最近、何だか頭皮がかゆい・・・、かゆくて気分が落ち着かずイライラ・・・。そんな悩みを持っているあなた!
実は頭皮のかゆみは、時に深刻な事態を招きかねない場合があるのです。しばらくして治まらないかゆみは要注意です!
今回はそんな頭皮のかゆみの症状から、原因や対策についてご紹介したいと思います。
Contents
1 頭皮のかゆみの5つの症状とその原因
頭皮のかゆみにもさまざまなタイプがあります。その症状ごとに、考えられる頭皮のかゆみの原因を見ていきましょう。
1-1 頭皮が赤くなったり湿疹ができている
赤くなっていたり湿疹ができていたりするようなら、頭皮が何らかのダメージを受けている可能性があります。
過度な刺激によって皮膚が炎症を起こしている状態の要因はさまざまと考えられます。以下に、頭皮にダメージを与える要因を挙げるので参考にしてください。
1-1-1 パーマやカラーによるダメージ
出典:PIXTA
パーマ剤やカラー剤に含まれている薬剤は、頭皮に負担がかかります。そのため、過度にパーマやカラーを繰り返していると、頭皮が炎症を起こしてしまうことがあるのです。
また、今まで大丈夫だったという人でも、突然薬剤によるアレルギー反応が出ることもあります。症状がひどくなると、頭皮のかゆみだけでなく、まぶたや顔まで腫れてくることもあります。
パーマやカラーをした直後ではなく、時間をおいてから症状が表れることもあるので、パーマやカラーが原因だと思ったら皮膚科を受診し、アレルギー検査をしてもらうことをおすすめします。
1-1-2 シャンプーやスタイリング剤のすすぎ残し
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すすぎが甘く、頭皮にシャンプーやスタイリング剤が残っている場合もかゆみの原因になります。
蓄積されたシャンプーやスタイリング剤が毛穴に詰まることで、頭皮の炎症を起こしたり、雑菌の繁殖を誘発したりするからです。
また、直近でシャンプーを変えた覚えがあるなら、そのシャンプーに入っている何らかの成分が、あなたの肌に合っていないのかもしれません。
1-1-3 ドライヤーの熱によるダメージ
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頭皮は熱に弱いものです。
そのため、頭皮にドライヤーを近づけ過ぎたり、長時間使用することで過度のダメージを与えてしまいます。
1-2 頭皮がカサカサしてフケがでる
1-2-1 頭皮が乾燥している
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頭皮のカサカサやフケは、ほとんどの場合乾燥が原因です。
特に冬場は空気が乾燥している上に、エアコンを長時間使用することが多く、頭皮の水分や油分が奪われやすい状態にあります。
1-3 赤くジメジメとした湿疹やニキビのようなブツブツができる
1-3-1 皮脂が多い
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汗疹のような湿疹やニキビのような黄色いブツブツができているようなら、過剰な皮脂が原因かもしれません。
溜まった皮脂が毛穴に詰まり、頭皮トラブルを起こしているのです。
1-4 赤いブツブツや黄色っぽいフケがでる
1-4-1 汚れや雑菌がついている
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汗疹のような赤いブツブツや黄色っぽいフケが出るのは、頭皮が汚れているのに洗わなかったり、濡れたままにしていたことにより、雑菌が繁殖している可能性があります。
特に、脂質を栄養源とするマラセチア菌という常在菌が増えると、赤いブツブツや黄色っぽいフケを伴う脂漏性皮膚炎を引き起こします。
脂漏性皮膚炎は、かゆみだけでなく、悪臭や薄毛といった深刻な症状に発展することもあるので注意しましょう。
1-5 頭皮のかゆみと抜け毛が起こる
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1-5-1 ストレス
頭皮がかゆいだけでなく、抜け毛も目立つようであれば、心理的ストレスが原因かもしれません。過度なストレスは、頭皮にも影響するのです。
2 かゆくて仕方がない時の対処法
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頭皮がかゆくても、ガリガリと掻くのは厳禁です。炎症が進み、さらに状態を悪化させてしまいます。
どうしても我慢できない時は、かゆい部分を氷水などで軽く冷やしてみましょう。かゆみを抑えた上で、今度は根本的な改善方法を試してみてください。
3 頭皮のかゆみを改善する6つの方法
3-1 シャンプーのやり方を改める
まずは、正しいシャンプーのやり方を実践してみましょう。頭皮を労わってあげるつもりで行ってみてください。
3-1-1 ぬるま湯を使う
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熱すぎるお湯は頭皮にダメージを与えるので避けましょう。使用するお湯の温度は、38℃程度が理想です。
シャンプーをつける前に、シャワーで髪に付着している汚れを綺麗に落としておくことも大切です。
3-1-2 シャンプーは手で泡立てる
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シャンプーは頭に直につけて泡立てたりせず、手のひらでしっかり泡立てましょう。その泡を頭に乗せ、優しくマッサージするように洗ってください。
指先を立てて強く洗ったりすると、爪で頭皮が傷つき、かゆみを誘発してしまいます。指の腹を使って優しく洗うようにしてください。
3-1-3 すすぎは十分に行う
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シャンプーで髪や頭皮を洗った後は、お湯でしっかり流しましょう。毛穴や髪の毛にヌルヌルが残っていないか、何度もチェックしてください。
ワックスなどの落ちにくいスタイリング剤をつけている時は、同様の手順でもう一度シャンプーをすることをおすすめします。
3-2 シャンプーを変える
ドラッグストアで大量に売られている市販のシャンプーは、ほとんどが高級アルコール系シャンプーと呼ばれるものです。高級アルコール系シャンプーは、洗浄力が強いのが特徴です。
けれども、その分頭皮に負担がかかったり、必要な皮脂までも洗い流してしまって乾燥の原因にもなり、かゆみに悩んでいる方にはおすすめできません。
あなたの頭皮の状態に合わせて、どんなシャンプーを選べば良いかを見ていきましょう。
3-2-1 乾燥肌におすすめのシャンプー
頭皮が乾燥している方には、アミノ酸系シャンプーをおすすめします。
アミノ酸系シャンプーとは、アミノ酸系界面活性剤が成分に多く含まれるシャンプーのことで、低刺激なのがポイントです。
優しい洗浄力で皮脂を洗い流し過ぎることもなく、乾燥対策になります。
3-2-1-1 ミノン 薬用ヘアシャンプー
出典:Amazon
敏感肌のために開発された、薬用ヘアケアシリーズのアミノ酸系シャンプーです。フケやかゆみを防ぎ、乾燥した頭皮に潤いを与えてくれます。
内容量:450ml
価格 :¥1,227 (2017年11月 Amazon調べ)
3-2-1-2 M-mark ローズマリーのアミノ酸せっけんシャンプー
出典:Amazon
ローズマリーの香りが心地良い、アミノ酸せっけんシャンプーです。
クリーミーな泡で、低刺激なのにしっかりと頭皮を洗浄してくれます。すすいだあとも肌に悪影響な成分を残すことなく、健やかな頭皮へと導いてくれます。
内容量:600ml
価格 :¥1,242 (2017年11月 Amazon調べ)
3-2-1-3 ハイビスカス ヘアシャンプー
出典:Amazon
天然保湿成分であるハイビスカス葉エキスが、頭皮を保湿してくれるアミノ酸系シャンプー。
スッとした爽快感のある洗い上がりが好きな方におすすめです。
内容量:300ml
価格 :¥3,024 (2017年11月 Amazon調べ)
3-2-2 脂性肌におすすめのシャンプー
オイリーな頭皮にお悩みの方にもアミノ酸系シャンプーはおすすめです。そのほかに、ほどほどの洗浄成分で肌への負担が少ない、脂性肌用シャンプーも適しているので、いくつかご紹介します。
3-2-2-1 PPTコラーゲン&シルクシャンプー
出典:Amazon
普通肌~脂性肌の方のために開発されたシャンプー。4種類のスカルプケア成分が配合されており、最低限の刺激で頭皮の汚れを落としてくれます。
内容量:400ml
価格 :¥3,780 (2017年11月 Amazon調べ)
3-2-2-2 DANY スカルプシャンプー ノンシリコン
出典:Amazon
美容室専売の、高品質なアミノ酸系シャンプーです。泡立ちが良く、毛穴に詰まった汚れも綺麗に洗い流してくれます。美容師さんからの評判も高く、安心して使うことが出来ます。
内容量:300ml
価格 :¥2,700 (2017年11月 Amazon調べ)
3-2-2-3 ナカノ フォリッジ シャンプー オイリースキン用
出典:Amazon
ベタつきやすい頭皮をさっぱり洗浄し、オイリー肌特有の頭皮トラブルを解決。フケやかゆみだけでなく、気になる頭皮の匂いも防いでくれます。
内容量:500ml
価格 :¥2,162 (2017年11月 Amazon調べ)
3-3 乾燥対策に保湿をする
乾燥した空気は、いつの間にか髪の水分を奪っています。エアコンなどの暖房器具を使う時は直接風が当たる場所を避けるのはもちろん、加湿器を使ったり、頭部を帽子やスカーフで覆ったりするなどして、対策をしてください。
そのほかに、頭皮に使える保湿美容液でケアをするのもおすすめです。
3-3-1 キュレル 頭皮保湿ローション
出典:Amazon
乾燥した頭皮に、しっかりと潤いを与えてくれるローションです。弱酸性・無香料・無着色のため、敏感肌の方にもおすすめです。フケが減ったと口コミで評判なので、悩まれている方は試してみてはいかがでしょうか?
内容量:120ml
価格 :¥1,404 (2017年11月 Amazon調べ)
3-3-2 ピオクレア 薬用フケ かゆみローション
出典:Amazon
女性のために開発された、フケやかゆみを防止してくれる薬用ローション。頭皮を保湿してくれるだけでなく、抜け毛などの頭皮のトラブル全般に効果があります。
内容量:150ml
価格 :¥797 (2017年11月 Amazon調べ)
3-3-3 オーガニック 抗酸化美容オイル
出典:Amazon
高級スパでも愛用されている、贅沢なオーガニック美容オイル。コラーゲンとヒアルロン酸の効果で、乾燥した頭皮を蘇らせてくれます。頭皮だけでなく全身にも使えるので、プルメリアの香りに癒されたい時にもおすすめです。
内容量:30ml
価格 :¥3,240 (2017年11月 Amazon調べ)
3-4 ドライヤーを正しく使う
ドライヤーは、髪を十分にタオルで拭いてから使用してください。タオルドライをすることによって、当てる熱を最小限に抑えることができます。また、その際はポンポンと優しく叩くように拭き、ゴシゴシしないように心がけましょう。
乾かす時は、髪から15~20cm離して、頭頂部から毛先へとドライヤーを動かしましょう。1ヶ所を集中して乾かすと、頭皮を傷めるので注意してください。
◆ 正しいドライヤーの詳しい説明はこちらを参照 →髪ダメージや薄毛の原因を作らない正しいドライヤー方法
3-5 パーマやカラーをお休みする
普段から頭皮ケアに気をつけていても、パーマやカラーをすると、コンディションは一気に悪化してしまいます。かゆみがひどい場合は、パーマやカラーを一時お休みしましょう。
地毛の色やくせ毛を活かしたヘアスタイルも、時には楽しいものです。思考を切り替え、ヘアアレンジでヘアスタイルを工夫するのも良いですね。
3-6 生活習慣を見直す
生活習慣が乱れると、体がストレスを受け、頭皮にも影響が出ます。定期的に、生活習慣を見直すことも大切です。
3-6-1 睡眠
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睡眠はしっかり取りましょう。健康な体を保つためには、成人だと1日7~8時間の睡眠が理想とされています。
また、就寝と起床の時間はなるべく均一にし、生活リズムを安定させましょう。
3-6-2 食生活
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日々の食事にも気をつけましょう。ファーストフードやインスタントラーメンなどの脂質の多い食事は、頭皮のコンディションを悪化させます。
野菜を中心とした栄養バランスの良い食事を心がけ、よく噛んで食べるようにしてください。
4 頭皮のかゆみが治らない時は
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前述したどの方法を試してもかゆみが治らない時は、何らかの病気の疑いがあります。
乾癬やシラミ、頭にできる水虫と呼ばれる頭部白癬(しらくも)などの可能性があり、いずれも医師の診断のもと、適切な薬を処方してもらわなければなりません。
異常を感じた場合は直ちに自己診断を止め、病院を受診しましょう。
5 まとめ
頭皮のかゆみの原因は、思いもしなかったところに潜んでいることがあります。ですが、日々の心がけで改善するケースがほとんどですので、これを機にライフスタイルを見直すのも良いかもしれません。
家事にママ友付き合いなど、忙しい毎日だからこそ、体調は常に絶好調でいたいものですよね。ケアを怠らず、規則正しい生活を意識して、健やかな頭皮を保ちましょう。