
白髪が気になるようになると、白髪染めについて知りたくなりますよね。
どのタイミングで白髪染めを始めたらいいのか、どんな方法があるのか、セルフで染める場合と美容室で染める場合とではどう違うのかなど、いろいろと疑問がわいてくる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、白髪染めのタイミングや対策について、白髪初心者にもわかりやすくご紹介したいと思います。
Contents
1 男女で違う?白髪が生える平均的な年齢は?
出典:PIXTA
日本人の白髪が生える平均年齢は、一般的に男性が34歳、女性が35歳と言われています。
特に女性においてはホルモンバランスも影響しており、綺麗な髪をつくるのに欠かせないエストロゲンという女性ホルモンが、35歳頃から減ってくることで白髪になりやすくなるという見方もあります。
しかし、これらは人それぞれであり、20代から白髪が生える人もいれば、50、60代になっても白髪が少ない人もいます。
白髪は遺伝をはじめ、ストレス、栄養不足、病気、睡眠不足などさまざまなことが原因に挙げられるので、一概に何歳になったら白髪になるとは言えないかもしれませんね。
2 白髪染めを始めるタイミングと段階別方法5選
白髪染めを始めるタイミングは、年齢というより白髪の量で対策していくのが良いでしょう。
それぞれ白髪の量ごとで、どんな対策があるのかをご紹介しますので参考にしてみてください。
2-1 たまにみつける数本の白髪
2-1-1 通常のヘアカラーでの対策でOK
たまにみつけるくらいの数本の白髪であれば、わざわざ白髪染め対策をする必要はないでしょう。
通常のヘアカラーをしている方なら、明るい色であれば白髪も馴染んでごまかすことができます。
2-1-2 根元から白髪を切る
暗めの髪色で数本の白髪が気になって困るというのであれば、根元から切ってしまうのが良いでしょう。
抜くと頭皮にダメージを与えるので、あくまでも根元から切るように徹底してください。
2-2 少し気になる程度の白髪
2-2-1 一時的に白髪隠しで対策
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よく見ると気になるというくらいの数えるほどの白髪であれば、一時的に白髪の表面に色をつけて目立たなくさせる白髪隠しを活用してみてください。
ファンデーションタイプやマスカラタイプ、スティックタイプなどさまざまな種類があるので、白髪の量や使いやすさで選んでみると良いでしょう。
お出かけ前の身支度の時に見つけた白髪も、白髪隠しでさっと隠すことができます。表面に色をつけるだけなので、シャンプーをすれば落ちてしまうのも手軽に使えるポイントです。
2-2-2 カラートリートメントやカラーシャンプーで少しずつ白髪を染める
まだそんなに目立たないときから、少しずつ白髪を染めていくのもひとつの手です。
カラートリートメントやカラーシャンプーは、使い続けることで、白髪が根元から徐々に染まっていく上、髪や頭皮にダメージをほとんど与えません。
白髪が増える前から使い続けることで、白髪が増えてもあまり気にならず、便利です。
2-3 髪全体の30%以上が白髪
2-3-1 美容室やセルフでしっかりと白髪染め
白髪隠しでも追いつかないくらいに白髪が目立ってきた、すぐに白髪を染めたいという人は、美容室やセルフによる白髪染めでしっかりと白髪を染めるのが良いでしょう。
美容室では髪全体の30%くらいが白髪になると、白髪染めをすすめるところが多いようです。
また、白髪染めといっても、髪の内部から染めるタイプから髪の表面に着色させるタイプまでさまざまあるので、それぞれのメリットやデメリット、自分に合う合わないを検討し、試してみてください。
3 髪や頭皮に優しいカラートリートメント3選
白髪が目立ってきた時の白髪対策には前述したようにさまざまな方法がありますが、今回はその中でも髪や頭皮にダメージを与えにくいカラートリートメントに注目してみました。
いわゆる白髪染めと呼ばれている1剤と2剤を混ぜてつくる染毛剤は医薬部外品にあたり、キューティクルの中に入って作用することで髪や頭皮には少なからずダメージを与えてしまいます。即効性があり1~2ヶ月ほどと持ちも良いですが、白髪が目立ってきたらまた染める、というのを繰り返していると、髪や頭皮に与えるダメージも大きくなっていきます。
その点、カラートリートメントは、いつものトリートメントの代わりに使うもので、髪の表面を徐々に染めてくれるタイプ。キューティクルを傷めることなく髪や頭皮へのダメージもほとんどありません。白髪染めに比べると即効性や持続性はありませんが、使い続けることで自然に白髪を染めてくれるため、周囲に気づかれずに白髪を隠すことができます。
白髪は隠したいけど髪や頭皮にダメージを与えたくないという人は、カラートリートメントを試してみてはいかがでしょうか?
ここからは人気のおすすめカラートリートメントをいくつかご紹介します。
3-1 フラガール / カラートリートメントリッチ
通常のトリートメントの代わり使うのはもちろん、シャンプーをする前の乾いた髪に使うと、よりしっかりと着色してくれます。
パラベンフリーや無香料、豊富なオーガニック成分を配合し、頭皮環境を整えながらの白髪カバーが期待できます。
販売価格:¥3,456(税込) ※2018年1月 公式サイト調べ
内容量 :170g
カラー :5色(ブラウン、ダークブラウン、ブラック、ディープブラウン、ディープアッシュ)
3-2 レフィーネ / ヘッドスパ トリートメントカラー
植物由来の天然染料配合で、生え際から毛先までをムラなく綺麗に染めてくれます。
商品名のように、清潔で健康な地肌へと導くヘッドスパクリームとしての効果もプラス。白髪を染めつつ、ハリとコシのある髪に仕上げてくれます。
販売価格:¥3,600(税込) ※2018年1月 公式サイト調べ
内容量 :300g
カラー :5色(ダークブラウン、ライトブラウン、マロンブラウン、ローズブラウン、ナチュラルブラック)
3-3 ルプルプ / ヘカラートリートメント
出典:Amazon
口コミサイトでも人気のヘアカラートリートメントです。
2017年12月にリニューアルし、染める力をはじめ、新たな美容オイルのプラス。10分ほどの置き時間で綺麗に着色してくれます。
販売価格:¥3,240(税込) ※2018年1月 公式サイト調べ
内容量 :200g
カラー :4色(ダークブラウン、ブラウン、モカブラウン、ソフトブラック)
>>さらにヘアカラートリートメントについて詳しく知りたい方はこちらを参照
4 美容室で白髪染めをするメリット
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髪や頭皮へのダメージは気になるものの、1回でしっかりと染めたいという人には、髪の内部から着色する白髪染めがおすすめです。その場合、美容室で染めてもらうのとドラッグストアなどで買って自分で染めるのとの2通りがあります。
それぞれメリットとデメリットはありますが、綺麗な仕上がりと髪や頭皮へのダメージを最小限にするのであれば、やはりプロの手でやってもらう美容室での白髪染めがおすすめです。通常の黒髪と白髪では、染まり具合が違ってきます。そのため、それらを綺麗に同じトーンで染めるには、プロの技術によって施してもらうのが一番です。
また、1~2ヶ月ごとに白髪染めをする場合、髪や頭皮に与えるダメージも大きくなってきます。美容室であれば、そんな髪や頭皮の状態に合わせたケアも行ってもらえるので、セルフで染めるよりもダメージが最小限に抑えられるのもメリットです。
>>美容室での白髪染めに関して詳しく知りたい方はこちらを参照
5 白髪を増やさないための対策
前述したように、白髪には老化や遺伝以外にもさまざまな要因があります。
白髪になりやすい体質、遺伝であっても、生活習慣を改善することで進行を遅らせることも期待できるのです。
髪はもともと色がない白髪の状態であり、毛根部分でメラニン色素が生成され着色されることで黒髪となって生えてきています。
そのため日頃の生活習慣において、このメラニン色素の生成を活性化させるようにすることが大切なのです。
5-1 しっかりとした食事できちんと栄養を摂る
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体は重要な部分へ先に栄養を送るようにできており、髪への栄養は後回しにされてしまいます。
メラニン色素の生成が活発に行われるためには、髪にも十分な栄養を届けなければなりません。
特に白髪予防におすすめの栄養素が、海藻類や青魚、卵に含まれている「ヨード」、乳製品や果物、豆類に含まれている「チロシン」、根菜類や穀類、魚介類に含まれている「銅」です。これらをしっかりと食べ物で摂取するよう心がけましょう。
>>白髪予防におすすめの食べ物について詳しく知りたい方はこちらを参照
5-2 規則正しい時間に十分な睡眠をとる
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メラニン色素の生成には、成長ホルモンの分泌が不可欠となります。
成長ホルモンは夜寝ている間、特に22時~夜中2時の間に最も分泌されるとされています。そのため、この時間帯にしっかりとした睡眠をとることが白髪予防につながってくるのです。
5-3 適度にストレスを解消する
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ストレスが溜まって白髪が増えたという話を聞いたことがありませんか?これはあながち噂だけではないようなのです。
メラニン色素をつくるメラノサイトは神経細胞と似た性質を持っていて、過度にストレスがかかるとその働きが弱まったり一時的に停止してしまうことがあります。するとメラニン色素がつくられず、白髪として生えてきてしまう結果になります。
自分ではストレスが溜まっているのがなかなか分かりにくいこともありますが、なるべく意識して適度にストレスを解消するよう心がけましょう。
>>ストレスによる白髪について詳しく知りたい方はこちらを参照
5-4 頭皮の血行を良くする
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栄養は血液を通して運ばれていきます。そのため、血行が良くないと栄養もしっかりと運ばれなくなり、髪に行き届きません。つまり、メラニン色素が生成されにくくなるということですね。
ちょっとした時間で頭皮を優しくマッサージするだけで、頭皮のコリが解消され、血行が良くなりますので、毎日少しずつ頭皮マッサージをする習慣をつけるようにしましょう。
5-5 頭皮に優しいシャンプーを使う
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市販のシャンプーの中には、洗浄力が強すぎて髪や頭皮にダメージを与えているものがあります。
頭皮にダメージが加わるということは、メラニン色素を作り出すメラノサイトにも影響があるということです。
毎日使うシャンプーだからこそ、頭皮にやさしいものを選んでケアをしてあげることが白髪予防にもつながってくるのです。
洗浄成分にアミノ酸由来の成分を使っているものは、髪や頭皮にやさしく、刺激も少なくできています。
今使っているシャンプーを一度見直し、アミノ酸シャンプーを試してみてはいかがでしょうか。
>>アミノ酸シャンプーについて詳しく知りたい方はこちらを参照
6 まとめ
白髪は人ぞれぞれ生える時期や進行具合も違います。そのため、自分の状況に応じて対応するのが一番です。
白髪を染めたり、隠したりする方法もいろいろあるのがお分かりいただけたと思います。
それぞれメリットやデメリットがあるので、自分の理想や頭皮環境に合った対策で白髪ケアをしてみてください。