洗い流さないトリートメントは、つけるだけで髪のケアができる人気のアイテムです。クリームやミルク、ミストなどさまざまなタイプがありますが、万能で使いやすく、初心者にもおすすめなのがオイルタイプです。
今回は、オイルタイプの洗い流さないトリートメントについて、使い方や自分に合ったアイテムの見つけ方などをご紹介します。オイルタイプのトリートメントでツヤツヤと輝く美しい髪を目指しましょう。
Contents
1 洗い流さないトリートメントとは
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洗い流さないトリートメントはその名の通り、洗い流す必要のないヘアトリートメントのことです。洗い流すトリートメントが入浴時に使うことからインバストリートメントと言われるのに対し、洗い流さないトリートメントはアウトバストリートメントと言われます。
通常、トリートメントと言えば、内側に浸透してケアすることをイメージしますが、洗い流さないトリートメントはそれだけでなく、外側からのケアも行うことができます。
2 オイルタイプをおすすめする理由
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洗い流さないトリートメントにはいくつか種類があります。サラッとした質感のミルクタイプやミストタイプは補修力の高さが魅力ですが、熱などから髪を守る保護力は弱めです。また、スタイリング剤としても使用できるクリームタイプは髪をコーティングすることはできますが、重くなりがちです。
各タイプ一長一短ありますが、そのなかでも今回おすすめしたいのがオイルタイプです。オイルタイプは洗い流さないトリートメントに求められる効果を全てバランス良く持ち合わせています。
2-1 外部刺激から髪を保護してくれる
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お風呂上がりに欠かせないドライヤーやスタイリング時に使うヘアアイロンの熱は髪にとって大きな負担であり、パサつきやダメージの原因になってしまいます。さらに、枕との摩擦や紫外線など、髪は生活の中でたくさんの刺激を受けています。オイルタイプのトリートメントは髪をしっかりコーティングしてくれるので、これらの外部刺激から髪を保護し、新たなダメージを防止することができます。
2-2 ダメージを補修してくれる
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オイルタイプの洗い流さないトリートメントは、ダメージケアにも効果的です。特にアルガンオイルやホホバオイルといった植物油を使ったトリートメントには、保湿成分や美容成分が多く含まれています。オイルを髪になじませることでそれらの成分がじっくり髪内部に浸透していき、ダメージを補修することができます。
2-3 髪にツヤが出てまとまりが良くなる
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髪の乾燥やパサつきの原因はキューティクルが剥がれてしまっていることにあります。オイルタイプの洗い流さないトリートメントは髪の表面をコーティングしてくれるので、キューティクルをケアするとともに、栄養や水分を髪内部に閉じ込めて保湿し、髪にツヤを与えてくれます。また、コーティングすることにより髪がしっとりまとまりやすくなります。ドライヤーやヘアアイロンを使用する前につけると、髪の広がりやうねりも抑えることができます。
2-4 髪質を選ばない
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オイルタイプの洗い流さないトリートメントは、使う人を選ばないのも魅力の1つです。硬い髪から柔らかい髪、乾燥が気になる髪やダメージヘア、くせ毛などあらゆるタイプの髪質と相性が良いです。
3 自分に合うオイルトリートメントの選び方
オイルタイプのトリートメントには多くのアイテムがあります。価格の安いものやシャンプーと同じラインのアイテム、また、市販のものだけでなく、サロン専売のものもあり、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますね。ここからは、自分に合ったアイテムを見つけるためのポイントをご紹介します。
3-1 テクスチャーで選ぶ
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オイルタイプもとろみがあり粘土の高いものからサラサラしたものなど、テクスチャーはさまざまです。髪質や好みに合ったものを選びましょう。
髪が太い、くせが強い、毛量が多いという方は、とろみのある重めのタイプがおすすめです。一方、髪が細い、柔らかい、毛量が少ない方は重めのテクスチャーだと髪がペタっとしてしまうため、サラサラした軽めのタイプを選びましょう。
3-2 使われている素材で選ぶ
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使われている素材に注目して選ぶのも良いでしょう。椿油やオリーブオイル、ホホバオイル、アルガンオイルなどの植物性のオイルは保湿力が高く、髪の内部まで浸透するのでヘアケア効果が高いのが特徴です。それだけでなく、肌への刺激も少ないので、敏感肌の方も安心して使うことができます。
また、敏感肌の方は、パラベンなどの防腐剤や合成香料、合成着色料、紫外線吸収剤、鉱物油、合成香料といったものが配合されていない低刺激で肌への負担が少ないものを選ぶことをおすすめします。
3-3 補修成分で選ぶ
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髪のダメージ補修をしっかり行いたい方はヘアケア成分にも注目しましょう。アルガンオイルはダメージ毛の補修効果が期待できます。また、髪を構成するたんぱく質であるアミノ酸やプロビタミンなどの水溶性ビタミン、セラミドなどの成分はダメージを受けた部分を補修したり、髪内部に水や栄養分を浸透させて髪を整えてくれます。パッケージに記載されている成分表を見て、これらの成分が配合されているものを選ぶと良いでしょう。
3-4 香りで選ぶ
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香りも商品を選ぶ上で重要なポイントです。毎日使うものなので、自分の好きな香りをまといたいですよね。さまざま香りがあるので、試供品やテスターで香りを確かめるのがおすすめです。香りの強いものが苦手という方は、無香料タイプがおすすめです。
3-5 価格で選ぶ
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お手頃で気軽に購入できるプチプラアイテムから、ちょっと高価なサロン専売品など価格帯もさまざまです。毎日使うものなので価格が高いと使い続けるのは大変ですよね。無理なく購入できるものを選ぶようにしましょう。ここぞという時に使うスペシャルケア用にはハイプライスなものを1つ持っておくのも良いですね。
4 おすすめの洗い流さないトリートメントオイルタイプ10選
たくさんあるオイルタイプの洗い流さないトリートメントの中から、人気の高いおすすめのアイテムをご紹介します。
4-1 モロッカンオイル / オイルトリートメント
モロッコに生育するアルガンオイルの木から抽出した最高級のアルガンオイルのみを使用したヘアオイルです。アルガンオイルは、非常に優れた浸透性を持ち、抗酸化作用を持つビタミンEを豊富に含んでいます。また、髪を育てるフェロール類やトコフェロール類も豊富に含まれているので、うるおいに満ちた輝く髪に整えることができます。
販売価格:¥4,200(税込)
内容量 :100mL
※2020年8月 Amazon調べ
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4-2 エヌドット / ポリッシュオイル
天然由来成分のみで作られたオイルです。保湿効果の高いシアバターオイルも配合されていて、傷んでパサついた髪もしっとりまとまります。ベタつきが少ないタイプなので、さらっとした質感が好みの方や男性にも人気のアイテムです。すっきりとした柑橘系の香り。
販売価格:¥3,740(税込)
内容量 :150mL
※2020年8月 公式サイト調べ
4-3 ロレッタ / ベースケアオイル
つけた後も手にベタつきが残らず、軽いテクスチャーのオイルトリートメントです。思わず触れたくなるようなサラサラの髪に仕上げます。ダマスクローズの香り。
販売価格:¥2,860(税込)
内容量 :120mL
※2020年8月 公式サイト調べ
4-4 オルナオーガニック / ヘアトリートメントオイル
アボカド油、ホホバ種子油、ツバキ種子油、シア脂、オリーブ果実油など、25種類の天然植物オイルで作られたこだわりのオイルトリートメントです。髪に水分や油分を与え、ヘアアイロンやドライヤーの熱から髪を守ります。また、髪にうるおいを与えることでブラッシングによる髪へのダメージを抑えます。ティーツリー&オレンジの爽やかな香り。
販売価格:¥2,200(税込)
内容量 :80mL
※2020年8月 公式サイト調べ
4-5 ミルボン / ディーセス エルジューダ MO
しっとりするのにベタつき感がなく使いやすいヘアオイルです。アフリカの樹齢6千年の巨木からとれるバオバブオイルとオリーブスクワランの働きで柔らかくおさまりの良い髪に整えます。
販売価格:¥2,860(税込)
内容量 :120mL
※2020年8月 公式サイト調べ
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4-6 ロレアルパリ / ヘアオイル エクストラオーディナリー オイル エクラアンペリアル
独自のシャインミラーテクノロジーを採用し、髪1本1本の表面を整え、まるで鏡のように光を反射します。フレンチローズオイルを贅沢にブレンド。髪にまばゆいほどのツヤと濃密なうるおいを与えます。
販売価格:¥2,090(税込)
内容量 :100mL
※2020年8月 Amazon調べ
4-7 アンドハニー / ディープモイストヘアオイル3.0
保湿効果が高いハチミツを90%以上使って作られたヘアオイルです。ベタベタしがちなハチミツを独自の比率で配合し、サラサラの髪に仕上げます。オーガニックオイルを使用し、パラベンや鉱物油、着色料を使用していない肌にやさしい処方です。
販売価格:¥1,540(税込)
内容量 :100mL
※2020年8月 公式サイト調べ
4-8 大島椿 / マルチオイル
髪だけでなく、頭皮や肌のケアにも使用できる多機能オイルです。高い自社基準を満たす椿油だけを使用した、天然椿油100%の植物性オイル。独自の精製技術でにおいやベタつきがなく、酸化しにくいため最後まで快適に使用することができます。無香料、無着色、無鉱物油なので、肌への刺激が気になる方にもおすすめです。
販売価格:¥1,210/¥1,650/¥2,530(税込)
内容量 :40mL/60mL/120mL
※2020年8月 公式サイト調べ
4-9 ルシードエル / アルガンリッチオイル #EXヘアオイル
美容成分を豊富に含み、保湿力が高いアルガンオイルを使用。髪の乾燥、ダメージの原因となる紫外線から髪を守るUVカット処方やドライヤーなどの熱から髪を保護し、乾燥から髪を守るヒートプロテクト処方が施されており、髪をしっかり保護して美しく整えます。ベタつきがなく、さらさらとした使用感でしなやかに輝く髪を演出します。
販売価格:¥949(税込)
内容量 :60mL
※2020年8月 Amazon調べ
4-10 ゆず油 / 無添加ヘアオイル
植物由来原料100%で作られたヘアオイル。伸びやなじみが良く、サラッとした使い心地です。傷んだ髪を補修し、くせやうねりによる広がりを抑えて、うるおいとツヤのある健康的な髪に整えます。シリコン、合成香料、着色料、鉱物油、紫外線吸収剤、パラベン不使用の無添加処方なので、肌への刺激が気になる方にもおすすめです。
販売価格:¥1,100(税込)
内容量 :60mL
※2020年8月 公式サイト調べ
5 オイルタイプトリートメントの使い方
髪にとってのメリットが多いオイルタイプのトリートメントですが、正しく使わないと効果が発揮されないことも。正しい使い方のポイントをご紹介します。
5-1 タオルドライで髪の水気を取る
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髪に水分が多く残った状態では、トリートメント成分が浸透していきません。入浴後に使用する場合には、タオルドライをしてしっかり水気を取り除きましょう。ゴシゴシと荒々しく拭くと摩擦で髪が傷んでしまいます。タオルで髪を押さえるようにしてやさしく水分を取りましょう。
5-2 量をつけすぎない
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必要以上の量をつけると、髪がベタついてしまいます。また、頭皮につくと毛穴詰まりの原因にもなってしまいます。使用する際には適量を守るようにしましょう。商品によって多少異なりますが、ショートなら1~2滴、セミロングなら2~3滴、ロングなら3~4滴が大体の目安となります。
5-3 手のひらでなじませる
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オイルは手のひらによくなじませて使いましょう。指と指の間にまでよくなじませることで、髪全体に均等につけることができます。片手でつけたり、直接オイルを髪につけたりするとムラになってしまいます。手のひらに取ったら、よく伸ばしてなじませましょう。
5-4 やさしく揉み込む
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オイルは髪の内側から揉み込むようにつけます。表面だけにつけてしまうと、ベタついた仕上がりになります。指全体を使って手ぐしで梳くようにしながら、やさしく髪全体に馴染ませましょう。
5-5 根元は避ける
トリートメントをつける場所としては、髪の真ん中から毛先が基本です。根元につけてしまうと頭皮がベタついたり、毛穴詰まりを起こす場合があります。傷みやすい毛先を重点的につけることを意識すると良いでしょう。
6 まとめ
ツヤがある美しい髪になるためには毎日のヘアケアが欠かせません。今回ご紹介したオイルタイプの洗い流さないトリートメントは、髪の内側からのケアもできる上に外部刺激からも髪を守ってくれます。
また、それだけでなく、硬い髪から柔らかい髪、ダメージヘアやくせ毛などさまざまな髪質の方が使える万能アイテムです。ヘアケアに迷ったら、まずこのオイルタイプの洗い流さないトリートメントを使い、美髪ケアを行いましょう。