ヘアオイルと聞くと、ドライヤーで髪を乾かす前に髪につけるトリートメントと思いがちですが、実は「スタイリング剤」としても使用することができます。髪を乾かした後にも使えるので、ストレートヘアの仕上げに使ったり、巻き髪で毛先のパサつきをなくしたい時や髪に動きを出したい時などにも使うことができます。
しかし、ヘアオイルをスタイリング剤として使うのには、ちょっとしたコツがあるのです。今回は、ヘアオイルによるスタイリングのコツについてお話ししていきたいと思います。
◆ 最終更新日:2019年12月26日
Contents
1 ヘアオイルとは
出典:PIXTA
ヘアオイルとは簡単に言うと髪を守ってくれる保護剤です。髪に栄養を与え、ダメージを軽減させる油を主成分としています。
オイルには植物性と鉱物性があり、植物性は植物から抽出された天然由来成分なので髪にやさしいオイルと言えます。鉱物性は髪を保護する成分や手触りの良さを追及して作られているので、より髪のなめらかさや艶やかさを感じることができます。
2 ヘアオイルの効能
へアオイルは髪をコーティングしてカラーやパーマ、ドライヤーの熱や太陽の光に含まれている紫外線によるダメージから髪を守り、美しいツヤ感となめらかな手触りを与えてくれます。
ヘアオイルは人間の皮脂に含まれているオレイン酸などといった馴染みやすい成分が含まれていることから髪に馴染みやすく、髪を保湿させる効果が高いと言われています。
3 ヘアオイルの使い方
3-1 タイミング
オイルの効能上、髪が濡れた状態でドライヤーをする前につけるのがベストです。
3-2 量
出典:PIXTA
ヘアオイルの使い方で大切なことは、適量を使うことです。少なすぎては意味がありませんし、逆につけすぎは髪や頭皮のべたつきの原因となります。
もちろん髪の長さや量、オイルの種類によっても適量は変わってきますが、ショートで1~2滴、セミロングで2~3滴、ロングで3~4滴を目安に使用してみてください。
3-3 箇所
出典:PIXTA
ヘアオイルをつける箇所に関しては、頭皮を避けて、毛先から半分もしくは3分の1くらいにつけるようにするとべたつかず、きれいに仕上がります。
3-4 ポイント
出典:PIXTA
手のひらにヘアオイルを適量出してから両手をこすり合せて十分に広げ、パサつきやすい毛先を中心に髪全体に揉み込みます。この時、髪表面にベタッと塗るのではなく、髪の内部に浸透させるようなイメージで揉み込みましょう。
乾いた髪に使用する場合は、半分の量を表面にさらっと塗ることで紫外線からのダメージにも有効です。
4 スタイリングのコツ
4-1 ヘアオイルをつける
出典:PIXTA
ヘアオイルによるスタイリングをうまく行うためには、まずタオルドライをした後のタイミングで最初のヘアオイルをつけることをおすすめします。タオルドライの後にそのままドライヤーを当ててしまうと熱によって髪を傷めてしまう可能性があり、その後にヘアオイルをつけてもツヤ感があまり出なくなってしまいます。
髪にツヤ感が出なくなると、さらにヘアオイルをつけてしまい、結果としてオイルのつけすぎになってしまうこともあります。そうならないようにするためには、やはりタオルドライの後にヘアオイルをつけるのがベストと言えます。
4-2 ドライヤーを当てる
出典:PIXTA
次にドライヤーを当てて、髪の形を作っていきます。ここでのドライヤーは、髪を乾かすドライヤーではなく、髪の形作る、くせづけのためのドライヤーです。この時、最終的な仕上がりをイメージしてドライヤーを当ててくださいね。
4-3 スタイリングをする
出典:PIXTA
4-3-1 オイル+〇〇
ヘアオイルには髪を保湿したり、ツヤを出したり、髪をまとめたりする力はありますが、形をキープする力はありません。ショートやボブでの外ハネスタイルやタイトに決めたい時はオイル+ワックスを混ぜたもので髪の質感を作っていきます。ワックスを混ぜることによって形がキープしやすくなるのです。
パーマヘアの方にはオイル+ムースがおすすめです。オイルとムースを混ぜたものを、半乾きの状態の髪につけていきます。この時、オイルの割合を少なめにするとよりパーマ感が出ます。
なお、もう一度ヘアオイルをつけるのは、改めてツヤ感を出すためです。最初につけたヘアオイルのツヤは、ドライヤーを当てることでほとんど乾いてしまっているので、改めて薄くつけることでツヤ感を再度出してあげましょう。
4-3-2 スタイリングの流れ
出典:PIXTA
まずは後ろ~横の髪の毛先につけましょう。その後、そのまま揉み込むように上の方の髪にもつけていきます。そして次は後頭部をなでるように、後ろの髪の表面にもつけていきましょう。
4-3-3 前髪は最後に
基本的にオイルは、先につけたところにたくさんつきます。そのため、最初に前髪をスタイリングしてしまうとヘアオイルがつきすぎてしまい、ベタベタしているように見えてしまいます。そうなってしまうのは誰だって嫌ですよね?前髪は手についたオイルが少なくなった最後に仕上げるようにしましょう。
4-3-4 つけすぎてしまった場合は?
出典:PIXTA
ヘアオイルをつけすぎてしまった場合は、つけすぎたオイルを髪に浸透させるように手に馴染ませ、それから手をハンドソープなどで洗い、乾かして、また同じように手に馴染ませていくということを繰り返せば解消することができます。
また、手ではなくタオルでポンポンとして染み込ませるのも良いですね。それでもベタベタ感が取れない場合は洗い直した方が早いかもしれません。
次のページ >> 濡れ髪スタイルにおすすめのヘアオイルはこちら
- 1
- 2