
どんどん気温が高くなってきて、夏が近づいてくると気になるのが「紫外線」ですよね。仕事に家事に子育てにと、毎日忙しいママさんたち、しっかりUVケアはできていますか?ケアしているつもり、では夏の終わりに後悔するかもしれません。健やかな肌を保つために、今回は紫外線の基礎知識と季節ごとに変わるUVケアの方法をご紹介していきます。ぜひチェックしてみてください。
1 紫外線の基礎知識
まずは、紫外線の特徴をお伝えしていきます。
ご存じの方も多いかと思いますが、紫外線にはUV-AとUV-B、UV-Cの3種類があります。
それぞれ波長が異なり、肌への影響もそれぞれ値が違います。うち、UV-Bの一部とUV-Cに関してはオゾン層などの大気層が防いでくれますので、私たちが浴びているのはUV-AとUV-Bの一部ということになります。今回は、その2つについて説明していきます。
1-1 UV-AとUV-Bの違いと特徴
出典:Pixta
紫外線と一口に言っても、実は2種類のタイプがあり、各々のタイプで、身体に及ぼす影響も違ってきます。2種類の紫外線がそれぞれどう作用するかを知れば、紫外線の本当の恐ろしさが見えてくるはずです。
1-1-1 UVA
出典:Pixta
UVA=紫外線A波
全紫外線のうちの95%を占めています。肌の内側に作用し、シワやたるみの原因になります。肌が黒くなることばかりに注目しがちですが、長い目で見れば老化の原因となるUVAをしっかりと防ぐことの方が大切なのです。
1-1-2 UVB
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UVB=紫外線B波
全紫外線のうちの5%を占めています。肌の外側に作用し、メラニン色素による色素沈着を起こしてシミの原因になります。日焼けをすると肌が黒くなるのは、UVBの影響を受けているからです。
1-2 季節ごとの紫外線量の違い
ピークの時期 | 少ない時期 | |
UV-A | 5月 | 12月 |
UV-B | 6月~8月 | 12月~2月 |
UV-A、UV-Bともに夏場は量が増えますが、一年中降り注いでいます。UV-Aは5月がピークで、もっとも少ないのは12月です。それでも5月の紫外線量の半分ほどの量が降り注いでいるため、油断は禁物です。一方、UV-Bは5月から増え始め、6月から8月がピークとなります。夏に比べると、春、秋の紫外線量は半分くらい、冬は5分の1程度になります。では、あまり肌が焼けないイメージのある、2月の紫外線量は真夏の何%くらいになるのでしょうか?そんなに多くはないのではと感じますが、なんと真夏の約80%にもなるのです。目に見える日焼けが起こりにくいのでUVケアを怠りがちになる季節ですが、肌への影響を考えると注意が必要です。
1-3 短時間浴びるだけでも影響のある紫外線
出典:Pixta
さらに、手を抜きがちなのが、短時間の外出時や、洗濯物を干すときです。短時間だからと油断しがちですが、紫外線は少しずつ体内に蓄積されていきます。その結果、将来シミになって出てきてしまうのです。美しい肌を保つためには、短時間の外出でもしっかりUVケアをしておきましょう。ただ、短時間の外出時に使うものと、レジャー用のもの、また春夏に使うものと秋冬のものとは、分けて使うことをおすすめします。焼けにくさはもちろん、日焼け止めによる肌への影響も異なるからです。では、何を基準に日焼け止めを選ぶべきなのでしょうか?次は日焼け止めの選び方について説明していきます。
2 日焼け止めの選び方
出典:Pixta
紫外線による肌への影響が分かったところで、日焼け止めの選び方についてご紹介していきたいと思います。よく目にするSPFやPAですが、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。これらはとても重要な数値ですので、しっかりと理解した上で日焼け止めを選びましょう。知っておくことで、そのときにベストな日焼け止めを選ぶことができます。
2-1 SPFとPAの違い
日焼け止めに必ず書かれているのが、SPF・PAという表記。「なんだかいまいち分からないけど、とにかく数値が高くて+が多ければよく効くんでしょ?」と思われがちですが、それは厳密には間違った認識です。まずは、SPFとPAの本当の意味を分かりやすく解説していきます。
2-1-1 UVBから守ってくれるSPF
出典:Pixta
SPFはSun Protection Factorの略式語で、UVBから肌を守ることが出来る時間を表しています。細かく説明すれば、紫外線が肌に当たり日焼けするまでの時間を10分とすると、その時間を何倍に伸ばせるかということです。SPF30なら10×30=300分、つまり5時間守ってくれるというわけです。あくまでも時間の目安であり、SPFが大きいからといって強力な日差しをカットしてくれるわけではありません。
2-1-2 UVAから守ってくれるPA
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PAはProtection Grade of UVAの略式語で、UVA から肌を守ってくれる強度を表し、+が多いほど効果があります。前述したようにUVAは老化の原因になりますので、将来のためにPAを意識するのは大切なことなのです。
PA+ | 効果がある |
PA++ | かなり効果がある |
PA+++ | 非常に効果がある |
PA++++ | 極めて高い効果がある |
3 季節ごとに違うUVケア方法
紫外線と日焼け止めの基礎知識をご紹介してきましたが、最後は季節ごとに違うUVケア方法をみていきたいと思います。紫外線の基礎知識でご紹介したとおり、季節ごとに紫外線の量は変わります。それだけでなく、気候によって肌の調子が変化することも多いです。そのため、UVケアも一年中同じという訳にはいきません。季節ごとに注意したいことをまとめてみましたので、ぜひご覧ください。
3-1 春のUVケア方法
《注意点》
花粉や乾燥によって肌の調子が左右され、敏感になりやすい季節のため、注意が必要です。
《おすすめのUVケア方法》
ミルクタイプやジェルタイプの日焼け止めをこまめに塗りましょう。
出典:Pixta
暖かくなり過ごしやすくなるのと同時に、紫外線量の増えてくる季節です。また、冬の間は紫外線量が少なかったため、紫外線への抵抗力が落ちている時期でもあります。そこに紫外線を浴びるので、肌へのダメージはかなり大きくなります。しっかりUVケアをしないと、夏以上のダメージを与えるとも言われているのです。また、花粉や乾燥によって肌の調子が左右されやすく、敏感になりやすい季節でもあります。優しい洗顔を心がけ、日焼け止め効果の穏やかなものをこまめに塗り直すようにしましょう。ミルクタイプやジェルタイプなど、伸びの良いタイプは広範囲にささっと塗れるので、日常使いにおすすめです。
3-1-1 ミルクタイプのおすすめ日焼け止め3選
●ひにまけぬ タマ食コスメ UVクリーム 日焼け止め SPF50+ PA++++
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●キュレル UVエッセンス SPF30 PA+++
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●ヴェレダ エーデルワイス UVプロテクト SPF33 PA++
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3-2 夏のUVケア方法
《注意点》
1年で最も念入りにUVケアが必要な季節。汗や水に濡れた時の対策が必須です。
《おすすめのUVケア方法》
ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選び、美白タイプのスキンケア用品を使用しましょう。
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次に夏です。やはり夏になると、日焼け止めをしっかり塗るという方も多いのではないでしょうか?とても紫外線の強い季節ですので、一年のうちで最も念入りに紫外線対策をしたいですね。この時期は海やプールなどへ出かける機会も増えると思いますが、その時にはウォータープルーフのものを選ぶようにしてください。そうでないものを選ぶと、すぐに取れてしまい、日焼け止めの効果がなくなってしまいます。また、ウォータープルーフだからといって安心しきらず、塗り直しも念入りに行いましょう。スプレータイプのものがあると、背中など手の届きにくい部分にも届き、塗り直すのが楽になりますよ。
また、レジャーなどの予定が決まっている時には、前もって美白ケアをすることで、紫外線の影響を受けにくくすることが可能です。そんなときは美白用のスキンケアを使用してみるのも良いですよ。また、身体の内側からの対策として、ビタミンCなどの抗酸化作用のあるサプリを飲むのもおすすめです。
3-2-1 ウォータープルーフタイプのおすすめ日焼け止め3選
●資生堂 アネッサ パーフェクトUVサンスクリーンA+N SPF50+ PA++++
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●オルビス サンスクリーン(R)スーパー SPF50+ PA++++
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●アユーラ ウォーターフィール UV ジェル 75g SPF50+ PA++++
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3-3 秋のUVケア方法
《注意点》
空気の乾燥が進む季節。紫外線を受けて乾燥している肌に、しっかり保湿しながらUVケアを行いましょう。
《おすすめのUVケア方法》
手軽に使用できるスプレータイプがおすすめです。
出典:Pixta
秋は、夏の強い紫外線のせいで疲れ気味になっています。また、空気の湿度も低下するため、肌が乾燥しがちになります。そのため、ターンオーバーが正常に行われず、メラニンを含む古い角質が肌に残りやすくなっています。肌をしっかり保湿し、古い角質をしっかり取り除くケアをしていきましょう。拭き取り化粧水、ピーリングジェルを定期的に行うのもおすすめです。それだけでなく、紫外線もまだ強い時期ですので紫外線対策も引き続き行いましょう。また、行楽日和ですので、お出かけも増えるかと思います。長い時間外にいる場合にはウォータープルーフのものや、SPF値の高いものを選ぶようにしましょう。顔が乾燥するときには、日焼け止め効果のある保湿下地がおすすめです。
3-3-1 スプレータイプのおすすめ日焼け止め3選
●コーセー サンカット 日焼け止め 透明スプレー SPF50+ PA++++
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●スキンアクア サラフィットUVさらさらスプレー SPF50+ PA++++
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●スキンピースファミリー UVスプレー 60g
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3-4 冬のUVケア方法
《注意点》
冬のレジャーの時は、UVケアが必須です。日常的に保湿を意識していきましょう。
《おすすめのUVケア方法》
保湿効果のあるクリームタイプや、化粧下地としてUVケア効果のあるものがおすすめ。
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最後に、冬のお手入れです。全体の紫外線量は減りますが、UV-Aは多く降り注ぎます。さらに空気の乾燥も進むので、UVケアと保湿ケアをあわせて行いましょう。定期的にフェイスパックをして、しっかりと潤いを与えるのも効果的です。また、スキーやスノーボードに行く方も多いと思いますが、雪は紫外線の照り返しが強いため、しっかり対策をして楽しみましょう。そういったスポーツを楽しむ際には、レジャー用のウォータープルーフがおすすめです。ただし、普段使う日焼け止めに関しては、SPFやPAの数値が高いものよりも、保湿効果のあるクリームタイプなどがおすすめです。日常使いとレジャー用で使い分けてくださいね。
3-4-1 UVケア効果のあるおすすめ化粧下地3選
●紫外線予報 メイクキープUVベース SPF50+ PA++++
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●ミノン アミノモイスト ブライトアップベース UV化粧下地 SPF47 PA+++
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販売価格:¥1,350 ※2017年8月 Amazon調べ
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●ランコム 日焼け止め UV エクスペール BB スタンダード SPF50 PA+++
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販売価格:¥5,050 ※2017年8月 Amazon調べ
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4 まとめ
いかがでしたか?季節ごとのお手入れ方法と日焼け止めの基礎知識をご紹介しました。秋冬は、目に見える日焼けが起こりにくいのでどうしても手を抜きがちになりますが、そんな季節にもしっかりケアをしておくことで、美しい肌を保つことができます。