
毎日の洗濯物干しや通勤、子供とのお出かけなど、少しの時間でも手を抜くと肌に悪影響な紫外線。そんな時に頼りになるのが日焼け止めです。体はもちろん、顔もしっかりガードしたいですよね。顔はお化粧の時に下地を塗る方が多いと思いますが、日焼け止めも使う場合、いつ塗るのが効果的なのでしょうか?そこで、意外と間違えている人も多い塗る順番、それぞれの特徴や使い分けなどをご紹介していきます。
◆ 最終更新日:2019年5月23日
1 日焼け止めと化粧下地の順番って?
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では、日焼け止めと化粧下地を併用する場合、どちらを先に塗るべきなのでしょうか?案外間違えている方が多いのが、この2つを塗る順番なのです。日焼け止めをあとから塗る方が、紫外線カット効果が高い気がする…。化粧下地をあとから塗るほうが、ファンデーションの持ちは良さそう…。こう考えると迷ってしまいますよね。では、早速おすすめの順番をお伝えしていきます。
1-1 日焼け止めの順番は化粧下地より先に塗るのがおすすめ
化粧下地とファンデーションは、セットで使用するものとしてメーカー側は製造しています。そのため、日焼け止め→化粧下地→ファンデーション→ポイントメイクという順番でメイクを進めることをおすすめします。
1-2 夏におすすめ!メイクの順番
1-2-1 スキンケアを行い、肌の調子を整えましょう
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普段使用している洗顔料、化粧水、クリームを使用し、お肌の調子を整えましょう。スキンケアが終わったら、日焼け止めを塗っていきます。スキンケアでの水分や油分が肌に浮いているようならしっかりなじませ、時間を置いてから塗りましょう。時間がない場合はティッシュで軽く押さえて、水分や油分をオフしましょう。
1-2-2 日焼け止めを顔全体、首まで塗りましょう
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効果を最大限に発揮できるように、パッケージの裏面などに記載している使用量を使用しましょう。塗りムラができないように、均一に塗ることを心掛けましょう。また、耳の後ろ、あごの下などは塗り忘れると焼けて、他の部分の肌と色が変わってしまう場合があります。くれぐれも塗り忘れには注意しましょう。
1-2-3 化粧下地を塗りましょう
化粧下地にはファンデーションを美しく仕上げる効果があり、ファンデーションと密着することで効果を発揮してくれるので、化粧下地とファンデーションはセットで使用しましょう。その際は薄めに塗って、仕上がった時の厚ぼったい印象を持たせないように気をつけましょう。
1-2-4 ファンデーションを薄く塗りましょう
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普段と同じように、ファンデーションを塗ります。これでベースメイクは完了です。
1-2-5 ポイントメイクを施して完成!
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いつも通り、アイメイクやチークなどポイントメイクを行っていきましょう。
1-3 日焼け止めを顔に使用するときの注意点
日焼け止めを顔に塗る際、注意したいことが3点あります。
1-3-1 目に入らないように気をつける
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日焼け止めを塗った手で、目をこすってしまい、目がかゆくなった…といった経験はありませんか?普段メイクするときと同様に、目に入らないように気をつけましょう。
1-3-2 水分・油分をしっかり肌になじませてから次の作業に入る
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スキンケアで使った乳液やクリームが乾ききらないうちに重ねて塗ってしまうと、ベースメイクがよれやすくなってしまいます。
1-3-3 スキンケアを大切にする
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日焼け止めが肌に触れるので、どうしても乾燥しやすくなります。そのため、スキンケアでしっかり保湿しておくことが大切です。
2 化粧下地と日焼け止めは両方必要なの?
日焼け止めでも色つきのものがあったり、化粧下地でも紫外線をカットできるものがあります。それならほとんど同じじゃないの?とも思えますよね。では、この2つの違いとはどういった点なのでしょうか。
2-1 日焼け止めは紫外線から肌を守るためにつくられたものです
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日焼け止めはご存じの通り、紫外線から肌を守るものです。化粧下地に比べると、ほとんどのものが無色です。色つきのものもありますが、化粧下地ほどの高いカラーコントロール効果はありません。一方、SPFやPA値は高いものが多く、しっかり紫外線から肌を守ってくれます。また、ウォータープルーフのものもありますので、長時間の外出でも安心です。
2-1-1 日焼け止めの種類
●クリームタイプ
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王道の日焼け止めです。紫外線カット効果の幅や色つきタイプなど、特徴のある日焼け止めが販売されています。
●ジェルタイプ
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さらっとべたつかず塗りやすい日焼け止めです。クリームより手軽に塗ることができます。
●スプレータイプ
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近年、多く出回っているタイプです。手を使用せず塗ることができ、便利です。手の届きにくい、髪にも使用できるものが増えています。
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2-2 化粧下地は肌の悩みを解消するために使います
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カラーコントロール効果や肌への優しさを重視し、化粧崩れが起こりにくくなる、皮脂によるファンデーションのくすみも防ぐなど、お化粧を美しく保つ効果が高いのが特徴です。基本的にファンデーションと併せて使うものなので、ファンデーションの発色や持ちがよくなります。また、マットやツヤありなど、仕上がりの質感が選べるものもあります。
2-3 化粧下地?日焼け止め?使い分けの方法
それぞれの役割や違いは分かったけれど、朝はバタバタするし、できればどちらか1つで済ませたい。という方も多いはず。そこで、どちらかを単品で使うとき、もしくは併用するときのおすすめの使い分け方法もご紹介していきます。
2-3-1 単品使いしたい場合は色つきの日焼け止めを使いましょう
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毎朝忙しくて、自分のメイクに費やす時間が少ない!そんな方には、色つきの日焼け止めがおすすめです。色つきの日焼け止め+コンシーラー(気になる部分のみ少量)+ファンデーション。こうすることで、紫外線カット効果もカバー力も得られます。ただ、化粧下地がないとお肌が乾燥しやすくなるので、お化粧前の保湿をしっかり行うようにしましょう。
2-3-2 日焼け止め+化粧下地なら紫外線をカット
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時間に余裕があれば、おすすめしたいのは2つの併用です。紫外線カット効果、カバー力ともに十分得られますし、ファンデーションも美しく、崩れにくく仕上がります。特に乾燥しやすい冬や、化粧崩れのしやすい夏には併用がおすすめです。お肌の乾燥や皮脂崩れを防いでくれます。ファンデーションが崩れにくいので、お化粧直しも楽にできます。
3 日焼け止めの塗り直し方法は?
日焼け止めは基本的に2~3時間で塗り直しが必要とされています。体は簡単ですが、メイクをしている顔の場合はどうやって塗り直せば良いのでしょうか?時間があるときと急いでいるときで、それぞれ対処法も変わってきますよね。お肌に優しい方法や、時短でできる方法がありますので状況に合わせて使い分けてみてください。
3-1 時間がある場合におすすめ!メイク落とし・乳液を使って日焼け止めを塗り直しましょう
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もし、しっかり塗り直せる時間と場所があればおすすめしたいのがこちらです。拭き取りタイプのメイク落とし、または乳液をコットンに取り、メイクとなじませて落とします。お肌を強くこすらないように、優しく落とすようにしてください。
メイクが落ちたら、乳液→日焼け止め→ファンデーションと塗り直しをしていきます。ベースメイクのヨレも直せますし、肌の保湿もできるのでおすすめです。
3-2 スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めを使いましょう
急いでいるときや、外出時に荷物が少なくて済むのがこちらです。皮脂や汗でファンデーションがよれている場合は、ティッシュオフしておきます。
3-2-1 スプレータイプの日焼け止めを活用しましょう
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スプレータイプの場合は、ファンデーションを塗り直してからスプレーします。ただ、スプレータイプでも顔に使えないものがあります。しっかりパッケージを確認してから使うようにしてくださいね。
●ロレッタ / おひさまなかよし UVケアシュー
可愛いパッケージのUVスプレー。髪にも体にも使用できます。【SPF50+/PA+++】
販売価格:¥1,390(税込)
内容量 :80g
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●ママバター / UV ケアミスト アロマイン
普段使いに向いているミストタイプのUVスプレーです。肌にやさしい天然微粒子によって紫外線をカット。小さいお子様からお肌の敏感な方にもおすすめです。【SPF20/PA++】
販売価格:¥1,100(税込)
内容量 :90ml
※2019年5月 Amazon調べ
3-2-2 パウダータイプの日焼け止めを活用しましょう
パウダータイプの場合は、ティッシュオフ後にそのままつけても大丈夫です。こすらずに、ポンポンと密着させるようなイメージで肌に乗せてください。とても簡単に塗り直せるので、お化粧直しのついでにささっと直せますよね。
●ドクターシーラボ / エンリッチリフトUVパウダー
メイクの上から使えるUVパウダー。紫外線・近赤外線・ブルーライトをカット。 金のハリ肌コラーゲン、金のハリ肌フィルム、ベビーコラーゲンを配合し、ハリのある肌へ整えます。【SPF50+/PA++++】
販売価格:¥2,675(税込)
内容量 :3.5g
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●ママバター / ナチュラル シアバター フェイスパウダー クリア
こちらもメイクの上から使えるUVパウダー。天然ミネラルの微粒子で肌のキメも整えます。天然オーガニックラベンダーの香り。【SPF25/PA++】
販売価格:¥1,428(税込)
内容量 :8g
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4 日焼け止めの落とし方
最後に紫外線から肌を守ってくれた、日焼け止めと化粧下地の落とし方を確認していきます。日焼け止めはしっかり落とさないと肌にダメージが大きいものですので、落とすところまでが紫外線対策だと思って気をつけてくださいね。
4-1 日焼け止めのクレンジング方法
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通常のメイク落としのクレンジングと同様に、クレンジング剤を使用して優しく洗い流してください。ご使用のクレンジング剤に合わせ必要な場合は、洗顔もしましょう。しっかり泡立てて優しく洗ってください。
4-1-1 日焼け止め専用のクレンジングが必要の場合もあります
日焼け止めを落とすのに、専用のクレンジングが必要な場合は必ず専用クレンジングを用意しておいてください。今は、ウォータープルーフでも専用クレンジング不要の日焼け止めが増えています。落とすときの手間を考えると、そういったタイプを選ぶのがおすすめです。
●ハイピッチ / ディープクレンジングオイル
ウォータープルーフのメイク、頑固な日焼け止め、気になる角栓も一度ですっきり落とすクレンジングオイル。濡れた手や顔にも使えるお風呂場タイプです。
販売価格:¥533(税込)
内容量 :190ml
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5 まとめ
いかがでしたか?日焼け止めと化粧下地の違いや塗る順番など、勘違いしていたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。忙しい女性にとっては、毎日2つを併用するのは大変なことかもしれません。そんな時は、紫外線カット効果のあるBBクリームやCCクリームなどを使ってみましょう。時短メイクができるだけでなく、保湿効果も高く、SPFやPA値も好みで選べます。普段はBBクリームと紫外線カット効果のあるパウダー、レジャーの時は日焼け止めと化粧下地を併用するなど、必要に応じて使い分けるのがベストです。今まで使い方を気にしたことがなかったという方も、これを機会にぜひ見直してみてくださいね。