
肌の乾燥がひどくなってきた、急に化粧ノリが悪くなった、そんな肌の不調を抱えていませんか?もしかするとそれは「ゆらぎ肌」になっているからかもしれません。肌が不安定な状態になっているゆらぎ肌は、普段のスキンケアで改善することはできません。症状に合わせてケア方法を変える必要があります。
今回はゆらぎ肌とはどのようなものか、また正しいケア方法やおすすめのスキンケアアイテムをご紹介します。
Contents
1 ゆらぎ肌とは
出典:123RF
ゆらぎ肌とは、ベストな肌の状態とは異なり、肌のバリア機能が低下して、何らかの不調を起こしている肌のことです。バリア機能とは、肌表面にある薄い角質層がうるおいを蓄えて外部刺激から肌を守る働きのことです。この機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発し、外部刺激を受けやすくなるのです。
1-1 3タイプのゆらぎ肌
ゆらぎ肌は大きく3つのタイプに分けられます。
1-1-1 カサカサタイプ
肌のうるおいが不足して乾燥している状態です。肌がゴワついたり、粉をふいたりして、メイクのノリも悪くなります。うるおいが不足しているので、小ジワなども目立ちやすくなります。
1-1-2 ヒリヒリタイプ
肌のバリア機能の低下により、赤みやかゆみ、肌荒れが起きている状態です。少しの刺激にも敏感になっていて、それまで問題なく使えていた化粧水が急にしみるようになることもあります。カサカサタイプの乾燥がひどくなると、ヒリヒリタイプに悪化していきます。
1-1-3 ブツブツタイプ
紫外線や花粉など外部刺激によるダメージで肌の免疫力が落ち、ニキビや吹き出物、湿疹ができやすくなる状態です。新陳代謝も悪くなっているので、古い角質も溜まってしまいます。
1-2 敏感肌との違い
出典:123RF
3つのタイプを見て、敏感肌と同じ症状だと思った方も多いのではないでしょうか。敏感肌とゆらぎ肌の違いは、慢性的か一時的かです。
敏感肌は周りの環境などの要因は関係ありません。生まれつきの肌質で、細胞間脂質の生成が低く、皮脂膜を補うことができないので、常にトラブルが起りやすい状態なのです。一方、ゆらぎ肌は元々皮脂膜を補う力があるものの、さまざまな要因によって一時的にバリア機能が低下して敏感肌のような状態になっているです。
2 ゆらぎ肌診断チェック
出典:123RF
自分の肌がゆらぎ肌なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。あなたの肌がゆらぎ肌かどうか、チェックしてみましょう。
●温度変化で顔がむずむずする
●水でもヒリヒリする時がある
●肌にピリピリした痛みを感じるときがある
●スキンケアが急に合わなくなった
●赤みや発疹が出やすくなった
●ニキビや吹出物が治りにくい
●肌がゴワゴワして化粧ノリが悪い
1つでも当てはまればゆらぎ肌のサイン。当てはまる項目が多いほど、ゆらぎ度は高いということになります。
3 ゆらぎ肌になる原因
続いてゆらぎ肌になる原因について説明します。ゆらぎ肌はバリア機能が一時的に低下している状態です。なぜそのようなことが起るのかを見ていきましょう。
3-1 気温の変化
出典:123RF
暖かい日が続いたかと思えば、急に寒くなる。日中は暑いのに朝晩は冷えるなど、気候の変化や寒暖差は肌の調子を落とす原因になります。目まぐるしい気温の変化に身体が対応できないと自律神経のバランスが乱れてしまいます。そうすると、ホルモンバランスにも影響が生じ、肌トラブルにつながるのです。気候の変化が激しい季節の変わり目は特に注意しましょう。
3-2 空気の乾燥
出典:123RF
空気が乾燥していると肌の角層の水分が奪われてしまいます。水分量が低下すると肌のバリア機能も低下し、うるおいを保つことができなくなります。
空気中の湿度は10~11月頃から急激に低下し始めます。本格的な冬を迎える前から乾燥対策を意識しましょう。また、乾燥は外の空気だけではありません。エアコンは冷房、暖房問わず空気中の水分を吸収してしまいます。屋内にいても長時間使用し続けると空気が乾燥するので、部屋の湿度にも注意しましょう。
3-3 紫外線
出典:123RF
紫外線を繰り返し浴びることも肌がゆらぐ原因になります。紫外線を浴びると肌は内部に紫外線が侵入するのを防ぐため、表面に余分な角質が滞った角質肥厚の状態になります。そうすると肌のバリア機能が低下して水分が蒸散しやすくなるため乾燥してしまいます。日差しの強い夏場だけでなく、春先から紫外線は強くなってくるので注意しましょう。
3-4 花粉などの外部刺激
出典:123RF
花粉というと、目のかゆみやくしゃみなどの花粉症の症状を思い起こしますね。肌も同じように赤み、かゆみ、ピリつきなどの肌荒れの症状を引き起こす場合があります。花粉だけでなく、黄砂やPM2.5なども肌への刺激となります。
3-5 ストレス
出典:123RF
ストレスもゆらぎ肌の原因となります。ストレスがかかると、脳の司令塔である視床下部が疲弊します。そうすると、ホルモンや自律神経の働きが乱れて免疫にも影響を及ぼし、ゆらぎ肌になるのです。環境の変化や仕事、人間関係などの要因だけでなく、女性の場合は月経前後もストレスを感じやすくなります。
4 ゆらぎ肌の正しいケア方法
肌がゆらいでいる時はどのような点に気をつけてケアをすれば良いのでしょうか。そのポイントをご紹介します。
4-1 帰宅後はすぐにメイクを落とす
出典:123RF
毎日洗顔をして肌を清潔に保つことはもちろんですが、肌がゆらいでいる時には洗顔のタイミングにも気をつけましょう。外に出ると空気中の花粉や黄砂などが肌に付着します。帰宅したらすぐにメイクを落とし、付着物を取り除きましょう。
4-1-1 クレンジングのポイント
出典:123RF
洗顔フォームは皮脂やほこり、古い角層細胞など水溶性の汚れは落とすことができますが、油分の多いメイクを十分に落とすことはできません。クレンジング剤を使ってしっかりメイクを落としましょう。
■専用リムーバーを使う
目元やリップなどのポイントメイクは重ねて念入りに行っているので、なかなかきれいに落とすことができません。また、皮膚が柔らかく繊細な場所でもあるので強くこすったりすると肌にダメージを与えてしまいます。専用のリムーバーを使って落とすようにしましょう。
■ぬるま湯で行う
熱すぎるお湯は肌が乾燥する原因となり、冷たい水だと毛穴が閉じてしまい、メイクをきれいに洗い流すことができません。クレンジングの際にはぬるま湯を使用しましょう。
■時間をかけない
クレンジング剤が顔に付着している時間が長くなると、肌への負担は大きくなります。クレンジング剤をつけてから洗い流すまでは1分以内を目安にしましょう。
■こすらない
こすり洗いしてしまうと肌を傷つけ、乾燥の原因になります。薬指、中指、人差し指の3本を使って肌が動かない程度のやさしい力で洗いましょう。洗う順番としては、皮脂の量が多いTゾーンからスタートします。その後、両頬、こめかみなど細かい部分に広げていきましょう。
■乳化させる
クレンジングで重要なのが乳化です。乳化させることでメイクや汚れを隅々までしっかりと落とすことができます。顔全体にクレンジング剤をなじませたら、ぬるま湯を手に取り、顔につけてクルクルと円を描きながら水とオイルと馴染ませます。白濁してきたら乳化したサインです。これを確認してからすすぎを行いましょう。
4-1-2 洗顔のポイント
出典:123RF
洗顔をする際に気をつけたいのが摩擦です。汚れをしっかり落とそうとゴシゴシこすり洗いをすると、肌を傷つけてしまいます。ポイントを押さえて肌にやさしい洗顔を心がけましょう。
■ぬるま湯で行う
クレンジング同様、ぬるま湯を使用しましょう。熱すぎるお湯は肌の乾燥を悪化させてしまいます。また、水だと毛穴が引き締まり、十分に汚れを落とすことができません。
■しっかり泡立てる
洗顔料は手のひらでしっかり泡立てましょう。濃密な泡に吸着させることで毛穴の奥の汚れや皮脂を洗い流すことができます。また、泡がクッションとなり摩擦を軽減することができます。上手に泡立てることができない場合には、泡タイプの洗顔フォームや泡立てネットを使うのがおすすめです。
■指の腹でやさしく洗う
洗顔はやさしくが基本です。指の腹を使ってやさしく洗います。肌と指の間で泡を転がすイメージで行うと良いでしょう。
4-1-3 おすすめのクレンジングアイテム5選
クレンジング剤は、無添加で低刺激なものや保湿効果のあるものなど敏感になった肌にやさしいアイテムも数多く販売されています。また、ダブル洗顔不要のクレンジング剤だと肌への摩擦頻度を軽減することができます。ここでは、ゆらぎ肌の時にもおすすめのクレンジングアイテムをご紹介します。
■ マナラ / マナラ ホットクレンジングゲル
ホットクレンジング市場の50%以上のシェアを誇る人気のホットクレンジングゲルです。クレンジングなのに石油系界面活性剤を使用せず、美容液成分で肌を守りながらしっとりと洗い上げます。着色料、合成香料、鉱物油、石油系界面活性剤、エタノール、パラベン、紫外線吸収剤不使用。敏感な肌にも安心して使うことができます。
販売価格:¥4,180(税込)
内容量 :200g
※編集部調べ
【関連記事】
>>マナラ ホットクレンジングゲルの人気の秘密とは?すっきり落ちるのにうるおいを実感!
■ デュオ / ザ クレンジングバーム
1つでクレンジング、洗顔、角質ケア、マッサージケア、トリートメントと5役を果たす、ダブル洗顔不要のクレンジングバームです。31種類の美容成分配合し、肌に透明感やハリ、ツヤを与えてくれます。鉱物油、石油系界面活性剤、合成香料などが無添加で肌にもやさしいアイテムです。
販売価格:¥3,960(税込)
内容量 :90g
※編集部調べ
■ ファンケル / マイルドクレンジングオイル
ウォータープルーフのマスカラもするする落ちる高機能クレンジングオイルです。こすらずにメイクを落とすことができるので、肌に余計な負担をかけることがありません。肌に不要なものだけをきれいに落とし、うるおいは守るのでザラつきのない、つるすべ肌に整えることができます。防腐剤、石油系界面活性剤、合成色素、紫外線吸収剤、香料が無添加で肌にもやさしいクレンジングです。
販売価格:¥1,870(税込)
内容量 :120mL
※編集部調べ
■ キュレル / ジェルメイク落とし
なじみがよく、柔らかなジェルタイプのクレンジングです。肌の必須成分セラミドを守りながら、肌荒れしにくいうるおい肌に保ちます。肌を強くこすらなくてもメイクを落とすことができ、肌へ負担がかかりません。弱酸性、無香料、無着色、アルコールフリーで肌にやさしい処方です。
販売価格:¥1,100(税込)
内容量 :130g
※編集部調べ
■ dプログラム / マイルドクレンジングジェル
肌をいたわりながら落とす、ジェルタイプのクレンジングです。キメや毛穴に落ち込んだファンデーションもやさしくきちんと落とします。肌をこすらなくても、なじませるだけでメイクを浮き上がらせ、あと残りなくすっきり洗い流します。パラベン(防腐剤)フリー、アルコール(エチルアルコール)フリー、鉱物油フリー、無香料、無着色の低刺激設計です。
販売価格:¥2,750(税込)
内容量 :125g
※編集部調べ
4-1-4 おすすめの洗顔アイテム5選
続いて、不安定で敏感になってしまったゆらぎ肌でも安心して使えるおすすめの洗顔アイテムをご紹介します。
■ マナラ / マナラ モイストウォッシュゲル
朝の洗顔で洗い過ぎてしまうと肌に大切な皮脂や肌本来の保湿力まで落とし過ぎてしまうことに注目して作られた朝用の洗顔料です。洗浄成分配合ゼロ、98.8%配合の美容液成分でしっとり洗い上げます。洗い流し不要でコットンでの拭き取り洗顔も可能です。
販売価格:¥3,520(税込)
内容量 :120mL
※編集部調べ
■ ノブⅢ / ウォッシングクリーム
きめ細やかな泡立ちで、肌のうるおいを保ちながら、汚れをすっきり落とすことができる洗顔フォームです。ヒアルロン酸などの保湿成分が贅沢に配合されていて、乾きやすい肌にうるおいを与えてくれます。着色料や香料が無添加で作られているので、低刺激で安心です。
販売価格:¥3,850(税込)
内容量 :120g
※編集部調べ
■ キュレル / 泡洗顔料
毎日の洗顔によって流れ出てしまいがちな肌の必須成分セラミドを守って洗うことができる泡タイプの洗顔料です。うるおいは奪わず、肌荒れの原因となる汗や汚れはすっきり洗い流します。弱酸性、無香料、無着色、アルコールが無添加で肌にやさしい作りです。
販売価格:¥1,320(税込)
内容量 :120mL
※編集部調べ
■ アユーラ / フォーミングウォッシュ
もっちり濃密な泡がクッションとなり、肌への摩擦を防ぎます。肌に必要なうるおいは残しながら毛穴に入り込んだ微粒子汚れまでしっかり吸着。次に使うスキンケアがしっかり浸透しやすい肌に導きます。無着色・合成香料・アルコール・鉱物油・防腐剤(パラベン)無添加の低刺激処方。
販売価格:¥3,080(税込)
内容量 :120g
※編集部調べ
■ フリープラス / マイルドソープa
フリープラスは、ゆらぎがちの肌のために、敏感肌研究から生まれたスキンケアブランドです。肌に負担の少ない良質な低刺激素材を厳選。弱酸性のふんわり泡でうるおいを守りながら汚れを落とし、しっとりやわらかな肌に洗い上げます。
販売価格:¥1,980(税込)
内容量 :100g
※編集部調べ
4-2 保湿をしっかり行う
出典:123RF
ゆらぎ肌のケアには保湿がとても大切です。肌にうるおいを持たせることで、低下したバリア機能を改善させましょう。
4-2-1 保湿アイテム選びのポイント
出典:123RF
化粧水や乳液、クリーム、美容液、パックなど肌を整えるためのアイテムにはさまざまな種類あります。どのように選べば良いのかポイントをご紹介します。
■ 低刺激のものを選ぶ
ゆらぎ肌になると、今まで問題なく使えていた化粧水や乳液でも刺激を感じるようになったり、乾燥したりします。そのため、肌の状態に合わせたものを選びましょう。防腐剤や香料、鉱物油、合成着色料、アルコールなどが無添加なものや、オーガニック製品など肌への刺激が少ないタイプから選ぶと良いでしょう。ですが、人によってどの成分に刺激を感じるか、アレルギーを持っているかは異なります。パッチテストを行い、肌に合っているかを確認することも大切です。
■ シンプルケアを心がける
肌の調子が悪いといつものケアにプラスしてパックなどのケアを行いたくなりますね。しかし、不安定な時こそシンプルケアがおすすめ。化粧水と乳液かクリームだけ最低限のアイテムに留めましょう。工程を減らすことで、肌への負担を軽減させることができます。その分、保湿効果の高いものを選ぶようにしましょう。
4-2-2 おすすめの保湿アイテム10選
しっかり保湿ができるおすすめの基礎化粧品をご紹介します。
■ dプログラム / モイストケアローション&エマルジョン
・モイストケアローション
・エマルジョン
たっぷりのうるおい成分が角層まで浸透して乾燥を防ぎ、しっとりとした美肌に導きます。パラベンフリー、アルコールフリー、無香料、無着色、弱酸性の低刺激設計なので、敏感になった肌でも安心して使うことができます。
販売価格:化粧水 ¥3,740/乳液 ¥4,070(税込)
内容量 :125mL/100mL
※編集部調べ
■ フーミー / モイストローション&モイストミルク
・モイストローション
・モイストミルク
8種類の角質保湿成分が肌への浸透速度を考えて処方されており、内側からハリツヤのあふれるもっちり肌に導きます。防腐剤、鉱物油、エタノール、香料、着色料、動物由来成分、紫外線吸収剤が無添加で、お子様でも使える安心設計です。
販売価格:化粧水 ¥2,200/乳液 ¥2,200(税込)
内容量 :300mL/200mL
※編集部調べ
■ オルビスユー/ ローション&モイスチャー
・ローション
・モイスチャー
肌本来の力を活かして美しく、角層を水のうるおいで満たす、オルビスのエイジングケアシリーズです。濃密ウォータージェリー仕立てのリッチなテクスチャーで、肌に触れた瞬間みずみずしく解け出し、角質層までしっかり浸透します。無香料、無着色 、アルコールフリー、弱酸性、界面活性剤不使用なので、安心して使うことができます。
販売価格:化粧水 ¥2,970/保湿液 ¥3,300(税込)
内容量 :180mL/50g
※編集部調べ
■ イハダ / 薬用ローション&薬用エマルジョン
・薬用ローション
・薬用エマルジョン
イハダは、乾燥などのトラブルを繰り返す肌や、敏感肌の方におすすめのスキンケア。肌うるおいバリア保護成分の高精製ワセリンと、抗肌荒れ有効成分を配合。乾燥などの肌トラブルを予防します。パラベン(防腐剤)フリー、アルコール(エチルアルコール)フリー。
販売価格:化粧水 ¥1,650/乳液 ¥1,760(税込)
内容量 :180mL/135mL
※編集部調べ
■ ミノン / アミノモイスト モイストチャージローション Ⅰ&ミルク
・モイストチャージ ローション I
・モイストチャージ ミルク
敏感肌に悩む方のために、保湿はもちろんのこと肌の美しさも追求して作られたスキンケアシリーズです。化粧水、乳液ともに9種の保湿アミノ酸と2種の清透アミノ酸を配合。肌のうるおいを蓄えて肌本来のバリア機能をサポートすると同時に、うるおいで満たし素肌の健やかさを保ってくれます。無香料、無着色、弱酸性、アルコール無添加、紫外線吸収剤フリー、アレルギーテスト済、パットテスト済。
販売価格:化粧水 ¥1,598/乳液 ¥2,000(税込)
内容量 :150mL/100g
※編集部調べ
5 ゆらがない肌を作るためにできる5つのこと
できることならば、ゆらぎ肌になることなく肌の調子を維持したいですよね。そのためには、普段から意識して健康な肌を作ることを意識しましょう。
5-1 季節に合わせたスキンケアを行う
出典:123RF
気候の変化が激しい季節の変わり目や春、秋はゆらぎ肌になりやすいです。肌が乾燥し始める前に保湿がしっかりできるアイテムにシフトしましょう。
5-2 良質な睡眠をとる
出典:123RF
睡眠不足も肌の調子を落としてしまいます。毎日6~7時間程度の睡眠を心がけ、しっかりと休息をとりましょう。
また、肌は細胞分裂やターンオーバーをすることによって修復したり生まれ変わったりします。これを促進するのに必要な成長ホルモンは睡眠中に分泌されますが、睡眠直後3時間に最も分泌が高まります。この時の睡眠の質を上げることを意識しましょう。
5-2-1 湯船に浸かる
出典:123RF
シャワーだけで済ますのではなく、湯船に浸かって体を温めてリラックスしましょう。熱いお湯は体への負担も多く、体を覚醒させてしまいます。38℃程度のぬるま湯に5~30分を目安としましょう。就寝の2時間前までに入浴を済ませると、眠る頃には深部体温が下がるので入眠しやすくなります。
5-2-2 ホットドリンクを飲む
出典:123RF
温かい飲み物は体が温まり安眠効果があります。脳を覚醒させる作用があるカフェインは避け、就寝の30分前頃にコップ1杯程度を飲みましょう。
安眠効果のあるトリプトファンやカルシウムが入っている牛乳を使ったホットミルク、カモミールやローズウッドなどリラックス効果のあるハーブティー、胃腸に負担をかけずに体を温めることができる白湯などがおすすめです。
5-2-3 目や脳を休める
出典:123RF
就寝前には目や脳を休めてリラックスすることが大切です。特にパソコンや携帯電話のブルーライトは眠気を誘うホルモンであるメラトニンの分泌を崩し、安眠の妨げとなります。就寝前2時間程度は使用を控えましょう。
5-3 バランスの良い食事をとる
出典:123RF
食事も健康な体や肌を作るために重要なポイントです。まず大切なことは1日3食をしっかり食べること。その上で、肌をきれいにする食べ物を積極的に取り入れていきましょう。
■たんぱく質
爪、骨、筋肉、血液、ホルモンなど体を作るにはたんぱく質が必要不可欠です。さらに、たんぱく質は肌細胞の生成にも欠かせない栄養素です。肉や魚、大豆製品をバランス良く食べるようにしましょう。
■ビタミンA
ビタミンAには新陳代謝を促して粘膜を守ったり、皮膚の健康を保ったりする働きがあります。ほうれん草やにんじん、かぼちゃ、乳製品、レバーなどに多く含まれています。
■ビタミンC
ビタミンCは活性酸素を抑えて免疫効果を高める働きがあります。パプリカやブロッコリー、レモン、キウイフルーツなどに多く含まれています。
■ビタミンE
抗ストレス作用や抗酸化作用があり、女性ホルモンの分泌を正常に保つ働きがあるビタミンEはアーモンドやヘーゼルナッツ、ヒマワリ油、アボカドなどに多く含まれています。
■水分
水分をしっかり摂ることで血流が良くなります。また、酸素や栄養が体中に届きやすくなるほか、体に溜まった老廃物も排出されやすくなります。1日1.5~2Lを目安にこまめに摂取しましょう。冷たい水は吸収されにくく、内臓を冷やしてしまいますので、常温の水か冷ました白湯がおすすめです。
5-4 適度な運動
出典:123RF
適度に運動をすることは心身を健康にします。また、汗をかくことで肌に水分が増して角質が柔らかくなり、肌へもプラスの効果をもたらします。日頃から体を動かすことを習慣づけましょう。特にウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動は血液の流れを良くして毛細血管の隅々にまで十分な酸素と栄養を届けることができるので、おすすめです。
5-5 紫外線対策
出典:123RF
紫外線は夏場の暑い時期だけでなく、1年中降り注いでいます。気を抜くことなく、紫外線対策を行いましょう。日焼け止めはきちんと塗っていれば、塗った直後から効果を発揮します。塗るタイミングとしては、出かける直前でも大丈夫です。その後は、2~3時間おきに塗り直しをして高い効果をキープさせましょう。
6 まとめ
季節の変わり目などの気候の変化、体調、精神状態。あらゆるものが私たちの肌に影響を与えます。肌は非常にゆらぎやすく繊細なので、トラブルなど気にすることがなかった健康な肌が突如敏感で不安定な状態になってしまうのです。しっかりとケアを行ってゆらがない肌に整えましょう。