
いつの間にか顔にできるシミ・そばかす。年齢のせいだから仕方ないと諦めていませんか?しかし、シミ・そばかすは、日頃からきちんと予防すれば、歳をとっても目立たずいつまでも若々しい肌でいることができます。また、できてしまったからといって、諦める必要もありません。シミ・そばかすを改善する方法もあります。
今回は、シミ・そばかすの原因や予防法、そして消す方法をご紹介します。市販の中から選んだ、シミが消える化粧品ランキングも必見です。
Contents
1 シミ・そばかすの違いは?
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シミ・そばかすは、「メラニン色素が過剰生成している、もしくは蓄積している状態でその部位だけがぽつんと黒っぽくなっている状態」をいいます。そして、シミとそばかすは一緒にされがちですが、実は違うものです。
大きな違いは発症する原因です。そばかすは遺伝で発症するのに対し、シミは加齢や紫外線などが原因で発症します。また、そのほかにも以下のような違いがあります。
【見た目】
そばかす→小さい(5mm以下)、細かく左右対称に散らばる
シミ →大きい(5mm以上)、そばかすより数が少ない
【分布】
そばかす→鼻から両頬など
シミ →耳の前やこめかみなど
【症状が出やすい年齢】
そばかす→思春期が最もできやすく、40代前後まで発症
シミ →50代が最もできやすい
【地肌との境界線】
そばかす→わかりにくい
シミ →わかりやすい
また、シミ・そばかすと呼ばれるものは、大きく分けて4つあります。その症状と違いについて解説します。
1-1 シミ
まずは、シミに属するものを見ていきましょう。
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1-1-1 老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)
一般的に、シミとはこの老人性色素斑のことをいい、日光黒子(にっこうこくし)とも呼ばれます。数ミリから数センチの丸っぽい色素沈着で、顔や手の甲などによくあらわれます。40歳を超えたあたりから少しずつでき始め、年齢を重ねるほど増えていくのが特徴です。
1-1-2 炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
ニキビやできものなどが治った後、色素沈着が引かず、シミになった状態をいいます。放っておけば、徐々に薄くなる場合もあります。
1-1-3 肝斑(かんぱん)
肝斑とは、左右対称、ほぼ同じ形と大きさであらわれるシミをいいます。頬骨にできることが多く、口の周りや額にあらわれることもあります。妊娠中やストレスが溜まったときにできやすく、女性ホルモンの影響が大きく関わっていると考えられています。
1-2 そばかす
次に、そばかすに分類されるものをご紹介します。
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1-2-1 雀卵斑(じゃくらんはん)
いわゆる、そばかすのことを差します。ペンでつついたような小さなシミが、鼻を中心に無数に広がる状態で、大人だけでなく、子供にも多く見られます。そばかすは遺伝が原因で、できやすさは個人差があるのが特徴です。
2 シミができる原因は?
そばかすは遺伝で発症するとお伝えしました。では、シミはどうしてできてしまうのでしょうか?その原因を見ていきましょう。
2-1 紫外線
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肌が紫外線を浴びるとチロシナーゼという酵素が活発になり、メラニンが作られます。つまり紫外線を浴びれば浴びるほど、メラニンがどんどん作られ、シミとなって肌にあらわれるのです。紫外線は、老人性色素斑だけでなく、肝斑やそばかすにも悪影響を与えるので注意が必要です。
2-2 ターンオーバーの乱れ
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肌は、およそ28日周期でターンオーバーを繰り返しています。そのため、紫外線によって生成されたメラニンもターンオーバーごとにはがれ落ち、新たな肌に生まれ変わります。ところが、加齢やストレスによってターンオーバーが正常に行われなくなると、メラニンがはがれ落ちずに沈着し、シミになってしまいます。
2-3 ニキビ跡
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ニキビ跡は炎症後色素沈着となり、シミを引き起こしてしまいます。そのため、ニキビができないように日頃から食事や生活習慣に気をつけることが大切です。できてしまった場合、つついたりつぶしたりすると跡が残りやすくなるので要注意です。
3 シミ・そばかすを予防する方法は?
シミ・そばかすの原因が分かったところで、今度はあらかじめ予防する方法を解説します。遺伝が原因のそばかすも、紫外線などで症状が悪化してしまうため、日頃から予防を心掛けることが大切です。
3-1 紫外線対策をする
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シミ・そばかすの最大の敵は紫外線です。とにかく紫外線を防ぐことがシミ・そばかすを作らない第一歩です。外出する際は帽子やサングラスで肌を守り、日焼け止めクリームは年中欠かさず塗るようにしましょう。若い頃は紫外線対策をせずとも美肌を保てますが、40歳を過ぎた頃から急にシミが増えるので気をつけてください。
3-1-1 おすすめの日焼け止めクリーム2選
3-1-1-1 レステモ / UVミルク
【SPF50+/PA++++】
日本最高基準で日焼けを防止してくれるUVミルクです。紫外線によってできるシミ・そばかすを徹底的に防いでくれます。ノンケミカルな上に、美容液成分を67.5%配合。敏感肌の方でも使える安心仕様です。また、ウォータープルーフタイプなのでレジャーにもおすすめです。
販売価格:¥3,960(税込)
内容量 :50mL
※2020年2月 公式サイト調べ
3-1-1-2 ナルク / 日焼け止めジェル
【SPF50+/PA++++】
「海でも焼かない」がキャッチフレーズの水に強い日焼け止めジェルです。今だけでなく、5年後の肌のことまで考えて開発。強力な紫外線をカットすると同時に、ヒアルロン酸とグリチルリチン酸2Kで日焼け後の肌を保湿します。化粧下地としても使うことができます。
販売価格:¥3,280(税込)
内容量 :60g
※2020年2月 公式サイト調べ
3-2 生活習慣を整える
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作られてしまったメラニンを排除するためには、ターンオーバー周期を安定させなければなりません。そのためには生活リズムを整え、夜はなるべく22時頃には寝るよう心がけてください。理想の睡眠時間は7時間です。また、ストレスを溜めないよう、息抜きをすることも大切です。自分の趣味に時間を費やしたり、お出かけをしたりして、楽しいと思える時間を作りましょう。
3-3 食べ物に気をつける
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シミ・そばかすを防ぐためには、日頃から食べ物に配慮することも大切です。シミ・そばかすには、抗酸化作用があり、肌を外部刺激から守ってくれるビタミンEが効果的といわれています。また、体内の毒素を排出して肌を健やかに保つために食物繊維も欠かせません。ビタミンEと食物繊維の多い、トマト・ほうれん草・かぼちゃ・ブロッコリーなどを積極的に摂るよう心がけましょう。
4 できてしまったシミ・そばかすをケアする方法は?
ここまでは、シミ・そばかすを予防する方法をお話ししました。では、すでにできてしまったシミ・そばかすの改善方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
4-1 医療機関で治療する
出典:123RF
専門家の意見を仰ぎ、治療する方法です。時間やお金が必要になってきますがその分高い効果を得ることができるので、何としてでも消したい方にはこちらの方法をおすすめします。
4-1-1 皮膚科を受診する
皮膚科を受診すれば、自分のシミがどういったものなのか、医師に分析してもらうことができます。老人性色素斑と思い込んでいたものが実は肝斑だったことが分かり、飲み薬ですぐに改善したというケースもあります。ニキビ跡も薬によって治療ができるので、お悩みの方は一度皮膚科で相談することをおすすめします。
4-1-2 レーザー治療を受ける
皮膚科や美容外科でレーザー治療をすれば、シミはあっという間になくなります。多少痛みを伴いますが、すぐに効果が実感できるので、今すぐにでも消したいという方にはおすすめです。最近は安価でレーザー治療をしてくれる病院も増えているので、気になる方は試してみてください。
4-2 サプリメントや薬を飲む
出典:123RF
できてしまったシミは、体の内側からも治すことができます。シミ・そばかすを改善するサプリメントや薬を毎日飲み、少しずつケアしましょう。レーザー治療に比べれば時間はかかりますが、手軽に負担なく行うことができるのがポイントです。
4-2-1 市販のおすすめサプリメントと薬
4-2-1-1 ホワイタスプラス / AFREVI 美容サプリメント
紫外線・ブルーライト・近赤外線による光老化にアプローチしたサプリメントです。シスチン・アスタキサンチン・メロングリソディンが光によるダメージを軽減。飲む日焼け止めとしても人気です。さらにビタミンCやビタミンEがシミに働き、健康的な肌へと導いてくれます。飲み始めたら肌が明るくなったとの口コミも多くあります。
販売価格:¥5,930(税込)
内容量 :90粒
※2020年2月 Amazon調べ
4-2-1-2 エスエス製薬 / ハイチオールCプラス
アミノ酸L-システイン・アスコルビン酸・パントテン酸カルシウムを配合。メラニンの生成を防いで排出し、代謝を助けてシミを治してくれます。体の疲れやだるさも回復してくれます。二日酔いにも効果的です。
販売価格:¥1,915(税込)
内容量 :180錠
※2020年2月 Amazon調べ
4-3 シミ専用のスキンケア用品を使う
出典:123RF
市販されているシミ対策用の美容液やクリームを使う方法です。どれかひとつではなく、スキンケア用品の全てをシミ対策用のものに揃えるとより効果的でしょう。
4-3-1 美白スキンケアの順番
スキンケアは、油分の少ないものから多いものへと順に使うと良いでしょう。そのため、理想のスキンケアの順番は、化粧水→美容液→乳液→クリームです。それぞれの美白成分がしっかり肌に密着し、効果が存分に引き出されます。
4-3-2 シミ消しクリームの効果的な使い方
シミ消しクリームは通常のクリームとは違い、シミを消すためのものです。そのため顔全体に塗り込むのではなく、シミ・そばかすが気になる箇所にピンポイントで塗るようにしましょう。決して擦らず、成分が患部に染み込むよう、肌にトントンとおいてください。
5 市販で買える!シミが消える化粧品ランキングTOP10
それでは、シミ・そばかすが消えるスキンケアアイテムを「美容液」と「クリーム」に分けて、ランキング形式でご紹介します。
5-1 美容液
第5位:アクアレーベル / シミ対策美容液
美白有効成分m-トラネキサム酸を配合。メラニンの生成を抑え、保湿成分であるヒアルロン酸とリピジュアで紫外線によるダメージを緩和してくれます。また、高配合のアクアシナジーが成分を肌の奥までしっかり浸透。シミ・そばかすを防いで透明感のある肌へと導きます。
販売価格:¥2,310(税込)
内容量 :45mL
※2020年2月 公式サイト調べ
第4位:196plus / ハクアージュ
2019年7月発売。クリニック専売品だった美白美容液が一般販売することで話題となりました。トラネキサム酸がシミと肌荒れにアプローチし、ハイドロキノン誘導体がメラニンの生成を抑え、できてしまったシミを改善してくれます。また、ビタミンC誘導体の力で成分を肌にしっかり浸透。7つの植物成分と6つのうるおい成分が肌を健やかに保ってくれます。値段は高めですが、納得の効果が得られるとの口コミが寄せられています。
販売価格:¥13,200(税込)
内容量 :20g
※2020年2月 公式サイト調べ
第3位:メラノCC / 薬用 しみ集中対策美容液
美白有効成分「活性型ビタミンC」と血行促進成分「ビタミンE誘導体」をWで配合。2種類のビタミンが肌にダイレクトに働きかけます。美白有効成分が角質層の奥深くまで届き、メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぎます。
販売価格:¥957(税込)
内容量 :20mL
※2020年2月 公式サイト調べ
第2位:フィス ホワイト / 美容液
コスメ雑誌でも話題の美白美容液です。プラセンタの力でメラニンを抑制、コラーゲンで肌にうるおいをもたらします。シミ・そばかすをケアしながら、肌のキメを整え、ターンオーバーも修復。あらゆる角度から美肌へとアプローチしてくれます。同シリーズの化粧水や乳液とともにライン使いをするとより効果的です。
販売価格:¥2,037(税込)
内容量 :50mL
※2020年2月 公式サイト調べ
第1位:SK-II / ジェノプティクス スポット エッセンス
濃縮ピテラ・カラフトコンブエキス・D-メラノ・パンテノールを配合したSK-II独自の複合成分「ジェノプティクススポットレシストコンプレックス」がシミに徹底アプローチ。輝くような美肌へと導きます。全体に塗った後、気になる部分に重ねづけすることで、より優れた効果を得ることができます。
販売価格:¥11,550/¥16,500(税込)
内容量 :30mL/50mL
※2020年2月 公式サイト調べ
5-2 クリーム
第5位:シロニー / ホワイトアップクリーム
メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防いでくれる全身用美白クリームです。プラセンタの力で、黒ずみ・ハリ・くすみ・小ジワ・肌荒れをトータルケア。脇やデリケートゾーンの黒ずみにも効きます。体のすみずみまで透明感のあるもちもち肌へと導いてくれます。
販売価格:¥3,780(税込)
内容量 :30g
※2020年2月 Amazon調べ
第4位:プラセホワイター / 薬用美白エッセンスクリーム
プラセンタの美白力でメラニンの生成を抑え、シミを防いで透明感あふれる肌へと導きます。厳選された国産のプラセンタを配合。コラーゲンやハトムギなどの成分が肌にハリ・うるおいを与え、乾燥による小じわを目立たなくしてくれます。
販売価格:¥1,210(税込)
内容量 :55g
※2020年2月 公式サイト調べ
第3位:ソワ / 美白スキンクリーム
全身用薬用ホワイトニングクリームです。アルブチンとカムカムエキスのダブル美白処方で、気になるシミや黒ずみを徹底ケア。ビタミンCをたっぷり補給することで、輝くような透明美肌へと導いてくれます。また、肌のキメを整えてうるおいアップをサポートする9種類の成分を贅沢に配合。1本で全身の気になる箇所に使うことができます。
販売価格:¥980(税込)
内容量 :30g
※2020年2月 Amazon調べ
第2位:ランテルノ / ホワイトHQクリーム
扱いにくいとされる純ハイドロキノンを独自の製法で5%配合。頑固なシミに直接作用してシミが改善していきます。また、ビタミンA誘導体とビタミンC誘導体が肌を徹底美白。保湿成分や幹細胞エキスなども含まれた、とことんまで美肌にこだわったクリームです。
販売価格:¥2,990(税込)
内容量 :10g
※2020年2月 公式サイト調べ
第1位:ビーグレン / QuSome ホワイトクリーム 1.9
今までにない美白効果から近年注目を集めているハイドロキノンを配合。紫外線によるメラニンの生成を抑え、輝くような美しい肌へと導きます。βホワイト・TGP2・ヘキシル3-グリセリルアスコルビン酸が明るさと透明感をさらにアップ。「本当にシミが薄くなった!」との口コミが多数寄せられています。
販売価格:¥6,600(税込)
内容量 :15g
※2020年2月 公式サイト調べ
6 シミ・そばかすを今すぐに消したい場合は?
「人と会う予定があるから今すぐにシミを消したい!」というときは、ベースメイクでカバーしましょう。コンシーラーでシミを消すのもいいですし、UVケア効果のある化粧下地を使うのもおすすめです。
6-1 おすすめのベースメイク
6-1-1 インテグレート グレイシィ / シミ・ソバカス用コンシーラー
シミ・そばかすをひと塗りでカバーしてくれるコンシーラー。フィット感に優れていて、持ちも抜群です。紫外線カット効果もあり、シミ・そばかすの悪化も防いでくれます。ナチュラルにカバーできると口コミでも好評です。
販売価格:¥990(税込)
内容量 :3g
※2020年2月 公式サイト調べ
6-1-2 ビオレUV / 化粧下地UV シミ・毛穴カバータイプ
自然感のある肌色のジェルで、シミや毛穴を違和感なくカバーしてくれる化粧下地です。メイク崩れの原因となる皮脂を吸収し、塗りたてのような持ちを持続。SPF50+/PA++++で紫外線を強力カットし、シミ・そばかすの進行を防ぎます。
販売価格:¥1,106(税込)
内容量 :30g
※2020年2月 Amazon調べ
7 まとめ
シミ・そばかすは、できてしまった後でもケアをすることができますが、やはりできないための予防が大切です。紫外線をしっかり防ぎ、美肌に効果的な食べ物を摂って、生活習慣を整えましょう。きちんとケアをしてきた人はシミができにくく、そうでない人はできやすい傾向にあります。普段のケアは、年齢を重ねたときの肌に響くことを忘れないでください。あなたも自分に合ったスキンケアアイテムを見つけて、シミ知らずの透き通るような肌を目指してくださいね。