、またストレス軽減にもつながることから非常に有効と言えます。
▶ 関連記事:健康な髪を手に入れる“良質な睡眠”とは
3-8 正しい姿勢を意識する
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デスクワークなどをしていると、どうしても姿勢が悪くなったり、目を使いすぎることがあります。そうすると首や肩の筋肉が緊張状態になり、肩こりや頭痛の原因になります。
この筋肉の緊張は頭皮も引っ張るので、頭皮や髪に影響を及ぼします。1時間に1回は休憩を取り、ストレッチをするなどして筋肉を意識的にほぐすようにしましょう。
4 まとめ
頭皮の臭いは周囲にも影響を及ぼし、なにより自分自身のストレスにもつながります。お教えした原因を理解し、対策を行うことで頭皮の臭いを解消することができます。頭皮の臭いが気になる方は是非試してみてください。