縮毛矯正専門美容室の現役美容師に、特にみんなが疑問に思っている縮毛矯正のことについて、Q＆A方式で答えてもらいました。
縮毛矯正とは何なのか、基本的なことについて詳しく知りたい方はこちらへ→縮毛矯正専門美容室に聞いた！くせ毛から理想のストレートへ
縮毛矯正の疑問に答えてくれたのは・・・
A・One青山店
店長 熊本 泰知さん
美容師歴：15年
出身校：国際理容美容専門学校
Contents
- 1 縮毛矯正への疑問Q＆A
- 1-1 縮毛矯正にも種類があるのですか？
- 1-2 縮毛矯正はどれくらいのくせ毛の人がやるものなんですか？
- 1-3 縮毛矯正をしたら永久にストレートになるというのは本当ですか？
- 1-4 ショートヘアでも縮毛矯正はできますか？
- 1-5 縮毛矯正をやめておいた方がいい髪はありますか？
- 1-6 縮毛矯正は、髪へのダメージが大きいのでしょうか？
- 1-7 縮毛矯正のダメージが大きいなら、ストレートパーマをかけ続ける方がいいのでしょうか？
- 1-8 縮毛矯正をかければ、雨の日の膨張なども解消できる？
- 1-9 縮毛矯正をすると髪がぺたんこになるイメージがあるのですが・・・
- 1-10 初めてでお店を選ぶときのポイントは？
- 1-11 縮毛矯正をかけるのに時間はどれくらいかかりますか？
- 1-12 1ヶ月後に友達の結婚式に参列するのですが、何日前に縮毛矯正をするのがベストですか？
- 1-13 縮毛矯正とカラーは同時にできますか？
- 1-14 子供でも縮毛矯正をして大丈夫ですか？
- 1-15 値段が高い方がいいのでしょうか？また、ダメージが少ないのでしょうか？
- 1-16 スタイリストさんにはどのように注文すれば伝わりやすいですか？
- 1-17 縮毛矯正の後、トリートメントはしてもいいのですか？
- 1-18 縮毛矯正をした日にシャンプーをしてはいけないのはなぜですか？
- 1-19 縮毛矯正をきれいに長持ちさせる秘訣はありますか？
- 1-20 縮毛矯正の後、自宅でのセットでヘアアイロンは使用しても大丈夫ですか？
- 1-21 縮毛矯正はどれくらいの頻度でかけた方がいいですか？
1 縮毛矯正への疑問Q＆A
1-1 縮毛矯正にも種類があるのですか？
A：まず、施術の方法ですが、縮毛矯正は薬剤をつけた髪に熱を加えてまっすぐにするのですが、その熱の加え方がアイロンで挟むか、ブラシを使ってドライヤーでブローしながらするかの2通りがあります。
当店では後者の方法で施術しており、専用のブラシで髪を挟み、ドライヤーの熱を当ててストレートにしていきます。
使用する薬剤もさまざまです。最近新しく登場したものに「酸性NEXT」という縮毛矯正があります。
通常、パーマや縮毛矯正、カラーはアルカリ成分の薬剤を使用します。アルカリ成分が多ければ多いほど効きはよくなりますが、その分髪へのダメージも残りやすくなります。
一方、酸性の薬剤は、ダメージが少ない分、効きは弱くなると言われていました。しかし、自社研究により、酸性でもしっかりストレートに伸ばすことが可能になりました。
縮毛矯正をかけるとき、髪の状態をしっかり判断し、通常の薬剤か酸性矯正の薬剤かを選ぶことで、髪へのダメージが軽減できるようになります。
出典：PIXTA
1-2 縮毛矯正はどれくらいのくせ毛の人がやるものなんですか？
A：とにかくくせをしっかり伸ばしてストレートヘアにしたい人は、くせの弱い強いは関係なく、縮毛矯正がおすすめです。
少しくせを落ち着かせたい、パーマをかけた髪をストレートに戻したいという人は、ストレートパーマの方が向いているでしょう。
また、縮毛矯正をかけると湿気に強くなるので、元々ストレートの髪の人でも、梅雨時期や雨でふわついて膨張するのを軽減するために、縮毛矯正をかける人もいらっしゃいます。
1-3 縮毛矯正をしたら永久にストレートになるというのは本当ですか？
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A：健康な髪に縮毛矯正をかけた場合は、半永久的にストレートがキープされます。
パーマやカラーを繰り返してダメージを受けた髪だと、くせが戻ってくることやストレートになりにくいこともあります。
1-4 ショートヘアでも縮毛矯正はできますか？
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A：前述したように、縮毛矯正はアイロンやブラシを使ったアイロンのブローで熱を加えていく施術なので、最低限アイロンやブラシで挟めるくらいの長さは必要になってきます。
目安ですが、だいたい3cmくらいの長さはあった方がいいでしょう。
ショートヘアだと、短い部分はそんなにくせが目立たないので、トップの長め部分と前髪だけ縮毛矯正をかける人もいらっしゃいます。
1-5 縮毛矯正をやめておいた方がいい髪はありますか？
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A：カラーやブリーチ、パーマを繰り返していてダメージが強い髪は、縮毛矯正をかけても理想のストレートにならない場合があります。
縮毛矯正は、美容室で行う施術の中でも髪への負担が大きいものなので、さらに髪へダメージを与えることにもなります。
また、髪の量が少ない人は、ぺたっとなって薄くなったように感じることもあります。
その時の髪の状態から判断して、お客様の理想に近づくことが難しい場合は、縮毛矯正をお断りする場合もあります。
ただ、最終的には、それでも縮毛矯正をかけたいかどうかお客様が判断され、かける場合は薬剤の選定と美容師の技術力で、なるべく要望に応える努力をさせていただきます。
1-6 縮毛矯正は、髪へのダメージが大きいのでしょうか？
A：薬剤と高温の熱を使った施術なので、美容室で行う施術の中では髪への負担は最も大きなものだと思います。
ですから、薬の選定や施術で万が一失敗すると、ダメージを受けた状態の髪が長い間続いてしまうリスクがあります。
1-7 縮毛矯正のダメージが大きいなら、ストレートパーマをかけ続ける方がいいのでしょうか？
A：ストレートパーマは熱処理を加えない分、縮毛矯正よりは髪の傷みが少なくて済みます。
でも、しばらくすると本来のくせが戻ってくるので、その都度ストレートパーマをかけるとなると、髪への負担は大きくなります。
くせを改善したいなら、何度もストレートパーマをかけるより、縮毛矯正を1度かけてしまった方が、最終的に髪のダメージは少なくなるでしょう。
1-8 縮毛矯正をかければ、雨の日の膨張なども解消できる？
出典：PIXTA
A：一度かけてみると実感していただけると思いますが、梅雨や雨で湿気の多い日でも、髪がふわつかないでまとまってくれます。
縮毛矯正は湿気に強い髪質にしてくれるからです。
1-9 縮毛矯正をすると髪がぺたんこになるイメージがあるのですが・・・
A：縮毛矯正は髪をストレートにまとめる施術なので、当然ボリュームは施術前よりは落ちてしまいます。
髪の量が少ない人だと、余計にぺたんこになったように感じるでしょう。
今流行りのやわらかいスタイルや毛先に動きのあるスタイルがご希望であれば、地毛の立ち上がり部分は活かし、根元を残して縮毛矯正をかけることで、トップのボリュームを落とさずに仕上げることも可能です。
また、全体に丸みのあるやわらかい仕上がりにすることもできますので、担当スタイリストに相談してください。
1-10 初めてでお店を選ぶときのポイントは？
A：やはり、縮毛矯正の経験がたくさんあるお店かどうかを、ホームページなどで調べてから決めることをおすすめします。
縮毛矯正は髪へのダメージが大きい分、美容師の経験や技術で大きく左右される施術です。
施術前にしっかり髪のカウンセリングを行ってくれるかどうかが大切です。
髪の状態をしっかり見ず、ただ薬剤を塗れば髪のくせが伸びるという考えの美容師では、いろんな髪質の人に対応した施術が行えません。
サロン全体がたくさんの縮毛矯正の経験を積み、あらゆる髪質に合った施術を行ってくれるかどうかを見極めて選ぶようにしてください。
1-11 縮毛矯正をかけるのに時間はどれくらいかかりますか？
出典：PIXTA
A：髪の長さや量にもよりますが、施術自体は1時間～1時間半くらいで終了します。
施術前のカウンセリング、施術後のカットやスタイリングの仕上げなどを考えると、最低でも3時間は見ておいた方がいいでしょう。
1-12 1ヶ月後に友達の結婚式に参列するのですが、何日前に縮毛矯正をするのがベストですか？
出典：PIXTA
A：基本的に施術前のカウンセリングでその旨を伺えれば、イベントの時にセットしやすいベストな状態になるような施術を行います。
例えば、前髪に関しては、根元からかけたいという要望があっても、そうすると扱いづらくセットしにくくなることがあります。それを説明した上で、お客様にどちらをとるか判断してもらいます。
1-13 縮毛矯正とカラーは同時にできますか？
出典：PIXTA
A：髪のダメージの状態にもよりますが、基本的にはできます。
忙しくて何度も美容室に足を運べない方もいらっしゃいますし、カラーは外せないという方もいらっしゃいます。
ですから当店では、縮毛矯正とカラーを同時にするとこうなる、色味をしっかり入れたいなら別のタイミングでカラーをするほうがいいなど、アドバイスさせていただいた上で、その方の髪にあった薬剤、施術、トリートメントなどを提案させていただきます。
1-14 子供でも縮毛矯正をして大丈夫ですか？
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A：大丈夫です。基本的に薬剤が地肌につくことはないので、身体への影響もありません。
ただ、施術やアフターケアなどを合わせると2～3時間ほどずっと座っていなければならないので、あまり小さなお子さんだとその時間に耐えられるかという問題は出てきます。
1-15 値段が高い方がいいのでしょうか？また、ダメージが少ないのでしょうか？
出典：PIXTA
A：お店によって価格の違いがありますが、この違いは美容師の技術力と経験値の差にあるのがほとんどだと思います。
施術前のしっかりしたカウンセリング、人それぞれの髪に対応できる豊富な薬剤、さまざまな状況に対応できる経験値、それらを統合した結果が値段に比例しているのではないでしょうか。
ダメージに関しても、しっかりと毛髪診断を行ってくれるお店であれば、それに合わせた薬剤の選定や施術を行ってくれるので、結果的に髪への負担も軽減されます。
当店では、ほかと比較すると高い方かもしれませんが、シャンプー・ブロー・カット込みで18,000円からで提供させていただいております。
1-16 スタイリストさんにはどのように注文すれば伝わりやすいですか？
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A：おなじみですが、希望のヘアスタイルの画像を見せていただくのがベストです。
最近ではSNSなどに投稿されている画像の種類も多いですし、キーワードを入れて画像検索することも可能です。
また、生活サイクルをお話しいただくことも重要です。普段はこういう風にして髪をまとめないといけない、セットしないといけないなど気になる日常のことも話してください。
それらを考慮した上で、お客様の理想のヘアスタイルや髪質にできるかできないか、どうすれば理想に近づけるかなど、最適な施術方法をアドバイスさせていただきます。
1-17 縮毛矯正の後、トリートメントはしてもいいのですか？
A：次の日からトリートメントはしても大丈夫です。
1-18 縮毛矯正をした日にシャンプーをしてはいけないのはなぜですか？
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A：縮毛矯正の施術の最後に、髪をストレートにキープするための固定剤をつけます。
それは空気にたくさん触れさせることで髪が固まっていきます。
サロンでもしっかりシャンプーをしますので、きれいなストレートをキープするためにも、施術をした当日はシャンプーは控えることをおすすめします。
1-19 縮毛矯正をきれいに長持ちさせる秘訣はありますか？
出典：PIXTA
A：定期的にトリートメントを行い、髪にダメージを与えないようにすることです。
また、髪は濡れた状態で長くいるとキューティクルが開いたままでダメージにつながってしまいます。
お風呂やプールなどで髪を濡らした後は、すぐにドライヤーで乾かすようにしましょう。
この時、家庭用のドライヤーだと水分を取りすぎることがあるので、オイルやトリートメントをつけてから乾かすのがおすすめです。
1-20 縮毛矯正の後、自宅でのセットでヘアアイロンは使用しても大丈夫ですか？
A：家庭用のヘアアイロンで、通常行うような使い方であれば問題ありません。
ヘアアイロンの前にローションなどをつけた方が、髪へのダメージも軽減されます。
こちらも、カウンセリング時に、毎日ヘアアイロンを使っている旨をおっしゃっていただければ、それを考慮した施術を行います。
1-21 縮毛矯正はどれくらいの頻度でかけた方がいいですか？
A：前述したように、基本的にダメージがない髪の状態に縮毛矯正をかけると、その部分は半永久的にストレートがキープされます。
ですから、髪が伸びてきて根元のくせが気になってきたら、今度は部分的に縮毛矯正をかけると全体的なダメージが少なくて済みます。
今回ご協力いただいたのは・・・
『A・One青山店』
日本で初めて縮毛矯正専門店として表参道でOPEN。
ドライヤーとブラシで伸ばす手法の縮毛矯正で、ナチュラルな仕上がりのスタイルを提供してくれます。
◆ 住所 ◆
東京都港区南青山3-15-7 クワジマビル1F
◆ 予約受付番号 ◆
0120-06-1600（10:00～19:00）
◆ 営業時間 ◆
平日 ／11:00～21:00
土日祝日／10:00～20:00
◆ 定休日 ◆
水曜日
◆ HP ◆
http://onenext.co.jp/aoyama/
