
紫外線がジリジリ照りつける季節になりましたね。紫外線対策として日焼け止めを塗られていることでしょう。
でも、日焼け止めはお守りではありませんから、塗ったから大丈夫という過剰な安心は禁物です。
日焼け止めは、きちんと塗り直しをしないと本来の効力を発揮できないことを存知ですか?
今回は、日焼け止めの塗り直しの大切さや適切なタイミングについてお話しします。
Contents
1 日焼け止めを塗り直す理由
日焼けが心配な時期は、汗をかきやすい時期でもあるはずです。そのため、外出前に入念に日焼け止めを塗っていても、数時間後にはその多くが流れてしまったり、ハンカチに吸収されてしまっているのです。それがウォータープルーフタイプの日焼け止めでも、油断はできません。
口紅のように色がないので、流れてしまっても気づきにくいのですが、流れてしまった分はきちんと塗り直し、ケアをしておかないと知らず知らずのうちにとんでもないことになってしまうのです。
出典:Pixta
1-1 肌の色が黒くなる
日焼け止めが肌に塗られていない状態では、あっという間にこんがり焼けてしまいます。日焼け止めの効果を疑い、別の日焼け止めを求めてドラッグストアに走った経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?ですがその原因は日焼け止め自体ではなく、きちんと塗り直しをしなかったこと、ウォータープルーフだから大丈夫という過剰な信頼にあるのです。
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1-2 シミやしわが増える
紫外線対策をしっかりしているのに、シミやしわが増えていると悩んでいる方も少なくないでしょう。いくらケアをしたからといって、年齢には逆らえないと諦めていませんか?
でも、実は違います。
対策をしているつもりでも実際は塗り直しが出来ておらず、数時間後にはすっかり紫外線を浴びてしまっている、そんなことも決して少なくないようです。逆にちゃんと塗り直しを行ってケアさえすれば、シミやしわの増加を防ぐことができ、いつまでも若々しい肌でいることができます。
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2 メイクの上からできる塗り直しの方法
塗り直せというけど、そもそもメイクをしているのにどうやって塗り直すの?と疑問に思われる方も少なくないでしょう。
そこで今回はメイクを落さずに日焼け止めを塗り直す方法をご紹介しましょう。
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2-1 日焼け止めの重ね塗り
メイクの上から日焼け止めを重ねて塗ってしまう方法です。
日焼け止めはクレンジングと下地の役割を担うことができるので、一度メイクを落として下地と日焼け止めを塗った状態と同じになるのです。その上から、ファンデーションをしっかり塗り直せば完成です。この場合、メイクが厚塗りになりがちなので、日焼け止めはなるべく薄くのばすようにしましょう。
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2-2 ファンデーション、パウダーの上乗せ
日焼け止め効果のあるファンデーションやパウダーを、そのまま上乗せして塗る方法です。メイク直しの一環として気軽に出来るので、面倒臭さもありません。あぶらとり紙などでいったん皮脂をおさえてから塗り直すと、より効果的になるでしょう。
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2-2-1 チャコット フォー プロフェッショナルズ フィニッシング
皮脂や汗に反応して肌のほてりを鎮めたり、さわやかな潤いを保ちながら、毛穴をひきしめ、メイク崩れをしっかりカバー。また、高い紫外線防止効果(SPF20PA++)もあるフェイスパウダーです。
出典:Amazon
価格:¥1,620 ※2017年7月 Amazon調べ
容量:15g
2-3 スプレー、ミストで対応
メイクをしている上からシュッと吹きかけるだけの、ムラになりにくく手軽なスプレータイプもおすすめです。
2-3-1 ラサーナ 海藻 UVスプレー
顔や肌だけでなく髪にも使用できるUVスプレー。簡単UVカット × 潤い補給 × フレグランス効果を実現した1本です。(SPF20PA++)
出典:Amazon
価格:¥1,620 ※2017年7月 Amazon調べ
内容量:60g
2-4 飲む日焼け止め
日焼け止めで肌が荒れたり、塗り直しが面倒という方のために、飲むタイプの日焼け止めもあります。商品にもよりますが、飲んでから効果が約6時間も持続するものもあるようです。飲むだけなのでメイクを落としたり、塗り直したりする手間も省けます。植物由来のものが多く、不安が少ないところも魅力的ですね。
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3 塗り直すタイミングは?
日焼け止めを塗り直すことの重要性や方法は分かったとしても、いつ塗り直したらよいのか迷ってしまうものですよね。ですが、タイミングがわからないからといって塗り直すのを渋っていてはもとも子もありません。まずは、一般的な塗り直しのタイミングをお教えします。
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3-1 効果が切れるタイミングに塗り直す
日焼け止めの効果が切れた時こそが塗り直しのタイミングなのですが、効果が切れる時がいつなのかわかりませんよね。でも実は、効果が切れる時間を知る方法があるのです。
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3-1-1 効果が切れる時間は分かる!?
日焼け止めに書かれているSPFの文字。そこから効果の持続時間を計算できることをご存知でしたか?そもそもSPFとは紫外線によって日焼けするまでの時間を何倍に伸ばせるかを表した値です。
つまり、何も塗らないと15分で日焼けしてしまう日に、SPF20の日焼け止めを塗ったとするとならば、(日焼けするまでにかかる時間)15分 × SPF20で、300分は紫外線から守ってくれるという計算ができるのです。日焼けをしやすい人としにくい人など体質によって同じSPF数でも効果の持続時間が変わるので注意しましょう。
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3-2 汗をかいた時
炎天下、または歩いたり動いて、汗をかいてしまった時はSPFの効果時間にとらわれずにすぐに塗り直しをしましょう。うっかり拭いてしまった時も同様です。日焼け止めは少しでもはがれると効果が薄れるので、気を抜かないようにしておきましょう。
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4 塗る際の注意点
塗り直すタイミングについてお話ししたところで、続いて、塗る時に注意したいポイントについてもお話しします。
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4-1 顔以外のケアも忘れずに
顔にばかり気を取られがちですが、身体も同様に強い紫外線を浴びているので日焼け止めによるケア、塗り直しが必要です。首や腕もですが、日差しの強い夏はサンダルを履くことも増え、足の甲にも注意が必要です。
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4-2 違う日焼け止めは混ぜない
成分の違うものは相性が合わなかったり、塗りムラができたり白浮きしてしまったりとおすすめできません。また、肌に負担もかかり、肌荒れの原因にもなるので混ぜず、なるべく同じ種類のものを重ね塗りするようにしましょう。
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5 まとめ
日焼け止めを塗り直すと聞くと面倒に感じてしまいますよね。でも、慣れてしまえばなんてことはありません。塗り直しを怠った顔を見て憂鬱になったり、嫌な気持ちになることを考えたら、絶対に塗り直しを行った方がいいはずです。
今年の夏もきちんと紫外線対策に励みましょう!