
女性にとって「髪の毛問題」は、永遠のテーマ!
髪質?毛量?季節?年齢?誰でも必ず悩みがあるのではないでしょうか?
今回は、シャンプーとドライヤーから、あらゆる髪の毛の悩みにアプローチしてみましょう。
1 加齢とともに変化する「髪の毛」
出典:https://pixta.jp/
人間の髪の毛は、基本的には遺伝要素の強い部位です。しかし、髪の毛の質は、生まれた時から死ぬまで一定ではありません。産毛は柔らかく細いですが、成長と共にだんだん硬く太くなっていきます。
そして20~30歳くらいで、髪の毛のピークを迎えます。髪の毛のピークとは、髪自体の質だけでなく髪の毛を生成する組織力のことも指しています。この組織力は、年齢を重ねると衰えていく傾向にあります。30~40代くらいで組織力が衰えてくると、髪の毛が細くなったり、コシがなくなったりします。他にも、抜け毛やパサつきなどの症状が出たり、髪の毛にツヤがなくなったりします。
しかし、加齢のせいにして諦めてしまったらそれまでです。
次の2章では、シャンプーの方法と選び方で、髪の健康法をお教えします。
また、応用編の3章では、見た目に美しい髪の毛に仕上げるための、ドライヤーテクニックを学びましょう。
2 【基本編】健康な髪の毛のために、誰でも簡単にできること
2-1 髪の毛のためのシャンプー選び
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今使っているシャンプーは、本当にあなたの髪の悩みに応えてくれていますか?
例えば「うねる」という悩み一つ取っても、髪質が違えば合うシャンプーも違うのです。
自分の髪質を見極め、目的に合ったシャンプーを見つけましょう。
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2-2 髪の毛のためのシャンプーテクニック
2-2-1 乾いた髪をブラッシング!
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髪の毛を濡らす前に、丁寧にブラッシングをしましょう。これは、髪の毛についたホコリを落としたり、頭皮の皮脂汚れを浮かせる役目があります。
毛穴に付着した皮脂汚れは、自分の手によるマッサージだけでは簡単には落とせません。シャンプーの時に汚れを落としやすくするために、下準備が必要です。ポイントは「髪の毛を濡らす前」です。髪の毛を濡らした後は、汚れが頭皮と髪の毛にくっついてしまい、取れにくくなってしまいます。
2-2-2 予洗いで汚れを落とす!
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最初の予洗いで、髪の毛の汚れは十分に落とすことが出来ます。
また、髪の毛を濡らすことばかりに気を取られ、頭皮が乾いたままになってしまうことが、よくある失敗です。
頭皮は他の部位に比べて薄いので、38℃前後のぬるめのお湯がおすすめです。ブラッシングで浮かせた皮脂汚れを浮かせるようなイメージで洗いましょう。
シャンプーがより効果を発揮できるよう、頭皮も十分に濡らしておくことが大切です。
2-2-3 泡で頭皮をマッサージ!
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シャンプーをする上でのポイントは「泡」と「マッサージ」です。
洗浄力の強弱に関わらず、シャンプーは頭皮にとっては刺激的なものです。その刺激を少しでも和らげるためには、必ず泡立ててから頭皮につけることが大切です。また、泡の方が皮脂汚れと絡みやすく、効率よく洗うことが出来ます。
そして、健康的な髪の毛のためには、マッサージが非常に有効です。血行促進に繋がり、ツヤやハリのある元気な髪の毛が育ちます。頭皮を動かすようなイメージで指の腹を使ってマッサージをしましょう。汚れを取ろうと必死になると、爪を立ててしまう場合がありますが、絶対にNGです!頭皮が傷つき、炎症を起こしたりかゆみやフケに繋がってしまいます。
◆ 関連記事:頭皮マッサージは自宅で出来る!美容師が教える簡単なやり方やコツまとめ
2-2-4 すすぎで髪の毛の運命が決まる!
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どんなに丁寧にブラッシング、シャンプーをしても、最後のすすぎが手抜きになると台無しです。
皮脂汚れの洗い残しはありませんか?シャンプーの洗い残しはありませんか?
この2つを念頭に、とにかく徹底的にすすぎましょう。少しキシキシするくらいが目安です。
2-3 髪の毛のためドライヤー選び
ただ乾かせば良い!?そんなことはありません。ドライヤーへのこだわりは、髪へのこだわりです!
価格もコンセプトもさまざまですので、ぜひ参考にしてみてください。
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2-4 髪の毛のためのドライヤーテクニック
2-4-1 タオルドライで時短!
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濡れた髪の毛は刺激に弱く、傷つきやすい状態にあるので、丁寧に扱う必要があります。タオルドライのやり方次第では、大きなダメージを与える可能性もあります。
まず、タオルは吸水性に優れたものを選びましょう。そして、その吸水力が高いうちに髪の毛を拭きましょう。身体を拭いた後では、タオルの吸水力は落ちてしまいます。
そして、やり方にも工夫が必要です。髪の毛をこすらず、根元から毛先に向かって包み込むようにします。ゴシゴシするのは御法度です。キューティクルが剥がれて、パサつきやゴワつきが出てしまいます。水分を取った後は、すぐに櫛でとかして整えてください。
タオルドライをしっかりやると、ドライヤーの時間が短縮できるので、髪の毛へのダメージを減らすことが出来ます。
2-4-2 髪の毛ではなく頭皮を乾かす!
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ドライヤーのコツは「風向き」と「温度」です。
まずは、キューティクルに逆らわず毛先に向かって風をあてるようにしましょう。また、頭皮から優先的に乾かすことも大切です。髪の毛の方に注力しがちですが、髪の毛の大本は頭皮と毛根です。ここが半乾きのまま放置されてしまうと、頭皮環境が荒れ、髪の毛にも影響が出てしまいます。
また、頭皮の火傷を防ぐために、頭から約15~20cmはドライヤーを離しましょう。
仕上げに冷風を当てるとツヤが出ますので、おすすめです。
3 【応用編】希望別!ドライヤーの効果的な使用法
3-1 ボリュームを出したい!
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ショートヘアはボリュームが命!頭頂部にボリュームを持たせ、襟足をタイトにするのがベストです。
根元が立つように、髪の毛の下から温風があたるようにしましょう。根元がしっかり乾いたら、髪の毛全体に空気が入るようなイメージでドライヤーをあてます。ポイントは、髪の毛の流れと逆向きに乾かすことと、分け目を気にしないで乾かすことです。
最後に分け目をセットすると、頭頂部のボリュームが作りやすくなります。
3-2 ボリュームを抑えたい!
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硬毛、くせ毛、ダメージ毛。
このタイプは、髪の毛が広がりやすい傾向にあるので、ボリュームダウンさせたい方が多いのではないでしょうか。
ドライヤーでボリュームダウンさせたい場合、かける順序と風向きが重要です。まず順序については、一番乾きにくい後方首周り、続いて後頭部から乾かしていきましょう。そして風向きですが、「上から下へ」と「後ろから前へ」の2点を大切にしましょう。その時に、片方の手で髪の毛を風向きに引っ張るのがポイントです。
3-3 カールを出したい!
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毛先にカールを出して、パーマ感を作りたい!
そんな時は、温風と冷風を上手に使い分けましょう。まずは根元をしっかりと乾かし、それから毛先を乾かします。この時に、毛先の毛束を少し取り、手のひらに乗せるように軽く持ち上げてカールが出来た状態を保ちながら温風をあてます。強めにカールを出したいときは、毛先を握るように持ち上げると良いです。
温風をあてた後は、冷風をあてるのをお忘れなく!冷風をあてることで、温風で作り上げたカールを固定することが出来ます。
4 【番外編】悩み別対策
4-1 薄毛・抜け毛
女性の薄毛・抜け毛の原因には、女性ホルモンの一種であるエストロゲンが大きく関わっています。エストロゲンは、28歳前後をピークに分泌量が減少し、その影響で毛穴から生えてくる髪の毛の量が減ったり、髪の毛の寿命が短くなったりします。まずは心身のバランスと生活習慣を整えましょう。
また、髪の毛のために必要な栄養を意識的に摂取することが効果的です。特に大豆イソフラボンはエストロゲンに近い効果があると言われています。
メンタル面と栄養面、双方からバランスを整えることで、女性ホルモンの分泌量を少しでも長く維持し、薄毛や脱毛を阻止することが可能となります。
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4-2 軟毛・細毛
軟毛・細毛の原因の一つとして、髪の毛の成長サイクルが挙げられます。
通常2~6年の周期で徐々に成長し、太くコシのある髪の毛へと成長していきます。しかしヘアサイクルが乱れると、1年程度で生え変わることもあり、未発達のまま生えてきた髪の毛は、細くコシがありません。
まずは頭皮環境を整えましょう。食生活はもちろん、頭皮の血行を良くすることで、髪の毛に質の良い栄養が多く行き渡ります。
シャンプー選びやシャンプー方法、頭皮マッサージなどが有効的です。
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4-3 太毛・硬毛
髪の毛の組織の一部であるコルテックスが多い場合、髪の毛は太くなります。また、髪の毛の表面組織であるキューティクルが厚いと、髪の毛は硬くなります。
髪の毛を細くすることは難しいですが、髪の毛が硬いということは、髪の毛の水分量が少ないということですので、キューティクルケアで柔らかく扱いやすい髪の毛にすることは出来ます。
ドライヤーテクニックで、髪の毛の水分蒸発を防ぐこともできますし、インバス・アウトバストリートメントなどのヘアケアアイテムでケアすることも可能です。
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4-4 パサつき・ゴワつき
髪の毛のパサつき・ゴワつきの原因は、「水分」と「油分」にあります。
夏の紫外線や冬の乾燥など季節的な要因や、カラーやパーマをかけた後のトリートメントケアが不十分なことに起因する場合があります。
その場合、即効性があるのは、トリートメントの使用です。
インバストリートメントで髪の毛の内部に水分を閉じ込め、アウトバストリートメントで油分を補うのが王道ケアでしょう。
また、洗浄力の強いシャンプーは、必要な油分までも取り除いてしまうことがあります。
パサつきが気になる方は、シャンプー選びにもこだわってみてください。
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5 まとめ
いかがでしたか?
シャンプーとドライヤー、どちらも「誰でも毎日」実践できることですね。実践出来そうなことから、ぜひトライしてみてください!