
あなたは、顔パックをしていますか?顔パックにはさまざまな種類がありますが、定期的にパックをするだけで、驚くほど肌にツヤやハリが出てきます。また、顔パックをしているけれど効果が感じられないという方は、この機会にパックの使い方を見直してみましょう。正しく使用しないと、パック本来の効果は発揮されません。今回は、顔パックのメリットや正しい使い方、おすすめの商品をご紹介します。パックの順番や時間、パックの後のケア方法についても解説しています。
Contents
1 顔パックのメリット
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顔パックにはどんな効果があるのでしょうか?まずは顔パックの3つのメリットについて説明します。
1-1 保湿効果がある
顔パックには、通常のスキンケアでは補いにくい量の保湿成分が含まれています。さらに、顔をすっぽり覆うので、保湿成分が隅々まで行き渡ります。パック後は、しっとりぷるぷるの生まれ変わったような肌を体感することができます。
1-2 美容効果がある
パックには、保湿効果に加え、さまざまな美容成分が含まれています。美白、ニキビ・毛穴ケア、アンチエイジングなど、目的に合ったパックを使用することで、美容成分をたっぷり肌に補給することができます。
1-3 肌トラブルを予防する
パックでしっかり保湿することで肌状態が安定し、トラブルを防ぎます。乾燥やニキビに悩まされている方は、定期的にパックをすることで、肌の健康を保つことができます。
2 顔パックの順番
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正しいスキンケアの順番は、化粧水→美容液→乳液ですが、どのタイミングでパックをするべきか迷ったことはありませんか?ほとんどのパックは、美容液と同じ役割を担っているため、化粧水→パック→乳液の順番で行いましょう。パックと美容液を同時に使う場合は、化粧水→美容液→パック→乳液の順番をおすすめします。パックには美容液を浸透させる役割があるので、パックの前に塗るとより効果を得ることができます。
3 顔パックの時間・頻度・使う量
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順番同様、顔パックの時間・頻度・使う量で迷う方が多くいるようです。どれくらいの時間、どれくらいの頻度で、どれくらいの量を使うのがベストなのでしょうか?
3-1 時間
顔パックをする時間は、商品の説明書を読み、指定の時間に従ってください。目安としては10分程度です。パックを長く置き過ぎると肌が乾燥してしまい、美容効果が表れるどころか肌トラブルの原因になってしまいます。ただし、はがすタイプのマスクはきちんと乾かすことが重要なので、10~15分程度待ちましょう。時間が経った後に軽くパックに触れ、乾いたことを確認してからはがしてください。
3-2 頻度
化粧水をしっかり浸透させるために行う化粧水パックやデイリータイプのパックは、毎日使用しても大丈夫です。その他の美容パックは、適した量の栄養を肌に送るためにも、商品の説明書に書かれている頻度を守りましょう。目安としては週1~2回程度です。
3-3 使う量
塗るパックのものは、どれくらいを顔に塗ったらいいのか迷ってしまいますよね。目安としては指先から第1関節までの長さ2本分です。個人差がありますので、量は効果を見ながら調整していきましょう。
4 顔パックの正しい使い方
それでは、顔パックの正しい使い方をご紹介します。塗るパック・シートマスク・化粧水パック・2ステップパックの4パターンに分けて解説しました。韓国コスメのパックなど、日本語の説明書が入っていない場合もこちらを参考にしてください。なお、前髪やサイドの髪をピンなどで止め、フェイスラインをしっかり出してから始めましょう。
4-1 塗るパック
顔に塗るタイプのパックには、乾いた後ではがすタイプと洗い流すタイプの2種類があります。それぞれの使い方を見ていきましょう。
4-1-1 はがすタイプ(ピールオフタイプ)
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はがすタイプのパックは毛穴ケアに効果的です。毛穴汚れや古い角質を吸着して一気にはぎ取るので、パック後はクリアな肌に生まれ変わることができるでしょう。
①パックを塗る
まずは、乾きにくい部位にパックをのせていきます。頬・おでこ・あご・鼻の順がおすすめです。そして、指先と指の腹を使って、すーっと均等に伸ばしていきましょう。このとき、決してゴシゴシと擦らず、あくまでも顔中をやさしく覆うような感覚で塗ってください。
②パックをはがす
10~15分程度置いてパックが乾いたのを確認したら、おでこの端からゆっくりとめくり、上から下へとはがしましょう。うまく乾いておらず、はがし残りがある場合は、化粧水を含ませたコットンを当てます。そしてパックが柔らかくなったのを確認してから、残った部分を落としましょう。
4-1-2 洗い流すタイプ(ウォッシュオフタイプ)
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クリームやジェルなどを塗り、洗い流すタイプのパックです。何度も使えるので、比較的コストパフォーマンスが良いのが特徴です。
①パックを塗る
パックを指先に取り、乾燥が気になる部分から順にのせていきます。乾燥しやすい両頬やおでこには、少し多めにのせます。そして、顔全体に均一に広げましょう。パックの成分が肌に浸透するよう、2~3回指先を優しく往復させてください。
②パックを洗い流す
10分程度置いたらお湯で洗い流します。35℃前後のぬるま湯を使いましょう。洗い残しがあると毛穴に入り込み、ニキビや肌荒れの原因になってしまいますので、必ず隅々まで洗い流してください。
4-2 シートマスク
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シートマスクは、あらかじめシートに美容液を浸透させたパックのことです。塗るパックのように乾燥に時間をかけたり洗い流したりする必要がなく、いつでも手軽にパックできるのが特徴です。
①パックを顔にのせる
シートの両端を持ち、目と口が合うよう顔にのせます。うまくのせられたら、美容液が肌に浸透するよう、おでこ・両頬・小鼻・あご辺りを軽く指でおさえましょう。
②パックをはがす
10分程度置いたらゆっくりとパックをはがしましょう。そして手のひらで顔をやさしく覆い、美容液を肌になじませます。
4-3 化粧水パック
化粧水パックは、シートやコットンを使って、普段使いの化粧水をより効果的に肌に吸収させる方法です。美容液の含まれていないシート、またはコットンを使う2パターンの方法があります。
4-3-1 シートを使う場合
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①シートに化粧水を含ませる
まずは、パックシートに化粧水を浸透させます。目安の量は6~10滴ですが、化粧水がシートに行き渡るくらい含ませましょう。また、シートを精製水に浸し、軽く絞ってから化粧水を浸透させると化粧水パックの効果をより引き出してくれます。
②パックを顔にのせてはがす
ここからは、市販のシートマスクと手順は一緒です。ズレないように顔に乗せ、時間が経過したらゆっくりとパックをはがしましょう。
4-3-2 コットンを使う場合
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①コットンに化粧水を含ませる
コットンは、大きくて毛羽立たないものを選びましょう。大判サイズの場合は2枚、通常サイズの場合は4枚が理想です。それぞれのコットンに化粧水をたっぷりひたるくらいまで含ませます。
②コットンを裂く
化粧水を含ませたコットンを2つに裂いて、数を増やします。大判サイズの場合は4枚、通常サイズの場合は8枚になります。
③コットンを顔にのせてはがす
次にコットンを引き延ばしながら顔に貼っていきます。大判サイズの場合は、両頬・額・鼻・あごにのせていきます。鼻とあごは範囲が狭いので、裂いたコットンの1枚を半分にして使いましょう。通常サイズの場合は、大判サイズの2倍ずつ使用します。10分程度経った後は、1枚1枚ゆっくりとはがしてください。
4-4 2ステップパック
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2ステップパックとは、パックと美容液がセットになったパックのことです。2ステップ踏むことで、濃密な美容液を肌に浸透させることができ、通常のパックよりも効果が期待できます。人気韓国コスメブランドのメディヒールなどが、このタイプのパックを発売しています。
①ステップ1を行う
まずは、ステップ1と指示されている方を使用します。商品により内容は異なるのですが、シートマスクを装着するケースが多いようです。目・鼻・口をきちんと合わせ、顔全体を覆いましょう。
②ステップ2を行う
10分程度経過したら、シートをはがし、ステップ2に入ります。ステップ2は、付属の美容液を塗る場合がほとんどです。おでこ・両頬・鼻・あごにのせ、くるくると優しくマッサージするように顔全体に広げましょう。
5 パック後のケアは?
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顔パックが終わったあとは、乳液やクリームでコーティングして、成分をしっかり肌に閉じ込めましょう。特に塗るタイプのパックは、使用後にはがしたり洗い流したりすることで、肌が乾燥しやすくなっています。念入りにケアをしたい場合は、パックの後に再び化粧水で保湿してから乳液を塗ることをおすすめします。
6 目的別おすすめパック10選
ここからはおすすめのパックをご紹介します。保湿タイプ、美白タイプ、ニキビ・毛穴タイプ、アンチエイジングタイプの4項目に分けてピックアップしました。
6-1 保湿
保湿パックは、肌の乾燥が気になるときにおすすめです。乾燥しがちな冬場には、パックで定期的に肌にうるおいを補給しましょう。
6-1-1 メディヒール / N.M.F アクアリング アンプル マスク
人気の韓国コスメブランド「メディヒール」のうるおいシートマスクです。自然由来保湿因子・ヒアルロン酸Na・ハマメリス水が肌をたっぷり保湿。植物性のアラントイン・トレハロース・エブリコエキスハマメリス水がコンディションを整え、弾力とハリのある肌へと導いてくれます。うれしいプチプラ価格にも注目です。
販売価格:¥1,240(税込)
内容量 :25mL×10枚
※2019年10月 Amazon調べ
6-1-2 ミノン / アミノモイスト ぷるぷるしっとり肌マスク
水分を保つ機能が低下しがちな角質層にバリア機能をサポートする保湿成分を補給。乾燥による小ジワを目立たなくします。(効能評価試験済み)ぷるぷるジェルがしみ込んだ密着やわらかシートで液ダレしないのも使いやすくおすすめです。
販売価格:¥1,172(税込)
内容量 :22mL×4枚
※2019年10月 Amazon調べ
6-2 美白
美白パックは、日焼け後のケアにおすすめです。紫外線の強い夏場はシミやそばかす予防のためにも、週1~2回は美白パックで肌をケアしましょう。
6-2-1 トランシーノ / 薬用ホワイトニングフェイシャルマスクEX
美白有効成分トラネキサム酸と炎症を抑えるグリチルリチン酸2Kを配合したシートタイプのマスクです。角質層リファイン成分EXが肌のうるおいとキメをプラス、セラキュートがハリを整えることで美白とハリの両方からアプローチ。紫外線ダメージを受けた肌にもおすすめです。
販売価格:¥1,672(税込)
内容量 :20mL×4枚
※2019年10月 Amazon調べ
6-2-2 透明白肌 / ホワイトマスク
うっかり日焼け対策におすすめのシートマスクです。豆乳由来の“ぷるぷる透明成分”がシートマスクの力で肌の奥まで浸透。紫外線によってダメージを受けた肌をクリアにし、保湿することでシミやそばかすを予防します。
販売価格:¥660(税込)
内容量 :10枚
※2019年10月 公式サイト調べ
6-2-3 メディヒール / 2ステップ ホワイトニング
話題の韓国コスメブランド、メディヒールの2ステップタイプのホワイトニングマスクです。ステップ1の美容液で肌を整えてから、ステップ2のマスクを装着。安定型ビタミンC-AA2Gが肌をクリアにし、ヒノキ水がたっぷり保湿してくれます。2ステップ踏むことで、シートマスクの美容成分がより肌に浸透しやすくなります。
販売価格:¥560(税込)
内容量 :25ml+3ml
※2019年10月 Amazon調べ
6-3 ニキビ・毛穴
顔のくすみが気になる場合は、ピールオフタイプのパックや泥パックで毛穴をクリアにしましょう。毛穴汚れや脂分を洗浄することは、ニキビ予防にもなります。
6-3-1 毛穴撫子 / お米のマスク
100%国産米由来成分配合の毛穴ケアマスクです。4種類の米由来成分「ライスセラム」(コメ発酵液、コメヌカ油、グルコシルセラミド、加水分解コメヌカエキス:保湿成分)配合だから、うるおって、しっとりキュッと毛穴肌を整えます。
販売価格:¥715(税込)
内容量 :10枚
※2019年10月 公式サイト調べ
6-3-2 アスティ / がばいよか 剥がすパック
乾いたらはがすタイプのパックです。洗浄成分である酵素が、毛穴汚れ・古い角質・うぶ毛をごっそり吸着。馬油・コラーゲン・ヒアルロン酸がたっぷり保湿し、肌をダメージから守ってくれます。レモングラスの爽やかな香り。
販売価格:¥1,430(税込)
内容量 :90g
※2019年10月 公式サイト調べ
6-3-3 High class glamour / 固まる炭酸パック
固めてはがすジェルタイプの炭酸パックです。炭酸のパワーで毛穴汚れを一斉にオフ。くすみや黒ずみの悩みを解消してくれます。また、リンゴ果実培養細胞エキスが肌を健康に保ち、老化も防止。肌が生まれ変わったと口コミでも大好評です。
販売価格:¥4,780(税込)
内容量 :46枚
※2019年10月 Amazon調べ
6-4 アンチエイジング
30代を超えたあたりから、シワ対策のためにもアンチエイジングタイプのパックは欠かせません。定期的なパックで、目尻の小ジワやほうれい線を目立たなくすることができます。
6-4-1 エリクシール シュペリエル / リフトモイストマスク
コラーゲンGL配合美容液をたっぷり注ぎ込んだシートマスクです。ミルキーラッピング処方で、保湿美容液が角質の隅々まで浸透。乾燥や小ジワを防いで、もちもちでハリのある肌へと導いてくます。週に1度の贅沢におすすめのパックです。
販売価格:¥2,750(税込)
内容量 :30mL×6枚
※2019年10月 公式サイト調べ
6-4-2 コーセー / クリアターン プリンセスヴェール エイジング ケア マスク
保湿成分コラーゲンGLを配合した、濃厚タイプのシートマスクです。3層構造で美容液を贅沢に吸収、さらにフィット感にこだわって作られたマスクで、肌の隅々まで浸透させます。安いのにたっぷり大容量なので、気軽に使えるのもうれしいポイントです。
販売価格:¥1,084(税込)
内容量 :46枚
※2019年10月 Amazon調べ
7 手作りパックの作り方&使い方
パックは、スーパーなどですぐ手に入るもので作ることもできます。今回は、ヨーグルトパックとアボカドパックの作り方と使い方をお教えします。
7-1 ヨーグルトパック
出典:123RF
ヨーグルトパックには保湿と美白の効果があります。ケミカルピーリングにも含まれるAHAの作用により、肌のくすみが取れることも。安価なことと、比較的すぐに効果が出ることから人気があります。用意するものは、プレーンヨーグルトと小麦粉です。
7-1-1 ヨーグルトに小麦粉を混ぜる
まずは大さじ1杯程度のヨーグルトを器に入れます。次に、肌に塗っても垂れない硬さになるまで小麦粉を加えていきます。混ぜ終えたらすぐに顔に塗りましょう。
7-1-2 洗い流す
10分程度放置したら、ぬるま湯でやさしく洗い流してください。パック後は、化粧水と乳液で肌を整えましょう。
7-2 アボカドパック
出典:123RF
“森のバター”とも呼ばれるアボカドのパックは保湿やたるみに効果的です。脂分がたっぷり含まれているため、肌がぷるぷるになるという声も。用意するものは、アボカドとハチミツです。
7-2-1 アボカドにハチミツを加える
熟れたアボカドを用意し、大さじ1杯程度をくり抜きましょう。スプーンなどでつぶしてクリーム状になったら、小さじ1杯程度のハチミツを混ぜていきます。完成したら、肌にやさしく置いていきましょう。
7-2-2 洗い流す
10分程度置いたら、ぬるま湯でしっかり洗い流しましょう。パック後は、通常のスキンケアで肌を整えます。
8 まとめ
気になるパックは見つかりましたか?顔パックは、日々のお手入れにひと手間加えるだけなので、簡単にケアできるのがうれしいですよね。正しい使用方法を守れば、見違えるような肌に生まれ変わるでしょう。また、顔パックには、肌を整えるだけでなく心を癒す効果もあります。肌がきれいに生まれ変わると、心も晴れやかになりますよね。日々頑張っている自分にご褒美をあげて、新たな気持ちで翌朝を迎えましょう。