トリートメントの頻度と正しいやり方!美容室でする場合と効果は違うのか?

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毎日のシャンプー後にトリートメントやコンディショナーを使う方が多いと思いますが、実際にどれくらいの頻度でやるのが髪にとって良いのでしょうか?頻度もそうですが、正しいやり方で行っていないと、きちんと効果に表れていない場合もあるようです。

また、美容室でのトリートメントを利用している方もいると思いますが、自宅で行う市販のトリートメントとどういった点が違うのかも知っておきたいですね。今回はトリートメントについて、その効果的な頻度や正しいやり方をご紹介します。

◆ 最終更新日:2020年11月9日

1 トリートメントとコンディショナーは何が違うの?

トリートメントとコンディショナー出典:123RF

まずはトリートメントとはどういうものかを知っておきましょう。

シャンプーとセット販売されているものには、トリートメントもあればコンディショナーの場合もあり、名前が違うだけで同じような効能だと思っている方も多いと思います。ですが、実際にはその成分や役割が違うのです。

1-1 トリートメントの役割

トリートメントの最大のメリットは、髪の内部に浸透してダメージを補修してくれることです。成分が髪内部のコルテックス部分に浸透することで、傷んだ部分をケアしたり、髪質をコントロールしたりしてくれます。

最近では、髪の表面も補修してくれる効果を併せ持つトリートメントも多く出ています。

コルテックス出典:メロスコスメティックス

1-2 コンディショナーやリンスの役割

一方、コンディショナーやリンスは主に髪の表面をコーティングし、キューティクルの傷みを防いだり、ダメージを受けたキューティクルを補修してなめらかな髪にしてくれる役割を持っています。こちらも、最近では髪内部にも浸透する成分を併せ持つタイプも出ていますが、あくまで髪の表面をケアするものと考えて良いでしょう。

ちなみに、コンディショナーとリンスはほぼ同じようなもので、強いて言うのであればコンディショナーの方がコーティング力が強かったり内部に浸透する成分が多かったりすることがあります。

1-3 トリートメントもコンディショナーも髪の補修であって修復ではない

髪の補修出典:123RF

トリートメントもコンディショナーもあくまで髪を補修するものであって、修復するものではありません。開いたり剥がれたりしてしまったキューティクルは元に戻ることはなく、髪内部の成分と同じような保湿を行ったり、キューティクルのような役割を担うものであることを頭に入れておいてください。

また、トリートメント、コンディショナー、リンスの定義については、メーカー間で統一されているものではありません。同じような成分であっても、あるメーカーではトリートメント、あるメーカーではコンディショナーと言っている場合もあるので、成分を確認したり実際に使ってみて実感することが大切です。

【関連記事】
>>今更聞けない!トリートメント・コンディショナー・リンスの違いに迫る

 

2 自宅でのトリートメントの頻度は?

トリートメントの頻度出典:123RF

頻度についてはさまざまな意見が聞かれますが、基本的に市販のトリートメントは毎日使っても問題ありません

よっぽど髪が健康な方は毎日する必要はありませんが、たいていの方は髪に何らかのダメージを受けています。ヘアカラー、スタイリング剤、ドライヤーの熱、紫外線、乾燥など、髪は思っているよりも日々ダメージにさらされているのです。そのため、シャンプー後にトリートメントでしっかりと水分や栄養を補給してあげることで、髪のダメージをやわらげてあげる必要があります。

毎日使うと髪がベタベタするという方は、つけすぎているか頭皮にまでつけている可能性があります。後で説明する正しい使い方を試してみてください。

 

3 トリートメントの正しい使い方

3-1 トリートメントとコンディショナーのどちらを使うか

トリートメントとコンディショナー出典:PIXTA

髪のダメージがひどい場合は、内部にまで浸透するトリートメントを、そこまでダメージがないようであれば表面をコーティングするコンディショナーを使用するといった感じで、自分の髪の状態に合わせて使い分けると良いでしょう。

ひどくダメージを受けているようであれば、トリートメントとコンディショナーを併用しても構いません。その場合は、トリートメントを先につけて、その後にコンディショナーを使うという順番を守ってください。先にコンディショナーをつけてしまうと、髪の表面がコーティングされてしまって、せっかくのトリートメント成分が内部にしっかり浸透しなくなってしまいます。

3-2 シャンプーはしっかりすすいで水分を切る

水分を切る出典:123RF

トリートメントをつける前に、洗髪したシャンプーはしっかりとすすいでおいてください。シャンプーが髪に残っていると、トリートメント成分がきちんと浸透しません。シャワーで念入りにすすぐことを徹底しましょう。

その後、しっかりと水気を切ってください。水分が残っていると、せっかくのトリートメント成分が薄まってしまいます。

3-3 髪の毛先を中心につける

髪の毛先出典:123RF

トリートメントは髪の中心から毛先にもみ込むようにつけるくらいで大丈夫です。頭皮にはなるべくつかないように注意しましょう。頭皮にトリートメントがつくと毛穴詰まりの原因にもなり、べたっとした仕上がりになってしまいます。

3-4 コームで髪をとかしてしばらく置く

コームで髪をとかして出典:123RF

トリートメントをつけた後は目の粗いコームでとかしてあげると、髪の1本1本にまでトリートメントが行き渡ります。その後、5~10分ほど置きましょう。この時、シャワーキャップや蒸しタオルなどで髪を包み込むと、成分の浸透力がさらにアップします。

3-5 シャワーですすぐ

シャワーですすぐ出典:123RF

最後にシャワーで洗い流してください。トリートメントが残って明らかにヌルヌルしているのはすすぎ足りませんが、シャンプーほど念入りに洗い流さなくても大丈夫です。

 

4 自宅と美容室でのトリートメントの違い

美容室でのトリートメント出典:123RF

美容室でのトリートメントは、自宅でする市販のトリートメントよりも補修力が高く、浸透する成分も良いものが使われています。髪にしっかりと浸透する点でも市販とは違うかもしれません。そのため、美容室でのトリートメントの方が持ちが良く価格も高めになるのです。

しかし、美容室でトリートメントをしてもらっても、その後の自宅での髪のケアを怠ると効果の持ちも短くなってしまいます

きちんとホームケアをしていれば、髪の状態にもよりますが1~2ヶ月はトリートメント効果を実感することができますので、せっかく高いお金を払って美容室でトリートメントをしたのであれば、その後のケアもしっかり行いましょう。

 

5 カラートリートメントの頻度は?

カラートリートメントの頻度出典:123RF

白髪を徐々に染めてくれるカラートリートメントは、どのくらいの頻度で使えば良いのでしょうか。

カラートリートメントはさまざまな種類がある白髪染めの中でもキューティクルを開かせるものではなく、普段のトリートメントの代わりとして使うことで、白髪を少しずつ目立たなくしてくれます。

使い始めの3~4日は毎日使った方が染まりが良くなります。その後は週に1~2回程度使い、その他は通常のトリートメントを使うというペースでも大丈夫でしょう。使い続けることで髪に着色して白髪を目立たなくしてくれるものなので、あまり間を空けすぎると白髪が目立ってきてしまいます。トリートメント効果があるので、もちろん毎日使っても問題ありません。

【関連記事】
>>【時間・使用方法】カラートリ―トメントの満足度が高まる14のポイント

 

6 トリートメントの効果を持続させるためのホームケア

自宅でも美容室でも、トリートメントの効果を持続させるためには、日々のケアが大切になってきます。

トリートメントをしているから大丈夫と思わず、その効果を少しでも持続させるために、以下のようなヘアケアを徹底しましょう。

6-1 シャンプーは洗浄力の強すぎないものを選ぶ

シャンプー出典:123RF

洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていると、せっかくのトリートメント成分まで洗い流してしまったり、髪のダメージを悪化させてしまう原因になります。シャンプーの中でも洗浄力がやさしいアミノ酸系の洗浄成分を使ったものがおすすめです。

6-1-1 おすすめのアミノ酸シャンプー3選

■ さくらの森 / ハーブガーデン シャンプー

ハーブガーデン出典:Amazon

公式サイトはこちらamazonはこちら

髪や頭皮にダメージを与えない、優しいアミノ酸と植物の洗浄成分のみを厳選しブレンド。ほどよく脂分を残すことで頭皮の乾燥を抑えてくれます。また、全体の30%を占めている精製水をハーブウォーターにし、健康な髪・頭皮へと導くための必要不可欠なミネラルを補給することを可能にしています。

販売価格:¥4,400(税込)
内容量 :300mL
※編集部調べ

■ 髪優(カミーユ)/ アミノ酸シャンプー

髪優出典:Amazon

amazonはこちら

美容師さんの手が荒れないシャンプーを目指して開発されたもので、低刺激にこだわり、手にも頭皮にもやさしいシャンプーになっています。植物由来の15種類のアミノ酸と、サクラ葉エキスや海藻エキスなどの19種類の保湿成分を配合し、髪と頭皮を洗いながらしっかりとケアもしてくれます。

販売価格:¥1,798(税込)
内容量 :370mL
※編集部調べ

■ モーガンズ / ノンシリコン アミノ酸ヘアシャンプー

モーガンズ出典:Amazon

公式サイトはこちらamazonはこちら

植物由来成分を99%以上で構成し、19種類ものアミノ酸を配合したシャンプー。ドライヘアやカラー、パーマによって乾燥しがちな頭皮を、保湿力の高いツバキ種子油や月見草油がうるおいを与え、輝きを保ってくれます。ダメージを受けた髪も驚くほどサラっとし、美髪に導いてくれます。

販売価格:¥2,090(税込)
内容量 :300mL
※編集部調べ

【関連記事】
>>アミノ酸シャンプーおすすめランキング20選!市販で買える人気商品

6-2 髪はすぐにドライヤーで乾かす

ドライヤーで乾かす出典:123RF

髪が濡れた状態を放置しているとキューティクルが開いたままになるので、髪内部に浸透した成分も外に出て行ってしまいます。髪を洗った後はすぐにドライヤーで髪の内側や根元までしっかり乾かしてキューティクルを閉じてあげるようにしましょう。

 

7 まとめ

髪を補修してくれるトリートメントは、シャンプー後のケアとして毎日行っても問題ありません。ただし、そのやり方やその後のケアがトリートメント効果の持続に影響してきます。

美しい髪をキープするためにもトリートメントを正しく活用し、いつまでも若々しいサラサラヘアを保ちましょう。

 

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