
シャンプーはノンシリコンにこだわっていても、トリートメントはシリコン入りを使っているという方も少なくないのではないでしょうか。シリコンは髪のコーティング剤なので、指通りをなめらかにするトリートメントには多く配合されている成分です。ノンシリコンシャンプーのシリーズでもトリートメントはシリコン入りというセット商品も少なくありません。
今回はノンシリコンのトリートメントをいくつか紹介しつつ、その効果やメリット・デメリットについても紹介したいと思います。
◆ 最終更新日:2019年2月1日
Contents
1 ノンシリコントリートメントとは
出典:PIXTA
その名の通りシリコンが入っていないトリートメントのことを指します。
シリコンとは、いわゆる髪の表面をコーティングするもので、化学反応を加えて作られた有機化合物のことを言います。トリートメントやシャンプーに使われているのはオイル状のシリコンで、ジメチコン、シクロメチコン、ジメチコールなどがそれに当たります。
2 シリコンは悪ではない
最近では“ノンシリコン”をうたったヘアケア製品が多く出ていて、シリコン入りはダメなのかと錯覚に陥ってしまいますが、シリコンは決して悪いものではありません。実際に、シリコンは医学品や化粧品にも使われるほど安全なもので、万が一、体内に入っても人体に影響を与える心配もありません。
シリコンについて詳しくは以下を参照ください。
>>シリコンシャンプーは本当に害があるの?メリットとデメリットから検証!
3 ノンシリコントリートメントを選ぶ理由
シリコンは悪いものではありませんが、入っていないことでのメリットもあります。もちろんデメリットもあり、向かない人もいるので、その辺りを知った上で自分の髪にはシリコン入りとノンシリコン、どちらが向いているかを選択するのが良いのではないでしょうか。
3-1 ノンシリコントリートメントのメリット
3-1-1 髪にボリュームが出せる
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シリコンで髪をコーティングしないので重くならず、ふんわりとボリュームのある仕上がりになります。また、さらさらの質感で頭皮もすっきりとします。
3-1-2 髪本来の美しさを取り戻せる
シリコンに頼らなくなるので、髪が本来の美しさを取り戻そうとしてくれ、徐々にツヤのある健康的な髪へと変化していきます。
3-1-3 ヘアカラーやパーマが長持ちする
コーティング剤のシリコンが髪に浸透していないので、ヘアカラーやパーマ剤が浸透しやすくなります。ヘアカラーの色持ちも続き、パーマもしっかりかかるようになります。
3-2 ノンシリコントリートメントのデメリット
3-2-1 仕上がりがきしむ
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今までシリコン配合のものを使っていた方はより実感すると思いますが、髪がコーティングされない分、最初はきしみを感じることがあります。髪が絡まりやすくなるのも特徴です。
3-2-2 外的刺激から保護できない
シリコンは髪の表面をコーティングすることで、ブラッシング時の摩擦などから髪を守ってくれますが、ノンシリコンはそのコーティングがないので、摩擦などの外的刺激にさらされてしまいます。
3-2-3 しっとりまとまらない
シリコンが髪につくとその分重みが加わり、おさまりがよくしっとりまとまりますが、ノンシリコンではそれは期待できません。
3-3 ノンシリコントリートメントが向いている人
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以下のような方には、ノンシリコントリートメントをおすすめします。
・髪が細くボリュームを出したい人
・頭皮や髪の油分が多い人
・髪にダメージが少ない人
・ヘアカラーやパーマの効きが弱い人
3-4 ノンシリコントリートメントが不向きな人
出典:PIXTA
残念ながら、ノンシリコントリートメントが向いていない髪の人もいます。以下のような方はシリコン入りのトリートメントを選んだ方が、理想の髪に仕上がります。
・髪のボリュームを抑えたい人
・髪のダメージがひどい人
・頭皮や髪が乾燥している人
4 市販でおすすめのノンシリコントリートメント6選
4-1 ナンバースリー / ORGANICS スムース トリートメント
COSMOS認証(オーガニックコスメ世界統一基準)の厳しい審査をクリアしたオーガニックのトリートメントで、安全性や環境への優しさが認定された工場で製造されています。全成分の99%が自然由来、そのうちの75%に有機植物由来の成分を使用し、たっぷりのオーガニック植物オイルでさらっとツヤめく髪へと導いてくれます。
販売価格:¥2,592(税込)
内容量 :200g
※2019年2月 公式サイト調べ
4-2 フラガール / ふわトリートメント
独自処方のNTFアシッド成分によって、痩せた髪の表面を補強し、髪にハリ・コシを与えてボリュームアップさせてくれます。ノンシリコン、ノンパラベンで髪と頭皮に優しく、オーガニック認定成分やハワイアンボタニカル成分など、こだわり満載。爽やかなピカケ&フラワーブーケの香りで、バスタイムを癒してくれます。
販売価格:¥1,728(税込)
内容量 :490g
※2019年2月 公式サイト調べ
【関連記事】
>>猫っ毛もペタンコ髪もふわっとなる“ふわシャンプー”を使ってみた!
4-2-1 まずはパウチタイプでのお試しがおすすめ!
ふわシャンプー&トリートメントにお試しサイズのパウチタイプがあるのをご存知ですか?
使用感が気になる方や購入を検討中の方はもちろん、旅先での使用も便利なパウチタイプでふわシャンプー&トリートメントの効果を体験してみてください。
販売価格:シャンプー&トリートメントセット¥120(税別)
内容量 :シャンプー10ml/トリートメント10g
※販売場所はイオン、東急ハンズ等の全国のバラエティショップのみ(インターネットでの取り扱いはなし)
4-3 アロマキフィ / ダメージケアトリートメント
アロマセラピーの観点から、ホルモンバランスを整え、美髪にアプローチする天然精油のみを香料としてブレンド。ノンシリコンながら、たんぱく質の構成に必要なアミノ酸を補い、ダメージヘアも内側と外側からしっかり補修・保湿してくれます。
販売価格:¥2,480(税込)
内容量 :500ml
※2019年2月 Amazon調べ
4-4 LAPIDEM / D&R トリートメント
出典:http://www.lapidemstore.com/
ノンシリコンなのはもちろん、パラベン・パラフィン・PEG・ラウレス硫酸・合成着色料・オレフィンスルホン酸・鉱物油も配合しない8つのフリーを提唱。天然由来成分95%で27種類の植物の美容成分により、弱った頭皮と髪に栄養とうるおいを与えてくれます。
販売価格:¥3,024(税込)
内容量 :500ml
※2019年2月 公式サイト調べ
4-5 ベーネ / ブルーリア デリシャスSPA トリートメン
ノンシリコン&ブルーベジタブルのなめらか酵素クリームが、頭皮から毛先にまでうるおいを与え、根元からさらふわな素の髪へ導いてくれます。
販売価格:¥972(税込)
内容量 :530ml
※2019年2月 公式サイト調べ
4-6 ヴェレダ / オーガニック ヘアトリートメント
保水力に優れた有機オート麦や有機ホホバ種子油、有機シアバターが髪を集中補修し、ノンシリコンでもうるおいのある髪に仕上げてくれます。週1~2回の集中ケアとして使用するだけでも、ハリ・コシのある質感になります。
販売価格:¥2,376(税込)
内容量 :150ml
※2019年2月 公式サイト調べ
5 ノンシリコントリートメントの正しい使い方
基本的には通常のトリートメントと使い方は同じです。つける前にタオルで水分をある程度取り除いたり、根元にはつけず髪の中心から毛先にかけてつけたり、浸透させるためにしばらく放置したりという点はシリコン入りのトリートメントと同じです。
ただし、ノンシリコントリートメントは、シリコンの代わりにオイル系の成分が多く配合されている商品が多いです。そのため、つけすぎると重くなり、仕上がりがべたっとなる可能性があります。髪の量に合わせて、商品に書いてある使用量を目安に適量をつけるよう注意しましょう。
6 ノンシリコンのヘアカラートリートメントおすすめ3選
髪をケアしながら着色してくれるヘアカラートリートメントにもノンシリコンタイプがあります。
6-1 フラガール / カラートリートメント
ノンシリコンに加え、豊富なオーガニック成分も配合し、頭皮の皮脂を調節。頭皮にうるおいを与え、頭皮環境を整えてくれます。真珠由来成分配合で美しいツヤとなめらかな手触り感を与えながら、髪を傷めずして白髪を染めてくれます。
販売価格:¥2,160(税込)
内容量 :250g
※2019年2月 公式サイト調べ
【関連記事】
>>カラートリートメント『フラガール』の新色アッシュブラウンを試してみた!
6-2 利尻 / ヘアカラートリートメント
髪や肌のことを考えた無添加のカラートリートメント。美容成分が豊富な北海道利尻産の天然利尻昆布に含まれるねばり成分が髪を健やかな状態にしてくれつつ、自然で綺麗な髪色に着色してくれます。
販売価格:¥3,240(税込)
内容量 :200g
※2019年2月 公式サイト調べ
6-3 レフィーネ / ヘッドスパトリートメントカラー
植物由来の天然染料で、生え際から毛先までムラなく染め上げてくれます。7種類の養毛成分と天然アロマエキスで、白髪を染めながらヘッドスパをし、頭皮環境を整えてくれるのも嬉しい点です。
販売価格:¥3,600(税込)
内容量 :300g
※2019年2月 公式サイト調べ
7 まとめ
ノンシリコントリートメントのメリットやデメリットを知った上で、自分の髪には向いているかどうか、なんとなくお分かりいただけたでしょうか。
ノンシリコンブームもあり、ノンシリコンが良くシリコンが悪いというイメージを持たれがちですが、そうではないことも知っていただけたかと思います。世間のブームに振り回されず、髪質やダメージの状態を見極め、自分の髪や頭皮に良いトリートメント選びをしてみてください。