
白髪染めというと髪がパサついたり、頭皮がかぶれたり刺激が強いと思っていませんか?今回は、肌が敏感で弱い方や、アレルギーの方にもおすすめの低刺激な白髪染めを種類ごとにご紹介していきます。
◆ 最終更新日:2020年10月7日
Contents
1 要チェックの避けた方が良い成分
低刺激な白髪染めを選ぶ際、特に避けて欲しい成分は、ジアミン系、過酸化水素です。
1-1 ジアミン系
出典:PIXTA
ジアミン系は、ヘアカラーなどで使われる代表的な酸化染料で、パラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、パラアミノフェノール、トルエン-2、5-ジアミンなどがあります。重大な症状のアレルギーを引き起こす可能性があり、一度アレルギーを起こした方は、必ずジアミン系の含まれていない白髪染めを選びましょう。
1-2 過酸化水素
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過酸化水素は脱色(ブリーチ)に使われる成分で、別名オキシドールと呼ばれ、漂白剤や殺菌剤としても使われます。髪や頭皮のたんぱく質を溶かしてしまう作用があり、非常に強い刺激の成分になります。
1-3 その他
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他にも、花粉症などアレルギーを起こしたことがある方は、髪に良い成分として配合されている植物成分に対してもアレルギー反応が出やすくなります。こちらも湿疹やかぶれなどの症状を引き起こす原因になるため注意が必要です。アレルギーについて不安な方は、後に紹介するパッチテストで、自分に合った白髪染めであるか事前に確認をしましょう。
2 刺激が少ない4種の白髪染め
一般的な、髪の内部に染料を入れるヘアカラータイプの白髪染めには、酸化染料や過酸化水素などの刺激の強い成分が含まれています。低刺激な白髪染めを求める方は、次にご紹介する白髪染めの種類から選んでいきましょう。
2-1 カラートリートメント
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髪表面のキューティクルに染料をコーティングさせるため、髪や頭皮にもやさしく、さらにトリートメント効果があります。また、ほとんどの商品にジアミン系の成分が含まれていないため、ジアミン系のアレルギーで白髪染めを諦めていた方でも染めることができます。
デメリットとしては、一度では染まりにくく、色持ちが2~3週間ほどで短いです。また、脱色の作用はないため、元の髪色より明るく染めることもできません。
2-2 ヘアマニキュア
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基本的にはカラートリートメントと同じ染料を髪表面にコーティングするものですが、一度で白髪をしっかりと染めることができます。ヘアカラーのようにすぐに効果を感じたい方はヘアマニキュアの方がおすすめです。
酸性染料を使用することで、髪の傷みを抑えて染めることができますが、髪への補修効果はカラートリートメントと比べるとほとんど期待できません。
2-3 ヘナ
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ヘナはインドなどで親しまれてきた天然の染料です。天然原料100%で染めたいと考えている方におすすめの種類です。
手や足などのタトゥーとしても使用できるやさしい染料ではありますが、ヘナによるアレルギーが起こる可能性もあるため、必ずパッチテストは行いましょう。
2-4 ヘアマスカラ(ヘアファンデーション)
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ヘアマスカラやヘアファンデーションは、一時的に白髪をカバーすることができる種類です。そのため洗髪することで簡単に色が落ちます。白髪染めの放置時間や洗い流す必要がないため、お出かけ前など、気になった数本の白髪を隠すのに便利な種類です。
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