Contents
3 子供の愛情不足を解消する4つの方法
出典:PIXTA
ここまで読んで、いつの間にか子供に寂しい思いをさせてしまっているのではと、危機感を覚えた方もいらっしゃることでしょう。ここからは、愛情不足を解消する方法を4つご紹介していきます。
3-1 要求する愛情に応える
出典:PIXTA
親側からみた「十分に愛情を与えている」という自己評価はどうでもいいのです。先にもお話ししましたが、子供が欲している愛情というのは、自分の存在を肯定してくれていることを常に感じ、安心すること。つまり受け手である子供が満足感を得られていなければ、何の意味ももたないのです。子供の気持ちに寄り添って、理解してあげる接し方、言動を心掛けましょう。
3-2 後回しにしない
出典:PIXTA
「これ、見て!」「ほら、できたよ」といった子供の細かな要望に「ちょっと今忙しいから・・・」と後回しにせず、すぐに応えるようにしましょう。
「あとで」という言葉は、言い換えたら子供のことよりも優先させるべきことがあるということを意味しています。家事や友人とのLINE交換が、子供の存在より大切ということはないはずです。「あなたが1番大事」と子供の要望にはすぐに応え、分かりやすい行動で示しましょう。
3-3 子供の気持ちを受け止める
出典:PIXTA
問題行動を起こした時は、頭ごなしに叱るのではなく、なぜそんな行動をとったのか話し合いましょう。ふてくされて何も語ってくれなくてもよいのです。まずはじっくり子供と向き合い、「そうか、だから○○ちゃんはこうしたんだね」と気持ちを受け止めます。その上で、本来すべきだった行動を優しく教えてあげましょう。
3-4 独り占めできる時間を作る
出典:PIXTA
ママは自分のものだという特別感が大切です。兄弟がいる場合は、パパや祖父母に協力して貰い、1日、半日だけでもその子1人だけと向き合える時間を作りましょう。その時ばかりは、ちょっと甘やかして行きたいところ、食べたい物など子供のわがままにも応えてあげましょう。ただし、おもちゃの購入などカタチに残るものは、帰宅後にトラブルの原因になるので控えましょう。
4 愛情が満たされないままだとどんな大人になるの?
出典:PIXTA
要求している愛情が満たされないまま成長するとどんな大人になるか、ちょっと怖いですが考えてみましょう。
4-1 自信がない
出典:PIXTA
幼少期から親の愛を感じずにいると、親から愛情を注いでもらえない=自分は価値のない人間、という認識を持つようになります。そして自信が持てなくなり、「どうせ自分なんて何をやってもダメなんだ」と消極的になりがちです。結果として、仕事や恋愛など人生のあらゆる場面でつまずき、上手くいかないと思い悩むようになります。
4-2 コントロールできない
出典:PIXTA
親に愛されなかったことで心に深い傷を負い、精神的に不安定になることもあります。その状態で育つと、鬱になり、生きるのが辛くなるかもしれません。
4-3 心身に障害が生じる
出典:PIXTA
愛情不足がストレスになり、身体に異常をきたすこともあります。体が順調に発育しない、知能が伸びないなどの発達の遅れが出てきたり、心因性難聴といって耳が聴こえにくくなったりすることもあります。満足な愛情を受けられなかったり、親からの虐待を受けて育った子供にたびたび見られるケースです。
5 まとめ
親ですから「私なりに愛情をたっぷりかけている」とおっしゃるでしょうし、事実そうなのでしょう。ただし、子供がそれを十分と感じておらず、これらのサイン症状が思い当たるのであれば、早めの対策をした方がいいでしょう。
愛情そのものは既にあるので、あとはそれを子供が満足に感じられるよう、表現するのみです。ここでご紹介したとおり、ちょっとした工夫によって伝えられるはずですので、お互いの親子関係をより良いものにするためにも、是非頑張ってみましょう!
- 1
- 2