イヤイヤ期に親がとってはいけない5つの対応

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本格的なイヤイヤ期に手を焼いていませんか?

子供の自己主張があまりに激しいと、ついついこちらも感情的になって、きつく叱ったり手が出てしまったりして、冷静になってから、自分が上手に子供と向き合えていないことに反省したりすること、ありますよね。

今回は、イヤイヤ期の子供にやってはいけない5つ対応と上手に向き合う5つのコツについてお話ししましょう。

1 イヤイヤ期とは

成長とともに自分自身でできることが増えてくることで「何でも自分でやりたい!」と主張したり、着替えやお風呂、食事など、どんなことにでもとりあえず拒否や反抗をしたりします。早い子だと2歳の誕生日頃から始まるイヤイヤ期は、母親にとって育児の試練ともいえる辛い時期です。では幼児期の子供が、なぜイヤイヤ期になるのか、考えてみましょう。

子供

出典:PIXTA

1-1 自立した大人になるための大切なプロセス

人は生後6ヶ月頃まで、自分と母親は1つの存在のように認識していると言われています。そのため与えられる物事に対して受け身で、母親に依存しています。しかし、成長する過程で自我が芽生えることで自分という存在を確立し、少しずつ自己主張が激しくなっていきます。これがいわゆるイヤイヤ期と言われるものです。イヤイヤ期は、将来自立した大人になるために欠かせない成長の一過程なのです。

成長

出典:PIXTA

1-2 愛情確認のために行うことも

何でも自分でやりたいという主張は、自我の芽生えによるものですが、たまに自分でできることでも「ママにやってほしい」とせがんでくることがあります。この時のイヤイヤは、母親の愛情を確かめたい、甘えたいという欲求不満からくるもの。母親の妊娠や出産などのタイミングで、赤ちゃん返りとともに始まることが多いと言われています。私たち親は、子供のイヤの理由を一纏めにしがちですが、こうした情緒的な要求は、母親から愛されているのか不安になり、確認のために行っています。叱ったりごまかしたりせずに受け止め、思う存分甘えさせてあげることが大切です。

愛情

出典:PIXTA

 

2 対応を間違えるとどうなる?

幼児期の子供は、自分の意思を周りの人にぶつけるという経験を繰り返すことで、自己主張の仕方や感情のコントロール方法、他人を思いやる心を学んでいきます。そんなときに私たち親がやってはいけない対応をしてしまうと、どのような影響を与えてしまうのでしょうか?

感情

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2-1 自分に自信が持てない子にしてしまう

イヤイヤ期を迎えた子供は、母親を困らせたいわけではありません。本人も、自分の感情をうまく表現できなくて、歯がゆい思いをしているはずです。そんなとき、その気持ちを汲んであげずに間違った対応をしてしまうと、子供は自分の意見に自信を持てなくなり、自尊心や自己肯定感を育めないまま成長してしまいます。

成長

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2-2 人を信頼できなくなる

言動の中に隠された甘えたい気持ちをママが受け止めてくれなければ、子供は本当に愛されているのだろうかと不安を抱えてしまいます。その結果、甘えることができない、愛を要求することができない、ありのままの自分をさらけ出せない、人を信頼できない大人になる恐れがあります。我が子の将来のためにも、イヤイヤ期への理解を深めて、間違った対応をとらないよう気をつけましょう。

不安

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3 イヤイヤ期に親がとってはいけない5つの対応

母親にとっては厄介なイヤイヤ期であっても、子供にとっては気持ちを上手に表現できるようになるとても重要な過程です。ただし、そんな大切な時期に親が誤った対応をとってしてしまうことで、長引いてしまうだけでなく、健やかな成長に影響しかねませんから、以下のような対応は避けましょう。

対応

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3-1 叱り方に気をつけよう

主張に対して親から叱られるという経験を通して、全てが自分の思い通りにはならないことを学んでいきます。しかし、だからといって間違った叱り方を繰り返してしまうと、意見が言えない、意思表示ができない子供に育ってしまう恐れがあります。

叱られる

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3-1-1 頭ごなしに怒る

なぜダメなのか、理由も説明しないで頭ごなしに叱ってしまうと委縮してしまいます。結果として自分は何をしても怒られると錯覚してしまい、子供は自分の殻に閉じこもるようになってしまいます。イヤイヤ期が続くとこちらも感情的になってしまいますが、冷静になってから向き合うよう、心掛けましょう。

イヤイヤ期

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3-1-2 子供自体を否定する

幼児期は言葉による表現が未熟なので、泣いて駄々をこねたり、大声を出したりとどうにか母親に気持ちを伝えようと必死です。しかし、その瞬間の言動だけで判断して否定するような言葉を投げかけてしまうと、なかなか自信が持てずに消極的な子供になってしまいます。

自信

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3-2 だめな理由を他人のせいにする

飲食店などで泣きわめく子供に「お店の人に出ていけ!って言われちゃうわよ」などと人の名を借りて注意していませんか?ママ以外に怒られたくない子供の特性上、その場では有効かもしれません。ただし、だめな理由を説明せずに他人の名を借りて注意してしまうと、子供は他人の視線を意識してしまい、今は人が見ていないから悪いことをしても良いという思考につながってしまうことがあるので、とても危険です。

意識

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3-3 ご褒美で釣る

泣き止ませようとお菓子やおもちゃなどのご褒美でその場をしのいでいませんか?でも実はこれ、逆効果なのです。親の意図とは異なり、子供は泣いたり、ごねたりするとご褒美が貰えるという自分に都合の良い学習をするため、ご褒美が欲しくなるとわざと反抗して、親を困らせるという悪循環に陥ってしまいます。また、泣いたり怒ったりすることがなぜ悪いのかという根本的なことは何も解消していないので、いつまで経っても他の表現方法が身につかず、イヤイヤ期が長引いてしまうことが予想されます。

おもちゃ

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3-4 一貫性がない

大人からするとTPOをわきまえた言動をとって欲しいと思うのですが、さすがに幼い子供にそれを望むのは少々難しいでしょう。逆に混乱や正誤判断ができなくなってしまわぬよう、その日の気分や場所によって対応を変えたりせず、一貫性のある対応を心掛けましょう。

一貫性

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3-4-1 ごねられると覆す

一度はダメと言ったのに店内で「これ、買ってよ」と駄々をこねられると、どうしても周りの目が気になってしまい、「じゃあ買うから良い子にするのよ」と折れてしまうこと、ありますよね?

これも最初はダメだったことでも、駄々をこねれば願いが叶うという学習をしてしまいます。どんなに泣き叫んだり、ごねたりしても、最初にダメと決めたのならば、根負けして覆さず、「約束だから今日は買わない」「クリスマスまで我慢しよう」と声をかけて、その場を離れるようにしましょう。

駄々

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3-5 親がすぐに補助する

失敗を恐れるあまり、親が何にでも手を出してしまうと、子供はいつまでも自信が持てませんし、スキルも身につきません。これを続けることによって努力や挑戦を怠るようになってしまうのも懸念要素です。また先回りしてイヤイヤの原因を取り除いていると、そのうち自分が努力しなくてもママが解決してくれるといった依存心が強まってしまいます。

これでは、感情の表現方法や自立心も育むことができませんし、そのまま成長してしまうと集団生活で自己主張が上手くできず、引きこもってしまうことも考えられます。

補助

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4 イヤイヤ期と上手に向き合うための5つのコツ

子供にとってもこの時期は、感情を上手に伝えられず歯がゆい思いをしています。もしも向き合い方が分からず悩まれているのであれば、上手に付き合うための5つのポイントをお教えしますので、ぜひ今日から実践してみてください。コツを掴むと、楽になるだけでなく、我が子が健やかに成長できる手助けをしてあげられるはずです。

成長

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4-1 何に対して叱るかを決める

親からすると少しでも良い子に育てたいと思ってしまい、些細なことまでも注意してしまうのですが、冷静に考えてみると、実は叱るほどのことでなかったり、優先度の低いことまで言ってしまっていることに気づかされるはずです。

あまり叱られていると子供も処理しきれなくなりますので、早期に直させたい事柄が何であるかをはじめに決めておくことで、叱らなくてもいい内容、これは厳重注意する内容と判断がつくようになります。ただし、以下に該当する場合はきちんと叱り、理由を説明して理解させるよう努めましょう。

理解

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4-1-1 ケガや命の危険に発展する可能性がある時

歩道などで手をつなぐのを拒んだり、高いところに登ったり、命の危険やケガをする可能性があるときは、毅然とした態度で叱らなければいけません。叱るときは冷静に、子供の目を見て向き合いましょう。このとき、「あなたのことが大切だから怒っているのよ」と、大切に思っているからこそ叱っていることも、一緒に伝えてあげることが大切です。
高いところ

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4-1-2 暴力や人をケガさせる恐れがある時

友達とおもちゃを取り合うとき、相手のことを押したり叩いたりしたときには、きちんと叱りましょう。ちょっとオーバーに「ダメ!」と言ってから、人に痛い思いをさせてはいけないということを、きちんと説明し伝えてあげましょう。

友達

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4-2 叱るときは理由を説明する

子供も「ダメ」とばかり言われていると、行動が抑制されてストレスが溜まってしまいます。叱るときは、その行為の何がいけなかったのか、具体的に説明しましょう。このとき「お店の人に怒られるから」と人を使って脅すのではなく「ご飯は座って食べるものだから」「人にぶつかると危ないから走らないで」など、ちゃんとした理由を伝えるようにしましょう。
ダメ

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4-3 ルールを決めるのも有効

普段冷静なときに、どんな場面や内容で叱ることが多いかを考え、許容できる内容とそうでないものを見直してみましょう。落ち着いて考えると、年齢を考慮したらそこまで叱る必要がないものも見えてきます。どうしても許容できないものだけを叱るようにすると、おのずと叱る回数も減るはずです。

冷静

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4-4 別の表現方法を教える

気持ちの伝え方が分からないから、子供は「イヤ」という表現で伝えてきます。そんなときは「そういう時はこんな風に伝えてみたら?」と別の表現方法を教えてあげましょう。他の表現方法を学んで感情を表現する経験を重ねることで、少しずつイヤイヤ期も終わりを迎えます。

伝え方

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4-5 成功体験を積ませてあげる

時間や心に余裕があるときに、たくさん成功体験を積ませてあげることも大切です。自分で洋服を着たりご飯を食べたりできたら、たとえボタンの掛け違えや食べこぼしがあっても叱らず褒めてあげましょう。「この次はもっと上手になるね」とフォローし、挑戦する機会をたくさん設けてあげることで、自信や意欲を持たせることができます。

体験

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4-5-1 我慢する経験も大切

普段自宅で過ごすときからおやつの時間をしっかり決めて、時間まで我慢する練習をさせましょう。どんなに泣いても、ここで耳を貸してしまうと自己中心的でわがままな子供になってしまいます。そして、おやつの時間が来たら「よく我慢できたね」とたっぷり褒めて、成功体験に変えてあげましょう。この経験の基礎があれば、外出中にお菓子やおもちゃを見たときも、我慢できる子供になります。

子供

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5 まとめ

親にとって試練の時期であるイヤイヤ期。しかし「単なる困った言動をする時期」ではなく、子供の成長にあたり、とても重要な時期であることもお分かりいただけたのではないでしょうか。

重要な時期だからこそ、間違った対応をせずに上手に向き合うことで、成長とともに少しずつ落ち着いていくはずです。

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